最終更新日:2023-03-24
業務用車両の事故抑制のためにドライブレコーダーの活用を検討している、運送会社の方へ。通常のドラレコより便利で高性能な、AIドライブレコーダーの導入メリットや料金体系について解説します。
AIドライブレコーダーとは、録画された運転中の映像をAIが分析し、危険運転の兆候やドライバーのクセを可視化するサービスです。分析結果を運転指導に活かしたり、リアルタイムで危険運転を警告したりできることから、運送会社や営業車両を持つ会社での導入が進んでいます。
主な機能としては以下が挙げられます。
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ドライブレコーダーの導入メリットは、事故予防を強化して事故の発生件数を減らすこと。映像を記録するだけの一般的なドライブレコーダーとは違った、法人向けAIドライブレコーダーの導入メリットについて解説します。
AIの解析機能によって、急加速や急減速、速度超過のほか、脇見運転や車間距離不足といった危険運転やヒヤリハットを検知することができます。そして、運転内容をドライバーごとにレポート化。レポートの内容をもとに、ドライバーのクセをふまえた効率的な運転指導が可能に。
危険運転や安全運転の事例を社内で共有して事故防止に役立てたり、管理者とドライバーのコミュニケーション促進に活用したり、といった使い方もできます。
AIがリスク運転を検知したら、メールなどで管理者に通知。リスク運転の回数が多いドライバーに対して、リスク運転動画の確認を促したり、上司や担当者との面談を設定したりすることで、危険運転の発生回数の減少が見込めます。
また、脇見運転など危険度の高い運転を検知したら、AIがリアルタイムでドライバーにアラートを出す機能も。無意識のリスク運転を改善するのに有効です。
チームや営業所内での目標管理においても、AIドライブレコーダーが役立ちます。「安全運転を心がけよう」「事故ゼロを目指そう」などの漠然とした目標でなく、「リスク運転回数●回まで」といった具体的な目標が設定できます。
また、同じチームのドライバー同士で互いの運転動画やレポート内容を確認し、フィードバックをしあうことで、能動的に目標達成に取り組めるでしょう。
誰がどの車両で、どのルートを走ってどこに行ったのか…といった走行データを、手作業で日報や月報としてまとめると、ドライバーと管理者双方の負担に。AIドライブレコーダーなら、日報・月報の自動生成機能によって、報告書の作成・チェックの工数を大幅に削減できます。
AIドライブレコーダーは2タイプに大別できます。それぞれのタイプの主な導入目的と特徴について解説します。
危険運転の抑制を目的に、AIドライブレコーダーを導入する際に選択肢となるのがこのタイプ。脇見運転や一時不停止といったリスク運転をAIが検知して映像を記録。そして、運転行動の記録からドライバーのクセを分析し、運転指導に活用することもできます。
また、走行ルートの表示・記録、日報や月報の自動作成機能を搭載したAIドラレコなら、業務効率化も見込めるでしょう。
社用車を効率的に運用管理するための「車両管理システム」の1機能として、AIドライブレコーダーが提供されるのがこのタイプです。車両管理システムではGPSによる位置情報を用いた運行管理を主としており、車載端末としてGPS搭載のAIドライブレコーダーを利用します。
危険運転の抑制に加えて、運行管理者やドライバーの業務効率化、車両の走行位置把握による配車の最適化といったメリットが期待できます。なお、車両管理システムについては「車両管理システム比較12サービス!機能一覧やタイプと選び方」にて詳しく解説しています。
AIドライブレコーダーの利用料は月額課金型が基本。そして、ドライブレコーダー本体を買い取ってサービス料を支払うプランと、ドライブレコーダーのレンタル代とサービス料を支払うプランに分かれます。
買い取りプランは、AIドラレコ導入時に本体代がかかってしまいますが、レンタル代が発生しないのでランニングコストに優れています。そのため、AIドラレコを長期間使い続けるなら、買い取りプランが選択肢になるでしょう。
一方、レンタルプランは導入コストを抑えられるのが強み。月々のレンタル費用はかかってしまいますが、初期費用がない分導入のハードルは低めです。
料金の相場としては、一台あたり月額1,000〜3,000円程度を基本料金としているところが一般的です。その他に、動態管理やアルコールチェッカーなどといった機能を必要に応じてオプション追加して利用していくことになります。
AIドライブレコーダー専用タイプのサービスを5つご紹介します。
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(出所:DRIVE CHART公式Webサイト)
AIを搭載したドライブレコーダーが常に運転解析。脇見運転や一時不停止などの各種リスク運転行動を自動的に検知し、映像を残す次世代型のドラレコサービス。
蓄積された運転映像から、ドライバーのクセや運転傾向をレポートとして見える化し、運転指導や評価に活用することができる。また、危険なシーンだけを動画でピックアップし、素早くチェックすることも可能。AIドライブレコーダーの運用プロセスの設計、運用状況のデータ分析・改善提案といった、運用コンサルサポートも充実。導入効果の最大化が見込める。
トラブル時に車が戻る前に動画をダウンロード取得する遠隔動画取得機能や、日報・月報自動作成機能など、業務効率化につながる機能も。
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(出所:ビークルアシスト公式Webサイト)
AIドライブレコーダーとしての機能に加え、管理業務の改善・効率化に強みを持つ運行管理サービス。
「運用の自動化」をコンセプトに、管理者にとっての使いやすさ・負荷軽減を追求し、継続的な運用を実現している。画像解析AIがリスク運転や危険運転を検知し、アラーム警告やメールでの運転評価を行い、運転指導のセルフコンサルティングを支援。安全運転意識の向上、モチベーション維持といった効果が期待できる。「危険挙動メール」や「危険挙動リスト」による、一歩踏み込んだ安全運転指導も可能。
また、効率の良いルートの自動作成、車両位置のリアルタイム表示といった、車両運行管理を効率化する機能が充実している。日報・月報の自動作成、走行距離、稼働時間や車両利用状況のレポート化、勤怠管理など、日々の管理業務に役立つ機能も揃う。
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(出所:ナウト公式Webサイト)
世界中の走行データを深層学習することで進化し続ける、AI搭載安全運行管理プラットフォーム。日本国内では500以上の企業で導入されている。
AIが危険運転の予兆を検知したら、リアルタイムでドライバーに警告を発令。同時に危険運転を撮影するので、管理者が実際の危険運転行為を確認しながら、ドライバーに指導を行うことができる。加えて、車内のドライブレコーダーが衝撃を検知した際には、管理者に事故検知レポートが通知される。事故レポートは、誤った保険請求を防止し、金銭的コストや事故処理に関わる時間を削減するのにも役立つ。
(出所:無事故プログラム DR®公式Webサイト)
危険運転をリアルタイムで見える化し、運転中の映像を常時録画することで、事故削減を目指す法人向け業務用ドライブレコーダー。
信号無視、速度オーバー、一時不停止、バック時安全未確認など、様々な危険運転を検知。発生日時や危険運転挙動の種類、発生地点の情報、危険運転時の静止画6枚といった情報を管理者にリアルタイムで送ることができる。常時録画した動画は、地図上の走行ルートから地点・時間を指定すれば、SDカードを抜かなくても最大4分のアップロードが可能。管理業務の負担軽減が見込める。
アイドリング時間、危険運転回数といったデータから、ドライバーの日々の運転を100点満点で評価・レーダーチャートで表示する機能を搭載。運行日報も自動で作成できる。オプションで車内カメラ、動態管理、アルコールチェッカーといった機能を用意している。
(出所:AORINO Biz Webサイト)
クラウド上での運行管理に対応した法人向けAIドライブレコーダー。危険運転アラート機能を搭載しており、急な加減速、車線逸脱、衝撃などをアラートでドライバーに警告。危険運転アラートは前後の様子をクラウド上に自動アップロードするため後から状況を確認できる。社内撮影カメラで脇見や居眠りを検知してアラートすることにも対応。
また、管理者画面では各車両の走行位置や停車時間などをリアルタイムで把握できるほか、運転日報の作成にも役立つ走行履歴情報を確認できる。オプションでアルコールチェッカーとのデータ連携にも対応。
車両管理システムの1機能として、AIドライブレコーダーが提供される3つのサービスをご紹介します。
(出所:LINKEETH公式Webサイト)
3,000社・10万台以上のシリーズ導入実績がある車両管理システムで、AI搭載のドライブレコーダーを提供。AIが危険運転を未然に検知しドライバーへ警告するため、日々の安全運転意識の向上に寄与する。また、事故や急ハンドル・急ブレーキといった危険運転が検知されたら、前後10秒の動画がクラウドに自動アップロードされ、管理者にメールを送信。遠隔からの現場状況確認、管理者の負担軽減といった効果が見込める。目的に応じて利用可能な、安全運転支援システムと動態管理システムを提供しており、ドライバーの運転技術の向上や運行管理、運行日報の自動作成といった事故削減や業務効率化に役立つ機能を多数備える。
安全運転管理者の業務最適化支援として、2022年度の法改正に対応したアルコールチェックサービスも提供。車両管理業務の一元管理を実現する。
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(出所:SmartDrive Fleetドライブレコーダー公式Webサイト)
リスク運転が発生したときにピンポイントで映像を記録・分析できるLTE通信型ドライブレコーダー。AI搭載型とAI非搭載型の2種類がある。AI搭載型では、車線逸脱・車間距離不足、居眠り運転、“ながらスマホ” 運転といった危険運転を検知して、ドライバーにアラートで警告。安全運転意識の向上や、事故の防止に役立つ。
システム上で地図を見ながらリスク運転時の映像を再生できるので、「いつ」「どこで」「何が」起きたのかを正確に把握できる。また、急ブレーキや急加速などの急操作発生時に前後10秒が保存されるため、ピンポイントで該当箇所を確認することが可能。状況確認のために、該当シーンを探す手間がなくなる。
(出所:KITARO×ドラレコ公式Webサイト)
クラウド型の運行管理システム。動態管理を簡単に始められるシンプル1カメラタイプと、前方撮影と車室内または後方撮影ができる2カメラタイプ、前方+車室内撮影のAI画像解析機能付き高機能一体型2カメラタイプの3タイプから、自社にあった端末を選べる。ドライブレコーダーで撮影した動画が「KINTARO」に送られ、位置情報の把握、リスク運転の検知・確認、日報のひな形作成がシステム上で可能に。リスク運転の検知による安全運転意識の向上に加え、事務作業の削減による生産性アップ、ガソリン代や保険料削減による収益性向上といった効果が期待できる。
AIドライブレコーダーのほかに、「KITARO×アダプタ」や「KITARO×デジタコ」「KITARO×バイク」といったサービスも。導入工数のかからない運行管理システムとして定評あり。
業務用車両を扱うビジネスは、常に事故のリスクと隣り合わせです。このリスク低減に役立つのがAIドライブレコーダー。リスク運転の検知、運転シーンの録画、危険運転に対するアラートといった機能で、安全運転意識の向上や事故の防止に役立ちます。
加えて、日報・月報の自動作成や走行ルートの最適化といった、業務効率化機能を搭載したAIドライブレコーダーも。「安全運転を徹底したい」だけでなく、「生産性を向上させたい」「無駄なコストを削減したい」といったニーズにもAIドライブレコーダーが役立つでしょう。本記事でご紹介した4つのメリットに魅力を感じたら、ぜひAIドライブレコーダーの導入を検討してみてください。
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AIが危険運転を自動で検知して事故を未然に防止してくれるAIドラレコサービス。アルコールチェック義務化にも対応可能。通信型ドライブレコーダーを車内に設置するだけ...
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高度な車両管理業務を実現する次世代型テレマティクスサービス。従来の「docoですcar」で提供してきた車両管理業務の効率化・安全運転支援サービスに加え、日報や車...
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★★★★★ 3.9 14件の口コミ・評判
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専用の通信型ドライブレコーダーなどで取得した危険運転映像や運行データをクラウドに送信。膨大なデータを手軽に管理・活用が可能。安全運転推進と総務・安全運転管理者の...
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