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クラウド運行管理システムでトラックを効率化!活用策と10選

クラウド運行管理システムでトラックを効率化!活用策と10選

2020-05-28

管理するトラックなどの車両台数が十数台以上ある運送会社にとって、エクセルや手書きでの運行管理は大きな負担となり、ミスの発生にも繋がりやすくなります。人手不足や増加する配送依頼への対応などの問題を解決し、業務効率の改善に有効な運行管理システムについてご紹介します。

目次

クラウド運行管理システムとは?

クラウド運行管理システムとは、車両に搭載したデバイスから情報を集約・把握することで、配送車両の安全で効率的な運行や運行管理者の業務負担の軽減を実現するためのシステムです。

仕組みとしては、通信機能を持つデバイスや専用のアプリをインストールしたスマートフォンを車両に搭載して、走行中の情報を随時クラウド上に送り、リアルタイムで状況を把握して管理できるというものです。頻度の高いものでは、3秒ごとに車両の位置情報を発信できるものもあり、クラウド上の管理画面の地図から、常にどの車両がどこを走っているかなどがわかるようになります。

また、近年「車両総重量が7トン以上又は最大積載量が4トン以上の普通自動車である事業用自動車」の全ての車両において運行記録計の装着が義務化され、国土交通省などからの助成金も得られるようになったことから、管理するほとんどのトラックにデジタコを装着している企業も多くなっています。

デジタコを装着している車両であれば、クラウド運行管理システムと連携させることで、動態管理をはじめ、運転日報の作成、荷物や配送、車両本体の状況、燃費などのコスト、労務などあらゆる業務の管理を一括してクラウド上で管理することが可能になります。

デジタコは、基本的に法定3要素(時間・距離・速度)の取得を目的とし、車両の運行実態を数値化して把握するためのものですが、上記の通り、システムと連携することで飛躍的に業務を効率化できるので、義務化の対象外の車両であっても有益なものといえます。シンプルな機能のものでは、5万円台から導入できるものもあるので、システム連携を視野に入れて検討してみるのも良いでしょう。

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クラウド運行管理システムの主な機能・できること

  • 配送計画の作成

どの配送先にどの車両でまわるのか、積載量や到着時刻などの条件を加味して効率的に走行できるルート作成や車両の割り当てを行うことが可能です。AIでルートの最適化を図り、効率的に配送計画を立てることができるシステムもあります。

  • 報告業務の作成支援

トラック運送などの「一般貨物自動車運送事業」を営む企業は「貨物自動車運送事業輸送安全規則第8条」において、運転日報の記録と一年間の保管が義務付けられています。とはいえ、運転手にとって、本来の業務とは言い難い運転日報の作成は大きな負担です。さらに長距離運転になるほど運転手の疲労は大きなものとなり、正確な運転状況の報告も困難になります。

クラウド運行管理システムで車両の走行状況をクラウド上に自動的に記録しておけば、乗務終了後に、システムから運転日報を出力し、確認して提出するだけで済むようになります。帰社後に手書きやエクセルで日報を書く手間がなくなるだけでなく、必要な日報のスムーズな検索や、運転手ごとの勤務時間の確認など業務改善にも活用しやすくなります。

  • 走行状況の取得

運転手・車両ごとにどのような走行をしたのかリアルタイムで把握できるようになります。システムによっては、ルートだけでなく、走り方(急発進・急停車がないか、スピード超過がないか、余計なアイドリングがないかなど)も可視化できるものもあります。

 

クラウド運行管理システムの6つの活用メリット

  • 事故の防止や事故発生時の迅速な対応

運転手ごとに急発進・急停車などの危険な走行がないか把握することができ、具体的なデータに基づいて運転指導ができるようになります。また、「走行状況を常に見られている」という緊張感から運転手自身の安全運転への意識も高まり、事故防止へと繋がります。

万一事故が発生してしまった場合にも、クラウド上の管理画面の地図から瞬時に事故現場を把握することができ、運行管理者は現場へ急行することができます。その際、あらかじめクラウド上にアップされた事故発生時の走行記録をドライブレコーダーの動画で確認し、事故状況を詳細に把握した上で現場へ向かうことができるので、迅速な対応が可能になります。また、実際に発生した危険運転のデータはその後の対策の有用な資料として活用することもできます。

  • 運転手の労働環境を整え安全確保

運送業界では、長時間拘束・不規則勤務やそれに伴う健康問題など、運転手の過酷な労働条件が長年深刻な問題となっています。また、近年の人手不足を補うため、連続勤務を請け負うケースも珍しくなく、運転手の労働条件はますます厳しいものとなっています。こうしたハードな条件が重なることから起こる事故や過労死、健康被害などを防ぐためにも、運行管理システムは有効です。

クラウド上の管理画面から、これまで把握することの難しかった、運転手ごとの運転時間、休憩時間、残業時間、待機時間などを細かく管理できるようになるため、労働環境を整え、健康を守ることに繋がります。

  • 到着時間の厳守支援

資材運搬車など大型車両の出入りが多い現場への配送は、荷捌きスペースの確保の都合などから厳密な到着時間の指定が求められます。運行管理システムでは、運行ルートが管理画面から確認できるので、車両が予定したルート通りに走行しているかどうかリアルタイムで状況が把握でき、遅延がある場合には現場の近くの他のトラックをヘルプに向かわせるなど、フレキシブルな判断が可能になります。また、ヘルプに向かわせる際には、その運転手が超過勤務になっていないかも確認が取れるため、複合的な条件を加味した上で、適切な運転手を割り当てることもできます。

  • 配送効率の向上

実働率・積載率・実車率など、ルート最適化に必要なデータを容易に可視化し、車両数を削減できることから、配送効率の向上が実現できます。また、走行記録も全て自動で保存されるため、配送計画通りに行かなかった場合には、すぐに原因究明でき、その後の業務の改善に繋げることが可能になります。

  • 運転手の人件費の抑制

走行データに基づいた正確な運転日報を自動的に作成できるようになるため、運転手の拘束時間が削減でき人件費の抑制に繋がります。また、手動で作成された日報よりもデータ量も多く、精度も高いため、ルート最適化に役立てることが可能となり、走行時間や人員の削減にも役立ちます。

  • 運行管理者の負担軽減と属人化の解消

熟練者の経験や専門知識が必要だった配送計画の作成が、システムを利用することで誰でも自動的に作成できるようになるため、業務負担が軽減され、属人化も解消されます。

 

クラウド運行管理システムを活用する方法

  • トラック運転手への活用方法の丁寧な説明

運転日報の自動作成やリアルタイムで運行管理者や配送先の関係者と位置情報を共有できることで、事故や渋滞などで遅延が生じてる場合に電話ができなくてもスムーズに状況報告ができることなど、システムの活用はトラック運転手にとってもメリットの大きいものです。一方で、常に走行を監視されていることにプレッシャーやストレスを感じる運転手がいる場合もあるかもしれません。

システムを導入する目的や活用方法を丁寧に説明し、運転手の労働環境向上や安全運転の確保にも大きく貢献するものであることを理解してもらう必要があります。

  • 振り返りの実施

クラウド運行管理システムは、車両利用に関するあらゆるデータをリアルタイムで可視化して記録できるものです。しかし、収集したデータをそのまま放置していては、システムの導入意義が半減以下になってしまいます。

配送計画と実際の走行記録との差分分析・記録された走行データを安全運転指導に活用・運転手の意見をシステムに反映といった振り返りを定期的に実施することで、データを業務効率化に向けて活かしていくことができます。

  • 配送先入力精度の確保

ルート最適化の大きな成果を得るためには、配送先の正確な住所の入力が欠かせません。受発注システムや顧客管理システムなどで配送先の情報を保有している場合は、運行管理システムと連携させることで入力の手間を軽減することが可能です。

 

主なクラウド運行管理システム

ここまでご紹介したポイントを踏まえ、おすすめのクラウド運行管理システムをご紹介します。

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Cariot(株式会社フレクト)

Cariot 公式Webサイト

(出所:Cariot公式Webサイト)

輸配送の問題を解決し、業務効率化するための物流業務最適化クラウドサービス。

GPSから3秒に1度位置情報を発信し、リアルタイムな車両の位置を把握することが可能。配送指示の効率化や遅延対策、車両・ドライバーの稼働率や走行状況などの把握に役立てることができ、生産性の向上やコスト削減が実現できる。また、特定地点の通過確認や到着時刻の計測・走行の予実レポートの作成・駐停車位置や時間の分析・走行状況の取得項目のカスタマイズといった充実した機能も強み。

デバイスはモバイルアプリの他、OBD-Ⅱタイプ、シガーソケットタイプやドライブレコーダータイプからも選べる。

無料トライアルあり。デバイスはリースで初期投資なく気軽に導入できる他、購入も可能。

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  • 導入費用0円 + 契約台数とアカウント数に応じた月額費用

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Loogia(株式会社オプティマインド)

Loogia

(出所:Loogia公式Webサイト)

配車・配送計画をAIによって計算し、最適なルートを提供するクラウドサービス。複雑で手間だった配車計画を、AIを活用して自動で作成することが可能。配送情報を入力するだけで、誰でも簡単に最適な配車計画を組むことができる。また、ドライバーアプリを使用することで、リアルタイムでドライバーの動態管理も可能となる。

  • 料金:要問合せ

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Vehicle Manager®(NTTコミュニケーションズ株式会社)

Vehicle Manager

(出所:Vehicle Manager公式Webサイト)

車両を管理して事故を未然に防ぐサービス。

通信機能、GPS機能内蔵の小型車載器を車両に設置することで運行日報の自動作成、運転傾向分析、車両稼働実績などをWebアプリケーション上で閲覧・管理できる。車両運行状況の管理や安全運転の確保が容易になることに加え、交通事故削減による事故処理費用、自動車保険料などの関連コスト削減、エコドライブによる燃料費削減にも活用できる。

  • 料金:初期費用 35,000円/台(税抜)・月額費用 1,500円/台(税抜)

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ODIN動態管理(株式会社オンラインコンサルタント)

ODIN動態管理

(出所:ODIN動態管理公式Webサイト)

配送業で考えられる課題を解決するために開発された配送業界に特化したシステム。スマートフォンのGPS位置情報記録機能でリアルタイムで複数ドライバーの位置の把握することが可能。複数一斉送信できるメッセージング機能や自動出力できる日報機能の他、配送先をカテゴリー別に視覚的に地図で管理して配送先の分析をすることもできる。また、配送先をCSVでアップロードも可能。

  • 料金:初期費用 無料・月額費用 1200円/1ユーザー(税込)
  • ※無料試用期間14日間あり

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運行管理システム「TacMan」・動態把握システム「TacNet」(株式会社大塚商会)

運行管理システム「TacMan」・動態把握システム「TacNet」

(出所:運行管理システム「TacMan」・動態把握システム「TacNet」公式Webサイト)

富士通製デジタルタコグラフを通じてさまざまな車両情報を取得し、運輸業のニーズに対応したソリューション構築をサポート。各事業所にて運用している請求・給与・配車などの基幹業務システムとの連携が可能で、社内でバラバラに管理・活用されていた運行に関わるデータを一元化し、事務所内のコスト削減が実現できる。24時間365日電話でのサポートにも対応。

  • 料金:要問合せ

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ICTコンビニサービス(扶桑電通株式会社)

ICTコンビニサービス

(出所:ICTコンビニサービス公式Webサイト)

無線通信機能付車載ステーション・GPS・ドライブレコーダーとインターネット経由で活用するSaaS型運行支援システムを連携し、運行情報の収集とその運行情報をベースにドライバーやトラックの状況をタイムリーに分析できる。自社で運行管理システムを導入することなく、インターネットにつながるパソコンを用意するだけで、リアルタイムに運行車両の分析や高度な運行業務の支援が可能。

  • 料金:要問合せ

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wadachi(ジョーカーピース株式会社)

wadachi

(出所:wadachi公式Webサイト)

クラウド型ドライブレコーダーを活用したクラウド運行管理システム。運行データを本部で一元管理できるようになり、「事故防止」「業務効率化」「コスト削減」など様々な課題解決に繋げることができる。5秒間隔で走行の軌跡が地図上に表示され、録画データとあわせて保存しておくことができるので、ドライブレコーダーの走行軌跡と、走行時間を照らし合わせて、大量の運転記録を効率的に確認することが可能。また、レコーダー20台につき管理者アカウントを一つ無料で利用でき、導入台数に合わせて管理者アカウントが無料で追加できるため、サービス規模を選ばず手軽に導入できるのも魅力。

  • 料金:初期費用 ドライブレコーダー本体 14,800円/台+システム・サーバー構築費用 180,000円(40台まで固定。41台以上は別途要見積もり)
  • 月額費用 車両ライセンス 1,980円/台+管理者ライセンス 20台につき1人まで無料。21台以降 2,000円/人

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KITARO(株式会社アクシス)

KITARO

(出所:KITARO公式Webサイト)

⾞にデジタコを取り付けるだけでリアルタイムの運行管理ができるクラウド型デジタコ。運行記録計設置義務に対応した国土交通省認定デジタコなので安心感がある。管理者は、すべての車両の位置情報をリアルタイムで把握し、緊急時には最寄の車を発見し、指示を迅速に出すことができる。また、過去の走行履歴の閲覧や到着時刻を予測することもできるので、配送先からの問い合わせにもスムーズに対応可能。運転手が事務所に戻れば日報が自動作成されるのも利便性が高い。

なお、初期費用をかけずに同等のサービスを利用できるアダプタタイプのサービスも展開している。

  • 料金:初期費用 本体価格 85,000円/台(税別)別途取付工事費・月額費用 2,800円円/台(税別)

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ビークルアシスト(パイオニア株式会社)

ビークルアシスト

(出所:ビークルアシスト公式Webサイト)

管理者の負荷を少なくし、継続的に運用できる「運用の自動化」をコンセプトに開発されたクラウド型運行管理サービス。簡単な操作で誰でも自動的に移動時間の短い最適なコースを作成することができ、作成したコースの地点を訪問先ごとの連絡事項と合わせて対応端末に送信できる。また、訪問先へのルートに加えて駐車スペースや荷物受け渡しの注意点など訪問先ごとの連絡事項も表示できるので、まだ道を熟知していない経験の浅い運転手でも即戦力として業務を遂行できるようにサポートすることが可能。

  • 料金:初期導入費用 端末代+初期登録料(要問合せ)・月額費用 980円(税別)〜

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運行支援システム「ITP-WebService V2」(株式会社トランストロン)

運行支援システム「ITP-WebService V2」

(出所:運行支援システム「ITP-WebService V2」公式Webサイト)

ネットワーク型デジタコで記録した運行管理情報を整理・集計し、日報や管理帳票、ドライブレコーダー映像などをどこからでも活用できるようにした運行支援サービス。シリーズ累計20万台の導入実績を誇り、多くの運送事業者からの定評がある。24時間365日受付のコールセンター完備の他、車載機に不具合が生じた際に、代替機を先行送付して現地交換するセンドバック式の故障対応もあり、手厚いサポート体制も強み。

詳細はこちら

 

まとめ

運行管理システムは、業務の効率化、安全運転促進による事故の削減、生産性の向上や人件費や燃料費などのコストダウンなど、数え切れないほどのメリットを享受できるシステムと言えます。クラウド型のシステムを利用すれば初期費用をかけずに利用できるものもあるので、まずは手軽に導入し、その利便性を体感した上で本格導入を検討してみると良いでしょう。

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インタビューはこちら。

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