法人向けIT製品の比較・選定を支援する情報メディア「アスピック」の編集部。 SaaSや業務システムを中心に、バックオフィス・営業・人事・マーケティングなど幅広い領域のIT製品を調査・比較し、導入検討に役立つ情報を発信している。 各サービスの機能や料金、導入実績などの公開情報をもとに、ユーザー視点でのわかりやすい整理を重視してコンテンツを制作。また、実際の利用シーンや業務課題を踏まえ、企業のIT活用による業務効率化や課題解決につながる情報提供を行っている。
採算性を保ちながら、プロジェクトを円滑に管理したいと考えている、SIerや広告代理店などのサービス提供部門マネージャーへ。リソース管理ツールでできることや、タイプと選び方、機能比較表と併せて、おすすめのツールをご紹介します。
“リソース管理ツール”の 一括資料ダウンロードする(無料)
リソース管理ツールとは、プロジェクトの遂行に不可欠な人材や予算といった各種リソースを一元的に管理し、効率的に運用するためのシステムです。各プロジェクトにおける工数や稼働状況を集約・可視化し、組織全体でリアルタイムに情報を共有できます。
SIerや広告代理店など、プロジェクトベースで業務を進める業態では、メンバーの稼働状況やプロジェクトの採算をリアルタイムに把握しづらいことが課題になりがちです。加えて、Excel管理が属人化し、最新情報が行き渡らないことで、特定の人への負荷集中や赤字案件の発見が遅れる恐れもあります。
しかし、リソース管理ツールを導入すれば、アサインされた人員の業務負荷をリアルタイムで可視化できるため、個々のスキルや稼働状況に基づいた人員配置が可能に。更に、今後のリソースの空き状況やひっ迫の見通しも数値で把握できるため、事業戦略に沿った計画的なリソース配分も容易になります。
どの業務を効率化できるか判断しやすいよう、リソース管理ツールの主な機能と活用場面を以下にまとめました。
| 工数管理 | メンバーが各タスクやプロジェクトに費やした時間(実績)を記録・測定する機能。直感的な操作が可能な入力補助や、予定工数との比較など、入力・管理の負担を軽減する製品も |
|---|---|
| 仕事量の可視化と割り当て | チームメンバーの現在および将来の仕事量(稼働状況や空き時間)を一覧やグラフで可視化する機能。負荷の把握に加え、タスクの再割当てやスケジュール調整なども行える |
| プロジェクトの進捗管理 | プロジェクト全体のスケジュールやタスクの進行状況を可視化する機能。ガントチャートやタイムライン、かんばんボードなど複数のビューを用意。タスクごとの進捗率やステータス、依存関係をリアルタイムで把握できる |
| 予実管理 | あらかじめ設定した予算と実績を比較・分析。予実の対比によるリソース調整のほか、原価や損益を算出してプロジェクトの採算が把握できる |
| データ分析 | 蓄積された工数データやプロジェクトの進捗・予算データを、ダッシュボードやグラフを用いて可視化。人材軸、案件軸など多角的な分析を支援する |
リソース管理ツールをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
“リソース管理ツール”の 一括資料ダウンロードする(無料)
リソース管理ツールは、特徴に応じて主に3つのタイプに分類できます。
リソースの配分を決める計画立案(リソース・キャパシティ計画)から、リソースの状況把握(キャパシティ管理)まで対応するタイプ。工数管理(タイムトラッキング)も含め、ひとつのツール上で幅広く行いたい企業に向いています。
たとえば「Asana」は、キャパシティ計画機能でチームの余力に基づいたスタッフ配置を行い、ワークロード機能でメンバーの負荷状況を可視化。更に、タイムトラッキング機能で実績工数をそのまま記録できるため、リソース管理の一連の流れをひとつのツールで完結できます。
また、このタイプは、プロジェクト管理機能を幅広く備えた製品が多いのも特徴です。「Jira」や「Lychee Redmine」などは、ガントチャートやカンバンといった豊富なプロジェクトビューを搭載。タスクの割り当てなどのルーチンワークを自動化する機能も備えており、プロジェクト遂行の効率化に役立ちます。
プロジェクト管理に強みを持つツールに関心のある方は、「プロジェクト管理ツール比較18選!目的別にランキングで紹介」もご参照ください。
工数を正確に把握して稼働状況や空き状況を可視化し、工数に基づく原価管理・収支管理まで行いたい企業におすすめのタイプ。各メンバーの日々の入力内容が工数管理の精度を左右するため、入力負担の軽減につながる工夫も重要です。
たとえば「CrowdLog」は、GoogleカレンダーやOutlookカレンダーとの同期入力に対応。加えて、ドラッグ&ドロップで入力する「カレンダー型」と、表計算シートのように入力する「リスト型」からも選べます。そのほかにも、一括入力や割合入力、よく使う工数パターンのお気に入り登録など、入力を効率化するための機能が充実しています。
また「TimeTracker RX」は、蓄積した工数データをコストとして集計・分析する機能を搭載。ピボット分析で集計軸を自由に設定して、工数やコストを多角的に確認できます。
適切な人員のアサインに注力したい企業におすすめのタイプ。ほかのタイプと比べて、メンバーのスキルや保有資格といった人的リソースの詳細を管理しやすいのが特徴です。スキル情報や稼働状況を登録することで、条件に合う人材を検索してアサインし、その後のリソース計画や実績をスムーズに管理できます。
たとえば「fapi」は、社員の保有スキルと習熟度を一覧で把握できる組織独自のスキルツリーやスキルマップを提供。スキル・経験・稼働予定といった多角的な条件から、条件に合う人材を検索・アサインできます。
また「Co-Assign」は、各プロジェクトの要員計画をリアルタイムに集約。見積から実績までの原価や粗利をプロジェクト単位で予実管理できるため、アサイン後の収支改善にもつなげられます。
機能範囲と料金の違いを比較しやすいよう、主なリソース管理ツールの対応状況を一覧にしました。
| サービス名 | リソース計画 | リソース状況把握 | 工数管理 | 原価管理 | スキル情報管理 | タスク管理 | 月額料金 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Asana | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 2,700円/名 |
| monday.com | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 1,650円/名 |
| Jira | ○ | ○ | ○ | - | - | ○ | 1,987円/名 |
| Lychee Redmine | ○ | ○ | ○ | ○ | - | ○ | 1,400円/名 |
| Wrike | ○ | ○ | ○ | ○ | - | ○ | 25ドル/名 |
| CrowdLog | ○ | ○ | ○ | ○ | - | ○ | 要問い合わせ |
| TimeCrowd | - | ○ | ○ | ○ | - | - | 要問い合わせ |
| TimeTracker RX | ○ | ○ | ○ | ○ | - | ○ | 1,623円/名 |
| Co-Assign | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | 30,000円/39名まで |
| fapi | ○ | ○ | - | - | ○ | - | 400円/名 |
“リソース管理ツール”の 一括資料ダウンロードする(無料)
![]()
(出所:Asana公式Webサイト)
個人のタスクから全社の戦略目標までを一元管理できるワークマネジメントプラットフォーム。マーケティングやIT、製造業など幅広い業種に対応し、コミュニケーションの分散やリソースの偏りを解消する。
多彩なビューによるプロジェクト管理機能や目標追跡を軸に、チーム全体の生産性向上を支援。ワークロード機能を活用すれば、メンバーの業務負荷をグラフで一覧表示し、個人間でのタスク移動による再調整が容易に。更に、上位プランで提供されているキャパシティ計画機能なら、チームの余力に基づいた新規プロジェクトへの要員配置をスムーズに行える。また、タスクの作成や進捗管理など幅広い業務を支援するAsana AIも搭載。
![]()
(出所:monday.com公式Webサイト)
戦略から実行までをつなぐ、オールインワンの業務管理プラットフォーム。約25万社以上に導入されており、情報の分散や業務の属人化といった課題をノーコードで解消する。
チーム全体のキャパシティやタスクの進捗を、素早く確認できるUI/UXが魅力。ワークロードビューでは、メンバーごとの負荷や余力の推移をウィジェットで確認でき、特定の担当者への業務の偏りを未然に防ぐ。また、AIによる自動化機能を搭載。AIによる自動化ルールの作成支援に対応しており、期限通知などのルーチンワークをはじめとする管理業務の手間削減に寄与する。
![]()
(出所:Jira公式Webサイト)
IT・ソフトウェア領域において、豊富な導入実績を持つプロジェクト管理ツール。メンバーとAIをひとつのワークスペースに集約し、スクラムやカンバン、個社独自の方法など、幅広いアジャイル開発の現場に対応する。マーケティングやバックオフィスなどにも活用可能だ。
ワークロード分析やタイムトラッキングによるリソース計画に対応しており、チームのキャパシティに基づいたタスク配分が可能。豊富なプロンプトライブラリが用意された独自のAIエージェント「Rovo」が幅広い業務を代行し、プロジェクトの進行を加速する。また、10ユーザーまで無料のプランを提供しており、小規模チームでも導入しやすいのも特徴。
![]()
(出所:Lychee Redmine公式Webサイト)
世界中で利用されているオープンソースのプロジェクト管理ツール「Redmine」をベースに、直感的なUIや管理機能を強化したプロジェクト管理ツール。製造業やソフトウェア開発など業界を問わず7,000社以上に導入されており、作業負荷の属人化やコスト超過といった課題解消に役立つ。
「工数」「稼働率」「生産性」の3つの観点からメンバーの状況をリアルタイムに可視化するリソースマネジメント機能を搭載。空き状況をグラフで把握して適切なアサインにつなげられるほか、ガントチャートと工数を連動させ、負荷を考慮したスケジュール調整をガントバーのスライド操作だけで行える。
![]()
(出所:Wrike公式Webサイト)
プロジェクトの見える化からリソース管理まで幅広いニーズに対応するワークマネジメントプラットフォーム。世界で約20,000社に利用されており、非効率なタスク管理を解消する。
ワークロードビューではソートやフィルタを活用してメンバーの割り当てを直感的に行える。タイムトラッカーと詳細なタイムシートによる工数管理にも対応し、計画と実績の比較分析が可能だ。また、タスク間の依存関係やボトルネックを可視化できるガントチャートに強みを持ち、大規模で複雑なプロジェクトでも予算内での納品を支援する。AIによるワークフロー自動化も搭載し、チームの特性を踏まえた工数配分を支援する。
“リソース管理ツール”の 一括資料ダウンロードする(無料)
![]()
(出所:CrowdLog公式Webサイト)
工数管理に特化したクラウド型のプロジェクト管理ツール。ITや製造、小売など幅広い業種に導入されており、煩雑な工数入力の負担や収支管理の課題を解消する。
Googleカレンダーなどとの同期入力やドラッグ&ドロップ操作に対応し、1日1分で工数入力が完了する手軽さが強み。加えてリソースの最適化を支援する機能も充実。「プロジェクト軸」「メンバー軸」の表示切替でチーム全体の状況を俯瞰できるほか、タイムライン表示で予算消化をリアルタイムに確認し、事前の工数調整を行える。メンバーごとの業務内訳も円グラフや棒グラフで可視化できるため、データに基づくリソース配分の改善につなげられる。
![]()
(出所:TimeCrowd公式Webサイト)
ワンクリックで従業員の稼働時間を見える化する時間管理ツール。「誰が・何に・どれくらい時間を使っているか」をリアルタイムで可視化し、業務効率化を妨げるボトルネックの特定や、プロジェクトごとの収支管理に貢献する。ブラウザから最短1ステップで作業時間の記録を開始できる、シンプルな操作性が特徴だ。
作業時間のデータを分析するレポート機能を使えば、リソース管理にも活用可能。タスク別の工数やメンバーごとの業務内訳、残業時間の傾向などをリアルタイムで確認できるほか、メンバーの単価に基づく人件費の自動算出にも対応し、感覚に頼らない工数・採算管理を支援する。
![]()
(出所:TimeTracker RX公式Webサイト)
工数管理とプロジェクト管理をワンストップで提供する管理ツール。現場の声と改善の積み重ねから生まれた豊富な機能により、開発部門から事務部門まで幅広い業務を見える化する。
工数入力時に細かい日付などが不要になるタイムシート機能など、軽快かつ直感的な操作性でプロジェクトの計画やスケジュールを柔軟に作成・編集するための機能が充実。リソース管理面では、プロジェクトを横断してメンバーの計画工数・実績工数を一覧で把握できる。また、負荷状況を色分けで視覚的に表示し、「ユーザーごと」「プロジェクトごと」の切り替えによる多角的な分析にも対応。負荷や余剰人員を素早く把握し、適切な作業の再配分を支援する。
![]()
(出所:Co-Assign公式Webサイト)
「誰が・どの案件に・いつまで」を一元管理する、アサイン管理に特化したリソース管理ツール。リソースの配置状況と要員計画、予実管理をまとめて把握できる。
人材ごとの役割やスキルに加え、月ごとに異なる原価も設定できるため、プロジェクト単位で精度の高い原価管理が可能に。加えて、人材軸・プロジェクト軸の双方からリアルタイムに要員計画を可視化。人材軸では、部署・役割単位のアサイン率サマリを通じて掛け持ち状況や負荷をひと目で把握できる。プロジェクト軸では、役割やスキルに応じた仮アサインを登録できるため、受注前の段階から必要なリソースを確保し、計画の精度を高められる。
![]()
(出所:fapi公式Webサイト)
「現場が本当に使い続けられるツール」をコンセプトに、適切な人材配置を支援するスキル・アサイン管理ツール。ITをはじめ、コンサル・士業、派遣業など幅広い業種に対応する。
事業形態に合わせてカスタマイズできるスキルツリーや、保有スキルを習熟度とともに一覧化するスキルマップにより、社員のスキル情報を集約・可視化。要員検索機能では、スキル・経験・稼働予定などの条件から、条件に合う人材をスピーディーに抽出できる。更に、必須条件に加え「あると望ましい」スキルを点数化するスコアリング検索により、要件に近い人材を優先順位付きでリストアップ。受注前の案件でもスキル要件を整理して先行検討を進められる。
本記事では、リソース管理ツールについて解説しました。
リソース管理ツールを導入することで、メンバーの稼働状況や業務負荷をリアルタイムで把握し、適切なリソース配分とプロジェクトの採算管理に活かせます。
比較検討の際には、自社の課題に合わせてチェックポイントを整理しましょう。具体的には、リソース計画から工数管理までの対応範囲を確認します。また、工数入力の負担軽減・収支管理への対応や、スキル情報に基づくアサイン管理の有無も重要です。
リソース管理ツールの導入により、業務の偏りの解消やプロジェクトの採算性向上、管理工数の削減につながります。本記事で紹介した比較ポイントなどを参考に、リソース管理ツールの導入を検討してみてください。
リソース管理ツールをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
“リソース管理ツール”の 一括資料ダウンロードする(無料)
株式会社ギャプライズ
導入実績12万社以上。 SNSのようなコミュニケーションと、Excelのようなデータ管理が一画面に集約・共有でき、チーム作業を可視化・効率化できるクラウド型業務...
株式会社アジャイルウェア
導入社数7,000社以上。国内企業からの開発依頼により成長してきたプロジェクト管理ツール。スケジュール・リソースの管理やQCDを見える化できるレポート機能、コス...
アスピックご利用のメールアドレスを入力ください。
パスワード再発行手続きのメールをお送りします。
パスワード再設定依頼の自動メールを送信しました。
メール文のURLより、パスワード再登録のお手続きをお願いします。
ご入力いただいたメールアドレスに誤りがあった場合がございます。
お手数おかけしますが、再度ご入力をお試しください。
ご登録いただいているメールアドレスにダウンロードURLをお送りしています。ご確認ください。
サービスの導入検討状況を教えて下さい。
本資料に含まれる企業(社)よりご案内を差し上げる場合があります。
資料ダウンロード用のURLを「asu-s@bluetone.co.jp」よりメールでお送りしています。
なお、まれに迷惑メールフォルダに入る場合があります。届かない場合は上記アドレスまでご連絡ください。