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販売管理システム比較14選!【図解タイプ分け】選び方を紹介

販売管理システム比較14選!【図解タイプ分け】選び方を紹介

最終更新日:2024-09-27

汎用型・複数業種向け・特定業種向けなど、販売管理システムをわかりやすくタイプ別に紹介。どういうポイントで比較検討していけばいいのか、おすすめのシステムを交えながら選び方を解説します。

目次

販売管理システムのおすすめ(図解)

販売管理システムとは、企業が注文を受けてから商品を納品するまでの間、「お金」「商品」の流れを適切にコントロールするためのシステムのことです。以前はインストールして利用するパッケージ型が一般的でしたが、近年は安価な月額料金で使えるクラウド型が主流になりつつあります。

製造業・卸売業・小売業では特に重要な販売管理

従来、販売管理は紙やExcelなど様々なツールを用いて行われるのが一般的ですが、「数値を転記することが多いため負担が多く、ミスが生じやすい」「データ集計に時間がかかるため迅速な判断ができない」などの課題が挙げられています。特に在庫や仕入れが発生する製造業・卸売業・小売業などでは、その手間やリスクが増大するおそれが。

販売管理システムの導入効果

販売管理システムを導入すると以下のような利点があります。

  • 業務の負担軽減と効率化/手入力やダブルチェック、書類発行の手間が省ける
  • 情報一元化によるミス防止/記録漏れ・記載ミスによるクレーム・トラブルが減少
  • データの有効活用/売上・購買状況を把握することで迅速的確な経営判断ができる

販売管理システムのおすすめ

販売管理システムは、業種・規模によって最適なものは異なります。今回は販売管理システムの選び方について、おすすめのサービスを交えながらわかりやすく紹介していきます。

タイプ別 販売管理システム 図解

記事後半にタイプごとにおすすめのサービスを取り上げているので、今すぐサービス選定に移りたいという方は参考にしてください。

販売管理システムについてより詳細を知りたい方は「販売管理システムとは?できることやメリットの基本から解説」をご覧ください。

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販売管理システムの機能一覧

販売管理システムには、商品の注文を受けてから納品するまでの「お金」「商品」の流れを正しく管理するために多種多様な機能が搭載されています。

「お金」を管理するための機能

売上管理 ボタン1つで見積書を発行。過去情報や顧客情報も自動転記
請求管理 請求顧客・請求額を自動抽出して請求書を自動作成・発行
入金管理 入金日・請求先ごとに振り込みが正しく行われているかを管理
支払管理 支払日・仕入先ごとに支払いが正しく行われているかを管理

「商品」を管理するための機能

受注管理 「どこから・何の注文を受けたか」受注情報を一元管理
出荷管理 注文について正しく出荷・納品が行われているかを管理
発注管理 「どこに・何の注文をしたか」発注情報を一元管理
仕入管理 発注について正しく入荷・納品されているかを管理
在庫管理 商品の在庫が過剰・不足しないために最適管理

その他の業務効率化機能

ワークフロー 見積もり・請求書などをWeb上で申請・承認できる
電子保存 電子帳簿保存法の要件に対応。帳票のペーパーレスを推進
外部連携 会計システムや電子契約システム、メール配信システム等とデータ連携

 

販売管理システムの比較表

様々な機能を持つ販売管理システムですが、対応できる範囲は個々のシステムごとに異なります。以下、主要システムについて、上記で取り上げた「お金」「商品」にまつわる機能の有無を調べておきました。

販売管理システム 一覧表
標準で対応しているものもあれば、オプションになっているもの、同社別製品で対応できるものなど様々です。導入にあたっては、現在利用しているシステムや運用法との兼ね合いから、「何ができて何ができないか」を把握しておく必要があります。気になるものがあれば確認しておきましょう。

より詳細に知りたい方のために、機能比較表(主要13システム・21項目を調査)も別途用意しています。ご興味のある方は、こちらの「販売管理システムの選び方ガイド」をご覧ください。

販売管理システムの選び方ガイド

販売管理システム

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販売管理システムの選び方

販売管理システムは、企業の規模や業種に応じて、以下4つのタイプに分類できます。自社で利用する場合、どのタイプが向いているのか考えてみましょう。

  1. 汎用型 項目を自由に組み合わせることで様々な社内業務のフローを柔軟に構築できる。
    楽楽販売、SMILE V Air 販売、SKit FLEXi、kinterp Lightなど。
  2. 複数業種に対応 必要機能を複数業種で事前にパッケージ化。セミオーダー形式で利用可能。
    GrowOne 販売情報システム、アラジンオフィス、GENなど。
  3. 特定業種向け 業種に特化した細かい要件に対応。パッケージでは対応しきれない場合におすすめ。
    クラウドERP ZAC、Scalebase、freee販売、WorkVision販売管理など。
  4. 在庫管理不要・小規模向け 最小限の機能を選択して利用することで、料金も導入しやすい。
    DeskAssist、board、販売王など。

以下、どのような場合におすすめなのか。どういった機能が備わっていると便利なのか、具体的にどういったサービスがあるのか、などを紹介しています。自社で利用する場合、どのタイプが向いているのか考えてみましょう。

1.汎用的に使える販売管理システム

業種に関係なく幅広い業務に対応し、自社に合った機能を追求できるシステムです。あらゆる社内業務をシステム化することができるWebデータベースを持っており、項目を自由に組み合わせ可能。自社の業務に最適なフローを構築できます。

まずは最低限の業務対応からスタートして、導入後に必要に応じて機能を追加するなど、使いながらベストを目指せる柔軟性の高さが特徴です。

サービス名 特徴 料金
楽楽販売 業務に合わせて作り込める。サブスク管理、納品管理、フランチャイズ管理などにも対応可能 月額70,000円~
SMILE V Air 販売 入力補助機能やRPA機能など、業務効率化をサポートする機能を豊富に備える 要問い合わせ
SKit FLEXi 販売管理・仕入管理・在庫管理、会計、情報分析までこれ一つで対応 要問い合わせ
kinterp Lightバージョン 「kintone」をベースにすることで、多様な業務にも迅速に対応可能 要問い合わせ

2.複数業種対応の販売管理システム

販売管理業務は業種・企業によって異なります。自社に合ったものをイチからオーダーメイドで作ろうとすると膨大なお金と時間がかかってしまいます。それを避けるために開発されたのが業種特化型のパッケージを持つ販売管理システムです。業種ごとに必要とされる機能が事前にパッケージ化されており、セミオーダー形式で利用できるのが特徴です。

業界独自の商習慣がある場合には、まずいずれかのサービスでパッケージ化されていないかをチェックして、どのような機能が必要なのか押さえておくのもいいかもしれません。

サービス名 特徴 料金
GrowOne 販売情報システム 電気機械・建材・紙製品・食品などの卸売業や加工業、運送業、商社などに対応 要問い合わせ
アラジンオフィス アパレル・ファッションや食品、医療、鉄鋼・非鉄、ねじ、製造業など幅広く対応 要問い合わせ
GEN メーカー、商社、アパレル、食品・化粧品製造業、サブスク業態などに対応 月額23,500円〜

3.特定業種向けの販売管理システム

販売管理は企業の「業務」を管理するものなので、上記したような業種特化型のパッケージでは、たとえ業種は当てはまっていたとしても、特殊な業務には対応しきれない場合もあります。そんな時、おすすめなのが特定業種向けの販売管理システムです。パッケージに比べるとかなり細かい部分まで対応できるのが特徴です。

サービス名 特徴 料金
クラウドERP ZAC 案件や契約、プロジェクト単位で業務が進行する業種に特化。システム業、IT業、広告業、士業、コンサルティング業など 要問い合わせ
Scalebase サブスクビジネスやSaaSなど継続収益ビジネスに特化。柔軟な料金設定機能をもつ 月額50,000円~
freee販売 見積から請求、売上まで一元管理。「freee会計」と連携すれば仕訳や請求・入金業務も自動化できる 要問い合わせ
WorkVision販売管理 製造業・卸売業に特化。ロケーション別管理を行うことで在庫の適正化を実現 月額20,000円〜

4.在庫管理不要・小規模向けの販売管理システム

商品に絡んだ業務として受注・出荷・発注・仕入・在庫などが挙げられますが、業種によっては「在庫」を持たない企業も考えられます。この場合は、販売管理システムにも在庫管理の機能は必要ありません。むしろ余計な機能がない分、コストや使い勝手に優れた小規模向けの販売管理システムがおすすめです。

サービス名 特徴 料金
DeskAssist 50名以下の小規模企業向け。必要な機能のみ選択利用できるため低コストで済む 要問い合わせ
board 販売管理の効率化だけでなく、経営情報の収集・可視化に強み。BIツールとしても利用できる 月額3,980円
販売王 PCにインストールして利用するタイプ。買い切りのため長期間・小規模利用するにはおすすめ 買い切り40,000円

 

販売管理システムの比較ポイント

どのようなタイプの販売管理システムがあるのか大まかにつかめたところで、次は具体的に絞り込んでいきましょう。自社に合ったシステムを選ぶ上では、以下の4点に沿って比較検討を加えていくとスムーズです。

1.業界特化型か汎用型か

まずは業種による検討です。業種によっては特有の要件や商習慣があります。たとえば、食品業界なら「在庫に賞味期限がある」「キャンペーンにより価格が変動する」などです。この場合、「賞味期限を考慮した在庫管理機能」「特売価格を加味した受注管理機能」などが必要になります。

システムをカスタマイズして仕様を合わせることもできますが、それには膨大な手間がかかるため、こういった場合は、最初から複数の業種特化型のパッケージを持つ「2. 複数業種対応の販売管理システム」や「3. 特定業種向けの販売管理システム」を検討した方がいいでしょう。逆に特有の商習慣がない場合は、業界問わず利用できそうな「1. 汎用的に使える販売管理システム」の導入を検討してみましょう。

2.利用する業務範囲

次に、販売管理システムの利用範囲についてです。見積・受注・出荷・請求など「お金」の流れに関してはさほど変わりはありませんが、「商品」の流れに関しては様々です。販売管理システムに「お金」の流れだけでなく「商品」の流れも任せるのか。売上・購買データをどこまで収集・分析して経営にも活かすのか。システムによって得意・不得意があるため、「どこまで利用するのか」を考えて、ズレの少ないシステムを選んでいきましょう。

たとえば、在庫を持たないIT・Web・広告などクリエイティブ業の場合、在庫管理や出荷管理機能は必要ありません。プロジェクトや案件単位の管理に対応したその業界向けの「3. 特定業種向けの販売管理システム」か、「4. 在庫管理不要・小規模向けの販売管理システム」から選ぶといいでしょう。それに対し、在庫管理が必須な卸売業・製造業の場合は在庫管理機能を持っているシステムが必須です。製造業によっては、状況原価・納期調整のための購買管理・製造管理も必要になる場合もあります。

また、企業によっては各工程に別途、専門的なシステムを導入している場合も考えられます。販売管理システムを導入するのであれば、それとの兼ね合いも重要です。置き換えができる、もしくは連携できるシステムを検討しましょう。

3.自社の規模・利用頻度

システムが自社の規模や利用頻度に合っているか、言い換えるなら「身の丈にあっているか」についてです。大手企業であれば、お金と時間をかけて自分に合ったオーダーメイドのシステムをイチから開発することもできるかもしれませんが、大多数の中小・小規模企業はそうもいきません。従業員数や利用頻度・利用シーンを考えて、初期導入と運用コストに見合ったシステムを選びましょう。

なお、システムを利用する現場スタッフの使い勝手も重要ですが、導入・運用コストを抑える上では、多少、今の業務フローと食い違う場合でも、ある程度、システム導入に合わせて調整・変更していくことも大切です。これを機に、自社の業務フローを洗い出して、より無駄の少ないフローへと見直すのもいいでしょう。

4.クラウド型かインストール型か

最後は、買い切りタイプのソフトウェア型か、月額料金を支払って利用するクラウド型かについてです。販売管理の領域では依然としてソフトウェア型も少なくありませんが、クラウド型も「法改正に対応してくれる」「機能を改善してくれる」「テレワーク下でも利用できる」「メンテナンスフリー」とあって人気です。最近では、クラウド型でありながらカスタマイズに対応したシステムも増えています。

どれくらいの期間利用するかによってコストパフォーマンスに大きな違いがありますので、無理なく使い続けられる方を選びましょう。

 

主な販売管理システム(汎用型)

カスタマイズ性に優れ、様々な業種・業態にフィットさせられる汎用型のシステムをご紹介します。

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楽楽販売(株式会社ラクス)

楽楽販売公式Webサイト

(出所:楽楽販売公式Webサイト)

様々な業務システムをプログラミングなしで構築できるクラウド販売管理システム。顧客管理、営業案件管理、受注管理、契約管理、請求管理から発注管理や原価管理、仕入管理などカバーできる範囲が広い。サブスクリプション管理、納品管理、フランチャイズ管理など、業態にあった機能にも対応。
パッケージソフトウェアと違い、業務に合わせてユーザー側で作り込むことができるのがポイント。受注時に各部門へメールを送信することで伝達漏れのリスクを減らしたり、営業案件を確度別に見える化することで経営効率をあげたり、高い柔軟性と豊富な機能を備える。

  • 料金:月額70,000円~、初期費用15万円~

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SMILE V Air 販売(株式会社大塚商会)

SMILE V Air 販売公式Webサイト

(出所:SMILE V Air 販売公式Webサイト)

高い柔軟性と拡張性が特徴の販売管理システム。売上・売掛から仕入・買掛、在庫管理まで、販売・購買業務全般を管理・効率化する。マスターや伝票への独自項目の追加や、各種実績の集計、オリジナル帳票の作成、多角的なデータ分析など、ユーザー企業の状況に合わせた柔軟な対応が可能。CSVデータの受け入れによるマスターデータの移行にも対応しており、システムの入れ替え時にも安心。
伝票の入力作業を最小減に抑える「入力補助機能」やRPAとして活用できる「業務予定機能」など、業務効率化をサポートする機能を豊富に備える。スマホやタブレットにも対応。外出先からでも最新の状況を確認できる。会計や人事、ワークフローなど、同シリーズ間での連携によって、更なる作業効率の向上が見込める。

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SKit FLEXi(スキットフレキシー)(株式会社NTTデータセキスイシステムズ)

SKit FLEXi公式Webサイト

(出所:SKit FLEXi公式Webサイト)

販売管理・仕入管理・在庫管理、会計、情報分析に対応したクラウド販売管理システム。積水化学グループの多様な業務分野で培った販売管理システムとして、受注発注連動、外注管理、販売管理個別受注・個別原価管理といった多彩な機能を装備しており、中堅の卸売業、製造業などでの実績が豊富だが、小売りやサービス業での導入実績もあり。オプションで請求書発行代行や、FAX自動送信サービスも。
運用業務全体(業務・アプリ・システム基盤)をすべて委託可能なため、情報システム担当の人材不足や、後継者不在の問題解決にも有効。

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kinterp Lightバージョン(キンタープライト)(日本ラッド株式会社)

kinterp Lightバージョン公式Webサイト

(出所:kinterp Lightバージョン公式Webサイト)

業務アプリ作成サービス「kintone」に、RADの長年の基幹システム構築ノウハウを掛け合わせた業務システム。売上管理・在庫管理など販売管理に必要な機能をパッケージ化して搭載。不要なコストを抑えることができ、請求書発行なども可能な標準機能が充実している。また、kintoneの機能を使用することで、項目の追加やワークフロー設定、CSV入出力なども可能。個別のカスタマイズにも対応し、見積、発注~仕入管理、入出金管理、生産管理など、自社の業務に合わせて徐々に利用範囲を広げていくこともできる。
導入ステップは、無料トライアル後に操作手順説明、機能説明、追加要望などのQA対応があり、料金確定・契約というシンプルな流れ。契約までの工数を可能な限り削減することで、システムの早期導入も実現する。

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主な販売管理システム(複数業種に対応)

豊富なパッケージで複数業種に対応できるおすすめの販売管理システムを紹介します。

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GrowOne 販売情報システム(株式会社ニッセイコム)

GrowOne 販売情報システム公式Webサイト

(出所:GrowOne 販売情報システム 公式Webサイト)

短納期で導入できる「パッケージ型」と、企業ごとの業務に合わせられる「スクラッチ開発型」の長所を併せ持ったセミオーダー型の販売管理システム。商社や建材・紙製品・食品などの卸売業、運送業など、幅広い業界に対応したテンプレートを用意。足りない機能のみ追加・構築できるため、企業の業務やニーズに合わせたシステムを低コストかつ短期間で導入できる。
卸売業をコアモデルとして、受発注から販売、購買、在庫、債権・債務の管理まで一元管理するための機能をすべて搭載し、環境や業務の変化に合わせた機能改修にも対応が可能。受発注データの入力作業の簡素化や、売上の一括計上、項目・条件を指定したデータ集計など、豊富な機能で業務の効率化を促進する。

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アラジンオフィス(株式会社アイル)

アラジンオフィス

(出所:アラジンオフィス公式Webサイト)

中堅・中小企業を中心に、5,000社以上の導入実績を持つ、販売管理・在庫管理パッケージシステム。小売(店舗/EC)、商社・卸売、製造・加工など業種別の商習慣に対応した業種特化型パッケージを多数備えており、リピート率は98.4%。商材も様々でアパレル・ファッション、食品、医療、鉄鋼・非鉄、ねじなど多種多様な企業に利用されている。
導入前のコンサルティングからカスタマイズ開発、導入時の教育サービス、導入後のシステム運用支援、機械のメンテナンス、更にトラブル時も窓口一本で対応するなど、サポート体制も充実。テレワーク・在宅勤務に対応したクラウドでの提案も可能となっている。

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GEN(GEN株式会社)

GEN公式Webサイト

(出所:GEN公式Webサイト)

無駄のない料金体系で、中小企業も導入しやすいクラウド型ERP(基幹システム)。販売管理以外にも、在庫管理・購買管理・生産管理・管理会計・顧客管理・ワークフローなど様々な機能を利用可能。
メーカー向け、商社向け、アパレル向け、食品・化粧品製造業向け、案件・プロジェクトベース向け、サブスク業態向けなど業種別に必要な機能を搭載した7種類のパッケージを提供。
そこから更に機能を増減したり、帳票変更・項目追加したり、自社で簡単に設定変更可能。導入後の運用コストも安価で済むため、販売管理だけでなくバックオフィスをトータルで効率化させたい企業にもおすすめ。

  • 料金:月額20,000円+3,500円/ID(ITサービス向けの場合)

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主な販売管理システム(特定業種向け)

特殊な要件にも対応できる、特定業種向けのおすすめのシステムを紹介します。

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クラウドERP ZAC(株式会社オロ)

クラウドERP ZAC公式Webサイト

(出所:クラウドERP ZAC公式Webサイト)

案件や契約、プロジェクト単位で業務が進行する業種に特化したクラウドERP。システム業、IT業、広告業、士業、コンサルティング業などを中心に、ベンチャー企業から大手企業まで、900社以上の導入実績を誇る。
販売管理のほか在庫管理、勤怠管理など、必要な機能をモジュール単位で購入・利用できるため、導入コストを抑えられる。販売管理モジュールでは、見込・引合管理から見積・受注・売上・請求・債権管理まで、販売業務全体の管理が可能。
受注確度管理や受注予定日管理などの案件管理機能や、ワークフロー機能、プロジェクト収支管理機能、売上データ集計などのアウトプット機能など、業務効率向上に役立つ機能が豊富にそろう。

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Scalebase(アルプ株式会社)

Scalebase公式Webサイト

(出所:Scalebase公式Webサイト)

サブスクリプションビジネスやSaaSなどの継続収益ビジネスに特化した販売・請求管理システム。たとえば、「定額」「従量課金」「多段階従量」「使用量課金」など、サブスクにありがちな複雑な課金モデルにも標準対応可能。料金プランは画面上から直感的に組み合せるだけ。割引・変更などを含めて「料金がいくらになるか」自動で算出されるため面倒な作業は不要。柔軟なプライシングを行える。
更新・アップセルの履歴など契約情報は時系列で確認でき、簡単に集計・分析可能。MRR・LTVなどの指標も瞬時に把握できるため経営戦略にも役立つ。

  • 料金:月額50,000円~

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freee販売(freee株式会社)

freee販売公式Webサイト

(出所:freee販売公式Webサイト)

会計シリーズで有名なfreeeの販売管理版。案件化したものを登録して見積書を作成・発行したら、以降はその案件に紐づけてあらゆるデータを管理可能。案件管理や売上管理だけでなく、人件費・外注費・経費などの原価管理も行える。プロジェクトごとに収益をわかりやすく可視化でき、更に取引先や部門・担当別など様々な切り口から分析できるため経営判断も下しやすい。
同シリーズの「freee会計」と連携すれば、その後の仕訳・請求・入金確認などの経理業務までバックオフィス業務を自動で完結できる。

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WorkVision販売管理(株式会社WorkVision)

WorkVision販売管理公式Webサイト

(出所:WorkVision販売管理公式Webサイト)

製造業・卸売業に特化した販売管理システム。販売管理システム構築歴40年以上の実績を持つ会社が開発。ユーザインタフェース、業務ロジック、データベースアクセスの3つのレイヤーで構成され、それぞれで部品化した構造となっており、業種や部門で異なる業務プロセスでも部品の構成変更のみで利用できる。
荷姿別在庫管理、委託・受託・預け・預り在庫・予約在庫などロケーション別管理を行うことで在庫の適正化を実現可能。また、取引がどこまで進んでいるかリアルタイムで把握できるなど、数値を見える化することで経営の効率化にも貢献。

  • 料金:月額20,000円〜(クラウド型の場合)

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主な販売管理システム(在庫管理不要・小規模向け)

使い勝手の良さとコストパフォーマンスに優れた、在庫管理機能を持たない小規模向けのシステムを紹介します。

DeskAssist (東芝テック株式会社)

DeskAssist公式Webサイト

(出所:DeskAssist公式Webサイト)

個人事業主から従業員数50名以下の小規模企業向けの販売管理システム。売上請求管理、仕入買掛管理、商品在庫管理、見積管理、受注管理、発注管理のうち必要な機能のみ選択して活用でき、低コストでシステムを構築できる。
今使っている伝票に合わせてプログラム変更もできるため、PCが苦手な方も簡単に操作できるのもポイント。宛名印刷や送り状発行などの機能も備えており無理なく、現状業務の効率化が可能。

  • 料金:要問い合わせ

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board(ヴェルク株式会社)

Board公式Webサイト

(出所:Board公式Webサイト)

「在庫を持たないビジネスモデル」をターゲットとした販売管理システム。フリーランスから従業員数数名の小規模企業、百名規模の中小企業などで幅広く利用されている。ポイントは自身で販売管理業務を行うベンチャー経営者が「経営者の視点」から設計・開発しているところ。
日々の販売管理業務の最適化・効率化はもちろん、「経営判断に必要な数字を収集する」という視点から各業務で発生するデータを収集・分析し、見える化。最大限、経営に活かせるような設計になっている。
見積書、請求書等の書類の英語対応と12種類の外貨を使用できるようにするアドオンも用意しており、グローバル展開している企業にもおすすめ。

  • 料金:月額3,980円(Standardプランの場合)

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販売王(ソリマチ株式会社)

販売王公式Webサイト

(出所:販売王公式Webサイト)

PCにインストールするタイプの販売管理システム。料金は40,000円の買い切りで、月額料金のようなランニングコストは不要。長く使えば使うほどお得感がある。買い切りながらも、機能改善のフットワークが軽く、令和5年10月からのインボイス制度にも対応済み。希望すれば30年弱の豊富なノウハウをもとにしたサポートも受けられる(有償)。
在庫管理や仕入れ管理機能は備わっていないが、見積書の作成から請求書の発行までシームレスに販売管理を行うことができる。在庫や仕入れが不要な役務提供型の事業を行っている小規模事業者にはおすすめ。

  • 料金:買い切り40,000円

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まとめ

販売管理システムを導入すれば「業務の効率化」「ミスの防止」「売上・購買データの有効活用」など様々なメリットが見込めますが、そのためには自社に合ったシステムを導入することが欠かせません。

多数あるシステムの中で比較検討する場合、まずは、自社の業務に「業界特有の商習慣」があるかを踏まえた上で、以下のような手順で選ぶとスムーズです。

  1. 「商習慣が存在する」場合はパッケージ化された「2. 複数業種対応の販売管理システム」へ。その中で「パッケージでは対応できない業務がある」「その機能では満足できない」場合は「3. 特定業種向けの販売管理システム」へ。
  2. 特有の「商習慣が存在しない」という場合は「1. 汎用的に使える販売管理システム」をカスタマイズして利用。
  3. 「商品(在庫管理)が必要ない」という企業は、最初から在庫管理機能を持たない「4. 小規模向けの販売管理システム」に的を絞って、その分、コストパフォーマンスや使い勝手重視で自社に合ったものを選ぶ。

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