人気の勤怠管理システムをお探しの方へ──計723社から回収した独自アンケートをもとに、企業規模別に利用社数の多い勤怠管理システムをランキング形式でご紹介します。
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出退勤の登録や集計をスマホやPCから、ボタン一つで簡単に行うことができる便利な勤怠管理システム。紙のタイムカードや出勤簿やExcelからの切り替えを検討しているものの、「何を導入していいかわからない」とお悩みの方も多いでしょう。
アスピックでは、そんな方向けに勤怠管理システムの導入状況のアンケート調査を実施しました。本記事では、その調査結果をもとに中小・中堅・大手」3つの企業規模別に「導入社数の多い勤怠管理システム」を紹介していきます。
勤怠管理システムの中では、近年はインターネット環境さえあれば手軽に導入できて、安価な月額料金だけで利用できるクラウド型が人気です。アンケート調査でも「何らかのシステムを利用している」と答えた方のうち、「クラウド型」と回答した方が68%にのぼりました。
本記事でもクラウド型を中心に紹介していきます。
勤怠管理システムをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
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まず、規模別に導入社数が多かった、クラウド型の勤怠管理システムを一覧で発表します。
従業員数299名未満の企業で導入社数が多かった勤怠管理システムは以下の通りです。上位3つの勤怠管理システムを紹介します。
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システム名 | 社数 | 割合 | |
---|---|---|---|
1位 | freee勤怠管理Plus | 11社 | 17.5% |
2位 | KING OF TIME | 6社 | 9.5% |
2位 | OBC奉行シリーズ | 6社 | 9.5% |
4位 | ジョブカン勤怠管理 | 5社 | 7.9% |
5位 | HRMOS(ハーモス)勤怠 | 4社 | 6.3% |
6位 | マネーフォワード クラウド勤怠 | 3社 | 4.8% |
(出所:freee勤怠管理Plus公式Webサイト)
多様な打刻方法とシンプルな操作性で、従業員に負担をかけず導入しやすい勤怠管理システム。PCやスマホはもちろん、ICカードや生体認証、LINE連携によるチャット打刻などに対応。位置情報取得もできるため、テレワークや直行直帰の多い仕事、スマホ未所持の現場など様々なシーンに柔軟に対応できる。専任担当による導入支援も提供されているため、ITリテラシーに不安がある中小企業も安心。
<レビュー抜粋>「承認者側ではSlack連携などで通知もいくようなので、確認や連絡の手間が無くスムーズなやり取りで管理できていると思います」「画面のUIも分かりやすく特に困っていることはありません」(従業員規模:31〜100人)
(出所:KING OF TIME公式Webサイト)
導入実績62,000社超、中小企業規模の導入事例も豊富なクラウド勤怠管理システム。1人月額300円のシンプルなワンプライスで勤怠管理以外にも人事労務や給与計算、シフト管理、年末調整などの機能を利用可能。初期費用不要でコストを抑えつつ、バックオフィス全体を効率化できる。多様な打刻手段に対応し、現場環境や勤務形態に応じた柔軟な運用が可能だ。無償サポートに加え、専任担当による有償支援も用意され、安心して導入できる体制が整っている。
<レビュー抜粋>「会社独自の細かい慣習にも応えてくれる充実の機能です。「これはできない」という回答は無いほどで非常に頼もしく思っています」「打刻のまるめ機能があるところが、融通がききよかった」(従業員規模:31〜100人)
(出所:奉行Edge 勤怠管理クラウド公式Webサイト)
80万社で培われたOBCの業務ノウハウを活かした勤怠管理システム。中小企業での導入実績が豊富で、打刻から集計、給与連携までを一元化。スマホによる位置情報付き打刻ができるため直行直帰や現場作業がある場合も安心。超過残業の自動アラート機能、分単位の労働時間管理や有休自動付与機能を搭載しているため、労務管理を強化したい場合にもおすすめ。
従業員数300〜999名の企業で導入社数が多かった勤怠管理システムは、以下の通りです。「OBC奉行シリーズ」(奉行Edge 勤怠管理クラウド)は中小企業向けで紹介しているため、代わりに「SmartHR」を紹介します。「SmartHR」は労務管理システムですが、2025年4月より勤怠管理機能も搭載。労務管理の領域でもともとシェアが高かったこともあり、勤怠管理でも認知が広がっています。
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システム名 | 社数 | 割合 | |
---|---|---|---|
1位 | ジョブカン勤怠管理 | 15社 | 12.5% |
2位 | OBC奉行シリーズ | 10社 | 8.3% |
3位 | TimePro-VG | 8社 | 6.7% |
4位 | SmartHR | 5社 | 4.2% |
4位 | COMPANY | 5社 | 4.2% |
6位 | HRMOS(ハーモス)勤怠 | 4社 | 3.3% |
6位 | KING OF TIME | 4社 | 3.3% |
6位 | ジンジャー勤怠 | 4社 | 3.3% |
6位 | マネーフォワード クラウド勤怠 | 4社 | 3.3% |
(出所:ジョブカン勤怠管理公式Webサイト)
シリーズ累計25万社の「ジョブカン」シリーズの勤怠管理版。中堅企業で求められる多様な勤務形態や雇用形態への対応に加え、必要な機能を柔軟に組み合わせて利用できる、高いカスタマイズ性が特徴。月額200円の安価な値段で、勤怠管理、シフト管理、休暇管理を網羅。操作性もシンプルで、従業員規模が拡大する場合でもスムーズな運用が期待できる。
<レビュー抜粋>「ワークフローの作成に複雑な工程が必要なく、誰でも簡単に操作可能。経路も詳細に設定できるため、入力によって承認者が変わる場合でもある程度対応可能となっている。また、非常に安価な点も高評価」(従業員規模:101〜500人)
(出所:TimePro-VG公式Webサイト)
最大30,000名まで対応可能な高スケーラビリティを備えた、中堅〜大手企業向けの勤怠管理システム。テレワークや変形労働、フレックスなど多様な働き方に対応し、9,999種類のシフト設定が可能。指静脈・顔認証など豊富な打刻手段や全国70拠点の導入・保守支援体制にも強み。知識のない現場社員でも操作しやすいクリックナビゲーションシステムを搭載。「どこを押せばいいか」など迷わず利用できる。
<レビュー抜粋>「勤怠管理に特化しているサービスなので細かい設定が可能」「人事部の煩雑な勤怠時間管理、残業時間管理が容易となる」(従業員規模:501〜1,000人)
(出所:SmartHR労務管理公式Webサイト)
70,000社以上の導入シェアを誇る統合人事労務プラットフォーム。「労務管理」「タレントマネジメント」の2つのバージョンが存在し、勤怠管理は「労務管理」版の一機能として利用可能。共通の人事データベースで一元管理できるのが特徴。固定労働制やフレックスタイム制などの多様な勤務形態に対応し、Webやスマホ、Slackからの打刻も可能。UI・操作性が直感的なのも特徴で、拠点や職種が多様な中堅企業でもスムーズな定着が期待できる。
従業員数1,000名以上の企業で導入社数が多かった勤怠管理システムは、以下の通りです。「ジョブカン勤怠管理」は中堅企業向けで紹介しているため、それに続くシステムを紹介します。
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システム名 | 社数 | 割合 | |
---|---|---|---|
1位 | COMPANY | 17社 | 16.2% |
2位 | ジョブカン勤怠管理 | 7社 | 6.7% |
2位 | ジンジャー勤怠 | 7社 | 6.7% |
4位 | HRMOS(ハーモス)勤怠 | 5社 | 4.8% |
4位 | OBC奉行シリーズ | 5社 | 4.8% |
4位 | TIME-3X | 3社 | 4.8% |
(出所:COMPANY公式Webサイト)
約1,200大手法人グループで利用されている大規模対応型人事システム。勤怠管理のほか、人事・労務業務に対応した機能を網羅的に備えており、大手法人ならではの多様な勤務形態や複雑な給与労務管理、日本企業の商習慣に合わせた運用が可能。グループ会社ごとで制度が違う場合や業種によって働き方が異なる場合であっても、1つのシステムで柔軟に対応できる。
<レビュー抜粋>「操作が誰にとっても簡単で、マニュアルを読み込まなくても直感的に使える点が良いと思います。また導入もしやすかったです」(従業員規模:1,001人以上)
(出所:ジンジャー勤怠公式Webサイト)
共通のHRデータベースのもと、人事・勤怠・給与を一元管理できるクラウド型統合人事労務システム。勤怠データは給与計算や人事評価など関連システムに自動反映。API連携による既存システムとのデータ統合や基幹システムとの連携にも柔軟に対応可能。大規模法人グループで、各社管理手法が違っていたとしてもフローを統合。M&Aや組織再編が発生しやすい企業においても標準化・効率化が期待できる。
<レビュー抜粋>「出社、退勤時のタイムレコードはシンプルな画面で分かりやすく、誰でも簡単に使えます。動作の重さも感じず、使いやすいです」(従業員規模:1,001人以上)
(出所:HRMOS勤怠公式Webサイト)
累計60,000社超の導入実績を持つ勤怠管理システム。無料プランや月額100円/IDの安価なプランのため中小企業向けと思われがちだが、大手企業での導入例も多い。多様な打刻手段に加えて、時間単位の有給休暇管理や届出申請ワークフローなど便利な機能も豊富。特にシステム連携に強みがあり、大規模企業で求められる多様なシステムとの統合や独自基幹システムとの連携にも対応可能。
<レビュー抜粋>「新規立ち上げ拠点のシフト管理の為に導入しました。無料プランでも従業員30名まで利用することが出来るので、とても助かっています」(従業員規模:1,001人以上)
個々の勤怠管理システムを比較検討する際には以下のような点に気をつけると良いでしょう。
規模別の勤怠管理システムに関して、詳細な選び方を知りたい方は「中小企業向け勤怠管理システム14選」「大企業向け勤怠管理システム10選」をご覧ください。
惜しくも選から漏れたものの、アンケートで名前が挙がった勤怠管理システムの中からおすすめのシステムをいくつか紹介します。
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企業のバックオフィスを効率化するサービスシリーズ「マネーフォワード」の勤怠管理版。規模を問わず中小〜大手まで豊富な導入実績あり。給与・年末調整・社会保険など他製品と連携すれば、同一インタフェース・データベースであらゆるバックオフィス業務をシームレスに対応できる。
幅広い業種で導入実績があるエンタープライズ向けシステムです。多様な勤務形態や工数管理、高度なワークフローなど豊富な機能を搭載し、個別要件に合わせたカスタマイズも可能。マルチカンパニーや間接部門の集約化(シェアードサービス)を含む大規模組織管理に必要なパフォーマンスに特徴あり。他の人事・会計等のシリーズと連携すれば、ERPソリューションとしても活用できる。
導入企業の75%が従業員数1,000名以上の企業。数千名~数万名規模の大手法人で豊富な導入実績を持つ勤怠管理システム。大規模ならではの複雑な業務要件にも対応できる点が強み。多様な打刻方法や複雑なシフト勤務にも柔軟に対応。従業員の「気づき」を促す設計思想やワークフロー機能により、コンプライアンスを強化しながら効率的な勤怠管理を実現する。
大手企業での利用実績が豊富な勤怠管理システム。クラウドでありながら高いカスタマイズ性を備え、多様な勤務形態や複雑な就業規則にも柔軟に対応可能。基幹システムに合わせたデータ出力や連携がスムーズ。Salesforce Platform採用による安心のセキュリティや手厚いサポート体制も特徴。
Q1. 勤怠管理システムの導入にはどれくらいの期間がかかりますか?
A. クラウド型で従業員300名規模なら、初期設定・マスタ整備・社内周知を合わせて約1〜2カ月が目安です。オンプレ型や拠点が多い場合は3カ月以上かかることもあります。
Q2. 勤怠管理システムと労務管理ソフトの違いは?
A. 勤怠管理は「出退勤・休暇・残業時間の記録と集計」に特化し、労務管理ソフトは社会保険手続きや給与計算を含む人事労務全般をカバーします。近年はAPI連携などでデータを自動反映させることで、二重入力をなくす運用が主流です。
Q3. 2025年の法改正(有給取得の義務化・連続勤務の禁止など)に対応できますか?
A. ほぼすべてのシステムが対応可能です。たとえば、有給を取得していない社員に取得推奨を自動通知したり、14日以上の連続勤務に触れる前にアラートしたりすることでコンプライアンスを遵守できます。なおクラウド製品は、法改正に対応してベンダー側で速やかにアップデートするため今後の法改正があっても安心です。
Q4. スマホ・ICカード・PCログオンなど、複数の打刻方法を混在できますか?
A. 主要サービスはマルチデバイスでの打刻を標準搭載しています。拠点や職種ごと、もしくは従業員単位で打刻手段を切り替えても、同一データベースで集計可能です。
Q5. 従業員数が増えた場合、料金はどうなりますか?
A. クラウド型は一般に1ユーザーあたり月額いくらという課金です(最低利用人数制限がある場合も)。急成長で従業員が増えた場合でも、管理画面から操作するだけで自動的に課金枠が拡大するため手間がかかりません。ただし、段階制(500名・1,000名など)で単価が変わるサービスもあるため、料金テーブルの確認が必要です。
Q6. 旧システムからの乗り換え時に過去データは引き継げますか?
A. 多くのシステムはCSV一括インポート機能を備えています。それを利用すれば旧システム内に保存されている打刻・休暇データを移行できます。旧システムのエクスポート形式を事前に確認し、文字コードや列順の変換が必要かチェックしておきましょう。
Q7. 海外拠点や外国人スタッフ向けに多言語対応できますか?
A. 大手企業向けの製品の多くは日本語・英語・中国語など、多言語UIやタイムゾーン(時差設定)を備えています。拠点ごとの労基法に合わせて割増率や休暇区分を個別設定できるため、グローバル展開でも運用可能です。
アンケートでは、「クラウド型の勤怠管理システムを利用している」と答えたユーザー計288名に対して、最後に満足度を「良い」「普通」「不満」の3つに分けて答えてもらいました。
その結果は、以下の表の通りです。
良い | 86名 | 29.8% |
---|---|---|
普通 | 184名 | 63.8% |
不満 | 18名 | 6.2% |
必ずしも「良い」というわけではないものの、「不満」と回答した人は1割にも満たず、ほとんどの方はシステムの導入を肯定的に受け入れていることがわかりました。
現状の担当者の方で「システム化したいけれど使いこなせるか心配」「リプレイスしたいけど現場が受け入れてくれるか不安」という方には心強い結果だと思います。本記事を参考に、自社に合ったクラウド型の勤怠管理システムを選んでみてください。
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