有料!法人向けファイル転送サービス比較12選。セキュリティ重視で選ぶ
最終更新日:2020-08-13
機密情報を含むファイルは無料サービスで気軽に共有するわけにはいかない、とお考えの方に、どのような点に気を付けてサービスを選ぶべきか、ポイントとおすすめのサービスをご紹介します。
ファイル転送サービスとは、メールへの添付では容量が大きくて送付できない場合やサーバー上での共有等ができない場合に、Webを通じて相手先にファイルを送るためのサービスです。
GoogleドライブやDropbox等のオンラインストレージサービスや無料のファイル転送サービスは数多く存在しますが、セキュリティや使い勝手の面で、法人向けファイル転送サービスの利用ニーズが依然として強く存在しています。
利用場面の例としては以下が挙げられます。
ファイル送付・受け取り以外の主な機能として、アクセスログ管理、ダウンロードの期間や回数制限設定、宛先制限、アクセス制限など、ビジネスにおいて安心して利用できるためのセキュリティ対策機能があります。
無料のサービスではなく、あえて有料のファイル転送サービスを導入する必要性、そして機能を詳しくご紹介していきます。
ファイル転送サービスをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
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無料で使えるファイル転送サービスや、オンラインストレージサービスは数多く存在します。プライベートで写真などを共有する際には十分ですし、100GBでも転送できるものもあるため、容量のために有料サービスを選ぶ必要はありません。ではなぜ有料の法人向けサービスを選ぶ必要があるのか、一番の理由は「セキュリティ対策」でしょう。
無料サービスをビジネス利用する場合の不安要素、不満点は下記の5点が挙げられます。
これらの不安を抱えながらも、メール添付できない際は無料のファイル転送サービスをついつい使っているという人も多いはずです。利用に際し、システム担当者への相談・報告はしていないケースもあるでしょう。
このように企業が把握していないところで従業員が利便性のために勝手にITサービスを利用することは「シャドーIT」と呼ばれ、セキュリティトラブルの元となり、無料ファイル転送サービス、オンラインストレージはその温床ともいわれています。決してサービス自体が悪いわけではなく、利用する側も悪意があるわけではないのですが、企業にとって利用リスクは大きいです。
例えば、公開範囲を自分のみに設定していても、無料サービスのサーバーの不具合で「公開」になってしまい第三者に公開されていたといったトラブルもあり得ますし、ログが残らないため万が一トラブルがあっても調査ができないといった問題もあります。
シャドーIT問題は、自社のIT環境でやりにくいという背景から発生してしまうため、企業としてセキュリティ面で信頼できる有料の法人向けサービスを導入し、利用者に環境を整えてあげることが何よりも大切です。
法人向けサービスで必要なことは、セキュリティ面、内部統制面でしょう。利用場面例で挙げたように、機密情報の送信が多いようであれば特にセキュリティ面が大事になります。機密情報を取り扱っていたのに、セキュリティ面の確認が不十分なまま無料のファイル転送サービスを使って情報漏洩をしてしまった、では、万一の説明責任も果たせません。
それでは〝セキュリティ“とは具体的に何を指すのでしょうか。目に見えて屈強なガードマンが立っているわけではないですから、「国内最高水準」や「強固」「高度」「〇〇で高評価」、と謳われていても一般には理解しづらいものです。法人向けファイル転送サービスにおけるセキュリティ対策は具体的には以下のような機能が挙げられます。
①技術的な対策
②守備するための各種制限
③バックアップ体制
④人的ミスを防ぐ仕組み
以上が法人向けファイル転送サービスにおけるセキュリティ対策機能です。セキュリティと一言で言っても、多岐にわたることが分かります。
③のログ管理や、④の上長承認の機能については、セキュリティ面だけでなく、内部統制の点でも有効な機能です。
法人向けファイル転送サービスを利用するにあたり、次のような観点が求められます。
セキュリティ対策面
内部統制面
利便性
以上のとおり、セキュリティ面、内部統制面、利便性の点で納得できるサービスを選ぶ必要があります。
なお、より詳しく「業務でやりたいこと」や「必要なセキュリティ機能」から法人向けファイル転送サービスを選べるようにガイドを用意しました。特に「どこまで機能を気にすればよいかわからない」という方向けにご紹介しています。
ファイル転送サービス
では具体的に法人向けファイル転送サービスを選ぶ際には、比較をするポイントをご紹介します。
セキュリティ面での確認ポイントとしては、まずセキュリティ対策機能を前述の①~④に分けて考えます。
①技術的な対策(暗号化など)
②保守するための各種制限(ダウンロード制限など)
③バックアップ体制(ログ管理など)
④人的ミスを防ぐ仕組み(上長承認など)
4つのうち、①はどのサービスでも〝強固“〝安心”と謳っているので、暗号化強度やウィルスチェックのタイミングなどを比較の基準として見比べてみると良いです。②・③・④に関してはシステム導入前に調べることで機能の有無を知ることができ、これらの機能は多いに越したことはないです。
しかし、例えば大規模でない企業であれば組織が少なく、「上長承認機能」は必須でないかもしれませんし、データ本体を置いているサーバーが強固であれば、ファイル転送サービスでの「バックアップ機能」には多くを求める必要はありません。
セキュリティに関してはなんとなく大手が安心、というイメージがあるかもしれませんが、②・③・④を知っておくことは本当に自社にとって必要なセキュリティ機能がそろっているか客観的に比較、判断できる材料になります。
送信履歴や受信者のダウンロード履歴等のアクセスログ管理機能があるか、また、送信したファイルの原本の保管対応可否(アーカイブ機能の有無)も、内部統制において重要なポイントです。
ファイル転送サービスは、毎日使うわけではなく、メール等では対応できない場合に利用するケースが多いです。一方で、多くの社員に利用可能性があるため、利用希望時のみ利用アカウントを割り当てるのか(サービスによって共用不可もあります)、必要社員分アカウントを用意するのかで、必要なライセンス数もライセンス価格も大きく変わってきます。
特に大企業の場合は、多数の社員が効率的に利用できるか(=一人あたりの利用料を抑制できるか)、ライセンス価格形態の確認は重要です。
定額制といっても、容量に上限を設けたもの、利用人数に上限を設けたものもあるため、自社にとって無駄のないプランを展開しているサービスを選ぶべきです。
海外拠点との利用が多い場合は、多言語対応しているかも重要な判断基準となります。
多くの相手とやり取りが想定される場合は、同サービスのIDを持っていない相手からも受信できるか、お互いが送受信・開封しやすいかも重要となります。使いにくければ結局活用されずに、無料サービスや分割してメール添付など、別の抜け道を使われてしまいます。
大企業でユーザー数が多い場合は、導入時に一括でユーザー登録できるかどうかも、システム導入担当者への業務負荷を左右します。登録がスムーズにできないと、日々新しく利用し始める人にその都度質問・対応に追われることになってしまいます。
スマホやタブレットでの利用範囲の確認(送受信できるのか、データアップロードのみなのか)も、よく利用する人にはチェックすべき項目です。
最後に、特定の機能に限らない注意事項として、「利用範囲の確認」が挙げられます。法人向けファイル転送サービスのうち、ファイル転送のみに特化したサービスもありますが、多くがファイル転送とオンラインストレージを兼ね備えたサービスであることが多いため、「〇〇機能が利用可能」と謳われていても、ファイル転送時にも可能なのか、それともストレージ利用時のみなのか、といった利用範囲の確認です。(例えば、スマホやタブレット対応範囲など。)
比較のポイントを踏まえて、おすすめのファイル転送サービスをご紹介します。
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(出所:Bizストレージ ファイルシェア公式Webサイト)
送信先制限、上長承認、ウィルスチェック、AESによるファイル暗号化、IPアドレスによるログイン制限等のほか、管理者がアクセスログを確認する手段も充実。IDを持たない相手との送受信可。ライセンス形態は、最大10,000ユーザーまでで1TBと、大規模ユーザーを想定した価格体系もある。
1,000ユーザーまで、ディスク容量1GBで月額料金15,000円。
10,000ユーザーまで、ディスク容量100GBで月額料金95,000円。
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(出所:DirectCloud-BOX公式Webサイト)
導入実績1,000社以上のファイル転送サービス。コストパフォーマンスが良く、最安プランでもユーザー数無制限で利用できる点が魅力。1回の送信で最大2GBのファイルを送信可能。年に何度もバージョンアップを行う他、読めばわかるマニュアルの整備など、使いやすさにこだわった作り。最低契約期間は1年間~。
アップロード時のウィルスチェック、通信の暗号化、保管時のデータ暗号化、WAF、不正アクセス監視、ファイアウォール、ユーザアクセス/ファイルアクセスのログ、ウィルス・マルウェア対策、デバイス認証、IPアドレス制限などのアクセス制御、24時間365日の監視体制、バックアップ、国内データセンター、など強固なセキュリティ対策にも注力。
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(出所:GigaCC OKURN 公式Webサイト)
6年連続シェアNo.1(オンラインファイル共有市場)のGiga CCシリーズのファイル転送に特化したファイル転送サービス。通数制限なし、⼤容量データOK、メール感覚の簡単操作で利用可能。セキュリティポリシー遵守や追跡機能、ヒューマンエラー防止のための管理機能などで、無料サービスや外部記憶媒体の不適切な利用による情報漏えいを防止。料金体系はID数に応じた定額制のため、想定外の超過料金が発生する心配なし。宛先制限や承認ワークフローはオプションで利用可能。通信経路・サーバ内暗号化、管理は国内データセンター。
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(出所:DIRECT! EXTREME公式Webサイト)
2TBのファイルでも超高速で通信できるファイル転送サービス。2つの転送モードのうち、高速モードを選択すると、速度重視のUDPプロトコルと、アップロードとダウンロードを同時進行できるオンザフライ機能の活用で、超高速データ転送が可能となる。通信経路のSSL暗号化、データのAES暗号化、すべてのアクションのログ履歴の取得、転送されたデータの同一性を担保するチェックサム機能等、セキュリティ対策にも定評あり。自動化ツールの利用により、受け取ったデータを人手を介さずネットワーク上のプリンタから出力、別サーバー上の所定ディレクトリに格納等の自動化も可能。中国・ASEAN地区への超高速大容量データ転送にも強み。短期的な導入にも適した最低利用3カ月~。
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(出所:クリプト便公式Webサイト)
大手金融機関の厳格な監査にも対応する高セキュリティが強みのファイル転送サービス。ユーザー間ファイル転送市場で国内シェア1位(2017年度実績。ITR社調べ)。堅牢性や詳細なポリシー設定などセキュリティ専門家の同社ならではの充実したセキュリティ機能を保有。アクセス制限やSSO連携にも対応。
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(出所:Smooth File公式Webサイト)
企業間や拠点間でのセキュアな大容量ファイル転送、ファイル共有を実現するファイル転送サービス。誕生から15年以上で、導入実績は1,000社以上。誰が、いつ、何を行ったのかを確認できるログ管理機能の他、SSL通信暗号化、ウイルスチェック、アクセス元IP制限、ワークフロー、操作権限設定、ファイル暗号化などを実装し、セキュリティ面でも安心。日本語、英語、中国語、韓国語の4ヵ国語対応。ユーザー数無制限の為、大人数であれば安価に利用でき、また予算を立てやすい。
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(出所:オフィス宅ふぁいる便公式Webサイト)
企業向けに情報漏洩対策がされた、安心・安全・簡単に10GBまでのファイル送受信が可能なファイル転送サービス。月額3,000円から利用可能。
送信前チェック、送信取消、IPアドレスによるアクセス制限、送信先制限、不正ログイン検知、送信ファイルの自動削除、パスワードポリシー設定、シングルサインオンなど、セキュリティ対策機能が充実。上長承認(オプション)や、ファイル送信を上長に通知する機能など、不正持ち出し対策の他、監査対応として、利用しているデータ保管領域とは別に、送信ファイル専用の保管サーバにアーカイブする機能(オプション)もあり。
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(出所:SECURE DELIVER公式Webサイト)
画像、動画や図面データなど、最大60GBの大容量ファイルを送信可能なクラウド型ファイル転送・送受信サービス。送信したファイルがダウンロードされたか一覧画面で確認できるので、再送や催促が必要か判断できる。誤送信時は送信後でもダウンロード用URLを無効化。どのプランでも10,000ユーザーまで利用可能で、利用する分だけの送信通数単位の従量課金制のため、全社にIDを配布しやすい。
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(出所:どこでもキャビネット公式Webサイト)
IDを持たない相手との送受信可。アクセス履歴は利用者ごとに1年間分確認できる。パスワードの他、有効期限の最大日数の設定可。スマホ画面ではアップロードのみ可能。英語切り替え可。14日間無料体験。
100ユーザーまで、ディスク容量100GBで月額10,000円。
1,000ユーザーまで、ディスク容量1TBで月額50,000円。
(出所:Watasoon公式Webサイト)
ストレージ機能を持たずに、ファイル転送のみに特化したサービス。法人用途に最低限必要な機能に絞られている分シンプル。月額5000円/10ユーザー~と、小規模企業に適したプランあり。30日間無料お試しあり。
100ユーザーまで、ディスク容量100GBで月額40,000円。
ユーザー無制限、ディスク容量200GBで月額200,000円。
(出所:Prime Drive公式Webサイト)
上長承認機能、ユーザー管理機能、アクセス権限を細かく制限可能な機能。スマホやタブレットで撮影した写真を簡単にアップロード。キャッシュ機能により、オフライン状態でも利用できるため、 ペーパーレス会議やプレゼンテーションでも利用可。
10,000ユーザーまで、ディスク容量1GBで月額12,000円。
10,000ユーザーまで、ディスク容量10GBで月額69,800円。
(出所:ZENMU for Delivery公式Webサイト)
特定のフォルダに送付したいファイルを置くと、データを細かく分割して別々のルートで送付するため、セキュアにデータが送信されるサービス。分割数やサイズは指定可能。分散したデータはクラウドやメール添付だけでなく、USBメモリなどの物理媒体に保存、運搬なども可。日常的なファイル送受信というより、機密情報の取り扱い時に向いている。
ユーザー数は制限なしで月額200,000円。
無料サービスだけでなく、いかに高額で安全と謳われる有料サービスであっても、インターネットを利用する限り、常に情報漏洩のリスクを伴いますが、セキュリティ面、内部統制面で有効な機能をもつ有料の法人向けファイル転送サービスに出会い、社内環境を整えることが、日々の業務の安心につながります。
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また、自社に合うサービスが何か知りたい方は、要件ごとに必要な機能や企業導入に必要なセキュリティ機能を解説したこちらのガイドブックをぜひ参考にしてください。
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