多店舗展開している飲食店において、集客の促進や来店客への対応強化、店舗運営の効率化のためにCRMの導入を検討している経営者や、店舗開発マネージャーへ。飲食店向け顧客管理ソフトの機能やタイプ、選び方とともに、おすすめのソフトを紹介します。
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飲食店向け顧客管理ソフト(CRM)とは、飲食店において顧客の年齢、職業、来店履歴などの情報を収集・管理・分析するためのソフトです。顧客台帳の管理を効率化するだけでなく、収集されたデータが自動で分析されるため、店舗運営の改善にも活用できます。
基本的な顧客情報に加えて、苦手な食材やアレルギー、よく頼むドリンクなどを登録できるのが、飲食店向けならではの機能です。また、各種グルメサイトやGoogleからの予約管理に対応したソフトも。
飲食店向け顧客管理ソフトをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
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まず、飲食店向け顧客管理ソフトに搭載されている、基本的な顧客管理機能を紹介します。
顧客情報の一元管理 | 顧客の氏名や連絡先、アレルギー、来店頻度などの情報を一括管理。名寄せ機能で店舗ごとの顧客情報を統合するソフトも |
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検索機能 | 検索機能で即座に顧客情報を呼び出す機能。電話を受け取ったタイミングで自動的に顧客情報を表示するソフトもあり、電話応対・接客の品質が向上する |
ランク・ポイント管理 | 来店頻度や利用金額に応じたランク設定、ポイント付与を行う機能。割引などの特典をつけることで、リピーター増加に役立つ |
メッセージ・クーポン配信 | 来店後のメッセージ送信や誕生日クーポン発行を管理する。顧客情報に基づき自動で送信するものが多い |
売上・顧客分析 | 顧客属性や来店スパンを分析。販促やメニュー戦略の立案に活用できる |
飲食店向け顧客管理ソフトの中には、これらの顧客管理機能に加えて、予約管理機能や店舗管理機能、POS機能などを備えているものもあります。
飲食店向け顧客管理ソフトは搭載機能によって、以下の3タイプに分けられます。
予約情報の記録や配席、複数の予約サイトの一元管理といった予約管理機能を備えたタイプ。顧客情報を予約管理に役立てたい場合におすすめです。顧客管理と予約管理を連携することで、過去の顧客情報を参照しながら、配席や予約オプションの設定などを行えます。
たとえば「トレタ予約台帳」の顧客管理機能では、顧客の氏名などの基本情報のほかに、来店回数や記念日情報、自店との関係性、利き手など、細かい情報を登録・管理できます。また、来店記録がある顧客の場合、電話番号に紐づいた顧客情報や、電話受付に必要な質問が予約管理画面上に表示されるため、電話応対の標準化にも役立ちます。
顧客管理ソフトと一緒に、売上集計・分析などに対応したPOSレジの導入を検討したい場合に適したタイプです。顧客情報を会計に紐づけることで、過去の会計履歴や来店日などを自動で記録。最適な価格帯の分析や、季節ごとのニーズ把握などに役立ちます。
たとえば「Airレジ」は、顧客管理画面上で、過去の会計の詳細を確認可能。注文内容や金額といった情報を参照しながら、サービス品質を改善できます。
リピーターを増やしたい場合は、クーポンやポイントなどの特典機能や、メッセージ機能が充実したタイプがおすすめです。
たとえば「GATE」は、LINE公式アカウントとの連携に対応。LINEユーザー限定のお得情報や誕生日クーポンの配信などができます。SMSでアンケートを行い、回答状況をリアルタイムでGoogleスプレッドシートに反映する機能も。
また、「toypo」は、来店の翌日・1週間後・数カ月後など、来店日を起点にクーポンを自動で配信。ダッシュボードで効果を確認できるほか、ポイントやランクが表示される電子会員証の発行など、パーソナライズされたサービスの提供が可能です。
ソフトによって、管理できる情報の種類や搭載機能は様々です。必要な機能の有無や範囲で検討すると、自社の状況に合ったソフトを選びやすくなります。
顧客管理ソフトでは、顧客ごとに氏名や連絡先などの基本的な情報を管理可能です。しかし、来店日や来店回数、注文履歴といったより詳細な情報は、取得・管理できる範囲がソフトによって異なります。
たとえば「Airレジ」は、会計伝票と顧客情報の紐づけにより、顧客の来店回数や前回の会計日時、過去の会計内容・金額を管理できます。
また、「GATE」では、顧客のお気に入り店舗や好み、アンケートへの回答のような細かい情報の管理に対応。更に、「最後の利用から現在までどれくらいの期間が空いているか」も把握できるため、リピーター増加施策に役立てられます。
顧客情報の二重登録が課題となっている場合は、別々に登録された顧客情報をひとつに統合する名寄せ機能を搭載したソフトが便利です。
たとえば「ebica」や「Airレジ」は、名寄せ機能を搭載。重複した顧客情報を自動で統合し、データ整理の手間を省きます。
リピーターの創出に力を入れたい場合は、会員ランク設定やポイント付与機能など、ロイヤリティ向上施策に役立つ機能を備えたソフトがおすすめです。
たとえば「POS+ food」は、ランク設定やスタンプ機能など、リピーター特典に役立つ機能が充実。ランクの段階数やランクアップの基準は自由に設定でき、ランクごとの名称やランクカラーの設定にも対応しています。また、「スマレジ」は、ランクによってポイントの付与率に差をつけられるほか、ポイントを利用したアイテム販売が可能です。
中には「Square」のように、自社の顧客ニーズに合わせた独自の有料プランを作成できるソフトも。登録済の顧客には、割引やクーポンなど好きな特典を付与できます。
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(出所:ebica公式Webサイト)
飲食店向けのクラウド型予約管理システムである。グルメサイトや自社サイト、電話、ウォークインなど複数の予約チャネルからの情報を一元管理し、顧客情報を統合できる。
顧客台帳機能では、予約と同時に氏名、連絡先、よく頼まれるメニュー、来店・キャンセル回数などの顧客情報を記録。次回以降の予約の際は、名前を入力することで顧客情報を呼び出しでき、蓄積された顧客情報を接客品質に改善に役立てられる。また、自社サイトやグルメサイトからのネット予約、電話予約、ウォークインなど、複数チャネルにまたがる情報を一元管理する機能が豊富にそろうのも強み。顧客情報を自動統合する名寄せ機能も備える。
(出所:Resty公式Webサイト)
顧客情報管理を効率化する、飲食店向け予約台帳システム。グルメサイトや自社サイト、電話、SNSなど複数の予約チャネルを一括管理し、ダブルブッキングなどのミスを防ぐ。来店回数や注文履歴といった顧客ごとの属性情報を記録できるため、スタッフ間の情報共有もスムーズに。また、系列店とも顧客情報を共有できるため、売れ筋商品やエリア別の顧客層分析などが行いやすくなる。
加えて、電話がかかってきた際に顧客情報が自動で表示されるCTI機能など、スタッフのオペレーションを円滑にする機能が充実。自社予約フォームの作成も可能で、ホームページやSNSに予約導線を設置することで、集客力の向上が期待できる。
(出所:TableCheck公式Webサイト)
世界35カ国・地域で導入されている、グローバル対応型の予約・顧客管理ツール。来店履歴や注文内容、アレルギー情報、誕生日など、顧客の詳細な情報を記録・分析し、属性に応じたメルマガ配信やパーソナライズされた接客を実現する。また、23言語に対応しているため、グローバル展開している店舗や外国人スタッフが多い店舗などでも、情報共有がしやすい。
予約管理画面では、店舗のレイアウトをビジュアル化した「フロア画面」により、空席情報やコースの進行度をわかりやすく可視化。複数の更に、テーブルを組み合わせた団体予約にも対応し、柔軟な配席を実現する。
(出所:トレタ予約台帳公式Webサイト)
電話予約の受付から来店記録の管理までを効率化する予約台帳アプリ。予約情報を入力することで、自動でシステム上に顧客情報が記録されていく。基本的な顧客情報はもちろん、来店回数や記念日、自店との関係性、利き手などの細かな情報まで入力できるため、接客品質の向上に役立つ。更に、顧客の予約数やキャンセル回数などのデータをグラフ化すれば、経営分析にも活用できる。
予約受付時に、聞いておかないといけない質問が管理画面上に表示されるため、応対品質の均質化に役立つ。また、予約情報に応じて自動で配席するなど、店舗オペレーションを支援する機能も充実している。
(出所:レストランボード公式Webサイト)
無料で利用できる予約・顧客管理アプリ。スマホ・PCでの利用に対応しており、予約の登録・変更や顧客情報の記録を様々なデバイスから行える。顧客の基本情報、来店回数、最終来店日のほか、任意の情報をメモとして残せる。
店舗運営においては、実際の席のレイアウトをビジュアル化できる機能が便利。席ごとに、次の予約情報や着席からの経過時間が表示されるため、スタッフのフロア管理が容易となる。また、ホットペッパーグルメとの連携に対応しており、当日キャンセルが発生した際に空席情報をサイトに反映。更に、有料オプションの「業務サポートパック」を利用すれば、来店から一定期間が経過した顧客への再来店促進メールや、誕生日のお祝いメールなどの配信が可能になる。
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(出所:スマレジ公式Webサイト)
iPhone・iPadでレジ業務から売上分析、顧客管理までを一元化できるクラウド型POSレジアプリ。プレミアムプラスプランから顧客管理機能が利用できるようになり、そのほかにも最大10万件の商品登録や複数店舗の一括管理、損益管理といった高度な機能が備わっている。
顧客情報と売上の分析機能を使えば、人気メニューや客層の把握が可能に。最終来店日や誕生月に基づいたメーリングリストの作成もできる。ポイント付与機能では、会員ランクに応じたポイント付与率の設定や、ポイントを使ったアイテム購入が可能だ。会員コードを設定して、バーコード読み取り式の会員カードを発行すれば、ポイント管理がよりスムーズになる。
(出所:POS+ food公式Webサイト)
クラウドPOSレジ「POS+」の豊富な機能のうち、飲食店向け機能を集めたパッケージサービス。レジ機能や売上管理機能に加えて、電子会員証作成やポイント管理といった顧客管理機能を備える。会員証アプリは必要な機能に絞ったシンプルな構造で、幅広い客層対応。クーポン発行、お知らせ配信といった販促活動にも役立てられる。
会計情報と顧客データの連携により、来店回数や注文内容を把握できるほか、ランクアップ条件を含むランク制度の設定も可能。ランクごとの名称やカラーを変更することで、顧客満足度の向上が見込める。
(出所:Airレジ公式Webサイト)
様々な業種に対応できる無料のPOSレジ。基本のレジ機能を中心に、売上管理・分析、顧客管理、予約管理、注文管理などの機能がそろっている。顧客情報と会計情報を自動で紐づけし、顧客の来店回数や注文履歴を記録。顧客情報から会計履歴の確認もできるため、返品・作り直しなどの対応もスムーズに行える。
顧客情報は氏名と連絡先のほか、好みなどの細かな情報を自由に登録可能。また、名寄せ機能で情報の重複を防げる。「レストランボード」と連携することで、予約から会計までの業務を一気通貫で効率化できる。
(出所:Square公式Webサイト)
スマホやタブレットを使って、レジ業務や売上管理、顧客管理などが行える、無料のクラウド型のPOSレジサービス。専用の読み取り機を接続することで、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済にも対応できる。顧客リスト機能が付属しており、同サービスで会計すると、顧客情報を自動で登録・更新するため、都度の手入力が不要となる。
有料オプションの「Square ロイヤルティ」を利用すれば、独自の特典プログラムを設計でき、登録顧客に対して割引などの特典を自由に提供可能だ。ポイントの獲得や特典の利用は、電話番号の入力のみで完結し、SMSによる自動通知機能も備えている。
(出所:ユビレジ for Salesforce公式Webサイト)
iPadレジアプリ「ユビレジ」のPOSデータとSalesforceを連携させることで、店舗の経営戦略に必要な情報を分析するオプションサービス。「ユビレジ」は、レジ機能、顧客情報管理機能、売上管理機能など、飲食店運営に必要な機能を網羅。会計時にメモを残せる機能もあるため、顧客との会話内容などを即座に記録・集約できる。また、会計履歴は顧客情報と自動で紐づけられる。
「ユビレジ for Salesforce」を利用すれば、ユビレジで取得した会計・顧客情報とSalesforceで分析した売上情報を統合し、カテゴリごとの売上や客単価などをダッシュボードで可視化できるように。多店舗経営における売上分析や顧客分析が容易になり、経営判断の迅速化が見込める。
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(出所:GATE公式Webサイト)
飲食店向けに特化した店舗DXオールインワンツール。集客、予約、注文、会計、顧客管理までを一元化し、業務効率化とリピーター獲得を支援する。
「顧客台帳」では、顧客の氏名や連絡先、注文履歴、趣向といった詳細情報の管理に対応。最後の来店日や、合計利用回数、来店の平均インターバルなども表示されるため、販促のタイミングをつかみやすい。
更に、リピーター促進システム「GATE CRM」では、来店記録がある顧客に対して、メール・SMS・LINE・プッシュ通知など複数チャネルでメッセージを配信可能。特にLINEでは、LINE登録ユーザー限定のお得情報やクーポンを配信が行える。そのほか、マイページ機能や会員登録機能、クーポン・キャンペーン機能、サブスクリプション機能など、集客に役立つ機能が充実している。
(出所:toypo公式Webサイト)
リピーター獲得に必要な機能を網羅した、店舗向けの集客・分析ツール。会員証やアンケート、スタンプカード、クーポンなど、集客に役立つ機能を豊富に備える。たとえば、クーポンは来店日を起点に、翌日・1週間後・数カ月後などのタイミングで、自動配信が可能で、再来店の促進に役立つ。加えて、電子会員証にはポイントやランクを表示し、顧客満足度の向上に寄与する。
また、来店頻度や再来店率、顧客属性、満足度などの情報を集約し、ダッシュボードで可視化。来店頻度の低下や離脱のタイミングがひと目でわかるため、効率的な経営分析を実現できる。更に、LINE連携に対応しており、公式LINEアカウント上でもクーポン配信やスタンプカード機能を活用できる。
飲食店向け顧客管理ソフトは、顧客情報の管理を効率化し、リピーターの増加を支援するシステムです。顧客台帳をデジタル化することで、煩雑な管理の負荷を削減。データの集約も容易になり、経営指針の決定に貢献します。
飲食店向け顧客管理ソフトは、対応する機能によって、大きく以下の3つのタイプに分けられます。
また、顧客情報の取得範囲や、ランク・ポイント機能の有無などを確認しながら検討すると、選びやすくなります。本記事を参考に飲食店向け顧客管理ソフトの導入を検討してみてください。
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株式会社EPG
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