Ekran|インタビュー掲載

ジュピターテクノロジー株式会社

ユーザー操作を画像とテキストで記録する証跡管理システム。操作ログを簡単に検証でき、管理者の作業負担を軽減。インシデント時の調査や、内部不正の抑制にも役立ちます。

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サービス概要

Ekranは、ユーザーの操作ログを画像で記録できる証跡管理システムです。テキストログ単体で検証するのに比べて、「管理作業の効率化・標準化」「スピーディーなトラブルシューティング」を実現できます。操作ログの記録・保管に特化したシンプルな機能とコストパフォーマンスの高さで、海外を含めた様々な業種・業界で活用されています。

Ekranは、ユーザーの操作ログを画像で記録できる証跡管理システムです

Ekranは、ユーザー操作を画像スライドとテキストで記録。インシデント時には、前後の操作をスライド再生することで、何が起きたかを直感的に判断できます。操作ミスの発見やユーザーの意図の把握も簡単に行えるため、迅速・的確に対応することができます。専門知識がなくても、画像を見るだけで検証できるので、インシデント発生時の迅速な状況把握、検証結果の確実性を向上させることも可能。また、豊富な検索項目を用意しており、目的の記録を素早く閲覧できます。

Ekranは、ユーザー操作を画像スライドとテキストで記録。インシデント時には、前後の操作をスライド再生することで、何が起きたかを直感的に判断できます

更に、インシデントを事前に防ぐ機能も豊富に搭載。PCログイン時に操作が記録されていることをユーザーに意識させる「ログインメッセージ機能」、ユーザー・管理者への通知だけでなく、アプリや端末の使用制限まで設定可能な「アラート機能」などを使用することで、内部不正の抑止が可能です。

 

主なポイント

  • 【アラート機能】特定操作を自動検知、リアルタイムで対応

記録するテキストデータをもとにアラートを設定できます。実際に操作があった場合、⾃動で検知し、リアルタイムでメール通知されるため、管理者は迅速に対応することが可能です。また、アラート発⽣箇所のみをピンポイントでチェックすることで、管理者の作業負担の軽減にもつながります。

【アラート機能】特定操作を自動検知、リアルタイムで対応

  • 【レポート機能】多彩なレポートを作成可能、不正行為を定期的に確認

ユーザー操作を記録したテキストデータから、様々なレポートを定期的に生成することができます。たとえば、一定期間中の使用アプリケーション一覧や検知されたアラートの一覧、ユーザーの作業時間に関する詳細情報を記録したセッション⼀覧レポートなどを、日次・週次・月次に生成し、指定したメールアドレスに自動送信することが可能。pdf、xlsx、rtfなど、各種フォーマットも指定できるので、用途に応じて定期的に有⽤なレポートを作成し、危険な操作を検出することができます。

【レポート機能】多彩なレポートを作成可能、不正行為を定期的に確認

  • 【Ekran IRI】オプションで潜在的な内部脅威も分析可能

内部脅威検知サービス「Internal Risk Intelligence」(株式会社エルテス)と連携可能。Ekranが取得する各端末使用者のログをもとに、特定の操作やキーボード入力内容から内部脅威になりえる行動を洗い出し、内部脅威リスクが検知された際に管理者に通知。その行動をEkran管理コンソール上で目視することができます。未然に、効果的に可視化することで、内部不正による脅威を徹底的に抑止することが可能です。

 

インタビュー

「不正を働く」という選択肢そのものを排除する。手間のかからない強固なセキュリティ対策を目指して

ジュピターテクノロジー株式会社 営業開発室 松尾 修一 様、営業グループ 村上 勇輝 様

ジュピターテクノロジー株式会社 営業開発室 松尾 修一 様、営業グループ 村上 勇輝 様

―まずは、海外製品である「Ekran(エクラン)」と御社の役割について教えてください。

Ekranは、2013年に設立されたエクランシステム社のプロダクトで、主にPCやサーバーによる不正使用を抑止するためのソフトウェアです。私たちジュピターテクノロジーは、日本向けの販売代理パートナーという立場で2015年から日本の市場開拓に着手しています。

―2015年の日本市場と現在で、どのような変化がありましたか?

2015年当時は、Ekranと類似した商品がほとんどなく、日本市場では純国産1社がほぼ独占という状況でした。そこへ新たな一手として切り込んだのがEkranです。当時の国産製品の導入コストは、ライセンス費用、構築費用やコンサルテーションを含めて数千万かかっていたようですが、Ekranはその10分の1のコストで導入を実現。まずは圧倒的なコストパフォーマンスの良さで、徐々に取引先を増やしていきました。その後、国産メーカーも廉価版をリリース、その他のベンダーから新たな優れた製品を販売開始された結果、日本国内の画面録画ソリューション市場自体が活性化されていると感じています。

―コストパフォーマンス以外のEkranの強みについても教えてください。

最大の特長は、導入したPCの操作全般を画像で記録できるところ。しかも、そのすべての記録を1つの画面内で閲覧できるところが強みだと感じます。たとえば他社製品の場合、モニターの画面、操作日時、キーボードによる入力情報、開いたURLといったあらゆるログは、見たい画面をその都度切り替えながら確認する必要がありました。
Ekranは開発当初から1画面に集約された管理画面でしたので、そのあたりの優れたUIと操作性は、他を圧倒していると思います。

<セッション一覧画面>
<セッション一覧画面>
<セッション再生画面>

<セッション再生画面>

<ダッシュボード>

<ダッシュボード>

―操作履歴ログはテキストで、モニター画面は映像として残るのですね。

そうですね。正確に言うと、操作履歴ログはテキスト、操作画面はユーザーが操作するごとにカシャカシャと撮影されていき、動画的ではありますが紙芝居のようなコマ撮りで記録されていきます。 “誰のPCが・いつ・どんな操作をしたか・何を閲覧して・何をキーボードで入力したか” が一目瞭然。遡れば不正もすぐ明らかになりますし、仕事以外の作業は控えようと思いますよね(笑)。また、単なる記録としてだけでなく、アラート機能やログオン時のメッセージを発信するなど、不正使用の抑止につながる機能も充実しています。

―どのようなお客様の導入が多いですか?

規模や業種を絞ったターゲット設定はしていませんが、金融会社様やカード会社様といった、個人情報をはじめとする機密情報を扱う企業や、セキュリティ意識の高い中堅以上の規模の企業が多いです。お問い合わせは、企業の経営企画やコンプライアンス部門の方からいただくことが増えています。最近だと、在宅によるテレワークが常態化している企業から、従業員の勤怠管理を兼ねて導入するケースもあります。

―具体的な導入事例があれば1つご紹介ください。

ICTソリューション事業などを手がけるJTP株式会社様への導入です。こちらは、まさにコロナ禍での全社一斉の在宅テレワークという、大きな環境変化が背景としてありました。お客様の個人情報を取り扱う部門の方も自宅をはじめとする職場以外でPC作業をする機会が増えるため、セキュリティの強化が大きな課題のようでした。関係者の操作すべてを記録できるEkranの導入は、シンプルにPCにインストールするというだけでも絶大な抑止力があったというお声をいただいています。また、今後インシデントが発生した場合も追跡して原因を特定できることもご好評いただいています。

―その他、導入後のお客様の声で印象的だったことがあれば教えてください。

とあるお客様の話ですが、そもそもの導入目的はセキュリティ目的でしたが、画面や操作履歴ログを記録できる機能に着目して、社内向けの操作マニュアルとして活用しているという事例があります。たとえば、多くの従業員がそれぞれのPCに新しいアプリをインストールしなければならない場合、1人の従業員が実際にインストールするところをEkranで記録して、それを共有するような使い方です。これには思わず「なるほど!」と声が出ましたね。確かに紙のマニュアルよりわかりやすいし、画面と同じことをすれば完了するので、とても素晴らしいアイデアだと思いました。

―Ekranの最大の特長を、独自解釈して使っているケースですね。

上記はかなりレアケースでベンダーとして推奨している使い方ではないのですが……
私たちとしてもEkranの強みをベースとした様々な活用例を研究しています。たとえばSIEMをはじめとする他社製品と連携することで、より統合的なセキュリティ対策のご提案もしています。そうやって新たなセキュリティ対策を世の中に広めていくことで、まずは国内のサイバーセキュリティの底上げに貢献できたら幸いです。

―Ekranの製品サポートの体制などについても教えてください。

当然ですが、ソフトウェアに関するお問い合わせ窓口があるので、個別の業務内容に合わせた質問などもエンジニアをはじめとするスタッフが細かく対応しています。また、Ekranの利活用や最新情報をブログ公開するなど、お客様の様々な運用手法に役立ててもらえるような有益な情報発信を心がけています。

―最近では、情報漏洩やサイバー攻撃などのリスク管理について考える企業も多いのではないでしょうか。

おっしゃる通りです。情報漏洩や不正使用については、会社の外部だけでなく内部にもリスクが孕んでいますし、今の時代、1つのインシデントによって多大なダメージを企業は被りますからね。対策の仕方は色々あると思いますが、Ekranは従業員の操作画面をそのまま記録することで、それ以前の「不正をする」という選択の芽を積むことができます。「こういうものを導入しました」と従業員に通達するだけでも、かなりの抑止効果があるのではないでしょうか。

―時代の流れから考えても、セキュリティ対策はこれからもっと強固なものが求められるのではないでしょうか。

そうですね。やはりコロナ以降、働き方も大きく変化しましたし、多くの企業で急速なDXの推進が図られています。すなわち、社会全体が想像以上にセキュリティリスクを抱えながら動いている時代なのです。これまでのセキュリティ対策は「性善説」に立った考えが中心でしたが、今後はエンドユーザーを守るためにもゼロトラストに代表されるような「性悪説」の観点から考えていく必要があると思っています。

―今後の展開やビジョンなどがあれば教えてください。

規模の小さな企業にもアプローチしていくために、少額からお試し的にご使用いただける「Ekranスターターパック」というメニューを用意しましたので、今後の販売拡張を図りたいですね。あと、世の中で一般化しつつありますが、Ekranにて自社ですべて用意して導入する「所有型」から、クラウドサービスなどによる「使用型」の提供の準備を進めています。具体的にはパートナー企業との協業により、Ekranクラウドサービス(=SaaS)です。乞うご期待ください!
我々は今後もEkranをコアとなる新たなソリューショ開発を継続し、お客様の広いニーズにお応えしていきたいと思っています。

こちらのインタビューは2023年2月に公開しており、記載されている情報が異なる場合がございます。

 

料金

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会社概要

会社名 ジュピターテクノロジー株式会社
代表者名 石川 幸洋
資本金 1,000万円
所在地 〒183-0023 東京都府中市宮町1-40 KDX府中ビル6F

 

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