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IT資産管理ツールの比較9選!目的に合った選び方

IT資産管理ツールの比較9選!目的に合った選び方

2020-09-07

PCなどの管理が手作業では限界、社内のセキュリティをより強化したい、あるいは使い勝手の問題からツールを見直したいという方へ、IT資産管理ツールの導入目的、比較のポイントや主なツールについてご紹介します。

OSのアップデート状況、ウィルス対策ソフトの更新状況、アプリの利用状況などの定期的な確認をはじめ、年に数回のソフトウェアライセンスの棚卸管理、PCの利用ログの管理、さらにはモバイルデバイス管理まで、IT資産管理を任される社内情報システム担当者の業務は多岐に渡ります。
組織規模が大きくなるほど、手動での管理には限界が生じてくるため、自動で管理してくれるIT資産管理ツール導入の検討をおすすめします。

目次

IT資産管理ツールとは?

もともとはハードウェアやソフトウェアなどの“社内のIT資産”を効率的に調査・把握する仕組みであったことから、IT資産管理ツールと呼ばれてきましたが、最近では、USBメモリの使用禁止、閲覧可能なWebサイトの制御、PC操作のログ記録、ソフトウェアの一括インストールといった、ネットワークやライセンスにまつわるクライアントPCの管理を包括的に行えるツールも増えています。

仕組みとしては、ソフトウェアがインストールされているPCやサーバーにエージェントと呼ばれるプログラムを導入し、定期的にPCやソフトウェアに関する管理情報などを収集して、管理サーバーに情報を送信するという方法の他、IT資産情報をサーバーではなくクラウド上で集約管理する方法も注目されています。
詳細は以下の「IT資産管理ツールの仕組みとは?」もご参照ください。

IT資産管理ツールとは?2つの目的5つのメリットで必要性を確認

IT資産管理という名称の通り、IT資産を管理するための機能が出発点ですが、いまやセキュリティ向上に欠かせない手段にもなっています。機器の台数が多ければ、人手で対...

IT資産管理ツール

 

IT資産管理ツールの導入目的

IT資産管理ツールの導入目的は、大きく分けると、「所有する資産を把握して、コスト管理すること」と「セキュリティやコンプライアンスの強化」の2つの側面があります。ツールを活用することで、この目的を達成するための管理業務を効率化することが可能となります。

まず、コスト管理の観点において、ハードウェアの所有台数や利用している部署や担当者、レンタルしている場合には契約内容などの情報も含めた最新の情報を一元管理することができるため、無断で機器が持ち出されたり紛失されたりしていないかの確認や、問題が発生した場合には、履歴を辿って該当者に問い合わせることもできます。また、利用状況の把握ができることにより、遊休資産を有効活用して無駄な機器の購入を防ぐことや、業務のボトルネックとなっている容量の足りていない機器や古い機器を適切なタイミングで買い替えることができるようになります。ソフトウェアライセンスの棚卸も容易になるため、不要なライセンス契約の見直しによるコスト削減にも役立ちます。

続いて、セキュリティやコンプライアンスの強化に関して、ソフトウェアについては、台数が多い場合にはハードウェア以上に管理が大変です。ソフトウェアの種類だけでなく、それぞれのバージョンや更新状況、セキュリティに関わるウィルス対策ソフトの場合は、すべての端末にインストールされているかの確認だけでなく、正しく機能しているかまでも管理しなければなりません。

さらに、ソフトウェアの不正コピーがされていないか、ライセンスが正しく取得されているかの管理なども必要です。万一、意図せずに不正な利用をしてしまっていたとしても、違反が発覚した場合には刑事罰の対象になったり、メーカーから損害賠償を請求されたりするリスクもあります。100台以上のPCを所有している場合、このような作業を一台一台手動で調べて確認するとなると、膨大な手間と時間がかかり、とても現実的とはいえません。IT資産管理ツールを活用することで、管理が必要な情報を自動的に収集して、ライセンスの契約情報と利用実態とを照合することができるため、負担なくセキュリティやコンプライアンスを遵守した運用ができるようになります。

 

IT資産管理ツールの比較のポイント

自社にとって最適なツールを選ぶために確認しておきたいポイントを3点ご紹介します。

効率化あるいは強化したいシステム管理の範囲

まずは、必要な機能をカバーしているサービスであるかを確認するため、管理の対象となる範囲を明確にする必要があります。

例えば、無駄な投資を防ぐためのIT資産管理が中心なのか、関係者による情報の持ち出しや、誤操作・誤送信などによって発生する内部情報漏えい事故を防ぐためにクライアントPCのセキュリティ管理も行いたいのか、外部からの攻撃者が悪用可能なソフトウェアの脆弱性を可能な限り無くす為の「パッチマネジメント」などに力を入れたいのか、あるいは、スマートフォンやタブレットといったモバイルデバイス管理をするMDMツールも必要なのか、というように具体的に課題を洗い出し解決するための機能が搭載されているサービスかどうかを確認するとよいでしょう。

何から手を付けていいのかわからないという場合には、ベンダーに現状を伝えてアドバイスをもらうのも一案です。また、一度にすべての範囲を網羅しようと思うと費用が嵩み、使いこなせないということもあります。例えば、Asset View(株式会社ハンモック)のように、必要な機能やサービスのみを単機能からオーダーメイド感覚で購入できるIT資産管理ソフトもあるので、課題に応じたパッケージソフトウェアやサービスを段階的に導入していくのも、無駄がないでしょう。

自社セキュリティポリシーとの適合

セキュリティ強化の目的で内部不正対策をする場合には、自社のセキュリティポリシーに対応していなければなりません。例えば、USBメモリの利用禁止、特定ソフトウェアの利用禁止、閲覧できるWebサイトの制限などの規定がある場合には、それらの制御機能を備えている必要があります。その他、ハードディスク暗号化にBitLockerを利用している場合には、その管理機能があるかどうかも確認しておきましょう。また、操作ログ管理機能を備えていれば、問題が発生した時点で、都度対応可能となり、むやみに制御機能を設ける必要がないため、業務効率を下げることなくセキュリティポリシーを遵守することができます。

対応するOSの種類やデバイスの範囲

近年、クラウドベースに業務を移行する企業が増えてきたことから、出版社やデザイン会社のようなククリエイターが多く在籍する企業に関わらず、一般の企業においてもMacを標準で利用するケースも増えてきました。とはいうものの、IT資産管理ツールによっては、MacだとWindowsよりも対応する機能が少ないことも多いので、注意が必要です。Macをメインで利用している場合やWindowsとMacが混在する場合には、Mac端末においての操作制限や、WindowsとMac端末を一元管理できるかどうかを確認しておきましょう。また、前項でも触れた通り、スマートフォンやタブレットといったモバイルデバイスの管理もしたい場合には、MDM機能の有無も重要です。その際、Android・iOS・Windows・macOSなど、幅広いOSの管理を統合して行うことができるマルチOS対応かどうかも確認しておくとより安心です。

 

IT資産管理ツールの価格・導入費用の目安

当然ですが、管理する範囲が広がり、高機能になるに従って費用は高額になっていきます。まずは手頃な価格帯で始めてみたいという場合には、「SS1」(株式会社ディー・オー・エス)をクラウドサービスで提供する「IT’s Cloud」(さくら情報システム株式会社)のように1クライアントにつき月額680円(最小契約ライセンス数は50ライセンス。最低利用期間3ヶ月)で利用できるサービスもあります。

また、「SS1」のソフトを購入する場合には、IT資産管理の機能のみで、管理対象機器100台でライセンス費が50万円(別途年間保守費が必要)です。管理対象機器が500台の場合には、ライセンス費が235万円となり、1台あたり5,000円程で導入することができます。

 

主なIT資産管理ツール

ここでは高い導入実績とサービスに定評のある主なサービスを8つご紹介します。

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Asset View(株式会社ハンモック)

Asset View公式Webサイト

(出所:Asset View公式Webサイト)

組織内のクライアントPCの情報を収集する機能に加え、クライアントPCの設定コントロールや制御・警告・ウイルス対策などを行ってくれるトータルクライアントソリューション。PC更新管理、ウイルス対策、内部不正対策、データ流出対策、PC運用管理といったシステム管理の5つの課題に幅広く対応。MDMツール(モバイルデバイス管理)にてiPadやiPhone、Android端末の一元管理も可能。必要な機能やサービスのみを、必要な数だけ単機能からオーダーメイド感覚で導入することもできる。1つのコンソールで多層防御できる総合管理にも優れており、段階的に機能を追加しても、統合的に管理ができることも強み。業歴18年9,000社超の豊富な導入実績を誇る。

  • 料金:オンプレミスとクラウドの2形態で提供。詳細価格は要問合せ(Mac OSのクライアント端末は、AssetView A/D/G/M以外のライセンス機能は使用不可)

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LanScope Cat(エムオーテックス株式会社)

LanScope Cat公式Webサイト

(出所:LanScope Cat公式Webサイト)

IT資産管理から内部不正・外部脅威対策までエンドポイントを統合管理する統合型エンドポイントマネジメントツール。シンプルで効率的なITマネジメントを実現できる機能が豊富。実業務環境のPC3,000台以上に、リリース前のLanScope Catを導入し、運用テストを実施しており、クラウドサービスの主要サービスであるOffice365、Google Apps for Work、Dropboxの利用パターン1,800項目のテストを自動化し毎日確認していることから、高品質で環境変化へ素早く柔軟に対応できるサービスを提供している。導入から運用まで手厚いサポートが充実しており、成果をしっかりと出せることから、継続利用率93%以上を誇る。
また、PC・スマホ・タブレットといったあらゆるデバイスを管理することができ、Windows・Mac・iOS/iPad・Androidの幅広いOSに対応。さらに、海外拠点のWindows端末やMac端末の資産管理・セキュリティ対策に加えて、仮想デスクトップ環境やUSBやルーター、HUB、プリンターといった周辺機器もインポートして管理することができる。

  • 料金:ニーズに合わせた5つのプランから選択。詳細は要問合せ。

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MCore(住友電工情報システム株式会社)

MCore公式Webサイト

(出所:MCore公式Webサイト)

住友電工グループが自ら使うために開発した、高い信頼性とスケーラビリティを備えたIT資産管理/セキュリティ管理統合システム。1サーバで、数万台にのぼる大規模環境の管理を実現できることから、1サーバでの管理によるコスト低減や、ネットワーク負荷を抑えた通信が可能。大規模環境だけでなく、小規模環境の利用にも活用できる。「IT資産管理」「セキュリティ対策」「コンプライアンス遵守」という3つの役割をこなすオールインワンを実現し、情報システム担当者にとって必要となる機能を網羅的に備えているのも魅力。オプションでMac管理やモバイルデバイス管理(MDM)、BitLocker管理の機能も利用可能。インストール不要でレイアウト変更も可能な管理コンソールやサポート体制が充実していることも魅力。

  • 料金:要問合せ。

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SKYSEA Client View(Sky株式会社)

SKYSEA Client View公式Webサイト

(出所:SKYSEA Client View公式Webサイト)

企業・団体向けクライアント運用管理ソフトウェア。情報セキュリティ対策の強化とIT資産の安全な運用管理を支援する各種機能・ソリューションが充実。資産管理機能では、クライアントPCやサーバーのハードウェア情報、ソフトウェア情報、プリンターやルーターなどのネットワーク機器情報などを24時間ごとに自動収集し、1つの台帳で管理することが可能。セキュリティ管理機能では、業務と関係ないアプリケーションの使用や、Webサイトへの書き込みなど、組織のセキュリティポリシーに違反する行為に対して、注意表示(アラート)メッセージを通知したり、操作そのものを禁止したりするように設定することや、ポリシーに反する行為が行われたPCの画面を、自動的に録画することもできる。
Mac端末運用管理機能も備えており、Windows端末と混在した作業環境でも、ハードウェア、ソフトウェア情報を一元管理することができる。ただし、Mac端末のリモート操作や、収集された資産情報、ログ、デバイス情報の管理は、Windows端末にインストールされた管理機でのみなど制限事項もあるので、利用する際には確認が必要。オプションでモバイル機器管理(MDM)機能も利用できる。

  • 料金:要見積もり。

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ADVANCE Manager(株式会社クロスビート)

ADVANCE Manager 公式Webサイト

(出所:ADVANCE Manager公式Webサイト)

200社以上のコンサルティング経験から開発されたIT資産管理ツール。仮想化やクラウド、サブスクリプション、RPAなどにも対応。パソコンやサーバー、ソフトウェア、ライセンスにといった基本的なIT資産に加え、仮想環境やクラスタ構成環境、スマートフォン、タブレット、各種通信機器など、あらゆるIT資産を統括して管理。

管理を効率化させるための機能が充実しており、例えば新しいソフトウェアのインストール情報をインベントリツールで検知された際、割り当て可能なライセンスを自動的に割り当てられる「ライセンス自動割当て」機能や、デバイスの利用者、ライセンスや媒体の管理者が異動した場合に自動で当該ユーザーの異動先に資産を移動させる「資産の自動移動」機能などが有効。
SKYSEA Client ViewやLascope CATなど、インベントリツールを利用している場合には、ADVANCE ManagerをアドオンすることでIT資産管理をさらに効率化させることができる。

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SS1(株式会社ディー・オー・エス)

SS1公式Webサイト

(出所:SS1公式Webサイト)

テレワーク(在宅勤務)に利用するPC、サーバー、ソフトウェアなどのIT資産を一元管理できるほか、情報漏洩対策やログ収集などセキュリティ強化に役立つ機能や、労務管理における勤務状況の可視化を実現する機能を搭載した統合型ソフトウェア。Mac OSやモバイル端末の管理、働き方改革を支援する機能も搭載。IT資産を適切に管理することを主軸としており、「契約管理」や「インシデント管理」など実際の運用を考慮した細やかな機能が充実。管理業務の効率化を図ることができる。デバイス制限、運用支援など、豊富なオプション機能の中から必要なものを選択し、コストを抑えて導入できることも魅力。

料金:管理対象機器100台の場合、基本機能のみで50万円。(別途、導入支援費・年間保守費が必要)詳細は要問合せ。

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ISM CloudOne(クオリティソフト株式会社)

ISM CloudOne公式Webサイト

(出所:ISM CloudOne公式Webサイト)

クラウド型のIT資産管理ツール。インターネットに接続していれば、VPNを利用せずに1つのツールで社内だけでなく、テレワークや海外でもPCの安全を確保することが可能。日々の管理効率化を考えたユーザーインターフェースで、セキュリティ対策、IT資産管理、MDMに対応したスマートデバイス管理、グローバル対応、就業時間管理、BitLocker管理も備えたWindows10管理機能などマルチな機能を備える。65,000社以上の導入実績を誇り課題解決力に定評がある。

  • 料金:要問合せ。30日間の無料トライアル期間あり。

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MaLion 6(株式会社インターコム)

MaLion 6公式Webサイト

(出所:MaLion 6公式Webサイト)

IT資産管理や情報漏洩対策を総合的に支援するWindows・Mac端末に対応したソフトウェア。IT資産管理をはじめ、Webアクセス監視や外部デバイス監視、不正PC接続遮断など社内PCの総合的な運用管理に必要とされる機能を一式標準搭載。60種類以上の必要な機能を、オールインワンで提供しており、PC操作監視について、印刷制限、受信メール監視など他社商品で未対応の機能もサポートしているのが強み。また、Mac端末の操作制限について、同種商品より高いアドバンテージがあるのも特徴。

  • 料金:要見積もり。30日間無料・機能制限なしで動作検証できる無料評価版あり。

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Assetment Neo(株式会社アセットメント)

Assetment Neo公式Webサイト

(出所:Assetment Neo公式Webサイト)

バーコードやQRコード、RFIDを活用した現物管理で、社内資産における管理業務の効率化が図れるクラウド型社内資産管理ソフト。「固定資産の実査」や「デモ機の貸出管理」「リース品の費用管理」など、その業務に特化した管理機能が充実。各業務に特化した専用機能があるので、1つの業務のみでの利用でも十分効果を実感できるのが特徴。複数の機能の中から必要な機能を選択し、組み合わせて利用することもできるので、コストを抑えて利用できるのも魅力。3,000人を超える大手企業から200人未満の中堅企業まで規模を問わず幅広い分野で450社以上の導入実績がある。

  • 料金:Light・Standard・Enterpriseの3種類のEditionから選択。Standard/月額 60,000円~280,000円。

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まとめ

PCやモバイルデバイスの多様化や浸透に伴い、従来の管理方法では立ち行かなくなってきているのが現状です。デバイスの適正な管理は、企業の資産やセキュリティ、コンプライアンスを守るための第一歩とも言えます。ツールを上手く活用して、情報システム部の負担を軽減し、全従業員が安心して業務に取り組める環境づくりを目指しましょう。

 

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