最終更新日:2024-02-07
RPAツールはどんなことができるのか? 費用は? 向いている業務は? 気をつけるべき注意点は? 自社に合ったRPAツールの選び方から比較ポイントまで、わかりやすく紹介しています。
RPAツールとは、人間がPCを用いて行う様々なルーティン業務を、ロボットで自動化することのできるツールです。同じ自動化ツールでも、マクロ・VBAはExcel内でしか動きませんが、RPAは異なるシステム・アプリをまたいで作業を行うことができるのが特徴です。
近年、専門的な知識がなくてもロボットを作成できる、ノーコードのRPAツールが登場したことで、中小企業でも利用が進んでいます。
RPAツールは、RPAをどこで稼働させるかという点で、「サーバー型」「デスクトップ型」「クラウド型」の3つに分かれます(1ツールで複数のタイプに対応できるものもあります)。以下、各動作形態のメリット・デメリットを簡単に説明しておきます。
動作形態 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
デスクトップ型 | RPAを個々のPC端末にインストールして動かすタイプ。 | 安価に導入可能。ネットに接続しなくても稼働できる。 | 「野良ロボット」の発生原因になりやすい。 |
クラウド型 | RPAをWebブラウザ上で動作させるタイプ。 | ネット環境さえあれば端末問わず利用可能。安価で1ライセンス〜利用できる。 | デスクトップのローカルアプリには対応できない場合がある。 |
サーバー型 | 自社サーバーを管理者端末として、複数の実行端末をローカルネットワーク上で利用するタイプ。 | 管理者機能に長けており、大規模活用や大量なデータ処理におすすめ。 | 他に比べて導入費用や初期設定にコストや時間がかかる。 |
RPAツールによっても異なりますが、管理機能がついた高機能なサーバー型なら月額10万円〜、安価なデスクトップ型やクラウド型なら1ライセンス月額数万円〜。大半が1ライセンスから利用できるためスモールスタートにも安心です。中には、「Microsoft Power Automate Desktop」のようにMicrosoftのアカウントさえあれば無料で利用できるものもあります。
記事後半にはタイプ別のおすすめのツールも紹介していますので、「今すぐツール選定に移りたい」という方はそちらをご覧ください。
もう少し詳しく選び方を知りたいという方はこのまま読み進めてください。RPAツールの仕組みや特徴、更に自社に合ったRPAツールの選び方や比較ポイントを、タイプ別でわかりやすく紹介していきます。
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まずはRPAツールの仕組みや利用法、導入メリットなど、基本的な項目について紹介していきます。例を挙げながらわかりやすく説明していくので、「何となくしか知らない」という方はこの際、しっかり勉強しておきましょう。
RPAツールは、人間が「何を(操作対象)」「どうするか(操作行動)」というシナリオを事前に作成して、ロボットに実行させることで稼働します。たとえば、「売上データをもとに取引先ごとに請求書を作成してもらう」場合には、業務を以下のように切り分けて覚えさせる必要があります。
従来はこういったシナリオ作成のためには難しいプログラミングが必要でした。しかし、RPAツールは画像や座標などを使って操作対象を認識させたり、「この場所から、この部分にコピペする」といったワークフローを組んで操作行動として落とし込んでいきます。専門的な知識・スキルがなくても利用できるのが特徴です。
業界・業務によっても異なりますが、RPAツールは既存のシステム・ツールではフォローしきれない、以下のような「間接業務」でよく利用されています。
RPAを単独で利用する場合もありますが、前後にAI OCRなど別の技術を組み合わせて、自動化できる範囲を更に広げることも可能です。近年では、「ハイパーオートメーション」と言い表され、多くの領域で利用が進んでいます。
RPAツールの導入メリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
人件費の削減 | 作業を自動化できれば、それに費やしていた人件費が不要に。ツールの導入・運用費を上回るコストメリットが期待できる。 |
---|---|
ミスの防止 | 人間ならヒューマンエラーが避けられないが、RPAなら決められたルールに従って、正確に作業を実行してくれるため、ミスを防止できる。 |
働き方改革 | RPAは24時間365日、稼働可能。従業員の働き方改革や人手不足・労働力不足の解消も期待できる。 |
付加価値の向上 | 単純作業をRPAに任せることで、従業員は空いた時間を企画の検討や業務改善など、人間にしかできない業務に専念できる。 |
RPAツールは、導入さえすれば効果を発揮する万能ツールではありません。プログラミングなどの専門知識は必要ありませんが、使いこなすにはそれなりのコツが必要です。以下、RPAを正しく効果的に使うためのコツを3つ紹介します。
RPAツールが自動化できる業務は、現状では「PCを用いた業務」に限られます。更に「定期的に発生する」「再現性がある」という2つが条件になります。これはRPAツールがルール化された業務をこなすのみで、自律的な判断はできないためです。
たとえば、いつ発生するかわからない突発的な業務は事前にルール化しておくのは難しいため、RPAツールに対応させるのは向いていません。コストパフォーマンスの観点からも、対応させるとしたら毎月定期的に発生する、まとまった量がある、かつマニュアル化された業務がおすすめです。
作業を自動化するためには、RPAツールに「何を(操作対象)」「どうするか(操作行動)」か」、一つずつ切り分けて落とし込む必要があります。もし、現場業務についてあまり理解のない情報システム部門の担当者などがシナリオを作成する場合は、現場業務をヒアリングしてイチから理解する必要があります。
RPAツールは一度稼働させると、24時間365日動き続けます。便利である一方、「誰が管理するのか」「いつチェックするのか」など運用ルールを明確にしないと、現場がシナリオを改悪して上手く動かなくなってしまったり、野良ロボットが増えて情報漏洩が起こったりといった不都合が起こりがちです。ただし、あまりに厳格に管理しすぎると、現場での利用が進まないため、バランスのいい運用が求められます。
RPAツールは「誰がメインでロボットを作成するか」によって、おすすめのタイプも分けられます。
それぞれ「どのような場合が当てはまるのか」「どういった機能があると便利なのか」をわかりやすく紹介していきますので、自社環境にはどちらが適しているか考えてみてください。
社内に情報システム部門などの専門の部署が存在しない企業で、かつ自動化したい業務が明確に定まっており、それ以外の全社での利用・大規模利用などは特に考えていない場合です。
この場合は、ロボット開発自体現場で行わないといけないため、導入ハードルが低く、できるだけ使い勝手のいいツールがおすすめです。具体的には、難しい設定をせずとも各端末で手軽に利用できる「デスクトップ型」や「クラウド型」が対象になります。その上で、専門知識がなくても利用しやすいかを比較検討していくといいでしょう。
社内に情報システム部門などの専門部署が存在しており、セキュリティポリシーに反しないように集中管理していきたい場合です。特に、自動化したい業務が複数存在する、もしくは、横展開させてどんどん広げていきたいといったニーズがあるなら、IT部門の管理のもと、適切な環境を整える必要があります。
この場合は、導入しやすさだけでなく、セキュリティ維持のためにも管理・運用のしやすさがポイントに。たとえば、複数台・遠隔地で利用されたとしても、「誰にどのロボットの利用を認めるか」「どこにどんなロボットが存在しており、どんな状態にあるか」などを管理しやすい「サーバー型」が選択肢になります。そのうえで、死活監視やログ管理、日本語対応など細かな部分を見ていくといいでしょう。
なお、「もっとじっくり選びたい」「より詳細に比較してみたい」という方は、以下、選び方ガイドをダウンロードできます(より詳しい13システム比較表付き)。
RPAツール
上記に沿って、ある程度ツールを絞り込んだら、今度は具体的に比較検討していく番です。押さえておきたいポイントは「動作形態」「ロボットの作りやすさ」「拡張しやすさ」「管理のしやすさ」などが挙げられます。以下、わかりやすくご紹介していきますので、選択する際の参考にしてください。
ロボットを作るには「何を(操作対象)」「どうするか(操作行動)」を認識させる必要がありますが、RPAツールや業務によって、そのやり方や精度は異なります。一般的なのは画像や座標で設定するやり方ですが、アプリごとのインターフェースを取得して、GUI形式で積み木を組み立てるように簡単にロボットを作成できるものが便利です。
操作させたいアプリ・業務が定まっている場合は、そのインタフェースを既に持っているかをしっかり確認しておきましょう。GUIのほかには、「RoboTANGO」のように実際の作業を動画で録画するだけでロボットが作れるものもあります。専門知識のない現場担当者がロボットを組み立てる場合などにはおすすめです。
まずは小さく始めてみて、将来的に様々な業務でRPAを利用したいと考えているなら、拡張のしやすさも重要です。デスクトップ型やクラウド型なら、1つのライセンスを複数の端末で使えるフローティングライセンスを搭載したものが便利です。なお、サーバー型はもともと複数利用を視野に入れているので問題ありません。
また、作成したロボットをほかの端末で利用できるかどうかも、RPAツールによって異なります。たとえば「batton」は、作成したロボットはもちろん、ほかのユーザー企業が作成したロボット(battonでは「レシピ」と呼びます)を利用可能。一般的な定型業務の自動化を考える場合は、こういったツールを利用して可能な限り、手間を省くのも一手です。
社内でのRPAの利用が増えると、その分、「どこにどんなロボットがあるのか」が見えづらくなり、管理負担も増します。目が行き届かず「野良ロボット」になったり、意図的にシナリオを改ざんされたりすると、そこから個人情報の漏えいなどにつながる恐れが。
RPAツールの中には、利用端末情報の一覧化、権限管理、ログ管理、更にロボットの死活監視など管理機能を備えているものもあります。セキュリティ対策にも力を入れたい場合は利用を検討しましょう。その他、「JobAuto」のように仮想環境があらかじめ用意されており、そこでロボットを集中管理できるものも手間がかからずおすすめです。
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(出所:WinActor公式Webサイト)
動作形態:デスクトップ型(サーバー型にも対応)
NTTグループで開発された純国産のRPAソリューション。7,700社を超える導入実績を誇る。原則として、Windows上でのすべての作業で利用でき、受発注情報の基幹システムへの登録や、複数システム間の情報連携、ソフト開発での検証作業等での利用可能。IE・Office製品はもちろん、ERPやOCR・ワークフロー・個別の業務システムまであらゆるアプリケーションの操作に対応。PC一台からサーバーまで動作可能。技術サポートはすべて日本語で行われ導入後のフォローが充実しているのも魅力。
(出所:アシロボ公式Webサイト)
動作形態:デスクトップ型
1,000社以上の導入実績があるRPAツール。セキュリティに強みを持ち、中小企業以外にも海上保安庁などの官公庁・地方自治体や上場企業での利用実績あり。
月額50,000円で2ライセンス(PC2台分)利用可能。シナリオを作成する際は難解な業務フローの作成は不要。新人にOJTで教えるのと同じように、実際の業務手順を思い出して、それをパネルで並べるだけでOK。段階的に学べるトレーニングメニューを備えているため、短期で操作を習得できるのもポイント(初心者なら7時間半・マクロ経験者なら90分)。
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(出所:RoboTANGO公式Webサイト)
動作形態:デスクトップ型
業務操作を録画するだけでロボットが作成できる「録画機能」を搭載した、初心者でも簡単に利用できるRPAツール。専門知識不要で、エンジニアを介さずに実務者が業務に即したロボットを効率的に作成できる。導入実績450社以上。
1つのライセンスを複数のPC端末で使えるフローティングライセンスを標準搭載。離れた拠点・部署でも1ライセンスで運用できるため、コストの削減につながる。また、1ライセンス50,000円、最低利用期間1カ月から始められるため、はじめてのRPA導入やスモールスタートにも最適。
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(出所:ロボオペレータ公式Webサイト)
動作形態:デスクトップ型
最先端のAIソリューションを研究開発するPAKSHAグループが手掛けるRPA。導入実績1,900社。高度な画像認識機能・オブジェクト認識機能により、PC画面に表示されるあらゆるシステムを操作可能。
ロボットに関しても、日本語表記のわかりやすい操作ボタンと画面だから、専門知識のない現場担当者でも簡単に作成可能。業務フローが変更された場合でも簡単に修正できるため安心。マニュアルもテキストではなく、動画で丁寧に個別解説されている。業務に詰まった時点でピンポイントに疑問を解消できるのも心強い。
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(出所:AUTORO公式Webサイト)
動作形態:クラウド型
拡張性とサポートの手厚さに強みを持つ、クラウド型のRPAプラットフォーム。インストール不要でブラウザからすぐにロボットの設定画面にアクセス可能。クラウド型なので、場所を選ばず利用でき、テレワークでの活用や業務の属人化防止にも有効。PC端末上で動作しないので、PCを閉じているときや、土日夜間でも起動させられる。
条件分岐・繰り返しはもちろん、業務の自動化に必要となる様々なアクションを用意。多数のAPI接続パッケージがプリセットされているため、導入工数や期間が圧縮できる点もポイント。
(出所:batton公式Webサイト)
動作形態:クラウド型
クラウド型でありながらローカルでも利用可能なRPAツール。同時ログインさえしなければ1ライセンスで異なるPCでも利用可能(台数制限なし)。デバイスや位置情報が変わっても、高精度AIが画像認識して以前の環境を自動検出。また、他のbattonユーザー作ったRPA利用法(レシピ)が学んだことを他のアカウントでも共有できるので無駄に指示出しをする必要がないのもポイント。導入に当たっては「業務のどの部分をどのようにRPAにするか」「どこをKPIにするか」担当者がしっかりサポートしてくれるのも心強い。
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(出所:EzAvater公式Webサイト)
動作形態:デスクトップ型
直感的なマウス操作だけで簡単にシナリオを作成できるRPAツール。Excel・CSVの加工業務や日々の集計業務、時間のかかる入力業務などの自動化はもちろん、ユーザーの声を取り入れて年間100以上の機能を随時追加。難しい設定はテンプレートを用意し、ボタン1つで登録できる機能などを搭載することで、非IT部門でも操作の手間はかからない。更に、ロボットはシステムの速度に合わせて動くほか、エラー発生時に即時通知する機能を活用することで、管理を大幅に効率化できる。
その他、業務選定やシナリオの作り方などの個別相談会を実施したり、操作のシナリオ作りを学習できるコンテンツ、操作方法を学べる動画コンテンツなどを用意。導入後の運用も安心だ。
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(出所:Biztex cobit公式Webサイト)
動作形態:クラウド型
クラウドでサービスを提供しているため柔軟な機能の改善・追加が可能。申し込みから最短即日で利用できるのも他社にはない強み。専門知識不要でブラウザでやりたいことを組み合わせていくだけで高性能なデジタルロボットが簡単に作成できる。テキストの取得・入力や繰り返し処理をはじめ、フォルダ内の一括実行、Googleスプレッドシート連携、CSV・xlsのインポートとエクスポート、変更点の検出など様々な機能を組み合わせて活用することができる。
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(出所:Microsoft Power Automate Desktop公式Webサイト)
動作形態:デスクトップ型
Windows 10 以降のOSにデフォルトで搭載されている、無償で利用できるRPAツール。フローと呼ばれるシナリオを作成して利用するほか、レコーダーという実際の画面操作をもとにアクションをフローに追加してくれる機能も搭載。Microsoft製品やそれ以外のサービス・アプリケーションへ接続も可能(500を超えるコネクタを用意)。
Microsoftアカウントを持っていれば無料で利用可能だが、指定した日時にロボットを動かすためのタイマー機能や、作成したロボットを他に人にも利用できるようにするためには、有料版にする必要がある。
(出所:マクロマン公式Webサイト)
動作形態:デスクトップ型
データ入力、データ集積・分析、データ照合、メールの送受信、情報検索などを完全無料で自動化するRPAツール。スクリプトの作成も簡単で、必要なコマンドをクリックして順番を組み立てていくだけ。デスクトップ型ツールのため、ネットに接続していなくても使用可能。セキュリティ面も安心。サポートは有償だが、マクロマンの開発元の社員による操作方法のレクチャーや開発代行、内製化のための研修などを活用することが可能。要件のヒアリングから運用サポートまでを一気通貫で行うことで、生産性の向上も期待できる。
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(出所:JobAuto公式Webサイト)
動作形態:サーバー型
管理機能と仮想環境動作を標準搭載したRPAツール。サーバー型ながら、ロボットの作成から管理機能、仮想環境での実行まで月額80,000円という安価で導入できるのが特徴。スケジュールで設定した時刻になるとロボットが動くタイマー機能も備わっている。
シナリオ作成に関しても、操作対象のオブジェクトを認識する方法を採用しているため、エラー発生の頻度が少なく、作成時間の短縮や修正の簡素化も可能。ChromeやIEなどのブラウザ、Excelなどのオフィス製品、Googleスプレッドシートなど、幅広いアプリケーションに関する業務の自動化を実現する。
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多くの実行端末で安全に利用するためのセキュリティ対策や管理機能に優れたタイプです。大企業をはじめ中堅規模以上の企業に広く活用されている定番のRPAツールがそろっています。
(出所:UiPath公式Webサイト)
動作形態:サーバー型/デスクトップ型/クラウド型
ロボットで自動化できるワークフローを作成する「UiPath Studio」、ワークフローを実行する「UiPath Robots」、作成したロボットの稼働状況を統合的に管理する「UiPath Orchestrator」によって構成されるRPAツール。「サーバー型」にも、個々のPCにインストールして開発、実行のみを行う「クライアント型」にも対応。更に、API連携によりSaaS連携することも可能だ。「UiPath Orchestrator」では、すべてのロボットが行った処理や、人間がロボットを使って行った処理を記録・トラッキングするので、負担なくコンプライアンス遵守とセキュリティ維持ができる。
また、個人利用向けにFreeプランを提供。
(出所:Blue Prism公式Webサイト)
動作形態:サーバー型/デスクトップ型/クラウド型
全世界で1,600社以上の導入実績を持つサーバー型RPA。フローチャート形式で自動化処理を定義できるため、プログラミングの知識や専門家は不要。AIとの連携や複雑な条件分岐、例外処理も、フローチャート描画+設定作業で実現できる。
実行中に停止したり、データ項目を書き換えたりして途中から実行するなど、デバッグ機能が豊富なので、開発生産性に優れているのも特徴だ。オンプレミスとSaaSの両方への展開に対応している。
(出所:Automation Anywhere公式Webサイト)
動作形態:サーバー型/デスクトップ型/クラウド型
4,000社以上の導入実績を持つなど、世界中で広く導入されているRPAプラットフォーム。ドラッグ&ドロップするだけで直感的にロボットを作成したり、ビジネスプロセスの自動化に関するワークフローを設計したりできる。また、任意のブラウザや、Windows、Linux、MacOS などのオペレーティングシステムからも自動化を行うことができ、様々な環境に対応しているのも強み。オンプレミスとクラウドの2つの導入形態に対応。タスクの学習および最適化を行うAI機能を搭載しており、複雑なビジネスプロセスを簡単に自動化できる。
業務効率化・生産性向上などに役立つRPAツールについて紹介しました。RPAツールは、導入するだけで、ロボットが面倒な作業をすべて肩代わりしてくれるという魔法のツールではありません。現状の問題を把握し、試行錯誤を繰り返しながら徐々に使い勝手のいいシナリオへとブラッシュアップしていくことが重要です。
シナリオ作成や運用が過度に負担にならないように、導入前の段階で、できるだけ自社に合ったRPAツールを選ぶようにしましょう。「オフラインで資料を見ながらじっくり検討したい」「より詳細に比較したい」という方は、以下、選び方ガイドをダウンロードできます(より詳しい13システム比較表付き)。
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