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クラウドPBXの料金相場。50名・100名など規模別にコストを紹介

クラウドPBXの料金相場。50名・100名など規模別にコストを紹介

最終更新日:2023-12-20

クラウドPBXは、導入・運用にかかるコストや手間の低減に加えて、拠点の拡大やテレワークの実現手段としても人気を集めています。検討を進める際に最も気になる導入費用について、企業規模に合わせた目安を交えてご紹介します。

目次

クラウドPBXの導入費用

クラウドPBXを導入する際にかかる費用としては、以下のようなものが考えられます。

主な費用 内訳
導入費用 IP電話やインターネット回線を敷くための設置費用、それから専用の電話機や周辺機器の購入費、初期費用など。
月額費用 一定数の回線や端末数を上限として、毎月発生する固定の基本料金。1回線・端末ずつ最小設定できるものも。
通話料 かけた分だけ発生する金額。携帯・固定電話などで異なり、分単位・秒単位など各社プランによって課金方法も変わる。
オプション IVR、通話録音、転送、CRM連携など。サービスによって標準機能として搭載している場合もあるので注意が必要。

それぞれの項目の内訳や一般的な相場は以下の通りになります。

導入費用

設置費用

インターネット光回線を使用するタイプのクラウドPBXを利用する場合には、NTT光回線へのアダプター設置に費用が発生します。インターネット光回線工事の費用と合わせて大体3~5万円程が相場です。ベンダーによる工事費が割安になるキャンペーンなどを実施している場合もあるので、チェックしてみるとようでしょう。

一方、IP電話を利用するタイプのクラウドPBXであれば、音声品質が不安定になることや、市外局番の固定電話が発番できないといったデメリットはありますが、アプリをインストールするのみで利用できるため回線工事不要で利用することができます。

電話機および周辺機器の購入費

固定電話端末としてSIP端末を買う場合には、そのための費用がかかります。1~3万円程が相場となっています。ソフトフォンを利用する場合には、ヘッドセットが必要です。安価なものもありますが、長時間使う場合には業務効率に影響しますので、試着をしてから使い勝手の良いものを選ぶのが得策です。業務用に使うヘッドセットとしては1万円程度が相場と言えます。

初期費用

契約申込時にかかる、サーバー登録やシステム設定費用といった初期設定の費用です。「まとめてクラウドPBX」のように、初期費用が一切かからないところもありますが、主要サービスの相場は、内線番号数や同時通話数などにもよりますが、2~5万円前後となっています。

クラウドPBXの月額費用

基本料金

内線番号の使用数や同時通話できるチャネル数などに応じて決まる、毎月発生する定額の費用です。各社のプランによって価格設定は多種多様ですが、平均的な相場は内線1回線あたり1,000~3,000円前後です。
利用する内線数が多い場合には、「まとめてクラウドPBX(株式会社コヴィアネットワークス)」のように「代表回線1本と内線5本で月額4,800円」というようにある程度の数がパックになっているプランを利用すると割安に利用できます。一方、SOHOなど小規模での利用を考えている場合には、最低契約台数の設定がないサービスを選択する方が無駄なコストがかからないでしょう。

通話料

国内発信の固定電話への通話料は、3分あたり8円が一般的です。携帯電話・PHSへの通話料は1分あたり16円前後で設定しているところが多く見られます。多くは分単位の課金方法になっていますが、中には、「GoodLine(株式会社Good Relations)」のように1秒0.1円(1通話あたり1円)という秒課金での設定があるところもあるので、通話スタイルに合わせて最適な設定を選択することも可能です。

オプション

どこまでが標準機能でどこまでがオプション機能かはサービスによって異なります。たとえば、電話転送、留守番電話、自動応答などは標準機能に多いですが、IVR(自動音声案内)、ACD(自動割り振り)、通話録音、CTIなどはオプションに多くなります。

優先度にもよりますが、使いたい機能がある時は、標準かオプションかはチェックしておきましょう。多機能であるほど料金も高額になりますが、追加のオプション費用なしに利用できるサービスを使うと予算が立てやすくなります。たとえば、前述の「GoodLine(株式会社Good Relations)」は、一般的にはオプション扱いになる(IVR)や全通話録音、電話帳共有などの機能を標準機能として備えています。

 

それでもクラウドPBXは導入したほうがいいか?

ここまで読み進めて「意外に費用がかかるな。それでもクラウドPBXに切り替えたほうが良いのかな」と不安に思われた方もいらっしゃると思います。

長期的な視点に立った場合はコストメリットが大きい

クラウドPBXは、従来のPBXのようにハードウェアの購入や設置工事が不要なため、初期コストを抑えて導入できます。PBXの機器を所有する必要がないため、オフィス内に専用のスペースを確保する必要がありませんし、サーバーの保守費用もかかりません。メンテナンスもベンダーに一任でき、ソフトウェアは自動的に更新されるため、人員を割くことなく常に最適な状態で安心した運用をすることが可能です。

更に、事業所の移転や部署のレイアウト変更や番号の発行・削除をする場合など、電話環境の設定変更が必要となる際にも、クラウドPBXであれば、ブラウザ上の管理画面から簡単に行うことができます。従来のPBXのように専門業者に依頼して設定変更する必要がないため、コストをかけずに柔軟な対応をとることが容易となります。

業務効率を考えた場合は更なるメリットが期待できる

確かにコストだけ見ると、従来のPBXでの運用と比べて、それほどコスト削減に繋がらないのではないかという懸念もありますが、業務効率に果たす役割を考えた場合、クラウドPBXへの切り替えは大きなメリットが期待できます。

  • 代表電話をスマホで受けたり・発信したりできる
  • 必ずしも出社の必要がない。在宅でもモニタリング機能を使えば管理もできる
  • 登録したスマホ同士であれば内線扱いで通話できる(無料)

それによる従業員の生産性アップ、定着率の向上などを考えた場合、クラウドPBXの費用負担は更に軽減されるといっていいでしょう。なお、クラウドPBX導入による詳細なメリットを知りたい方は「クラウド型ビジネスフォンでスマホを内線化する方法とメリット」をご覧ください。

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クラウドPBXの導入パターン

クラウドPBXは、電話環境を構築するためのハードウェアや設置工事などの初期費用は不要ですが、通話するための電話機を新たに用意する必要がある場合には、別途電話機の購入費用がかかります。

クラウドPBXで利用できる電話機は主に、以下の3種類です。

  • IP電話に代表される「SIP端末」
    想定される導入パターン:「PBXをクラウドPBXに変えて、固定電話機をIP電話機に変えたい」という場合など。
  • フィーチャーフォンやスマホ、タブレットなどの「モバイル端末」
    想定される導入パターン:「テレワーク環境のために、スマートフォンを利用して内線・外線を実現したい」という場合など。
  • Cに専用ソフトをインストールし、ヘッドセットで通話する「ソフトフォン」
    想定される導入パターン:「IP電話機への変更に加えて、テレワーク対応も行いたい」という場合など。

導入目的によって利用に適した端末は異なるため、用途に応じた端末の種類や台数を把握し、予算を立てておく必要があります。ただ、新たに用意する端末の数が多くなるほど初期費用が嵩むため、コストを抑えるためには、既存のビジネスフォンがクラウドPBXに対応しているIP電話である場合にはそのまま活用したり、従業員の所有する端末をBYODとして利用したりするなど、新規で購入する端末の数をなるべく抑える工夫が必要です。

 

クラウドPBXの導入費用の目安(50名・100名・300名)

企業で利用する電話を選ぶ判断基準として、何人まで同時に通話できるかというチャネル数があります。一般的に、従業員の3分の1のチャネル数があれば、充分対応できると言われています。従業員数50名の場合は16~20チャネル程、従業員数100名の場合では30~40チャネル程、従業員数300名の場合は100チャネル程を目安にしておけば問題ないでしょう。

また、サービスによっては契約回線数の上限が設けられている場合もあるため、従業員数が増加していく見込みがある場合には、契約回線数の制限についても確認しておくと安心です。

ここでは、それぞれの規模ごとに減価償却期間の6年間で利用する場合の総額の概算を、価格表を公開しているクラウドPBXサービスの料金を元に参考価格としてご紹介します。

なお、「ひかりクラウドPBX(NTT東日本)」のように、利用したい拠点数や内線数、チャネル数を入力することで、初期費用や月額利用料のシミュレーションができるところもあるので、利用してみるのもおすすめです。

従業員数50名規模の場合の目安

「MOT/TEL」(株式会社バルテック)のミドルプランを利用した場合:最大25ch / 50内線

  • 初期費用 39,800円/月額料金 8,500円(6年間で612,000円)
  • 6年間で利用する場合の総額:651,800円

「BIZTELビジネスフォン」(株式会社リンク)のライトプランを利用した場合:最大10ch / 40内線

  • 初期費用 50,000円/月額料金 21,000円(6年間で1,512,000円)
  • 同時通話数の追加料金6通話分:月額3,000円/通話(6年利用:1,296,000円)
  • 6年間で利用する場合の総額:2,858,000円

従業員数100名規模の場合の目安

「BIZTELビジネスフォン(株式会社リンク)」のスタンダードプランを利用した場合:最大30ch / 80内線

  • 初期費用 300,000円/月額料金 80,000円(6年間で5,760,000円)
  • 6年間で利用する場合の総額:5,840,000円

従業員数300名規模の場合の目安

クラウドPBXは初期費用を抑えて導入できる一方で、利用人数や機能数、契約する回線数などが多くなるほど、月額費用が高くなっていきます。従業員数が300名規模で100チャネル以上必要となる場合には、個別に見積もりを出したうえで、IP-PBXやオンプレミス型との比較検討をすることをおすすめします。

初期費用として機器の購入や設置工事費用など多額の費用がかかりますが、一度導入してしまえば月額にかかるコストは基本的には通話料金とプロバイダ料金だけになるため、減価償却期間の利用を想定した場合、クラウドPBXよりもコストを抑えられることもあります。ただ、クラウドPBXであればいつでも柔軟に電話環境の設定変更ができるため、状況に合わせてプランの変更ができる点が強みです。業務の繁閑に合わせて利用数の増減がある場合には、クラウドPBXの方がコストの管理がしやすいと言えます。

また、「クラコールPBX(株式会社三通テレコムサービス)」のように、初期費用無料で、6ユーザー以降は、サービス基本料が無料となり、基本料金が月額最大4,900円という設定のサービスもあるので、必要な機能などの条件があう場合には検討してみるとよいでしょう。

 

クラウドPBXの選び方

こちらの記事で利用目的別のクラウドPBXの比較方法や主なサービスについてご紹介しています。

クラウドPBX比較14選。料金相場を規模・サービス別に一覧で紹介

電話業務をテレワーク対応させたい。新たに電話環境を構築したい。受電業務を効率化したいetc.目的ごとにどのサービスを選べばいいのか。選び方・比較検討ポイントなど...

クラウドPBX

 

まとめ

クラウドPBXはコストを抑えて手軽に導入することができ、柔軟に電話環境の構築や変更、管理ができる手段として、今後主流のシステムとなっていくでしょう。スモールスタートからスケールアップしていく使い方にもマッチしているので、既存PBXの老朽化や電話設備の改善が必要な場合には、まずはスタータープランやトライアルで使用感を試してみるのもおすすめです。各社から働き方にあわせてカスタマイズできるプランも提供されているので、導入費用だけでなく、長期的な運用コストも加味して最適なシステムを選択するとよいでしょう。

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