サービス概要

KDDI Message Castは、ASPICクラウドアワード2年連続受賞、AppExchangeランキングで高評価を得る、KDDI提供の法人向けメッセージ配信サービスです。

国内4キャリア直収接続による98%以上の圧倒的な到達率を基盤に、従来のSMSに加え、豊かな表現が可能な「+メッセージ」にも対応。更に2025年5月からは、企業ロゴやボタン付きメッセージで顧客エンゲージメントを革新するグローバル標準の次世代規格「RCS」の提供を開始しています。

誰でも簡単に使える「管理画面」、既存システムと連携する「API」、CRMと統合する「Salesforce連携」の3つの方法で、金融、自治体、自動車、医療など、企業のあらゆる業種・ニーズに応えます。通信キャリアならではの信頼性と、丁寧なカスタマーサクセスによる伴走支援で、企業の課題解決と成長を力強くサポートします。

主なポイント

• ①通信キャリアKDDIならではの圧倒的信頼性

国内4キャリアとの直接接続により、98%以上の高い到達率を実現。通信事業者として培ってきた知見を活かした24時間365日の監視体制とキャリアレベルのセキュリティ基盤を提供します。誤送信防止機能（解約履歴チェック）や国内4キャリア認証済みの共通番号対応など、安心・安全な運用体制で企業のビジネスを守ります。これらの実績は、ASPICクラウドアワード2年連続受賞やAppExchangeでの高評価といった第三者評価にも繋がっています。

• ②申込率2.3倍の実績。RCSで切り拓く、次世代の顧客エンゲージメント

従来のSMSや国内版RCS「+メッセージ」に加え、2025年5月よりグローバル標準のRCS配信にいち早く対応。受信者の環境に合わせて最適なメッセージを自動で送り分けるフォールバック機能も搭載し、確実なメッセージ配信とリッチなコミュニケーションを実現します。

※RCS導入効果実績：申込受付率2.3倍向上、ローン承認率20%改善、クリック率1.5～2倍向上

• ③Salesforceとの完全連携による業務自動化

AppExchangeで平均評価4.75を獲得した信頼性の高いアプリを提供。Salesforceのフロー機能と連携し、「商談が進んだら自動でSMSを送信」といった高度な自動化を実現します。送信履歴や開封率もSalesforce内で一元管理でき、CRMと完全に統合されたメッセージングが可能です。
更に、自律型AIエージェント「Agentforce」との連携を実現するAI拡張オプションにより、メッセージの自動生成や双方向の自動応答も実現します。

• ④あらゆる課題に対応。ビジネスを加速させる多彩な機能とオプション

長文送信（最大660文字）、送信予約、顧客名の差し込みといった基本機能を標準搭載。更に、ビデオ通話で顧客対応を行う「Liveアシスト」や、なりすまし対策に有効な「キャリア共通番号」、AIによる自動応答など、企業ごとの課題解決に貢献する多彩なオプション機能を利用できます。

▼充実の基本機能

•  長文送信（660文字）：従来の70文字制限を大きく超え、詳細な情報を一度に送信可能
•  送信予約機能：最適なタイミングでの自動配信により、業務効率を大幅改善
•  差し込み機能：顧客名や固有情報を自動挿入し、パーソナライズされたメッセージを実現
•  個別/一斉送信：1対1から大量配信まで、用途に応じた柔軟な配信方法
•  短縮URL機能：長いURLを短縮し、SMSの文字数制限内で効果的な誘導を実現

▼高度なオプション機能

•  ビデオ遠隔通話「Liveアシスト」：SMSからワンクリックでビデオ通話を開始。対面サポートが困難な状況でも、顔を見ながらの丁寧なカスタマーサポートを実現
•  キャリア共通番号： 0005から始まる審査済み番号により、なりすまし対策と企業の信頼性向上を実現
•  送信元番号指定：企業の代表番号など、顧客が認識しやすい番号からの送信が可能
•  誤配信防止機能：送信先番号の契約状況や名義変更を事前判定し、コンプライアンスリスクを低減
•  オプトアウト機能：受信者の配信停止希望に自動対応し、顧客体験を尊重
•  KDDI Message Cast for DXハガキ：紙のハガキをデジタル化し、コスト削減と環境配慮を両立
•  双方向SMS（API・Salesforce版）：顧客からの返信を受け取り、双方向コミュニケーションを実現
•  AI拡張オプション（Salesforce版）：Salesforceの自律型AIエージェント「Agentforce」と連携し、メッセージ自動生成・最適タイミング送信・双方向自動応答を実現。業務負荷を大幅削減

上記のほかにも、企業ニーズに合わせて機能開発・追加を行っています。

• ⑤導入しやすく柔軟な料金体系

初期費用・月額費用0円から始められる、送信成功分のみが課金対象の完全従量課金制です。印刷費・郵送費・人件費の大幅な削減に貢献し、高いコストパフォーマンスを発揮します。
更に最大2カ月3,000通の無料トライアルを用意。少量のトライアル利用でも迅速な検証が可能となり、リスクなく導入を進めることができます。
配信料は送信通数に応じたボリュームディスカウントが適用され、企業の利用規模に合わせた最適なプランを提案します。

• ⑥あらゆる業種・企業規模での豊富な導入実績

KDDI Message Castは、業種や企業規模を問わず、企業ごとの多様なコミュニケーション課題を解決しています。

＜業界別ユースケース（一部抜粋）＞

• 自治体・公共機関：税金の納付案内、住民への緊急連絡、行政サービスのリマインドなど、確実性が求められる通知業務を効率化。
•  金融・保険業界：契約更新の案内、支払い督促、重要書類の送付通知など、コンプライアンスを遵守したセキュアな連絡手段として活用。
•  自動車業界：車検や点検の予約リマインド、来店促進キャンペーンの案内、顧客満足度調査などで、顧客接点を強化。
•  医療・クリニック：診察予約のリマインドによる無断キャンセル防止、検査結果の通知、健康診断の案内などで、患者サービスと業務効率を両立。
•  小売・EC：セールの告知、ECサイトの注文・発送通知、会員限定クーポンの配布など、タイムリーな情報発信で販売を促進。
•  人材サービス：面接日程のリマインド、求人情報の案内、登録スタッフへの一斉連絡などで、スムーズなコミュニケーションを実現。
•  不動産業界：内見予約のリマインド、新着物件情報のお知らせ、契約更新の案内などで、顧客との関係を構築。

上記以外の業種でも、企業ごとの課題に合わせた活用方法を多数提案可能です。

インタビュー

次世代SMS「RCS」と3つの利用方法で、企業コミュニケーションの未来を創造するSMS配信サービス

KDDI株式会社 事業創造本部 LXビジネス推進部 2G グループリーダー　原 真吾様

―KDDI Message Castはどのようなサービスでしょうか？

KDDI Message Castは、通信キャリアKDDIとSupership株式会社が共同運営する法人向けメッセージ配信サービスです。携帯電話番号宛てに「SMS」や「+メッセージ」による確実性の高いメッセージを送ることができ、高い開封率により「二段階認証」や「重要なお知らせ」「料金督促」など確実性の高い通知・連絡手段として様々な企業で活用されています。

2025年5月からは、グローバル標準の次世代規格RCS（Rich Communication Services：リッチコミュニケーションサービス）にも対応し、従来のテキストのみのSMSから、画像・動画・ボタンを含むリッチなメッセージへと進化しています。

―他社のSMS配信サービスとの違いは何でしょうか？

大きく3つの特長があります。

まず、3つの利用方法を提供している点です。誰でも簡単に使える「管理画面（入稿ポータル）」、既存システムとの統合が可能な「API連携」、そしてCRMとの完全統合を実現する「Salesforce連携」により、あらゆる企業規模・IT環境に対応できます。

次に、通信キャリアとしての信頼性です。私たちは携帯電話事業を通じて日々数千万人のお客さまと接しており、その経験から生まれた24時間365日の運用体制とキャリアレベルのセキュリティ基盤を提供しています。

そして、次世代技術への対応力です。SMS、+メッセージに加えて、2025年5月からはRCSにも対応し、マルチチャネルでの最適なコミュニケーションを実現します。

―3つの利用方法について詳しく教えてください。

管理画面は「まずは簡単に始めたい」というお客さま向けです。直感的な操作で一斉送信・個別送信が可能で、660文字の長文対応、テンプレート機能、CSV出力による配信ログ管理など、必要な機能を全て備えています。マニュアルを見なくても操作できるよう設計しており、多くのお客さまから「使いやすさ」をご評価いただいています。

API連携は、既存システムとの統合を重視するお客さま向けです。認証システム、督促システム、顧客管理システムなどと連携し、リアルタイムでの自動送信を実現できます。開発サポートも充実しており、お客さまの技術環境に合わせたカスタマイズも可能です。

Salesforce連携は、CRMを中心とした統合的な顧客管理を求めるお客さま向けです。AppExchangeから無料でインストールでき、Salesforceのフロー機能と連携することで、「商談ステージが変更されたら自動でSMS送信」「特定の条件を満たした顧客にパーソナライズされたメッセージを配信」といった高度な自動化が可能です。

―RCS対応の意義について教えてください。

RCSは「SMSの次世代規格」として世界的に普及が進んでおり、企業と顧客のコミュニケーションを大きく進化させています。従来のテキストメッセージだけでなく、画像、動画、ボタンなどのリッチコンテンツを効果的に配信することが可能です。

企業にとって特に有用な点は、公式アカウントとしてメッセージ配信が可能なことです。
近年深刻化しているSMS経由のフィッシング詐欺（スミッシング）問題により、企業から顧客へのコミュニケーションにおいて「信頼性」は極めて重要になっています。

RCSでは、送信者名に企業名が表示され、認証済みマークと企業ロゴが表示されるため、受信者の信頼感が飛躍的に向上します。先行導入事例では、申込受付率が2.3倍に向上したり、金融業界でローン承認率が20%改善したりするなど、ROIの観点からも明確な優位性が実証されています。

―上手く活用いただくために、こだわっている点などはありますか？

カスタマーサクセス体制に非常に力を入れています。サポートセンターを置き、様々なご質問やご要望に対応していますが、それは法人向けサービスでは当たり前のことです。

私たちは、それを超えて、個別にカスタマーサクセスのご提案を行っていくだけでなく、メールマガジンなどで活用の術を発信したり、ご利用企業様向けサポート対応やナレッジベースを充実化したり、よりよくご活用いただける仕組みを整備しています。

特に導入初期は、専任担当者が丁寧に伴走支援し、お客さまの業種や利用目的に応じた最適な活用方法をご提案しています。『カスタマーサクセスチームのサポートのおかげで、スムーズに運用開始できた』というお声を多数いただいており、導入後の定着率向上に大きく貢献しています。

―豊富な導入実績についてお聞かせください。

KDDI Message Castは、業種・企業規模を問わず幅広いお客さまにご利用いただいており、特にリマインドや重要連絡の確実性が事業に直結する場面で大きな効果を発揮しています。

たとえば、自治体では、水道料金の長期滞納者への督促業務で、工数を約6割削減しながら納付率を維持したり、督促状送付前のSMS配信により約40%の方が支払いを完了し、滞納整理業務の負担軽減に貢献したりといった例があります。

金融・保険業界では、大手保険会社様がSalesforce連携による自動化で月間約280時間の工数削減と、お客様の折り返し率約50%向上を実現。信販会社様の例では、カード付帯保険のお知らせをDMからSMSに切り替えることで、約2,560万円のコスト削減を達成されました。

また、自動車業界では、車検・点検の予約リマインドをSMSに切り替えた結果、月間83.3時間から1〜1.5時間への工数削減、遅刻率5%改善、人件費・通話代を合わせて従来の104万円から月約5.4万円への大幅なコスト削減した企業様や、代車配送時の重要事項説明をSMSによる事前案内に切り替えることで、説明時間を20分から実質0分に短縮した企業様などもいらっしゃいます。

更に、医療機関では、公立の総合医療センターにおいて、診断書完成連絡のSMS化により、1日あたり130分の電話時間削減と4カ月で約12万円の電話代削減、1週間以内の交付率5.4%改善を達成。人材業界では、セミナーのリマインドをSMS化することで参加率を5〜10%改善し、それに伴い契約数も同様に向上した例や、派遣の休眠スタッフへの求人紹介で成約率が5%から10%へと倍増した例などもあります。

そのほか、小売・流通業界やペット業界、介護業界など、多岐にわたる業種でご活用いただいております。

このように、大手企業から中小企業まで、それぞれのニーズに応じた3つの利用方法とカスタマーサクセスによる丁寧な伴走支援を通じて、最適なソリューションを提供しています。

―料金体系や無料トライアルについて教えてください。

初期費用・月額費用は一切かからない完全従量課金制でご提供しています。各種条件により単価は変動しますが、印刷費・郵送費・人件費を考慮すると、大幅なコスト削減効果を実現できます。

無料トライアルは最大2カ月、3,000通までと業界最高水準の条件でご提供しており、「実際に使ってみて効果を確認できたから安心して導入できた」というお声を多数いただいています。

―今後の展開について教えてください。

引き続き、RCSの本格普及とともに、AI技術との連携を推進していきます。SalesforceのAIエージェント「Agentforce」との統合により、SMS送受信履歴を学習データとして活用し、最適なタイミング・内容での自動配信を実現しています。

また、カスタマーサクセス体制も更に強化し、お客さまの成功をより確実にサポートしてまいります。

SMSは、その高い開封率から気付きを与えるツールとして広く利用されてきました。しかし、通知内容によっては文字数が不足するなど、利用用途に制限があったのも事実です。RCSならば、リッチコンテンツによる分かりやすい情報提供と企業名表示による信頼性の向上で幅広い活用が見込めます。RCSの対象ユーザー数は更に拡大するはずです。

SMSが持つ携帯電話番号基盤の圧倒的なリーチと高い開封率は、ビジネスにおいて大きな強みです。RCSは、この強固な基盤の上に、コミュニケーションの質を革新するサービスです。SMSが“気付きを与えるツール”だとすると、RCSは“気付きを与え、読むことを促進するツール”である点が大きなポイントです。

リッチコンテンツが可能にする、次世代の顧客コミュニケーションを、ぜひ無料トライアルで体験してみてください。

料金

• 月額費用：完全従量制（送信成功数分のみ）
• 初期費用：なし

※プランやメニューは各種あります。詳細はお問い合わせください。

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