最終更新日:2023-09-06
手書き文字やFAXの印字も高精度でデータ化してくれるAI OCR。「どんな時に、どうやって利用するのか」「どんなポイントが大事なのか」自社に合ったサービスの選び方を、イラスト・図を交えながら、わかりやすくご紹介します。
AI OCRとは、AIの学習機能とOCRの読み取り技術を融合させた、新しい技術です。読み方は「エーアイ・オーシーアール」と言います。
従来、手書きの申込書やFAXで送られてきた帳票をシステムに取り込むには、人が手で入力し直すのが一般的でしたが、その一方で「打ち込みが面倒」「変換ミスなど間違いが起こりやすい」「確認・修正に手間がかかる」などの課題が挙げられていました。
AI OCRを利用すれば画像データから文字情報を自動で抽出して、デジタルデータに変換可能。以下のような手書きの文字や、FAXに印字された文字もテキスト化できます。認識率はサービスによっても若干の違いはありますが、AIの進歩に伴い、近年では95%以上の高精度も珍しくなくなってきました。
現在、様々なAI OCRを取り入れたサービスが登場していますが、中には、読み取りだけでなく、その後の確認・修正やスキャンなどの工程も合わせてアウトソースできるものも存在します。
記事後半に各サービスの紹介も行っていますので「ツールの選定を行いたい」という方はそちらをご覧ください。
AI OCRについてもう少し詳しく知りたいという方は、このまま読み進めてください。「導入すると具体的にどんなメリットがあるのか」「どういう場面での利用に向いているのか(向いていないのか)」「どういう基準でサービス選ぶとスムーズか」など、比較ポイントも合わせてご案内していきます。
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AI OCRと似たような技術として「OCR」が挙げられます。
OCRとは「Optical Character Recognition/Reader(光学文字認識)」の略称です。紙に書かれた文字をデジタル化することのできる技術として、AI OCRが登場する以前より、実務で利用されてきました。
OCRはあらかじめ決められたアルゴリズムをもとに画像を認識するため、「決められたことしかできない」という欠点がありますが、それをAIと融合させることで補ってくれるのが「AI OCR」です。
AI OCRとOCRを比べた場合、AI OCRならではのメリットとしては、大きく分けて以下の3つが挙げられます。
以下、一つずつわかりやすく紹介していきます。
AI OCRは、AIに機械学習で膨大な量のデータを繰り返し学習させることで、多くの文字を正しく識別できます。文字単体ではなく、前後の文脈、語句の規則性や関連性を踏まえて識別できるのもポイントです。
以下のような誤字・くせ字・はみだし字などにも対応可能。文字以外でも、チェックボックスや選択式の回答を読み取るのにも使えます。中には、歪みや傾きがあるコンディションの悪い画像でも自動補正して、文字や形を識別してくれるものもあります。
従来のOCRでは、筆跡に癖のある手書き文字は認識パターンから外れてしまうため、読み取りが困難です。特にカタカナの「ソ」と「ン」、「ハイフン(-)」と漢数字の「いち(一)」など、似通った文字は誤認識が避けられませんでした。
AI OCRなら、様々な筆跡パターンを学習できるため、手書き文字も高精度で識別できます。近年では、事前に手書き文字を学習済みのAIも多く、導入当初から9割程度、その後のチューニング次第では100%近くの精度で識別できるものもあります。
OCRでは帳票ごとに「帳票のどこの部分を読み取らせるか」「データをどこの文字列に反映させるか」など細かな設定が必要です。AI OCRは、自分で設定しなくても、「見積書」など種類ごとにデフォルトでフォーマットを備えているものもあり、少しくらい場所・項目に違いがあっても自動で読み取ってくれます。
更にAI OCRによっては、複数の種類が紛れ込んだ帳票でも、その特徴に応じて「これは見積書」「これは発注書」というように帳票を仕分けして、対応フォーマットを瞬時に照らし合わせて読み取ってくれるものもあります。帳票を事前に仕分ける手間が省けます。
続いて、自社に合ったAI OCRサービスの選び方についてご紹介します。イチから自社に合ったものを選び出そうとすると大変なので、ある程度絞り込んでから、比較検討していくとスムーズです。
AI OCRサービスを検討する際に考えるべきは「作業のどこからどこまでを自動化・効率化したいか」です。
たとえば、FAXで届いた紙の注文表をAI OCRでデータ化しようとした場合、スキャン→アップロード→読み取り→確認・修正という工程が必要となります。どれだけ読み取り精度が高くても、100%ではない以上、確認・修正は不可欠です。
AI OCRサービスは対応範囲・強みとする部分によって、以下のようにタイプ分けできます。導入を検討する際には、自社に合った方を選ぶようにしましょう。
たとえば、帳票をデータ化するために必要なリソースや業務フロー・レギュレーションが、自社に既に確立している場合は、読み取り(データ化)に特化したAI OCRサービスがおすすめです。
→おすすめのAI OCRサービス(読み取りに特化したもの)
その一方、「自社にリソースがない」もしくは、これを機に「スキャンや確認・修正も外部に依頼したい」という場合には、読み取り以外の工程もアウトソース対応してくれるサービスを選択しましょう。
→おすすめのAI OCRサービス(読み取り以外にも対応したもの)
「もっと詳しく知りたい」「比較してみたい」という方は、以下、選び方ガイドをダウンロードしてチェックしてみてください(より詳しい12システム機能比較表付き)。
AI-OCR
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上記の選び方に沿って、大まかに自社に合ったタイプを掴んだら、今度は具体的なサービスについて以下のような項目で比較検討していくといいでしょう。
すべてを満たす必要はありませんが、優先順位をつけて考えていくとスムーズです。
帳票は、請求書や注文書、申込書などの「定型帳票」と、契約書や図面、名刺、領収書など「非定型帳票」の2つに分かれます。
「定型帳票」に関してはフォーマット化することで「どこを読み取らせるか」「どんな項目名にするか」を設定する手間を省くことができますが、製品によって領域・帳票ごとに得意・不得意が分かれてくるため注意が必要です。
また、「非定型帳票」の場合はフォーマット化するのが難しいため、設定の必要が出てきます。もし非定型帳票が占める割合が多い場合は、その読み取りに対応できるものを選ぶようにしましょう。たとえば「SmartRead」は、定型・非定型の帳票に加えて、項目は共通でもレイアウトが固定されていない「準定型」の帳票にも対応可能。テンプレートを作成せずとも、読み取るファイルのタイプを選択するだけで対応することできます。「invoiceAgent」は、事前の読み取り設定なしで非定型の帳票を自動解析・読み取りできる高精度AI OCRを搭載。電帳法の検索要件や主要項目を自動でデータ化し、業務効率化をサポートします。
なお、サービスの中には、特定の種類の帳票に特化したものも存在します。たとえば、請求書の受領に特化したサービスとしては「invox受取請求書」「sweeep」など。これらはAIOCRによるデータ化だけでなく、その後の支払や計上を含む経理業務の効率化まで対応しているのが特徴です。詳細を知りたい方は「請求書受領サービス比較13選。受取電子化の5つのメリット」をご参照ください。
AI OCRは、「この帳票は何の帳票か」フォーマットを選択してから、帳票を読み込ませるのが一般的です。扱う帳票の種類が多いと事前に仕分けなければならず一苦労です。この場合は、帳票を一括で読み込ませた後、帳票内に含まれているキーワードを通じて、「これが何の帳票なのか」を自動で仕分けてくれる、帳票自動仕分け機能があると便利です。
たとえば、「AnyForm OCR」は、帳票レイアウトに加えて、帳票内のキーワードを読み取って、帳票を識別して振り分けを実施。分類した帳票ごとに送付先を変更したり、優先度をつけたりすることで、業務をより効率的に行うことができます。仕分けのやり方は製品によって異なりますので、どのやり方なら、より正確に仕分けられるのかを確認しておきましょう。
タイプ分けした通り、「社内に確認・修正作業を行うリソースがない」という場合に備えて、テキスト化だけでなく、人力での「確認・修正」作業まで請け負ってくれるBPOサービスも存在します。たとえば、「eas」は文字の読み取り・入力から、クラウドワーカーを利用した確認・修正、更により効率的な運用体制の構築まで相談可能です。
その他、複数のAIエンジンを用いて読み取りを行い、結果が不一致の項目のみを強調表示してくれる「ベリファイ機能」があると便利です。たとえば、「DynaEye 11」もその一つ。BPOサービスを用いずとも、確認・修正作業の負担を減らすことができます。
今回取り上げているAI OCRはクラウドサービスがメインですが、中には、クラウド以外にも閉域網、インストール、オンプレミスなどにも対応できるサービスがあります。機密情報・個人情報などを取り扱う金融機関や、厳しいセキュリティポリシーやコンプライアンスを掲げる上場企業では、クラウドサービスの利用ができない場合が考えられますので、そういった場合は別のやり方で対応できるサービスを選ぶようにしましょう。
たとえば、「DynaEye 11」は個々のPCにインストールしてOCRを処理を完結。外部に情報を流す必要がないため情報漏洩のリスクを押さえられます。BPOの場合は、データの授受だけになるためクラウドもオンプレも関係ありませんが、中には「eas」のように、データを企業専用のサーバーを保管してくれるようなセキュリティに配慮したサービスもあります。
AI OCRサービスの多くは、従量課金と月額定額制を組み合わせた料金形態を採用しています。様々な指標が用いられていますが、一番多いのは「読み取り枚数」です。プランによって異なりますが、安価なものでは、「AIRead」の月100枚まで月額10,000円というものもあります。
その他、読み取った箇所や、読み取らせる帳票の種別(定型、非定型、特化型)、確認・修正のアウトソース、オプション機能の利用などによっても、料金は異なってきます。一概に比較するのは難しいですが、現状の帳票をAI OCRで対応させた場合、「どれくらいの帳票・項目数になるのか」を割り出しておくと、サービス選びの目安になるはずです。
主なサービス名称 | サービスの特徴 | 料金 |
---|---|---|
AnyForm OCR | 帳票設計ツールで簡単に読み取り箇所を設定可能。様々なレイアウトの注文書に対応できる。 | 要問い合わせ |
DEEP READ | 手書き情報の読み込み精度では業界トップクラスの水準でデジタル化を実現。 | 要問い合わせ |
AI-OCRらくスルー | ドラッグ&ドロップの簡単操作で、読み取りたい箇所を指定できる操作性の高さが魅力。 | 月額3万円〜 |
WisOCR | 手書き文字、活字それぞれに最適化した独自のハイブリッド型AI-OCRエンジンを搭載。 | 月額3万円〜 |
SmartRead | 非定型帳票も高精度で対応。クラウド版の他、大企業向けにオンプレミス版の提供。 | 月額3万円〜 |
DynaEye 11 | オンプレミスのため情報漏洩の心配が少ない。ベリファイ機能があるため確認修正負担も少ない。 | 要問い合わせ |
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(出所:AnyForm OCR公式Webサイト)
AI型と非AI型のOCRエンジン、2つの性質の異なるOCRエンジンを搭載した特許技術「WOCR」により、目視確認などと同等の信頼精度を実現する。自社作成の固定帳票だけでなく、個別帳票設計不要でOCR処理できるため、取引先システムから出力されたレイアウトなど多様な帳票も高い精度で読み取れる。汎用性が高いことから、データ入力業務の生産性を向上させることができる。
マスタ参照や明細自動演算処理など、実践的で使いやすい機能が豊富。帳票設計やOCR結果の確認・修正ツールだけでなく、受け取った帳票の仕分け機能や後続システムとスムーズな連携に必要なデータ出力機能など、オールインワンのパッケージで提供している。
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(出所:DEEP READ公式Webサイト)
金融、教育、官公庁などあらゆる業界の30,000件以上のデータに照らし合わせ、ディープラーニングに基づくAIを活用した文字認識技術により、高い読み取り精度を実現。さらに、読み取り結果をリアルタイムで瞬時に表示できるので、待ち時間なしで手書き文字をテキスト化できる。
クラウドシステムで、スキャンした画像をアップロードし、範囲を指定するだけで文字を自動認識できるため面倒な設定は不要。また、シンプルで親しみやすく、直観的に操作方法を理解できるデザインも特徴。
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(出所:AI-OCRらくスルー公式Webサイト)
ディープラーニングによるAI機能により、96%以上の高精度の読み取りを実現する、手書き帳票データ化サービス。ドラッグ&ドロップの簡単な操作で読み取りたい箇所を指定できる操作性の高さや、初期費用なし、月額30,000円から利用できる手軽さが魅力。
誤字・癖字をはじめ、二行折り返し、訂正箇所の読み飛ばし、欄外のはみ出し文字などの読み取りが可能。さらに、チェックボックスやマス目文字、指定範囲の読み飛ばしにも対応する。オプションで自動帳票仕分けや接続元IPアドレスを制限する機能も提供。
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(出所:WisOCR公式Webサイト)
手書き文字、活字それぞれにAIを最適化した独自の「ハイブリッド型AI-OCRエンジン」を搭載。認識対象に特化したAIで文字を認識することで、手書き文字で99.48%、活字で99.87%と高い認識精度を実現。不鮮明な数字やカンマ、ピリオドのある数字、背景がある文字、罫線接触文字、半角カタカナ、取り消し線や文字上の書き込みなどを判別して読み取ることができる。また、バーコードやQRコード、チェックマークを認識することも可能。
読み取り箇所の画像と認識結果が上下に並ぶレイアウトを採用。目線の移動が少なく、認識結果をスピーディーに確認できるのも嬉しい。画像のファイル名や認識結果を利用し、指定フォルダーへ自動振り分けが可能で、帳票の仕分けに適している。導入実績2,000社超。
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(出所:SmartRead公式Webサイト)
ハイレベルな文字の認識率を達成した研究結果をもとに、ディープラーニングを活用した独自開発のアルゴリズムにより、自動認識が難しかった手書き文字や活字、定型・非定型帳票文書を高速かつ高精度に読み取ることができる。
ひらがな、カタカナ、漢字、数字、アルファベット、記号などさまざまな手書き文字をはじめ、チェックボックス・丸囲い文字なども読み取り可能。また、事前に登録されたテンプレートをもとにした文書の仕分けも可能です。
クラウド版に加え、主に大企業向けに外部ネットワークへの接続を必要としないオンプレミス版の提供もしている。
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(出所:DynaEye 11公式Webサイト)
個々のPCにインストールして利用するオンプレミス型のAI OCR。外部に情報を持ち出すことがないため、情報漏洩の心配がないのが特徴。手書き文字・活字・バーコードなど幅広い文字種に対応可能で、文字認識精度は99.2%。枠外にはみ出した文字や、取り消し線・押印を含む記入なども高精度に認識できる。
操作性も高く、ガイドに従うだけで簡単に「どこを、どの項目で良い取るのか」など帳票定義を設定可能。AIが帳票の種類を自動識別してくれるため、大量の帳票を仕分ける手間も省ける。データ化したものの確認・修正に関しても信頼性の低い項目だけをチェックすればOK(ベリファイOCR)。作業時間を大幅に削減できる。
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(出所:AIRead公式Webサイト)
自由記入形式の手書き文字や、体裁が定まっていない書類から、AIが読み取りたい項目を自動で見つけ出してデータ化する機能を持つAI OCR。書類の自動回転、傾き補正、書類のイメージやキーワードによる仕分け、色の強調・除去機能などの機能が充実しており、高精度で読み取ることができる。また、誤読した手書き文字は、その文字画像と正解データを教師データにして、AIへ追加学習させることができるので、読み取り精度を向上させることが可能。
クラウド版のほか、オンプレ版やLGWAN対応のクラウド版も持つ。
(出所:スマートOCR公式Webサイト)
高機能な3つのエンジンが特長。「AI 文字列エリア認識エンジン」は、請求書、決算書、勤務管理表、健康保険証、領収書、通帳、源泉徴収票などユーザーが制限なく作成し、帳票画像のデータ化が可能。「AI文字認識エンジン」は、白文字や網掛け文字、はなれ文字など、多様な文字を高精度で読み取る。「AI 歪み補正エンジン」は、プロジェクションマッピング技術を用いた「歪み・たわみ補正機能」により、歪んだ書類の画像も整形できる。
また、高度なデータ抽出を可能にするエンジンも搭載しており、たとえばフォーマットの異なる請求書であっても、「請求日」「会社名」「請求金額」「振込口座」 などの項目を自動的に抽出してデータに変換できる。さらに、読み取った文字の確認や、進捗を管理しやすいように操作性にこだわって画面を設計している。
(出所:CaptureBrain公式Webサイト)
AIを取り入れた独自の画像処理技術により、帳票画像をOCRに適した状態に補正することで、認識精度を向上。任意に作成可能な単語辞書を用い、OCR結果との類似度による自動補正を行うこともできる。
また、SaaS型と個別開発による導入のどちらかを選択でき、個別開発の場合、利用者向けにクラウド環境を用意することで、機能を柔軟にカスタマイズできる。OCR結果の確認・修正作業は標準で用意している画面からスムーズに実施。作業中の箇所は分かりやすく拡大表示されるので、確認・修正作業におけるミスの発生を防げる。
主なサービス名称 | サービスの特徴 | 料金 |
---|---|---|
eas | クラウドワーカーとセットで、AI OCRがデータ化した情報の確認・修正作業まで対応可能。 | 月額5万円〜 |
Sakura-Eye | スキャニング・帳票読み取り設定・データの確認・修正まで一貫して対応可能。 | 1円/箇所 |
invoiceAgent | 5つのAI OCRエンジンのうち、読み取る文書や項目に合わせて最適なものを選べる。 | 要問い合わせ |
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(出所:eas公式Webサイト)
AI-OCRとクラウドワーカーの組み合わせで、高精度かつスピーディーなデータ化を実現するデータ入力サービス。帳票定義は、項目ごとの作業工程をAI-OCR、ワーカー入力、AI-OCRとワーカー入力から、柔軟に設定可能。手書き文字など、AI-OCRの読み込みに適さないものはクラウドワーカーのみでデータ化するというように、作業の配分をフレキシブルに変更できる。
また、レイアウトの異なる画像の自動分類や、設定した項目ごとに画像分割する機能を備え、幅広い種類の帳票に対応。完成したデータは各種システムへAPI連携できる。
クラウドワーカーの作業はすべてeas専用の入力システムにて、個人情報の特定が不可能な、細分化(チップ化)された画像を元に入力されるため、セキュリティ面でも安心。
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(出所:Sakura-Eye公式Webサイト)
複数のAI-OCRエンジンとBPOサービスを掛け合わせたAI OCRサービス。データ化したい原紙・PDFを送付するだけで、スキャニング・帳票読み取り設定・エントリー(入力)・データの確認・修正までデータ化に必要な全工程をアウトソーシング可能。ニーズや予算に合わせて、作業内容を自由に組み合わせられるのもポイント。
セキュリティ対策にも優れており、データ化に際しては項目のみ切り出して関連性を絶った状態でアップロード。情報特定が不可能なため、セキュリティ水準の高い企業でも安心して利用できる。その他、企業側で帳票をスキャンして、その場でデータ化できる「セルフタイプ」のサービスもあり。
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(出所:invoiceAgent公式Webサイト)
電子帳票の発行~保管までを一元管理できるオールインワン帳票プラットフォーム。請求書・領収書など非定型帳票の読み取りに特化したAI OCRを搭載し、事前の設定なしで主要項目の自動解析・読み取りが可能。歪み・傾きの自動補正や空白部分の除去にも対応しており、転記ミスや目視の確認作業も軽減できる。
読み取る文書や項目に合わせて、5つのAI OCRエンジンから最適なものを選べるのが特長。活字・手書き文字・丸囲いなどが混在する場合も安心。1つの読み取り項目に対して複数のOCRを設定できる「データコンペア機能」も搭載。確認・修正作業の完全自動化も目指せる。
データ化した文書は自動仕分け・保管が可能。タイムスタンプの自動付与、証跡記録など記録管理に役立つ機能や検索機能で、文書管理のスマート化にもつながる。
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(出所:AI-OCR×BPO公式Webサイト)
電子契約サービスを提供する同社が、紙の契約書のデータ化・保管に関する豊富なノウハウを活かして開発したAI OCRサービス。AI-OCRを用いたテキスト化、オペレーターによるにデータの確認・修正に留まらず、紙の帳票のデータ化(スキャニング)や帳票設定等の事前処理から、事後の結果報告書の作成、レイアウト改訂提案までトータルで対応可能。もちろん、対応帳票は契約書に限らず、申込書、アンケート用紙、請求書、納品伝票など多様な帳票で利用できる。
(出所:デジパス公式Webサイト)
帳票のスキャンデータを送るだけで、最短2時間でデジタル化できるAI OCRサービス。データのやりとりは専用のポータルサイトの指定フォルダを通じて行い、データ化してほしい帳票PDFをそこにアップローするだけ。AI OCRとオペレーターが高精度でテキスト化。納品データはCSV形式でダウンロード可能。初期費用なしで、月額60,000円〜利用可能。契約は1カ月単位からできるため「倉庫にあるまとまった帳票をデータ化したい」「キャンペーンの申込書だけデータ化したい」といった単発スポットでの利用にもおすすめ。
最後に、AI OCRが具体的に「どのようなシーンでの利用に向いているのか」について触れておきます。メリットだらけに見えるAI OCRですが、闇雲に導入しても必ずしも上手くいくとはいきません。
ポイントになるのは、自社で取り扱っている帳票の量・種類です。AI OCRの導入を検討する際には、まず、自社が使用している帳票について「どのような種類が何枚あるのか」「どのくらいの件数が毎月発生しているのか」など、種類や件数を把握しておきましょう。
いつも決まった書式の帳票(定型帳票)を多数利用している場合です。基本的に新しいフォーマットは、その都度「どこを読み取らせるか」「どの項目として出力するか」などを登録・設定が必要ですが、定型帳票ならその手間がかかりません。確かに、AI OCRのコストはかかりますが、入力後の修正・確認作業に費やす手間・人件費や、ミス発生により負うべきリスクを考えれば、十分もとは取れます。
たとえば、BtoBの小売・卸売業などに取り組んでおり、日々FAXで送られてくる同じ仕様の請求書、注文書、申込書などを大量に読み取らせるような場合がこれにあたります。その他、読み取らせる帳票の種類さえ少なければ、非定型の書類でもAI OCRの利用は可能です。実際、以下のような様々なシーンでAI OCRは利用されています。
上記の逆のパターンです。取り扱う帳票の種類は多いが、各種類の枚数は少ない場合、すなわち多品種少量の場合です。下手をすると一枚一枚登録・設定しなければならないため、かえって手間になってしまう恐れがあります。AI OCRの中には、デフォルトで大量の帳票フォーマットを持っているものや、フォーマットなしで非定型帳票を読み込むことのできるものもありますが、やはり精度は落ちてしまうため、運用には注意が必要になってしまいます。
社内のリソース確保や運用に手間取る場合は、紙の帳票のスキャニングや帳票設定、データ化したものの確認・修正など、トータルでアウトソーシング対応してくれるサービスを選ぶのも手です。たとえば「Sakura-Eye」なら、紙やPDFの帳票を送付するだけなのでほとんど手間がかかりません。
AI OCRでデータ化したものはその後、ほかのExcelファイルに統合したり、会計・経理システムに移し替えたり、何らかの作業が必要になりますが、AI OCR単体では、異なるアプリケーションに転記することまではできません。アウトソースで請け負っているサービスもありません。そこで、最近注目されているのが、AI OCRとRPA(Robotic Process Automation)の組み合わせです。
たとえば、サービスの申込書を回収した後、そこに記載された情報を顧客管理システムに登録するとします。その場合、まずは申込書をスキャンして、AI OCRで顧客情報を読み取ってデータ抽出。その後、従来なら、人力で顧客管理システムにコピペするところですが、RPAを利用すれば、テキストデータを自動で顧客管理システムのしかるべき場所に転記可能。業務を一気通貫で自動化することができます。
RPAの導入も同時に検討されている方、もしくはRPAツールが気になるという方は「RPAツール比較13選!自社で利用するなら?タイプ別おすすめ紹介」を参考にしてください。
大量の紙書類のデータ化に悩まれてきた方にとって、AI OCRは大幅な業務効率化が見込める有効な手段です。一方、AI OCR 製品は様々な種類が存在するため、何が自社に合ったサービスなのか、選ぶのが大変です。効率よく選ぶためには、以下ポイントに気をつけながら比較検討していくとスムーズです。
AI OCRは部署を問わず利用ができ、従来の運用をそれほど変える必要がないため、ほかに様々あるITサービスに比べると、比較的導入しやすいのが特徴です。RPAや外部システムと連携すれば他業務の効率化も見込めることから、「DX化を進めたいが何から手をつければいいか迷っている」という企業にもおすすめです。
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