法人向けIT製品の比較・選定を支援する情報メディア「アスピック」の編集部。 SaaSや業務システムを中心に、バックオフィス・営業・人事・マーケティングなど幅広い領域のIT製品を調査・比較し、導入検討に役立つ情報を発信している。 各サービスの機能や料金、導入実績などの公開情報をもとに、ユーザー視点でのわかりやすい整理を重視してコンテンツを制作。また、実際の利用シーンや業務課題を踏まえ、企業のIT活用による業務効率化や課題解決につながる情報提供を行っている。
ITILのフレームワークを活用してITSM(ITサービスマネジメント)を実現させたいと考えている方へ。ITSMとITILについてわかりやすく解説し、ITSMツールの必要性や機能・選び方、タイプ別の比較ポイントとともに、おすすめのサービスを紹介します。
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ITSMとはITサービスマネジメントの略で、ITサービスの企画・設計・移行・運用・改善を一貫して実行するための管理の仕組みを整えることを指します。簡単にいえば、ユーザーがITサービスをいつでも快適に利用できるようにするための活動全般のことです。
現在、ほとんどの企業はITサービス抜きにしてビジネスを進めることはできません。ITサービスをビジネスで利活用するには、適正かつ安定的な運用が不可欠です。一方で、ITサービスは複雑性が増し、機能が高度化しています。もしITサービスに不具合が生じてしまうと、ビジネスに打撃を与えかねません。そうならないためには、ITサービス全体を継続して改善していく必要があります。
そこでポイントになるのが、ITSMツールです。
ITSMツールとは、ITサービスの企画・設計・運用・改善を、ITILの枠組みに沿って標準化・効率化するためのツールです。インシデント対応、サービス要求の受付、変更・問題管理、構成管理、ナレッジ共有、SLA管理といった業務を1つのプラットフォームに集約し、ITサービスに関わる業務全体を可視化・管理することを目的としています。
近年では、SaaSやクラウドサービスの利用拡大、リモートワークの定着により、IT部門に求められる業務は複雑化・高度化しました。加えて、システム障害やセキュリティ事故が事業に与える影響も大きくなり、アラート検知から復旧までのプロセスを標準化し、対応履歴を確実に残すことが求められています。
ITSMツールは、こうしたIT運用基盤の整備とガバナンス強化を同時に支える存在として、情報システム部門に不可欠なツールとなりつつあります。
ITSMツールをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
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ITSMを的確に実行するためのフレームワークが、「ITIL(Information Technology Infrastructure Library)」です。日本語では「アイティル」「アイティーアイエル」と呼ばれています。
ITILは、1980年代後半にイギリスの政府機関が編纂し、IT運用における実際の知識・ノウハウを集約した書籍をもとに構築されました。現在ではITサービスマネジメントの世界標準のガイドラインとして普及しています。
ITSM、ITIL、ITSMツールの関係を整理すると、次のようになります。
つまり、ITSMという目的を達成するためにITILというフレームワークを参照し、それを実装する手段がITSMツールという位置付けになります。
第三版の『ITIL V3』では、ITサービスマネジメントの取り組みを「サービスライフサイクル」と呼ばれる5つのフェーズに分類しています。各フェーズにおける内容を整理すると、以下の通りです。
| フェーズ | 概要 | 詳細 | 必要なプロセス・要素 |
|---|---|---|---|
| ①サービスストラテジー(戦略) | ITILのコアにあたる戦略フェーズ | ビジネスの目標に照準をあわせ、整合のとれたIT戦略を策定。現在の需要や将来のビジネス拡大予測を踏まえ、必要なIT投資を見極める |
|
| ②サービスデザイン(設計) | 新規ITサービスの作成や既存のITサービスを変更するための設計を行う | ITサービスの提供から管理に至るまでの流れをデザイン。次のフェーズに引き渡せるITサービスを設計することが重要 |
|
| ③サービストランジション(移行) | 設計されたITサービスを本番の稼働環境で利用できるレベルに改善 | 稼働後のトラブルの防止や、ダメージを最小限に抑えるために重要な段階。障害やリスクのチェックを行う |
|
| ④サービスオペレーション(運用) | ITサービスの提供を効果的に行う | 一定の品質で業務やサービスを安定運用するために、インシデント発生予測や、発生・再発を防止する方法がまとめられている |
|
| ⑤継続的サービス改善 | 運用への移行後、ITサービスマネジメントの仕組みを定着させ、継続的に改善する | 有効性と効率性の向上を目的に、ITサービスとプロセスをトータルで見直す | すべてのフェーズの活動に関わり、改善プロセスには効果測定・課題の整理が含まれる |
最新版の『ITIL 4』では、V3のサービスライフサイクルを軸としたモデルから進化し、「サービスバリューシステム(SVS)」や「サービスバリューチェーン」を軸にした、より柔軟で「価値共創」型のアプローチへとアップデートされました。更に、2026年にはAIネイティブなサービス管理に対応した新バージョン「ITIL (Version 5)」がPeopleCert社より発表され、Foundation試験は2026年2月から提供が開始されています。
自社の状況を鑑みて、まずは基本的なV3のアプローチを参考にしながら、必要に応じてITIL 4の考え方を取り入れることで、より効果的なITサービスマネジメントを実現できます。
ITSMツールは、ITILの考え方を実践し、ITSMの円滑な運用と効果的な管理をサポートするツールです。ITSMツールが必要な理由は、大きく4つあります。
現状の業務で、すでにITSMプロセスが定義されていれば問題ありません。そうでない場合は、イチからITILを学び、自社にフィットしたITSMの構築が必要に。その場合、マンパワーや時間がかかるだけでなく、業務が属人化しやすいという懸念も。
ITSMツールを導入すれば、情報システム業務をマニュアル化しやすく、ITサービスに関わる業務の均質化に貢献します。
ITILを活用してITSMを進める際、Excelなどのツールで進捗管理できます。しかし、作成や管理には手間がかかるほか、運用や改善のフェーズになるとステータスが把握しにくくなり、管理しきれなくなるというリスクも考えられます。
進捗管理が煩雑になることによるサービス品質低下の懸念を払拭するには、ITILに準拠していたり、仕組み化されていたりするITSMツールの活用が有効です。
システム変更の申請・承認履歴や、インシデント対応の記録を残すことは、内部統制やセキュリティ監査への対応において重要です。
ITSMツールは、変更管理や操作ログを標準機能として備えているため、監査時の証跡確認や報告書作成が容易になります。
DXを実現させるためにも、ITインフラを安定的かつ戦略的に活用することが重要です。インシデント件数や対応時間、SLA達成率といった運用指標を経営層に可視化することで、IT投資判断の根拠としても活用できます。企業活動の土台を支えるだけでなく、成長を加速させるうえでも、ITSMが果たす役割は大きいといえます。
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ITSMツールには、主に次のような機能があります。サービスによって備えている機能は異なりますので、自社の導入目的に合う機能が備わっているか、しっかり確認するようにしましょう。
| 機能 | 詳細 |
|---|---|
| インシデント管理 | ITサービスに障害や不具合が発生した際に、迅速かつ効率的に対応するための機能。 問い合わせ内容をチケット化し、優先度や影響度に応じて担当者へ自動割り当てることで、対応漏れや二重対応を防止する。 対応履歴を一元管理することで、類似インシデントの再発防止やナレッジの蓄積にもつながる。 |
| 問題管理 | インシデントの根本原因を分析し、恒久的な解決をサポートする機能。 繰り返し発生する障害やパフォーマンス低下の背景要因を特定し、恒久的な解決策を記録・実行することで、同じトラブルの再発を減らし、サービスの安定稼働を実現する。 |
| 変更管理 | 新しいシステム導入や設定変更を行う際に、リスクを最小化するための機能。 変更申請から承認、テスト、リリースまでをワークフロー化し、影響範囲やリスクを明確化。安易な変更によるシステム障害やサービス停止を防止し、業務継続性を確保する。 |
| リリース管理 | 承認された変更を本番環境に展開する際の計画・配布・導入を管理する機能。 リリース手順やスケジュールを明確にし、テスト済みの成果物を安全に配布することで、システム稼働への影響を最小限に抑える。 ※変更管理が「何を変更するか」を決定するプロセスだとすれば、リリース管理は「どう安全に展開するか」を担うプロセス。両者を組み合わせることで安定したサービス提供が可能に。 |
| 構成管理・CMDB | 構成管理データベース(CMDB)を用いて、システム内のハードウェア・ソフトウェア・ネットワーク構成要素を一元的に管理する機能。 各構成要素の関係性を可視化することで、障害発生時の影響範囲を迅速に把握できる。 |
| サービスカタログ/セルフサービスポータル | 利用者に提供しているサービスを一覧化し、情報を常に最新かつ正確な状態に維持するための機能。 FAQ検索やチケットの進捗確認などをセルフサービスで行えるポータルにより、利用者の自己解決を促し、IT部門の負担軽減につなげる。 |
| ナレッジ管理 | 過去の対応手順や解決事例、FAQをデータベース化し、検索・共有できるようにする機能。 担当者間で知見を共有することで、対応品質を平準化し、新人担当者の立ち上がりも早められる。近年は生成AIによるナレッジ自動生成・要約機能を搭載する製品も登場している。 |
| SLA管理 | サービスレベルアグリーメント(SLA)に基づき、優先度ごとの目標時間・達成率をモニタリングする機能。 遅延の予兆検知やエスカレーション自動化により、SLA未達を防ぐ。 |
| レポート・分析 | インシデントの件数や対応時間、SLA(Service Level Agreement)遵守率などを可視化する機能。 ダッシュボードでリアルタイムにKPIを把握できるため、運用状況の改善点を迅速に発見できる。定期的なレポート出力により、経営層や監査対応に必要な情報提供も容易になる。 |
| ワークフロー自動化・外部連携 | 割り当て・エスカレーション・期限管理・定型処理などをノーコードで自動化する機能。 監視ツールやTeams、Slack、ID基盤、各種SaaSとAPI連携することで、初動対応のスピードを高められる。AIOpsや生成AIによる自動分類・要約に対応する製品も増えている。 |
ITSMツールを導入することで、主に次のような効果が見込めます。
利用者からのサービスリクエストの処理やインシデント発生時の対応をマニュアル化することで、効率的なプロセスを構築可能。優先度判定や担当者アサインが自動化されるため、初動の遅れを抑え、平均復旧時間(MTTR)の短縮にもつながります。
対応履歴を一元管理することで、ベテラン担当者の経験や判断基準を組織のナレッジとして蓄積。担当者が異動・退職しても対応品質を維持しやすく、新人担当者の教育コストも下げられます。
アプリケーションやハードウェアの重複排除、変更承認の履歴管理、SLA達成状況のモニタリングを一元化することで、業務効率を向上しコスト最適化につなげます。同時に、内部統制やセキュリティ監査への対応も容易になります。
レポート機能により、IT運用の状況を定量データで示せるようになります。経営層へのITコスト報告や、他部門との合意形成、稟議資料の作成においても、ITSMツールが出力するレポートは強力な裏付けとなります。
多くのメリットがある一方で、ITSMツールの導入には注意すべき点もあります。事前に押さえておき、導入後のつまずきを防ぎましょう。
ITSMツールの効果を引き出すには、業務プロセスの棚卸しや申請フォーム・承認フロー・通知ルールの設計が必要になります。導入直後は現場が新しい運用に慣れず、一時的に問い合わせ対応が混乱する可能性も。
スモールスタートで段階的に展開する方針を取ると、現場への負荷を抑えやすくなります。
ツールを導入してもルールが守られなければ、チケットが起票されない・必要な情報が記入されないといった事態が起こり、データの精度が下がってしまいます。結果として「チケットだけが増え、改善につながらない」状況に陥るリスクも。
導入時点で運用ルールを明文化し、定期的なレビューと改善を組み込むことが重要です。
ユーザー数や機能追加に応じてライセンスコストは増加しがちです。また、自社業務に合わせたカスタマイズを進めるうちに、開発・運用支援費用が膨らむケースも。
導入前に「必須機能」「将来追加する機能」「ユーザー数の伸び」を見積もり、3年程度の総コスト(TCO)で比較するとよいでしょう。
過度にITILへ準拠しようとすると、運用が硬直化し、ささいな変更にも複雑な承認フローが必要になるなど、本来の目的である「サービス品質向上」が後回しになることがあります。
ITILは「参考にすべきベストプラクティス集」であり、すべてを忠実に実装する必要はありません。自社の規模・成熟度に応じてカスタマイズする姿勢が大切です。
外部システム連携や権限管理の設計を誤ると、本来アクセスすべきでないユーザーが機密情報を閲覧できてしまうリスクがあります。
多要素認証、IP制限、データ暗号化、認証連携(SSO)など、自社のセキュリティ基準を満たす製品を選び、運用設計の段階で権限を細かく設計しましょう。
ITSMツールは機能が似ていても、運用のしやすさや定着のしやすさで差が出ます。サービス内容の比較に加えて、導入後に「現場がきちんと回るか」という観点で確認すると、失敗を防ぎやすくなります。
以下の7つのポイントに沿って比較するとよいでしょう。
最初に「何を解決したいのか」を明文化しましょう。属人化の解消なのか、障害対応のスピードアップなのか、監査対応なのか、IT資産の可視化なのかによって、選ぶべきツールのタイプは大きく変わります。
ITSMツールは大きく「ITSM全般に強いタイプ」と「インシデント管理に強いタイプ」に分けられます。運用全体の標準化を目指すなら前者、まずは障害対応の立て直しが優先なら後者が向いています。タイプの詳細は後ほど解説します。
ITIL認定(PinkVERIFY等)を取得しているか、対応プロセスの範囲はどこまでかを確認します。ただし、ITIL準拠の度合いが高ければよいというものではなく、自社の成熟度に合った範囲を選ぶことが大切です。
すべての機能を一度に導入しようとすると、現場が混乱しやすくなります。「必須機能」「あると望ましい機能」「将来検討する機能」を切り分け、優先度の高い機能を中心に比較するとよいでしょう。
クラウド型は導入が早く運用負荷も低い一方、データ保管場所や社内規程との整合性を確認する必要があります。オンプレ型はカスタマイズの自由度が高い反面、運用負荷とコストが高くなります。両者を組み合わせるハイブリッド構成に対応した製品もあります。
監視ツール、Teams/Slack、ID基盤、各種SaaSなどと連携できるか、APIや連携方式の柔軟さを確認します。初動対応の自動化や、既存システムとのデータ連携は運用効率に直結します。
初期費用・月額料金(ユーザー単価/エージェント単価)に加え、導入支援・定着支援の有無、日本語サポートの充実度、SLAやコミュニティの活発さもあわせて比較しましょう。月額3,000円前後/ユーザーから始められる製品もあれば、機能が充実した上位プランでは月額1万円台になるケースもあります。
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同じITSMツールでも、企業規模や用途によって相性が変わります。以下を検討の目安にしてください。
| 企業規模 | 選定の方向性 | 相性のよい製品例 |
|---|---|---|
| 中小企業(〜300名規模) | スモールスタート可能、ユーザー単価が低い、初期設定が容易な製品を選ぶ。インシデント管理から段階的に拡張するのが現実的 | Freshservice、SmartStage ServiceDesk、My Redmine など |
| 中堅企業(300〜3,000名規模) | 国産製品・日本語サポート・カスタマイズ性を重視。ITIL準拠の度合いと運用支援の有無を確認 | LMIS、Senju/SM・mPLAT/SMP、ServiceDesk Plus など |
| 大企業・グローバル企業 | 拡張性・ガバナンス・多言語対応、ESM(Enterprise Service Management)展開のしやすさを重視 | ServiceNow、Jira Service Management、Ivanti Neurons for ITSM など |
ITILに準拠してITSMを運用する場合、先に紹介した「サービスライフサイクル」の5つのフェーズをどこまでツールでカバーするかによって、2つのタイプに分かれます。自社でツール化したいフェーズを検討したうえで、ITSMツールを比較するとよいでしょう。
ITILのフェーズのうち、主に「サービスデザイン(設計)」「サービストランジション(移行)」「サービスオペレーション(運用)」の3つのフェーズの検討項目について、効率的に運用するための機能を有したタイプです。
たとえば、「イベント管理」「インシデント管理」「要求実現」「問題管理」などの実践において、進捗状況の正確な把握やミスの防止に役立ちます。
顧客からの問い合わせ対応といったカスタマーサポート業務や、トラブルシューティングで必要となるインシデント管理、問題管理などの機能に強みのあるタイプ。発生したインシデントをなるべく早くクローズするための情報管理機能に優れています。
また、社外からの問い合わせだけでなく、社内で検知・発見したものを含めて、発生した問題の受付やその解決のための調査といった行動管理がメインになります。
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(出所:LMIS公式Webサイト)
ヘルプデスク機能を中心としたサービスマネジメントプラットフォーム。サービスマネジメントの業務・作業・資産の情報を可視化して一元管理。属人的な管理の解消に役立つ。
ITILプロセスに準拠しているため、サービスを利用するだけでヘルプデスク業務を標準化。管理項目・業務フローなど組織文化を踏襲した環境設定にも対応し、ITILをベースとしたプロセス利用だけでなく、独自のフローも構築する。ITILで定義されている「イベント管理」「インシデント管理」「サービス要求管理」などの管理プロセスでは、各プロセスの個別データベースだけでなく、お互いの情報を紐づけたうえで管理を実現。エンドユーザーの自己解決の促進やリリース作業の自動化、構成情報の自動収集など、業務・作業の自動化によって工数を削減するとともに、ヒューマンエラーの削減、監査の正確性向上といった効果も期待できる。
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(出所:Freshservice公式Webサイト)
世界で20,000社以上の導入実績を誇る、ITIL準拠の統合型サービス管理ソリューション。根本原因に対処するための「問題管理」、ITサービス・システムの変更プロセスを管理する「変更管理」、様々な業務領域の開発といった各種プロジェクトを管理する「プロジェクト管理」など、基本機能を網羅。更に、社内問合せ・インシデントの一元管理やPC・SaaS管理の自動化なども備え、30カ国以上の言語にも対応。業界・業種問わず、あらゆる企業でスムーズに導入することができる。
そのほか、FAQシステムを構築して問合せ者を自己解決に導いたり、チャットボットを用いて24時間365日の顧客対応を実現したりする、専用の社内ポータルの作成も実現。問合せ件数そのものの削減につながる、情報管理機能も強みだ。
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(出所:Senju/SM & mPLAT/SMP公式Webサイト)
ITILの運用プロセスを構築するため、業務負荷の軽減とITサービスの品質向上を目指すサービスデスクツール。システム利用者や運用管理ツールからの多様な情報に対し、迅速かつ的確に対応するサービスデスクを実現。野村総合研究所の運用現場から生まれた製品ということもあり、日本特有の精緻な運用にも柔軟に応じる。
サービスデスクに必須となる「インシデント管理」と、これを強力にサポートする「サービス要求」「問題管理」「変更管理」「構成管理」「ナレッジ管理」「サービスレベル管理」を統合。横断的な高速検索による過去ノウハウの抽出や類似スコアのプロセス表示、FAQ公開によって、膨大な量のナレッジの積極活用にもつながる。
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(出所:SmartStage ServiceDesk公式Webサイト)
ITサービスの品質向上とコスト低減に貢献するサービスデスクツール。ITILに準拠した高い機能性と、既存運用を維持したシステム化に有効な柔軟性が特徴。パッケージ製品を導入するような手軽さと高い自由度で、企業ごとの業務要件にあわせた運用を実現する。
ユーザーからの問い合わせを一元的に管理し、既知の回避策の検索・回答を即座に行う「インシデント管理」、各種サポート依頼やマニュアルの要求、登録情報の変更依頼、パスワードの再発行依頼に対応する「サービス要求管理」を備える。そのほか、「イベント管理」「問題管理」といった豊富な機能を有し、業務プロセス定義は自由に変更・拡張も可能だ。
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(出所:ServiceDesk Plus公式Webサイト)
世界10万社で導入実績を持つ統合型のITサービスマネジメントツール。インシデント管理、問題管理、IT資産管理、ナレッジ管理など、ITILをベースにITSMに必要な機能を網羅。問題の識別から優先度設定、調査・診断、解決策の記録まで、インシデント対応フローを標準化し、部署をまたぐ煩雑な工程も効率よく一元管理ができる。「ナレッジベース」として過去の対応内容を蓄積・共有すれば、ITサービス品質の向上にも役立つ。
プログラミングスキル不要な操作性にこだわった管理画面で、簡単にセルフサービスポータルの構築・カスタマイズできる点も特徴。ユーザーの自己解決を促進し、サービスデスク担当者の負荷軽減にも貢献する。
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(出所:ServiceNow公式Webサイト)
IT、リスク管理、セキュリティオペレーションを1つのプラットフォームに統合した、クラウド型ITサービスマネジメントツール。各アプリケーションはITIL に沿って設計されており、運用プロセスの標準化・自動化に役立つ。インシデント管理や問題管理、構成管理データベース(CMDB)、資産管理などの機能を搭載し、情報を集約して一貫性のあるKPI測定を可能にする。サービスの品質向上・改善といったカスタマーエクスペリエンス、ワークフローの構築による従業員エクスペリエンスの両方に効果が期待できる。
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(出所:Jira Service Management公式Webサイト)
開発、IT、ビジネスの各チームを結び付け、優れたサービスデスク業務を提供するITSMツール。「インシデント管理」では、開発チームとIT運用チームの連携を強化し、迅速な対応・解決につなげる。すべての監視、ログ、CI/CD ツールのアラートをまとめ、絞り込み検索を行うことで、アラートに疲弊せずに素早く対処できるように。SlackやMicrosoft Teamsと連携してビデオ会議も実施でき、重大なインシデントのエスカレーションに役立つ。
「問題管理」ではインシデントをグループ化することで、根本原因の分析をスピードアップ。回避策も記録し、将来のインシデントの影響を最小限に抑える。そのほか、ナレッジを管理・共有して自己解決を促進する「ナレッジ管理」や、社内外のヘルプにスムーズに応える「リクエスト管理」といった、多様なITSM機能を備えている。
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(出所:Ivanti Neurons for ITSM公式Webサイト)
クラウド、オンプレミスはもちろん、ハイブリッドの組み合わせでも導入可能な柔軟性を備えたITSMソリューション。ワークフローを自動化することで、プログラミング不要で適応・設計・管理を実現。開発コストの削減にもつなげられ、サービスの品質と一貫性の向上にも役立つ。
企業ごとの環境や状況にあわせて、段階的に必要な機能を取り入れられるのも強み。また、PCだけでなくモバイルデバイスにも対応し、場所を問わずインシデントのステータス確認やリクエストの送信、FAQの検索といった操作を行える。
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(出所:Zendesk公式Webサイト)
質の高いカスタマーエクスペリエンスを提供する、統合型サポートチケット管理システム。サービスデスクツールの活用により、様々なチャネルからの問い合わせ、要望、意見などを集約して管理。Zendeskの柔軟性と分析により、ITILの本領でもある「継続的サービス改善」が可能なヘルプデスクシステムを構築する。
たとえば、Zendeskの既定レポートやカスタムレポートを作成し、初回応答時間や解決にかかった時間など、ヘルプデスクの主要な指標を管理。ITILのベストプラクティスに従ってレポーティングすることにより、事象や問題、変更要求といった測定結果が表示されるように。問題のトラブルシューティングや追跡に対応するほか、製品やサービスに関するサポートも受けられるように。
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(出所:WebSAM Cloud公式Webサイト)
システム運用現場で発生するアラート通知とインシデント対応を一元管理するソリューション。大量のアラートメールを高精度に精査する豊富なフィルタリング機能で、本当に対応が必要な情報だけを厳選して通知。不要なアラート通知を大幅に削減できる。更に、運用カレンダーや優先順位に基づき、担当者につながるまで自動で電話通報を実行。インシデント発生時の初動プロセスを自動化し、対応に手間はかからない。また、ITILに準拠したITサービスマネジメント機能を提供し、プログラミングスキル不要の分かりやすいGUIにより迅速な導入が可能。対応履歴のサマリ生成や回答文の自動生成、レビュー支援といった生成AIオプションも。
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(出所:My Redmine公式Webサイト)
オープンソースソフトウェア「Redmine」をクラウドで利用できるプロジェクト管理ツール。システム上でタスクの記録・管理・共有を一括で行うことで、プロジェクトの進捗管理がスムーズに。システム開発におけるバグ管理、プロジェクトの進捗管理、顧客からの問い合わせ対応の記録など、情報の更新はメールでも通知される。プロジェクトのタスク管理をはじめ、問い合わせや課題に関するインシデント管理にも活用が可能だ。
やるべき作業を管理する「チケット」を担当者に割り当てることで、進捗状況を可視化。過去に発生した問題をさかのぼって確認できるため、改善すべき事柄の情報源としても貢献する。更に、作業時間の分析や集計にも役立つ。
ITサービスを常に快適な環境で利用するために不可欠なITSM(ITサービスマネジメント)の概要とともに、円滑な運用や効果的な管理を支援するITSMツールを紹介しました。
ITSMを的確に実施するためには、ITILを活用することが重要に。ITSMツールはそのフレームワークを仕組み化し、業務プロセスの標準化や管理負荷の軽減を実現します。
ITSMツールは、ITILの「サービスライフサイクル」における5つのフェーズのうち、どこまでカバーするかによって以下の2つのタイプに分けられます。
導入を検討するにあたり、ツールによってどのフェーズを効率化し、どの課題を解決したいかを明確にしたうえで、企業規模・必要な機能・提供形態・連携性・サポート体制を総合的に比較することが重要です。
本記事で紹介した7つの比較ポイントや企業規模別の選定方針を参考に、自社にフィットするITSMツールを見つけてください。
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株式会社ユニリタ
ヘルプデスク機能を中心としたクラウドサービスです。顧客に提供するサービスを適切にマネジメントし、課題解決と継続的なカイゼンを実現します。...
OrangeOne株式会社
導入実績20,000社を誇る、ITIL準拠の統合型サービスデスクツール。問合せ対応やSaaS管理などを効率化する豊富な機能で、サービスデスクの工数削減・品質向上...
株式会社野村総合研究所
問い合わせ対応の負荷軽減やITサービスの品質を向上する、ITIL準拠のサービスデスクツール。各担当者のナレッジや対応プロセスを一元管理。ユーザーの満足度向上に貢...
株式会社クレオ
自社のシステム運用業務、サービスデスク業務をベースにノーコードでITIL®︎に準拠したシステムを構築・導入できるITサービス管理ツール。柔軟で豊富な機能が、展開...
ゾーホージャパン株式会社
国際的なフレームワークに沿ってITサービス運営を統合管理できるITSMツール。ポータルとワークフローの整備で情報共有/連携を強化し、迅速な問題解決を実現します。...
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