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タイムカードアプリとは?紙タイムカード廃止で得られるメリットとおすすめサービス

タイムカードアプリとは?紙タイムカード廃止で得られるメリットとおすすめサービス

最終更新日:2025-11-05

紙のタイムカードを廃止して、勤怠管理のシステム化を検討している中小企業の人事総務担当者へ。タイムカードアプリの仕組みや費用感をはじめ、導入のメリット・デメリット、導入時の注意点とあわせておすすめのサービスを紹介します。

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目次

タイムカードアプリとは?

タイムカードアプリとは、PCやスマホを使って出勤・退勤などの勤怠を記録できるアプリです。紙のタイムカードのように打刻機を使う必要がなく、データがシステム内に自動で蓄積・集計されるため、手作業によるミスや集計の手間を減らせます。

アプリによっては出退勤の登録・集計以外にも、位置情報を利用したGPS打刻機能、休暇や残業の申請・承認機能、残業時間超過や打刻忘れを知らせるアラート機能、フレックスタイム制への対応など、勤怠管理を効率化する様々な機能が備わっています。

本記事ではタイムカードアプリについて、メリットや費用の相場感、選び方などをわかりやすく紹介していきます。なお、勤怠管理のシステム化について、より詳細を知りたい方は「勤怠管理システム比較17選」や「勤怠管理アプリ15選」も参考にしてください。

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紙のタイムカード運用の課題

紙のタイムカードは、長年多くの企業で使われてきました。しかし、アナログでの運用は、集計や保管の手間がかかり、打刻もれやミスも浮き彫りになってしまうことが課題として挙げられます。

ここでは、紙のタイムカード運用で生じやすい課題を整理して紹介します。

集計作業の負担がかかる

紙での運用の場合、勤怠の締め日になるとタイムカードを回収し、1枚ずつ打刻時間を確認してExcelに転記、集計。複数拠点がある場合は、各拠点からカードを集める手間も発生します。更に、打刻もれや記入ミスが見つかれば、一人ひとりに確認が必要です。

結果として、勤怠締め作業だけで数日かかってしまうこともあり、担当者の大きな負担になっています。

書類の保管や運用コストがかかる

予備のタイムカードの在庫確認や、使用済みカードを年月ごとにファイリングして保管するなど、紙のタイムカードの運用には意外と手間がかかります。使用済みタイムカードは5年間の保管義務があるため、保管スペースの確保や管理も大きな負担です。

また、残業や休暇の申請・承認をシステム化していない場合、「どこまで申請を確認・承認したか」が管理しづらいのもネックです。申請に不備があった場合は別途電話やメールで対象者に連絡しなければならず、差し戻しも煩雑になりがちです。

労働時間が把握しにくい

紙のタイムカードでは、労働時間をリアルタイムで集計できないため、月の途中で勤務状況を正確に把握することができません。その結果、月末になって残業の超過や休憩未取得に気づくケースが多く、労働基準法や36協定に違反するおそれがあります。

働き方をアップデートしにくい

テレワークや直行直帰といった柔軟な働き方を導入しようとしても、紙のタイムカードでは対応が難しく、結果的に導入を断念してしまうケースが少なくありません。働き方改革が進まないと、離職が増えたり、人材の確保が困難になるといった悪循環につながりかねません。

 

タイムカードアプリのここがすごい

近年のタイムカードアプリは、単に「出退勤を記録して勤務時間を集計する」だけではありません。多様な働き方や勤務形態に対応できる便利な機能を搭載しています。

多様なデバイスを打刻機として扱える

従来の打刻機といえば、専用の端末にタイムカードを差し込んで「ガシャン」と記録するのが一般的でした。しかし、タイムカードアプリなら、専用端末に限らず、様々なデバイスを打刻機として代用可能。働き方や勤務形態に合わせて、多様なデバイスを打刻機の代わりにできるのが、アプリならではの大きな強みです。

たとえば、オフィスに共有のタブレット端末を設置しておけば、従業員は画面の打刻ボタンから出退勤の記録が完了。設置スペースも最小限で済みます。個人のPCやスマホを使って打刻できるものを利用すれば、テレワーク中や直行直帰の従業員も正確な勤怠登録が可能です。

様々な打刻方法を選べる

PC・スマホ・タブレットの画面からボタンを押して出退勤を記録する方法のほかにも、タイムカードアプリでは様々な打刻方法を選べます。たとえば、スマホアプリでの顔認証や、専用リーダーを接続した指紋・静脈などの生体認証を利用すれば、厳密な本人確認を行いながら勤怠記録を残せます。

ほかにも、端末の位置情報を活用したGPS打刻を利用すれば、打刻時の位置情報が管理画面に自動で反映。現場に到着していないのに出勤打刻をするような不正を防げます。

複数の部署・拠点を一元管理できる

タイムカードアプリを使えば、離れた場所にある拠点や店舗でも勤怠データがクラウドに集約され、本部で一元管理できます。紙のタイムカードを集めたり、拠点ごとに集計したりする必要はありません。残業時間の超過や有給休暇の未取得といった労務状況もリアルタイムで確認できるため、早めの対応や調整が可能です。

事務リソースを一極集中させることで、拠点ごとに担当者を配置する手間やコストも削減でき、効率的な運用が実現します。

多言語表示に対応している

日本人以外のスタッフが働く職場も増えており、勤怠管理アプリの多言語対応はますます重要になっています。タイムカードアプリなら、従業員ごとに画面の表示言語を切り替えられるため、言語の違いによる操作ミスや確認もれを防げます。詳細を知りたい方は、「英語対応の勤怠管理システム11選」をご覧ください。

アプリによっては、英語だけでなく、中国語やベトナム語、インドネシア語、タイ語など、言語の切り替えバリエーションが豊富なものもあります。

 

タイムカードアプリ導入のメリット

タイムカードアプリを導入することで、これまで現場を悩ませてきた「打刻ミス」「タイムカード・書類の管理」「法令対応」「リアルタイムでの状況把握」などの課題を解決できるようになります。

以下に主要なメリットと、それを支える具体的な機能を紹介します。勤怠管理のデジタル化について詳細を知りたい方は、「勤怠管理のデジタル化」の記事をご覧ください。

集計の自動化とミス削減

タイムカードアプリを使えば、従業員が打刻した勤怠データを自動で集計できます。手作業による入力や計算が不要になるため、転記ミスや集計もれといった人的エラーを防止できます。

中には、従業員の打刻忘れや残業時間の申請もれなどを自動で検知し、本人や管理者に通知する機能を備えたアプリも。これにより、締め日前に慌てて確認することもなくなり、日常的に正確な勤怠データを維持できます。

書類の保管・運用コストの削減

紙のタイムカードを運用する場合、使用済みカードの仕分け・保管や、新しいカードの配布、残業・休暇申請書の印字・配布など、様々な事務作業が発生します。

タイムカードアプリを導入すれば、勤怠データをすべてクラウド上で管理できるため、紙の印刷や保管が不要です。また、残業や休暇の申請もPCやスマホで完結。管理者は外出先からでも承認や差し戻しができ、スキマ時間を活用した勤怠管理が実現します。

リアルタイムでの労働時間把握

従業員が毎日登録した出退勤データは、タイムカードアプリ上で自動的に集計され、リアルタイムで確認できます。そのため、月末を待たずに残業時間の超過や従業員ごとの勤務時間の偏りを早期に把握することが可能です。

また、データをもとに業務量を調整したり、人員配置を見直したりできるため、過剰な残業の防止や、無駄な人件費の削減につながります。このように、勤怠データを単なる管理のためだけでなく、働き方を最適化するための情報として活用できるのも利点です。

テレワークなど柔軟な働き方に対応

テレワークやフレックスタイムなどの多様な働き方を導入するには、どこにいても勤怠を記録できる環境を整えることが欠かせません。タイムカードアプリなら、個人のPCやスマホから出退勤を登録できるため、オフィス以外の場所でもスムーズに打刻が行えます。

また、GPS打刻や顔認証機能を備えたアプリなら、なりすましによる不正打刻を防ぎながら、正確な勤怠管理を実現できます。

法令遵守とコンプライアンス強化

働き方改革関連法の施行以降、企業には労働時間の適正管理や有給休暇の取得状況の把握など、法令遵守がより強く求められています。

タイムカードアプリを導入すれば、従業員の出退勤時刻の記録だけでなく、残業時間や有給休暇の取得状況・残数も自動で算出。また、36協定と照らし合わせて、残業時間の上限を超えそうな従業員や、有給休暇の未取得者にアラートする機能を活用すれば、より確実にコンプライアンスを強化できます。

 

タイムカードアプリの料金・費用感

タイムカードアプリの料金は、従業員数や利用する機能の範囲によって変わります。

タイムカードアプリの料金体系

タイムカードアプリの料金体系は、「従業員数 × 月額料金」の他、必要な機能をオプションで追加する仕組みが一般的です。

たとえば、「出退勤の打刻」「勤務データの自動集計」「休暇管理」などの基本機能は、概ね標準プランに含まれていますが、その一方、「申請・承認ワークフロー」「長時間労働者、休暇未取得者へのアラート通知」などの機能は、上位プランやオプションとして提供されるケースが多いです。

また、初期設定や導入サポートに別途費用が発生するサービスもあるため、月額料金だけでなく導入・運用コストをトータルで比較することが重要です。

タイムカードアプリの規模別シミュレーション

タイムカードアプリの料金は、1名(ID)あたり月額100円〜500円程度が一般的な相場です。基本的な勤怠管理のみを行うシンプルなプランであれば100円前後、ワークフローや給与計算機能など、付帯機能が充実した高性能なプランになるほど料金は高くなります。

料金体系をわかりやすく公表している「レコル」のプランを例に見てみましょう。

従業員規模 勤怠管理プランの場合(月額100円/ID) 勤怠管理+給与計算プランの場合(月額300円/ID)
20名 3,000円(30名以下は一律3,000円) 6,000円
50名 5,000円 15,000円
100名 10,000円 30,000円

上記した「レコル」のように従業員問わず最低利用料金を設けているアプリもあれば、それとは反対に「◯名まで無料」といった条件を設定しているアプリもあります。たとえば、「HRMOS勤怠」では、基本機能を30名まで無料で利用できるプランが提供されています。

無料アプリと有料アプリの違い

タイムカードアプリの中には、ずっと無料で使えるものや、一定期間だけ無料で試せるものもあります。ただし、多くの無料アプリには、利用できる人数や機能に制限があるのが一般的です。残業アラートやワークフローといった高度な機能が使えなかったり、データの保存期間が短い、カスタマーサポート体制が限定的といったケースも見られます。

一方、有料アプリは1名(ID)あたり月額100〜500円程度で、法令対応やデータの長期保存、サポート体制が整備されています。中長期的な運用を検討する企業やコンプライアンスを重視する企業には、有料アプリの導入が適しています。

 

タイムカードアプリの選び方

タイムカードアプリは、大きく以下2つのタイプに分けられます。コストと必要な機能のバランス、更に運用体制との相性を見極め、自社に最適なアプリを選びましょう。

  • 月額100~200円の手頃な価格で利用できるタイプ
  • 月額300円~で豊富な機能を利用できるタイプ

以下、それぞれのタイプに分類される主なタイムカードアプリと、その特徴を紹介します。

月額100~200円の手頃なタイプ

基本機能の内容はアプリによって異なります。有給休暇管理や申請ワークフロー、残業超過・有給休暇未取得時のアラート通知などは、オプションや上位プランで補えるタイプが多いです。

レコル 基本的な勤怠管理機能をすべて使えて月額100円/ID。アラートや申請・承認ワークフローにも対応。オプションを追加すれば、給与計算までまとめて運用できる。
HRMOS勤怠 基本機能は30名まで無料。無料プランでもGPS打刻が利用できるほか、多様な打刻方法を備える。有給休暇管理・シフト管理などはオプションで追加可能。
CLOUZA GPS打刻やアラート通知、シフト管理などの基本機能を標準で利用可能。有給休暇管理や申請・承認ワークフロー、在宅勤務管理はオプションとなる。最低利用料金が設定されていないため、少人数でも導入しやすい。
スマレジ・タイムカード 月額100円/IDのスタンダードプランでもGPS打刻や顔認証に対応。給与計算やシフト管理、規定違反時のアラート機能などは上位プランでカバーしている。

月額300円~の高機能タイプ

勤怠管理に必要な機能を一通り利用できるのはもちろん、GPS打刻やジオフェンシング(指定した場所以外の打刻を制限できる機能)、海外拠点の打刻管理をするためのタイムゾーン設定など、より高度な機能を利用できるものも。また、費用を追加してほかのシリーズ製品と連携すれば、給与管理やデータ分析、労務管理などの機能を利用できるものもあり、バックオフィス業務を一元管理可能です。

KING OF TIME 月額300円/IDという低価格で、テレワークへの対応、有給休暇管理、申請・承認ワークフローなどすべての機能を利用可能。給与計算・データ分析など同社の他システムと連携しても追加費用なし。
freee勤怠管理Plus GPS打刻やアラート通知、勤務間インターバルの計算、シフト管理など、勤怠管理に必要な機能をそろえて月額300円/ID。タイムゾーンも設定でき、海外拠点での打刻管理に対応する。
ジョブカン勤怠管理 出勤管理、シフト管理、休暇・申請管理、工数管理の中から必要な機能を組み合わせて利用できる。日勤・夜勤・宿直などの複雑な勤務形態の管理やGPS打刻、ジオフェンシングに対応。英語・韓国語・スペイン語など、6カ国の言語への切り替えにも対応する。
ジンジャー勤怠 GPS打刻やジオフェンシングに対応し、顔認証による本人確認も可能。追加費用なしで、フレックスタイムの管理や残業時間の上限規制などを目的としたアラート通知にも対応する。英語やインドネシア語、タイ語を含む5言語に切り替えできる。
Teasy GPS打刻、シフト管理、ワークフローや勤務間インターバルの設定が可能。タイムゾーンにも対応し、現地時刻で打刻できる。チーム全体の残業状況が可視化されるのが大きな特徴。

 

主なタイムカードアプリ(月額100~200円の手頃なタイプ)

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RecoRu(レコル)(中央システム株式会社)

レコル公式Webサイト

(出所:RecoRu公式Webサイト)

勤怠管理に必要な機能を月額100円/IDの低価格で利用できるタイムカードアプリ。PC・タブレット打刻に加え、入館証や交通系ICを使ったICカード打刻、生体認証、Slack連携など様々な打刻に対応。専用のスマホアプリを利用すればGPS打刻も利用可能だ。テレワークや直行直帰など勤務実態が見えにくい環境でも、不正打刻を防ぎ正確な勤怠管理が実現する。
また、複数拠点を持つ企業の場合、拠点ごとに従業員の勤務状況を確認・集計できるのが特徴。残業超過や打刻忘れは従業員・管理者双方にアラート通知されるため、早期に修正する体制が整い、正確な勤務実態の管理に役立つ。
給与計算オプションを追加しても月額300円/IDで利用可能。コストを抑えつつ、勤怠管理から給与計算までまとめて管理できる。打刻画面の出勤・退勤ボタンが見やすく色分けされており、PC操作に不慣れな従業員でも迷わず操作できるのも魅力だ。

  • 料金:月額100円/ID(勤怠管理プランの場合)※最低利用料金3,000円

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HRMOS勤怠(株式会社ビズリーチ)

HRMOS勤怠公式Webサイト

(出所:HRMOS勤怠公式Webサイト)

シリーズ累計導入社数10万社以上を誇るHRMOSシリーズの勤怠管理版。PC・スマホ・タブレットの打刻に加え、ICカード、生体認証、Slack・LINE打刻などあらゆる打刻方法が利用できる。GPS打刻にも対応しているため、リモートワークや外回りの多い職種でも安心。また、労働基準法や36協定・社内ルールに基づいて、勤務規定時間を超える前にはアラート通知するよう設定可能。長時間労働の防止など労務管理も期待できる。
基本機能は30名まで無料で利用可能。基本機能には年末調整機能も含まれており、提出状況の確認から書類の回収・保管までをオンラインで完結。人事労務担当者の業務負担を大幅に軽減する。Web給与明細の出力も無料で、毎月の紙出力や配布の手間を省くことが可能だ。
また、オプション(月額100円〜/ID)を追加すれば、申請ワークフローや有給休暇・時間単位の有給休暇の付与などより柔軟な勤怠管理を行える。

  • 料金:30名まで無料、初期費用なし ※有料オプションあり

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CLOUZA(アマノビジネスソリューションズ株式会社)

CLOUZA公式Webサイト

(出所:CLOUZA公式Webサイト)

打刻機の老舗メーカー「アマノ」が提供するタイムカードアプリ。PC・タブレット・スマホやICカード、QRコードでの打刻に対応する。別途同社のWi-Fi機能搭載タイムレコーダーと連携すれば、従来通り紙のタイムカードを使いつつ、打刻データのクラウド管理が実現。PCやスマホでの出勤状況確認や、時刻の不正な改ざん検知もできる。
従業員用の打刻画面には、出退勤ボタンに加え、個人あてのお知らせや勤務表も表示可能。打刻忘れや残業超過などのエラーはお知らせで即時に通知されるため、従業員自身による自発的な修正を促しやすい。また、管理者用の操作画面はエラー箇所が色分け表示されるため、打刻状況の不備を一目で把握できる。
スマホやタブレットの位置情報を活用すれば、GPS打刻も利用可能。有給休暇管理や申請・承認ワークフローのオプション(月額150円/ID)を追加すれば、費用を抑えながら利用用途を拡張できる。

  • 料金:月額200円/ID

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スマレジ・タイムカード(株式会社スマレジ)

スマレジ・タイムカード公式Webサイト

(出所:スマレジ・タイムカード公式Webサイト)

飲食や小売店、サービス業を中心に多くの導入実績を持つタイムカードアプリ。打刻はWebブラウザ、スマホ、タブレットに対応しており、自宅や出先からも打刻可能。端末の位置情報を活用すれば、GPS打刻や打刻可能エリアを制限できるジオフェンシング機能も利用できる。更に、打刻と同時に写真撮影が行われる「笑顔認証」を使えば、なりすましの防止も可能。
勤怠管理に特化したスタンダードプラン以外にも2種類のプランが存在。プレミアムプランでは、給与計算、変形労働時間制の管理、休暇管理、年末調整までカバー。プレミアムプラスプランでは、36協定の限度時間を超えた時間外労働や、有給休暇未取得時のアラート通知など、法令遵守をサポートする機能も付属している。
従業員数数十名の小規模事業所から、数百〜1,000名以上の事業所まで幅広く導入されている。

  • 料金:月額2,200円/10名(プレミアムプランの場合)

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主なタイムカードアプリ(月額300円~の高機能タイプ)

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KING OF TIME(株式会社ヒューマンテクノロジーズ)

KING OF TIME公式Webサイト

(出所:KING OF TIME公式Webサイト)

利用者数420万人を超えるタイムカードアプリ。Webブラウザやスマホアプリからの打刻はもちろん、PCのログオン・ログオフと連動した打刻や、指紋・顔・静脈認証、ICカード専用端末による打刻など多彩な打刻方法に対応する。専用アルコールチェッカーを利用すれば、出退勤打刻と同時に呼気確認ができるため、ドライバーの安全管理が重要な運送業や配送業などにも最適だ。
スマホアプリの位置情報を活用したジオフェンシング機能を使えば、打刻可能範囲も指定可能。テレワークや客先常駐、直行直帰など勤務実態が見えにくい働き方でも正確な勤怠管理が実現する。
一律月額300円/IDで、フレックスタイムやテレワーク対応の勤怠管理、有給休暇管理、ワークフローなどすべての機能を利用できるのも強み。料金内で人事労務管理、給与計算、勤怠データ分析機能なども利用可能で、バックオフィス業務を一元管理できる。

  • 料金:月額300円/ID

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freee勤怠管理Plus(フリー株式会社)

freee勤怠管理Plus公式Webサイト

(出所:freee勤怠管理Plus公式Webサイト)

クラウド会計ソフトでおなじみのfreeeが提供するクラウド型勤怠管理アプリ。PCやスマホ、ICカード打刻に加え、生体認証、LINE WORKSでの打刻などに対応。スマホの位置情報を活用したGPS打刻も利用でき、位置情報を取得できない場合は打刻できないようにすることも可能。勤務実態が把握しづらい外回りやテレワークでも安心して利用できる。
打刻もれや申請のない残業は、管理者・従業員それぞれにアラート通知されるため、勤怠管理の抜けや長時間労働を未然に防止。残業時間の上限や休日出勤回数の上限も細かく設定できるため、法令遵守だけでなく従業員の健康管理にも役立つ。
勤怠管理に必要な基本機能がすべてそろって月額300円/ID。更に、freeeの別シリーズと連携すれば、給与計算や労務管理までクラウド上で完結するため、バックオフィス全体の負担軽減にも効果的だ。

  • 料金:月額300円/ID

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ジョブカン勤怠管理(株式会社DONUTS)

ジョブカン勤怠管理公式Webサイト

(出所:ジョブカン勤怠管理公式Webサイト)

SBI証券やテレビ朝日など大手企業の導入実績豊富な勤怠管理アプリ。変形労働制やフレックス、裁量労働など様々な勤務形態に対応。勤務間インターバルや休暇申請の設定も細かく調整でき、飲食や介護などシフト制が中心の職場に最適だ。
また、PCやスマホ、ICカード、顔・静脈認証など多彩な打刻方式に対応。GPS打刻も利用できるほか、ジオフェンシング機能は、最小半径30mから設定可能。個人だけでなくグループ単位でもエリアを指定でき、拠点ごとの設定変更もスムーズだ。
同アプリの機能のカテゴリは「出勤管理」「シフト管理」「休暇・申請管理」「工数管理」に分かれており、いずれか1つを利用する場合は月額200円/ID。複数カテゴリの機能を利用したい場合は、1つ追加するごとにプラス100円/ID追加される仕組みだ。勤怠管理関連の機能を一通り利用したい場合は、「出勤管理」や「休暇・申請管理」を組み合わせるのがおすすめ。

  • 料金:月額300円/ID(出勤管理・休暇・申請管理を組み合わせた場合)※機能制限のある無料プランもあり

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ジンジャー勤怠(jinjer株式会社)

ジンジャー勤怠公式Webサイト

(出所:ジンジャー勤怠公式Webサイト)

打刻と同時に顔認証機能が立ち上がるタイムカードアプリ。スマホやタブレットから打刻すると自動でカメラが起動し、打刻と同時に顔写真を撮影するため、本人以外のなりすまし打刻を防止。更に、撮影時の笑顔を100点満点で自動点数化する「笑顔判定機能」が付いているため、打刻だけでなくスタッフの体調チェックにも活用可能。
専用アプリを利用すれば、スマホやタブレットからのGPS打刻にも対応。ジオフェンシング機能も搭載しており、外回り営業や建設現場、飲食・小売店など、現場や外出先での打刻が必要な職場の正確な勤怠管理を支援する。
有給休暇の未取得や残業時間の超過を事前に知らせるアラート機能や、フレックスタイム制への対応など、勤怠管理に必要な機能をすべて利用できて月額300円〜/ID。MAZDAや再春館製薬、モスバーガーなど大手企業も業種を問わず導入している。

  • 料金:月額300円〜/ID

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Teasy(テイジー)(Fullon株式会社)

Teasy公式Webサイト

(出所:Teasy公式Webサイト)

残業時間をベースとした「負荷メーター」で業務状況を可視化できる勤怠管理アプリ。各従業員の操作画面に表示される負荷メーターで残業時間をリアルタイムで確認できるほか、会社全体やチームの負荷状況も一目で把握可能。これにより、管理者は業務の偏りを早期に察知でき、タスク配分や労働時間の調整に役立つ。また、残業申請の際は理由をあわせて登録できるため、発生原因の分析や改善にも活用できる。
加えて、休暇管理や申請ワークフロー、36協定への対応といった機能を追加費用なしで利用可能。勤務間インターバルの設定にも対応しており、介護・医療・運輸など、休息時間の確保が求められる職種にも最適だ。更に、残業時間の超過や有給休暇の未取得を自動でアラートする機能も備えている。
操作時間帯によって画面の背景色が変化したり、打刻時に日替わりで任意のメッセージを表示できたりと、楽しみながら操作できるUIも魅力だ。

  • 料金:月額300円/ID ※5名までは無料

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導入前に知っておきたい注意点

導入する際は、単に機能の多さや価格だけで選ぶと、「現場で使いづらい」「自社の勤務形態に対応できない」「バックオフィス業務の効率化が不十分」といったことが起きてしまいます。自社に合ったアプリを導入するために、以下の3点は必ず確認しましょう。

使い勝手が合うかどうか

利用可能な打刻方法や端末が、自社の運用に合っているかどうかは重要なポイントです。

たとえば、工場や施設を拠点にした一斉勤務を行う企業の場合は、事業所の入り口にタブレットを置き、打刻機の代わりとする運用が便利です。そのほか、「ジョブカン勤怠管理」や「ジンジャー勤怠」「スマレジ・タイムカード」は、タブレットでの打刻時に自動でカメラが起動する顔認証機能を標準装備。本人確認の手間を減らし、代理打刻といった不正を防げます。

一方、高齢の従業員などITリテラシーに課題のある方が多い場合は、打刻操作が簡単で直感的に使えるものを選ぶのが良いでしょう。「CLOUZA」は、Wi-Fi機能搭載の専用タイムレコーダーと連携でき、従来通り紙のタイムカードをかざす運用が可能です。印字されたデータはリアルタイムでクラウドにも集約されるので、従来のように出退勤時間を手入力する手間はかかりません。

また、営業などの外回りが多い従業員がいる場合は、スマホでの打刻が可能で、かつ勤務場所も記録できるGPS打刻機能があるアプリを選ぶと便利です。建設業など日ごとに異なる現場に出勤する職種では、「KING OF TIME」のようにジオフェンシング機能があると、現場外からの打刻を制限でき、不正防止に役立ちます。

そのほか、外国籍の人材が多い企業の場合は、画面の表示言語を切り替える機能があるかも確認しておきましょう。「ジョブカン勤怠管理」の場合、画面上の言語を英語、韓国語、スペイン語、タイ語、中国語、ベトナム語の6言語に切り替えられます。

自社の勤怠ルールと適合するか

固定シフト、変則勤務(交替制)、フレックスタイム制、裁量労働制など、様々な勤務形態がありますが、どの形態に対応できるかはアプリによって異なります。自社の就業規則と照らし合わせて、導入予定のアプリが問題なく対応できるかを必ず確認しましょう。また、介護・医療・運輸など、勤務間に一定の休息時間を確保する必要がある職種では、勤務間インターバルに対応したタイプを選ぶことが重要です。

たとえば、「KING OF TIME」や「freee勤怠管理Plus」は、フレックスタイム制や裁量労働制に標準対応。「ジョブカン勤怠管理」の場合も、日勤・夜勤・宿直など、多様なパターンが組み合わさった勤務形態に柔軟に対応可能です。

更に、残業申請や休暇取得申請のシステム化を検討している場合は、承認フローを自社の就業規則に沿った形で運用できるかを確認する必要があります。たとえば、「Teasy」では、最大5段階の承認ステップを踏んだフローを設定可能。同じ階層に複数の承認者を設定することもでき、自社の運用体制に合わせたフローが構築できます。

バックオフィス業務をどこまで効率化するか

タイムカードアプリの中には、勤怠管理以外のシフト管理や給与計算、給与明細の発行、年末調整など様々なバックオフィス業務に対応しているものも。

特に月額300円を超える比較的高機能なタイプは、対応できる業務の幅が広いため、どこまで効率化したいかによって選ぶアプリが変わってきます。たとえば、「KING OF TIME」は勤怠データをそのまま活用して給与計算ができるほか、休暇管理や人事管理といった領域の機能も、追加料金なしで利用可能です。

標準機能で対応していなくても、オプション追加が可能な場合やシリーズ製品との連携で補える場合があります。たとえば、「freee勤怠管理Plus」や「ジンジャー勤怠」は、会計・人事労務ソフトなど、バックオフィス効率化に役立つシリーズ製品のバリエーションが豊富。ゆくゆくは勤怠管理以外の業務も効率化していきたいと考えている企業に最適です。

 

よくある質問(FAQ)

Q:タイムカードアプリは安全?

A:タイムカードアプリ内の情報はクラウド上で管理されますが、通信データは暗号化され、不正アクセス防止のための対策が取られているものが大半。個人情報や勤怠データが外部にもれるリスクはほとんどありません。実際、金融機関や政府機関などもクラウドサービスを活用して、安全かつ効率的な情報管理を行っています。

Q:打刻の不正(なりすまし)は防げる?

A:GPS打刻やジオフェンシング機能に対応したアプリなら、現場に到着していないのに出勤を打刻するような不正打刻を防止できます。また、顔写真撮影で出勤確認するアプリを活用すれば、外出先の打刻でも本人以外のなりすましを防げます。ほかにも指紋や静脈などの生体認証に対応したアプリもあり、不正防止のレベルに応じて選ぶと良いでしょう。

Q:規模の小さい会社でも導入する価値はある?

A:紙のタイムカードやExcelでの手作業による勤怠管理は、小規模な会社であっても労働基準法違反やヒューマンエラーが発生するリスクがあり、集計や確認にかかる業務負担も大きくなります。タイムカードアプリを導入すれば、正確な勤怠管理やバックオフィス業務の効率化、法令遵守の徹底につながるため、規模に関わらず導入する価値があります。

Q:これまでの紙のタイムカードはどうすればいい?

A:労働基準法第109条によると、タイムカードや出勤簿などの勤怠記録は、最後に記録した日から起算して5年間保管することが義務付けられています。そのため、タイムカードアプリを導入した後も、紙のタイムカードは保管対象です。今まで使っていたカードは記録年月ごとに分けて段ボールなどに保管して、必要な時にすぐ取り出せるようにしましょう。

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RecoRu(レコル)

中央システム株式会社

月額1人100円で打刻・勤務集計・データ出力・有休/休暇管理・申請/承認・36協定管理等、追加料金なしですべての機能が使える機能と価格のバランスが優れた勤怠管理...

HRMOS勤怠

株式会社ビズリーチ

一人あたり月額100円から使える勤怠管理システム。30名以下なら無料で利用可能。タイムカード打刻・申請承認・勤怠管理レポート・アラート機能など充実の機能を搭載し...

CLOUZA(クラウザ)

アマノビジネスソリューションズ株式会社

アマノグループが提供する勤怠管理クラウドサービス。初期費用・基本料金なし、月次費用は完全従量課金なので、少人数や繁閑の人数変動があっても無駄なコストをかけずに導...

スマレジ・タイムカード

株式会社スマレジ

小売・飲食・サービス業を中心に豊富な導入実績を持つクラウド勤怠管理システム。勤怠データを利用して自動で給与計算や年末調整もできます。30名までなら無料で勤怠管理...

KING OF TIME

株式会社ヒューマンテクノロジーズ

導入企業65,000社以上。充実の人事給与機能も備えた、市場シェアNO.1のクラウド勤怠システム。規模・業種に関係なく、オフィス、店舗、在宅勤務、外出先など、あ...

freee勤怠管理Plus

フリー株式会社

1ユーザー月額300円で利用可能。初期費用0円。PC・スマホ・アプリ、ICカードや指紋・静脈認証など様々な打刻に対応。位置情報も取得できるため、直行直帰やテレワ...

ジョブカン勤怠管理

株式会社DONUTS

シリーズ累計導入社数20万社。月額200円〜。「出勤管理」のほか「シフト管理」「休暇・申請管理」「工数管理」などを必要に応じて組み合わせて、無駄なく利用可能。...

ジンジャー勤怠

jinjer株式会社

シリーズ累計登録社数18,000社以上。直感的な操作で、誰でも毎日負担なく利用できる勤怠管理システム。GPSや顔認証を利用した多様な打刻方法と効率性の高い管理機...

Teasy(テイジー)

Fullon株式会社

打刻者ファーストのサービス・デザインを提供する勤怠管理システム。労働負荷や残業体質を可視化し、チーム内へ共有。リモートワーク下での一体感の醸成もサポートします。...

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