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社内向けチャットボットおすすめ12選。特徴や利用例は?

社内向けチャットボットおすすめ12選。特徴や利用例は?

最終更新日:2025-02-17

社内での問い合わせ対応の手間を減らしたい方や、よくある質問への回答をチャットボットで自動化したい方へ。社内向けチャットボットの概要や具体的な利用事例や特徴とともに、おすすめのツールを紹介します。

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目次

社内向けチャットボットとは?

社内向けチャットボットとは、社内の問い合わせに対応する自動会話プログラムのことです。特に「FAQや社内ポータルサイトにまとめても、似たような問い合わせが何度も発生する」、「問い合わせ対応に追われて、本来の業務に手が回らない」といったケースに有効です。

また、チャットで質問するだけで解決するので、社内マニュアルやFAQのような用途で、ナレッジの一元管理ツールとしても使え、社内の情報共有をスムーズにします。

社内向けとはいえ、社外向けに活用できるツールもあります。

この記事では、社内に特化したチャットボットはもちろん、社内・社外両対応のチャットボットについても紹介します。

また、社内向け・社外向けを問わず、チャットボットの利用シーンに応じた選び方や比較のポイントなどについては、「チャットボットおすすめ16ツール!タイプ・選び方を紹介|比較表付き」で詳しく解説していますので、必要に応じてご参照ください。

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社内向けチャットボットの利用事例

社内向けチャットボットは、様々な部門やシーンで活用できます。具体的な利用シーンをいくつか紹介します。

社内ナレッジの活用促進

社内チャットボットは社内規則やマニュアルだけでなく、社内で役立つ事例(提案例・プロジェクト実績など)を共有するためのツールとしても利用できます。

たとえば、社員が持つ暗黙知や会社に眠る有益な情報をデータベースとして蓄積し、チャットボットを通じて、必要に応じて取り出すことで社内ナレッジの活用推進が期待できます。

問い合わせ対応の自動化

人事・総務・経理部門

  • マニュアルを参照すれば解決できる手続きや制度の問い合わせは、該当箇所を自動回答。探す手間を省き、業務効率化につながる。
  • 有人対応が必要な問い合わせのみ抽出でき、別の重要な業務に時間を確保できるように。

社内情報システム部門

  • 機器トラブルの解決など、迅速な対応が求められることが多い部門のため、即対応できるチャットボットと好相性。更に、同様のトラブル発生時の自己解決にも役立つ。
  • システムのログインエラーや業務システムの申請方法など、定型の問い合わせに自動対応可能。中には、担当者の工数を80〜100時間削減した事例も。

社内ヘルプデスク

  • やり取りのデータを蓄積・活用することで、雑多かつ単純な問い合わせへの回答レベルの向上・均一化が実現。
  • 多店舗展開している企業の場合、各店舗のサポートとして活用可能。陳列方法、現金の補充方法、棚卸方法など、店舗のオペレーションをサポートできる。

なお、社内FAQで問い合わせを削減する方法を詳しく知りたい方は「社内FAQで問い合わせ削減する3つの方法。作り方も解説」をご覧ください。

休日・夜間対応の実現(小売業など)

チャットボットは365日、24時間稼働するため、土日や夜間の問い合わせにも対応可能です。

そのため、勤務スタッフからの問い合わせ対応のために本社スタッフがルーティンで出社する必要がなくなり、対応人数を最小限に抑えられます。

 

社内向けチャットボットの特徴(社外向けとの違い)

社外向けチャットボットとの違いは、以下の機能が強化されている点にあります。

1.社内問い合わせ対応用のテンプレートを搭載

一般的なチャットボットは、できるだけ多くの質問や回答のパターンを作成する必要があるため、質問・回答集の作成に時間がかかり、運用開始までに時間がかかることも。しかし、社内向けチャットボットの多くは、社内問い合わせに特化した質問・回答データが用意されているため、初期構築の手間を大幅に削減できます。

「HRBrain AIチャットボット」のように、自社特有のオリジナル質問も直感的な操作でテンプレートへ追加できるサービスもあります。

2.学習済みAIで回答精度を担保

AIチャットボットの回答精度は、学習データや類義語登録などのチューニングによって大きく変わります。そのため、最初から学習済みのAIを搭載したツールを活用することで、初期構築や運用時のチューニングの負担を軽減できます。

その一例が「HiTTO」。日本中の人事・総務・労務・経理・情報システムなどのバックオフィスのナレッジを体系化し、膨大な質問パターンを学習済みの「共通AI」を搭載。そのため、FAQデータの作成やシナリオの設計など、通常チャットボットで発生する面倒な準備が不要で、「類義語登録」の必要もありません。

3.社内システム上に設置できる(ビジネスチャット・グループウェア・社内ポータルなど)

SlackやTeamsなどのビジネスチャットツールや、社内ポータル、グループウェアにも設置できるため、別のプラットフォームを開く手間なく、情報の一元管理も実現できます。

たとえば、「PEP(ペップ)」のように、APIを通じて社内の様々な業務システムと連携し、チャットボットからすぐに呼び出せる「バーチャルアシスタント機能」を搭載したシステムもあります。

 

おすすめの社内向けチャットボット(社内向け特化型)

おすすめの社内向けチャットボットを紹介します。まずは社内向けに特化した、AI型ツールから。

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PEP(ペップ)(株式会社ギブリー)

PEP公式Webサイト

(出所:PEP公式Webサイト)

様々なクラウドサービスと連携し、ユーザーの代わりに情報を探してくれるAIチャットボット作成ツール。
Q&Aを簡単にチャットボット化できるため、既存の業務システムを変更せずに、Webサイトやチャットツールを簡単に業務改善ツールとして活用可能。問い合わせ対応・資料探しなどの社内業務にマッチした高精度の自然言語処理に加え、簡単に設定できるユーザー辞書により、業界特有のワードや専門用語にも柔軟に対応する。
ノンプログラミングで設計できるGUI画面も特徴。ドラッグ&ドロップで直感的に操作でき、特別なスキルがなくても利用できる。外部クラウドサービスとの連携に加え、API連携やOAuth2認証に対応。

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HiTTO(HiTTO株式会社)

HiTTO公式Webサイト

(出所:HiTTO公式Webサイト)

大手企業の管理部門を中心に支持される、社内DX特化型のAIチャットボット。共通AIを搭載したキャラクター(企業ごとにプロフィール設定が可能)が、従業員からの質問の意図を自動解析し、回答。従業員から寄せられることの多い100万件以上の質問・回答をAIが事前に学習しているため、FAQデータの作成やシナリオの設計といった面倒な準備は不要。運用開始後も回答精度が自動調整されるので、メンテナンスにかかる時間を大幅に削減できる。
カスタマーサクセスチームの専任担当が、導入構築時のプロジェクト進行から、チャットボット定着のプロモーション支援、他社の成功ノウハウを学べるユーザー会の開催まで、幅広くサポートしてくれる。

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WisTalk(パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社)

WisTalk公式Webサイト

(出所:WisTalk公式Webサイト)

パナソニックが独自開発したAIエンジンを搭載。社内問い合わせ対応に特化したAIチャットボット。
30年以上のAI研究と数万人規模の社内運用ノウハウを活かし、高い回答精度と大規模運用に対応できる機能を備える。
部門ごとに異なるチャットボットの作成やQ&Aの設置が可能で、各部門に最適な回答を提供。アクセス権限も柔軟に設定できる。
そのほか、「生成AI自動回答機能」「Q&Aテンプレートの提供」などにより、導入にあたり最も手間のかかるQ&A準備とメンテナンスの工数を削減できる。

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デジタルバディ(株式会社リコー)

デジタルバディ公式Webサイト

(出所:デジタルバディ公式Webサイト)

生成AIを活用した、リコーの社内データ活用サービス。社内データを管理画面にアップロードするだけで、部門や業務ごとに最適なAIを活用可能。データの準備作業は不要で、登録した情報をもとに生成AIが質問に対する適切な回答を提供する。
ハルシネーションを防ぐ仕組みを採用し、回答の根拠となるドキュメントも提示することで、より信頼性の高い情報提供を実現。
また、「紙や電子の帳票をもとに回答を生成したい」「社内の文書データベースやMicrosoft Teamsと連携したい」といったニーズにも柔軟に対応できる。

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HRBrain AIチャットボット(株式会社HRBrain)

HRBrain AIチャットボット公式Webサイト

(出所:HRBrain AIチャットボット公式Webサイト)

バックオフィス業務を大幅に効率化できる、AIチャットボット。様々なビジネスチャットツールと連携し、AIチャットボットへの問い合わせをスムーズに。更に、社内制度の変更などもチャットツール経由で発信でき、情報共有を効率化できる。
従業員からの問い合わせ傾向をグラフや数値で可視化するダッシュボードを搭載することで、同様の質問に対する回答内容のブラッシュアップが可能。
約500件の一般的な質問と回答を備えたテンプレート機能、シナリオ(ルール型)チャットを直感的な操作で作成できる機能、従業員からの問い合わせ内容をクラウド上に蓄積できる機能、表記ゆれを防止できる機能など、多彩な機能も魅力。

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社内問い合わせさくらさん(株式会社ティファナ・ドットコム)

社内問い合わせさくらさん公式Webサイト

(出所:社内問い合わせさくらさん公式Webサイト)

4分野でのAI関連特許を持つ「AIさくらさんが」提供する、社内問い合わせ向けチャットボット。運用の手軽さが強みで、社内資料をまるごとアップロードするだけで生成AIがFAQを自動生成。対応資料はPDF、テキスト、画像、動画と幅広く、問い合わせ対応の音声履歴からも情報を収集し、最新データをもとに問い合わせ対応ができる。
AIが常に課題を発見・改善するため、定期的なチェックや改善点の洗い出しは不要。専属のデータサイエンティストを含む運用チームのアドバイスやメンテナンスも受けられる。省庁や自治体への導入実績も多く、文章要約や整理、過去施策からの提案や作成支援など、活用の幅も広い。一般企業では、総務の受電件数を75%以上削減した実績も。

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おすすめの社内向けチャットボット(社内・社外両対応型)

続いては、社内向けはもちろん、社外向けとしても利用できるチャットボット5ツールです。

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チャットプラス(ChatPlus)(チャットプラス株式会社)

チャットプラス公式Webサイト

(出所:チャットプラス公式Webサイト)

IT、小売業、官公庁など、20,000社以上の利用実績を持つ、生成AI対応のチャットボット・チャットサポートシステム。
生成AI型・AI型・シナリオ型のチャットボットや、有人・無人・ハイブリッドのチャット機能を用途や目的にあわせて細かく設定できる。
業界別にシナリオを完備し、直感的に操作できる管理画面から誰でも簡単にチャットボットを導入可能。SlackやTeamsといったコミュニケーションツールや、社内システムとの連携にも対応し、情報の一元管理やスムーズな問い合わせ・申請にも役立つ。更に、RPAとも連携できるため、各種パスワードの再発行やワークフローの承認作業の効率化にも寄与。

  • 料金:月額9,800円/2ID(ビジネスライトプラン、年払いの場合)、初期費用なし

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詳細はこちら(インタビューあり)

Zendesk(株式会社Zendesk)

Zendesk_公式Webサイト

(出所:Zendesk公式Webサイト)

AI活用でサポート業務のシンプル化&サービス拡充を実現するZendeskのチャットボット機能。Webサイトやチャット、メッセージング、メール、Slackなど、様々なサポートチャネルに追加できる。
チャットボットが名前やメール、問い合わせ種別などの顧客情報を受け付け、サポートチケットへ自動入力するため、担当者の手間が軽減すると同時に、複雑な問題解決に必要な背景情報を正確に取得可能。チャットボットで解決できない問題は、適切なサポート担当者へ自動で引き継ぎを行う。その際も、サポート担当者が対応に利用できる各種AIツールがそろっている。

  • 料金:月額:55ドル/ユーザー(包括的なSuite Teamプラン)

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公式サイトへ

OfficeBot(ネオス株式会社)

OfficeBot公式Webサイト

(出所:OfficeBot公式Webサイト)

最先端の検索アルゴリズムと対話プロンプト技術を駆使し、社内データと対話しながら最適な回答を導き出すRAGチャットボット。
社内に蓄積されている規定やマニュアル、企画書などを管理画面からアップロードするだけで、専用のAIアシスタントとして利用可能。RAG(Retrieval-Augmented Generation:検索拡張生成)を組み込んだChatGPTを搭載し、一般的な情報ではなく、企業内部の知識に基づいた高度な問い合わせ対応を実現。解析も可能なため、画像や図解の多いマニュアルも社内データとして有効活用できる。
社内の各部署への問い合わせ削減、社内規定やルールの周知、成功事例の共有などに役立つほか、カスタマーサポートにも対応。顧客からの問い合わせに24時間365日対応するといった活用方法も。

  • 料金:要問い合わせ

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PKSHA AI ヘルプデスク(株式会社PKSHA Workplace)

PKSHA AI ヘルプデスク公式Webサイト

(出所:PKSHA AI ヘルプデスク公式Webサイト)

社内外の問い合わせをTeams内で一元管理できる、ナレッジマネジメントプラットフォーム。
独自AIとChatGPTを連携させ、対話ログや各種ドキュメントから回答を自動生成し、問い合わせ対応を効率化。「FAQによる自動応答」「社内ドキュメント検索による自動応答」「有人応対への連携」など、質問内容に応じて適切な解決策を提供するため、ヘルプデスク業務負荷の削減にもつながる。
導入時にFAQデータを準備する必要がなく。スムーズに導入可能。更に、対話ログをもとに登録すべき内容を抽出・週1回提案する「FAQ提案機能」を搭載。自動生成されたFAQは登録可否を人の目で見て判断できるため、実態に即した「使えるFAQページの作成」を簡単に作成できる。

  • 料金:要問い合わせ

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sAI Chat(株式会社サイシード)

sAI Chat公式Webサイト

(出所:sAI Chat公式Webサイト)

高性能な人工知能と手厚い運用サポートがセットになった、AIチャットボットサービス。
類似表現を事前に学習したAIは、導入時から精度95%以上を誇り、担当者の負担を大幅に軽減。更に、専任のカスタマーサクセスチームが、利用率向上施策、FAQの改善提案、KPI管理など、高精度のAIをキープするための運用サポートを一貫して行う。
入力途中に質問文のサジェストを表示する 「質問文サジェスト機能」 など、細部までこだわった豊富な機能を搭載。デザインやサイズを自由にカスタマイズできる柔軟性も備え、企業のブランドイメージにあわせた運用を実現する。

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Service Cloud(株式会社セールスフォース・ジャパン)

Service Cloud公式Webサイト

(出所:Service Cloud公式Webサイト)

セールスフォースによる、顧客満足度の向上や問い合わせ件数の削減に最適なクラウド型カスタマーサポートシステム。
カスタマーサポートに特化したAIを搭載し、顧客管理情報と連携することで、より的確な回答の提示や適切な担当部署への引き継ぎを実現する。
そのほか、FAQとして公開すれば、顧客が問い合わせる前に自己解決できる仕組みを構築可能。また、オペレーター支援にも利用でき、キーワードを入力するだけで蓄積したナレッジを検索できる。経験のない・不慣れな問い合わせにも、迅速かつ適切に対応できるように。

  • 料金:月額19,800円/ID(Enterpriseプランの場合)

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まとめ

社内向けチャットボットとは、社内の問い合わせ対応を自動化する会話型プログラムです。

「社内ナレッジの活用促進」「問い合わせ対応の自動化」「休日・夜間対応の実現」などのメリットがあり、多くの企業で導入が進んでいます。

社外向けチャットボットとの主な違いは、以下の3点です。

  1. 社内問い合わせ対応用のテンプレートを搭載
  2. 学習済みAIで回答精度を担保
  3. 社内システム上に設置できる

また、社内向けチャットボットは、対応範囲や用途によって以下に分けられます。

  1. 社内向け特化型
  2. 社内・社外両対応型

導入目的や運用体制、必要な機能などを考慮し、自社に最適なツールを選んでください。

チャットボットは自社開発も可能ですが、高度な技術や専門知識を持つエンジニア、そして莫大なコストと工数が必要です。更に、構築後のブラッシュアップやこまめなメンテナンスも欠かせません。これらの条件を満たすのが難しい場合は、本記事で紹介したサービスの活用をおすすめします。

社内向けチャットボットをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。

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インタビューやサービス詳細はこちら

PEP(ペップ)

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平均コスト削減実績697万円/年。誰でも簡単にチャットボットを作成でき、様々なクラウドサービスと連携して、社員に代わって必要な情報を探してくれる「業務自動化チャ...

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