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サーバー監視ツール比較16選。無料・OSS・有料版ならこれ!

サーバー監視ツール比較16選。無料・OSS・有料版ならこれ!

2019-05-08

構築したサーバーに何か監視ツールを入れないと、という方へ、無料で利用できるOSS、パブリッククラウドで付随されるサービス、有料サービスごとにサーバー監視ツールをご紹介します。

目次

 

サーバー監視ツールとは?

サーバー監視ツールとは、サーバーが正常に稼働しているかどうか、サーバーから稼働情報を取得することで、稼働状況を把握・分析するためのツールです。業務に関連するサーバーは、ほとんどの場合で勝手に停止されると大問題になりますので、サーバーの死活状況は必ず把握すべき情報です。

また、現在だけでなく、将来の安定稼働のためにも利用されます。例えば、CPUやメモリの使用率を確認して、サーバーの負荷が今後高まった場合でも正常稼働が可能なのか、サーバーリソースの追加が必要な場合はいつ頃必要になりそうなのかという分析に情報が役立ちます。

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システム監視ツールとサーバー監視ツールの違いは?

一般的には、システム監視は、ネットワーク監視、サーバー監視(オンプレ環境とクラウド環境)、アプリケーション監視等のシステムの全体を監視することを指します。システムの規模が大きくなるほど、個別に管理・監視することが難しくなるため、一括で一元的に管理する手段としてシステム監視ツールがよく利用されます。

今回のサーバー監視ツールは、ネットワーク監視以外の、サーバー監視(オンプレ環境とクラウド環境)とアプリケーション監視を指しています。
(と言っても、実際は、ネットワーク監視にも対応できるサーバー監視ツールが多数あります)

 

サーバー監視ツールの比較のポイント

サーバー監視ツールの比較・導入検討の際に、チェックすべきポイントをご紹介します。

  • サーバーの監視対象の範囲

所有しているサーバーを全て一元的に管理できるかは重要なポイントです。保有しているサーバーが、オンプレ環境とクラウド環境の両方にあるケースも多く、さらにクラウド環境では複数のパブリッククラウド(IaaS)を活用しているケースもありますので、それでも全体をサーバー監視ツールで監視できるかどうかは重要なポイントです。

  • 監視項目の取得範囲

サーバーで監視したい項目、例えば、サーバーの死活、リソース利用率(例:CPU・メモリ・ディスクの使用率)、特定サービス(例:Webサーバー、データベース、仮想化ソフトウェア)の稼働状況を取得できる必要があります。

  • 通知方法

従来のメール通知、Syslogの出力やSNMPトラップの送信も大事ですが、それ以上に、チャットツールでの通知が実用的です。そのためには、エンジニアの利用者の多いSlack等への対応が必要です。

  • 運用の手間

OSSの場合は自分たちで設定・運用する必要がありますので、ある程度手間がかかるのは仕方がないとして、設定・運用の作業で困ったときに、情報を探して見つかるかが重要です。そのため、ブログやQiita等での投稿が豊富な場合や、技術ガイドの書籍やユーザーコミュニティがある場合は、安心して手を出すことができます。

一方で、監視対象の機器数が膨大で、監視ツールの設定作業を負担に感じる場合、日々の監視やログの分析に手が回っていない場合は、監視設定の自動化等、運用の負担軽減につながるサーバー監視ツールの導入を検討することも大事です。特に、障害が時折発生している場合や将来的な障害発生が予期される場合や、予防措置として性能分析による問題点の洗い出しは重要なので、それらを外部ベンダーに任せてしまう、というのも選択肢になります。

 

OSS版・無料のサーバー監視ツール

オープンソースソフトウェア(OSS)のサーバー監視ツールについてご紹介します。無料で利用でき、多くは設定の自由度が高いため、技術的知見のある人が自由度高く、時間をかけて設定するには向いていますが、サーバーが小規模でやりたいことが限定されている場合や、技術的知見にあまり自信がない、あるいは製品理解に時間をかけたくない場合は、他のツールを選んだ方がよい可能性があります。

Zabbix

ネットワーク、サーバーやアプリケーション等を監視できるオープンソースの監視ツールです。監視対象サーバーにエージェントをインストールして、管理サーバーで集中的に管理・監視します。エージェントを用いずにSNMPで監視することも可能です。監視項目としては、死活監視、リソースの使用率(CPU、メモリ、ディスク)、プロセス等のサービスの稼働状況やWebの動作状況等を監視できます。専門書籍や日本のZabbixユーザー会等のコミュニティが充実しているので、運用に必要な情報が得られやすいツールです。

Nagios

Nagiosはプラグインで提供されるため、プラグインを呼び出すための実装が必要なオープンソースの監視ツールです。コミュニティサイトには多数のアドオンツールが用意されているので、やりたいことを自ら実装できるスキルと時間がある方には適したツールです。大規模システムの監視に適した有料版の「Nagios XI」もあります。

Cacti

Cacctiは、サーバーやネットワークのリソース使用率をSNMPで取得してRRDToolを用いてグラフ表示せることが得意なサーバー監視ツールです。サーバーリソースに関するグラフを表示させるだけでなく、平均負荷を算出して今後どのように増えていきそうか分析することもできますので、リソース状況の把握・分析に適していいます。一方で、サーバーの監視項目を多く設定したい場合や、異常検知を強化したい場合はあえてこのツールにする必要はあまりないと言えます。

Munin

Cacti同様に、RRDToolを用いてサーバーリソース等をグラフ表示できるサーバー監視ツールです。このツールはインストールしやすいのが特徴です。インストール作業自体が複雑でなく、最低限必要な設定項目も多くないので、公開されている手順通りに進めればすぐに利用できるようになります。

Hinemos

NTTデータが開発したツールのため、日本語のドキュメントや情報が充実しており、初期設定も運用もしやすいツールです。サーバーの稼働情報の収集・監視から分析まで行えます。その他、設定したジョブの自動実行等のジョブ管理機能を備えていますので、ジョブの実行管理も行いたい場合に特に向いています。

Pandora FMS

Web上のGUIで設定やグラフ分析等が可能な日本語にも対応したサーバー監視ツールです。専用エージェントを用いた監視、エージェントなしでの監視のどちらにも対応しています。Pandora FMSを冗長化や負荷分散して運用することもできるため、大規模システムの監視にも適しています。

Sensu

Nagiosの改良版を目指して開発された、クラウド環境の監視に適したサーバー監視ツールです。そのため、AWS、Google Cloud Platform、Microsoft Azure等のパブリッククラウドサービスや、OpenStack、VMWare等の仮想化環境に対応しています。 Nagiosのプラグインと互換性があるのも特徴です。

 

IaaSベンダー提供のサーバー監視ツール

IaaSのクラウドサービスをご利用の方にとって一番手っ取り早いのが、IaaSベンダーが提供しているサーバー監視ツールの利用です。さくらのシンプル監視のように、機能が充実しているとは限らない点と、同じIaaSしか監視できない(他のIaaSを統合的に監視できない)点はネックですが、台数がそれほど多くなく、死活監視プラスアルファくらいで大丈夫、という場合は選択肢になります。

AWS CloudWatch

AWSを対象にしたサーバー監視ツールです。管理コンソールから設定するだけで利用できますので、始めやすいツールです。EC2等を利用している場合で、限定的な範囲であれば無料で利用できます。小規模で利用しているなら、この無料範囲内で済む可能性があります。それを超えても料金自体が安価なので、監視対象がAWSのみであれば有力な選択肢です。

さくらのクラウド シンプル監視

シンプルという名の通り機能は少なく、行えるのは、サーバーの死活監視や、Webサーバーやメールサーバーの等のサービスの動作確認(https/pop3等)程度です。低価格(1サーバー月額数十円)なので、さくらのクラウド利用者が死活監視程度を最低限、手軽に行いたい、という場合は十分選択肢になります。

 

おすすめのサーバー監視ツール(有料版)

ここまでお伝えしたポイントを踏まえ、おすすめのサーバー監視ツールをご紹介します。

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System Answer G3(アイビーシー株式会社)

System Answer G3

(出所:System Answer G3公式Webサイト)

System Answer G3は、117 メーカー、3,615 種類の監視項目から、自動で初期設定を行うエージェントレス型のサーバー監視ツールです。サーバー監視や各リソースの性能監視に加えて、リソースの変動から分析するトレンド分析や、利用時間帯別の偏差から異常を察知するベースライン分析等の分析機能が充実。多数のシステムを抱えており、監視設定が大変で、ログ分析に手が回っていない、というケースに特に向いています。

監視サーバーを用意せずにクラウド型で利用できる「on SAMS」というサービスもあります。

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パトロールクラリス(PATROL CLARICE)(株式会社コムスクエア)

パトロールクラリス

国内4,000社以上の導入実績を誇る、エージェントレス型のサーバー監視ツールです。クラウド版も提供されています。機能ごとにライト版、スタンダード版、プロフェッショナル版と細かく分かれているので、利用機能に応じてコストを抑えることが可能です。基本的な監視項目に加えて、簡易Web改ざん機能やAWS CloudWatchからログ取得・監視機能等を備えています。

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Site24x7(ゾーホージャパン株式会社)

Site24x7

(出所:Site24x7公式Webサイト)

導入実績10,000社以上のクラウド型サーバー監視ツール。AWSやVMwareなどクラウド環境も含めた一元的な管理が可能。オンラインから今すぐ5分で監視を始められる。クラウドのため、監視用サーバーの用意が不要でサインアップしてエージェントをインストールするだけで利用を開始できる。監視対象が幅広く、サーバー監視(Windows、Linuxはもちろん、FreeBSD、VMware、Dockerも対応)、クラウド監視(AWS、Microsoft Azure、GCPなどに対応)、Webサイト監視(全世界100以上の監視ロケーションからパフォーマンスを監視)、アプリケーション監視、ネットワーク監視を一元管理。

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Tegnos(株式会社バーナードソフト)

Tegnos

(出所:Tegnos公式Webサイト)

数十台規模から数千台規模までの監視に対応している監視ツール。エージェントレスで導入可能。システムの予防保全ができる点が強みで、パケットロスなど何らかの通信異常が発生すると、赤色で表示され、障害が発生する前に対処できる。

対象システムの状態監視はもちろん、障害検知、障害の原因調査、システム性能分析まで行え、多彩なプロトコルへ対応しているため、よく使われるWebやメール関連のプロトコルだけでなく、自社独自プロトコルを監視対象に加えられる。ネットワーク上の全てのパケットを最大3カ月分蓄積し、詳細に分析可能なため、障害発生時にはどこが問題なのか、素早い原因特定が行える。

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Manage Engine OpManager(ゾーホージャパン株式会社)

Manage Engine OpManager

(出所:Manage Engine OpManager公式Webサイト)

多数のテンプレートを基に設定できるので初期設定の負担が少ない仕組みです。オンプレ環境とクラウド環境のどちらにも対応しています。基本的な死活監視、性能監視に加えて、プライグインによりデータベースの性能監視も可能です。

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mackerel(株式会社はてな)

mackerel

(出所:mackerel公式Webサイト)

監視対象サーバーにはエージェントをインストールして、クラウド上の管理サーバーから監視するクラウド型のサーバー監視ツールです。監視項目や監視条件はクラウド上で詳細に設定できるので運用の負担が少ないサービスです。監視項目数が10までの無料プランもあり。スタンダードプランは1ホストあたり月額1,800円です。

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SavaMoni(株式会社ネットアシスト)

SavaMoni

(出所:SavaMoni公式Webサイト)

サーバー5台まで、監視間隔5分であれば死活監視が無料でできるサーバー監視ツールです。監視間隔を3分にすると月額1,000円という価格設定です。監視間隔を1分にはできないので、サーバーがダウンした場合に影響が大きいサービスには不向き。あくまでも、これまでほとんどやっていなかったので、最低限なにかやるか、という場面において利用を検討できるサービスです。

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まとめ

サーバー監視ツールではオープンソースの種類が豊富で、監視項目を詳細に設定できたり、オンプレ環境とクラウド環境の両方に対応していたりする等、機能も充実しており、ある程度技術と時間を使えるのであれば、オープンソースの利用は有力な選択肢です。

一方で、有料版のサーバー監視ツールは、オープンソースの弱点である、設定作業や運用作業の簡易化、システムの統合のしやすさ、ログの活用のしやすさ等に対して、自動化等を含めて力を入れているので、設定や運用に時間があまり割きたくない場合や、監視結果を十分に活用できていない場合は、有料版のサービスの活用を検討すべきでしょう。

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