最終更新日:2022-07-14
スマートロックはセキュリティや利便性の高さからホテルや民泊での利用も進んでいます。ここではホテルや民泊における導入メリット、選び方、導入費用、おすすめサービスなどをご紹介します。
スマートロックとは、スマホ等の操作によって、ドアの開閉ができる機器、そしてシステムのことです。通常の鍵のように物理的な受け渡しの必要がないため、オフィスや貸会議室、シェアハウスといった複数人が利用する場所での設置が広がり、また紛失の心配がないため自宅や賃貸マンション等での利用も増えています。
スマートロックは、このような理由から人手不足や業務負担を軽減する手段として、多くのホテルや民泊でも導入が進んでいます。
また、手軽に民泊や場所貸しが始められるため、遊休資産の活用に役立つサービスといえるでしょう。
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スマートロック導入による主なメリットを具体的に3つご紹介します。
スマートロックは、暗証番号やスマホアプリなどを使って解錠できるため、物理的な鍵のように受け渡しの必要がなく、手間や時間、コストを大幅に削減できます。
暗証番号の発行や鍵の有効期限の変更などの各種設定もネットワーク上で行えるため、従来のキーボックスや電子錠のようにわざわざ現地へ行く必要もありません。予約情報から、自動的に部屋を割り当てて、当日になったら鍵となる暗証番号を自動的に発行するシステムもあります。
また、セルフチェックインや遠隔操作で予約の管理、鍵の開閉などができるサービスもあり、受付業務の省人化や施設の無人運営も可能になります。入退室履歴の確認もできるので宿泊客のチェックイン状況だけでなく、クリーニングや修理などの業者の履行確認にも使えます。
物理的な鍵の受け渡しでは、紛失や未返却のリスクがあり、滞在期間終了後の鍵の再利用や鍵の複製などからの不正侵入の恐れがあります。スマートロックであれば、管理画面から鍵を無効化すれば入室できなくなるので安心です。
また、鍵の有効期限を設定して、自動的に無効化することも可能です。鍵の締め忘れの通知を設定するサービスもあり、遠隔操作で施錠することもできます。利用者ごとに暗証番号を発行することも容易なため、番号の使い回しをすることもなく、より強固なセキュリティを保てます。
省人化や無人運営も可能になるため、価格を抑えて宿泊施設を提供することができます。それに、鍵の受け取りや持ち歩く必要もないため、紛失の心配もありません。スマホアプリや宿泊サイトと連携しているスマートロックの場合は、物件検索から予約、支払い、チェックイン、チェックアウトといった一連の流れをスマホなどからオンライン上で完結することができ、宿泊客にとってもメリットが大きいです。滞在先を検討する条件の一つとして利便性の高いスマートロックを導入していることはアピールポイントとなります。
スマートロックを検討する際に、選択基準となるポイントを2つご紹介します。
まず、客層や、管理方法に合わせて解錠方法を検討しましょう。スマートロックの解錠方法には、主に以下の3つの方法があります。
インターネット環境にない外国人宿泊者やスマホを持っていない方でも利用可能。ICカードを利用する場合には、チェックイン、チェックアウトの際に受け渡しの必要があります。
こちらも、インターネット環境にない外国人宿泊者やスマホを持っていない方でも利用可能です。メールなどで有効期間つきの暗証番号を伝えることで、自動でチェックイン、チェックアウトをすることもできます。
専用スマホアプリを利用して解錠します。Bluetooth無線通信で遠隔解錠したり、機種によってはGPS機能で一定距離内に近づいたら自動開錠したりすることも可能です。
対応方式の中から、複数の解錠方法を併用して利用できるサービスや、スマホだけでなく、フィーチャーフォン、カードキーにも対応したマルチデバイスタイプのスマートロックもあります。
続いて検討すべきは、効率化したい業務の対応範囲です。
予約管理や支払い機能など運営効率化も図りたい場合には、スマホのアプリやOTA(オンライン上で取引を行っている旅行予約サイト)、サイトコントローラーなどの宿泊管理システムと連携可能なスマートロックを選択する必要があります。
たとえば、「RemoteLock(株式会社構造計画研究所)」は世界最大級の宿泊サイトAirbnbと提携しており、宿泊予約が入った際に自動的に暗証番号が発行される仕組みになっています。暗証番号とともに、宿泊先の利用方法なども事前に宿泊客へ伝えることが可能です。「あんしんステイIoT(楽天コミュニケーションズ株式会社)」では、民泊専用タブレットを活用して、本人確認や宿泊者のサポートができる仕組みを提供しています。
また、「KEYVOX(ブロックチェーンロック株式会社)」は予約、在庫管理、部屋割り、チェックインといった機能がすべてセットされたオールインワンタイプのスマートロック。ドアに設置することですぐに宿泊施設などの運営ができるようになっています。
スマートロック導入にかかる費用は主に、鍵本体の費用や取付工事費などの初期費用と、クラウドシステムやカスタマーサポート、製品をレンタルしている場合には、レンタル料、機器保守などの費用となる月額利用料があります。
どのような形態のスマートロックを導入するかによって価格帯は様々です。たとえば、カギカン(Qrio株式会社)の場合、鍵本体(Qrio Lock)は付属の両面テープでサムターンに取り付けるだけなので、工事費がかかりません。また、専用アプリを使うことで、スマホ・タブレットなどのデバイスを鍵として利用できます。ボタンひとつでカギを作れるので、合カギの発行費用などもかかりません。
必要な製品をレンタルするサブスクリプションサービス型のスマートロックは、カギカンのように初期費用無料で利用できるものもあります。ランニングコストはかかりますが、カスタマーサポートと機器の故障サポートがついているので、製品に問題があっても安心です。貼り付けるタイプのスマートロックは手軽に取り付けることができ、取り外す時も原状回復が容易にできるのも魅力的なところです。
一方、取付工事が必要となるスマートロックは、簡単に取り外すことができない分、堅牢性や耐久性に優れています。前述の「RemoteLock」では、鍵本体の価格50,000円の他に、取付工事費が1カ所1個30,000円以上かかります。クラウドシステムの月額利用料はAirbnbなどのサービスと連携ができるビジネススタンダードコースで1デバイスあたり2,000円です。
同じく、前述の「KEYVOX」では、施工工事が必要となるシリンダー利用型(69,800円)の他に、購入者自身で取り付けられるDIY型スマートロック(34,000円)のラインアップがあり、扉内側のサムターンを取り外してネジ止めする仕様になっています。スマホアプリのサービスは、無料で使えるものもあり、機能を絞ればランニングコストをかけずに利用することができます。
宿泊施設の規模、入退室の頻度などを考慮して必要な機能を見極めて導入する必要があります。導入する前に、契約期間の縛りのないカギカンやAkerunのようなレンタルで利用できるサービスで試してみるのも一手です。
おすすめのスマートロックを7つご紹介します。運営する宿泊施設にマッチしたサービスを検討してみてください。
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(出所:RemoteLOCK公式Webサイト)
Wi-Fiを通じて、クラウドシステムから管理できるスマートロック。1日10万組以上の入室を管理する。世界最大級の宿泊サイトAirbnbをはじめ各種予約サイト・宿泊管理ツールとシステム連携しており、予約時に暗証番号が自動発行される。暗証番号を利用して自動でチェックインすることができ、無人運営にも適している。ビジネスシーンでのハードな利用を想定し、取付工事が必要な単体でも電子錠として機能する製品を採用。月額5,000円/台、初期費用なしで利用できるレンタルサービスも人気。
(出所:KEYVOX公式Webサイト)
スマートロックにスマホアプリを連携させることで、物件在庫管理、入室履歴管理、本人確認、決済、予約といった、一連の機能をワンストップで提供。ブロックチェーン技術を利用して高いセキュリティを保証しているのも魅力の一つ。スマートロックは、シリンダー取付工事が必要なタイプの他、購入者自身で取り付けられるDIY型、壁にビスで固定orドアノブに付属のシャックルを利用してぶらさげるキーボックス型から選択できる。
(出所:bitlock PRO公式Webサイト)
工事不要で簡単設置のスマートロックbitlock LITEのオフィス用モデル。関連製品と合わせて利用することで、NFCカードでの解錠・施錠も権限コントロールが可能。スマホやApple Watchでの開け閉めができる他、ドアが閉まった際に自動で施錠されるオートロック機能も標準装備している。既存のオフィスの鍵に、工事なく上から被せる形で容易に取り付けができ、幅広いカギの形に対応可能な点が人気。アプリを利用し、「誰が」「いつ」「どの手段で」「解錠・施錠したか」の操作ログの情報を蓄積できるため、幅広く活用できる。
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(出所:カギカン公式Webサイト)
工事不要の後付型のスマートロックシステム。室内側のサムターンにスマートロック「Qrio Lock」を両面テープで貼り付けるだけで利用可能。鍵はアプリ上で作成し、様々なデバイスで利用可能。対面での受け渡しも不要になる。また、「Qrio Hub」を近くのコンセントにセットアップすれば、鍵の解施錠の履歴を確認することができる。離れた場所からの解錠・施錠などの遠隔操作もできるためセキュリティも向上できる。
民泊やレンタルスペースなど、ドアへの一時的なアクセス権限の付与にはPINコードが利用でき、PINコードごとに日付や時間などの条件設定が可能。同時に50個まで発行できる。その他、スマホやICカードによる解施錠にも対応し、利用シーンに応じた柔軟な活用に対応する。
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(出所:Akerun入退室管理システム公式Webサイト)
カスタマーサポートと機器の故障サポート付きのサブスクリプションサービス。貼り付けるタイプのスマートロックなので、工事費もかからず、初期費用無料で始めることができる。スマホアプリやICカードを使って解錠。入退室管理や鍵の管理をクラウド上で行うことができ、API連携も可能。オフィスをはじめ、フィットネスジムや学校施設、レンタルスペースなど、規模‧ 業種業態を問わず、7,000社以上の導入実績を誇る。
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(出所:L!NKEY公式Webサイト)
Bluetoothでネットワークにつながり、遠隔操作で複数の施設を専用の管理画面で一括管理できる電子錠。入退室履歴の確認や鍵の開閉操作、鍵の使用期限の設定などもでき、24時間対応の専用のコールセンターがあるのでトラブルが起きても安心。暗証番号をタッチパネルで入力して解錠できるため、ボタンのように特定の番号が擦れたり劣化したりする心配がない。シリンダーに固定して取り付けるタイプのスマートロックなので、ドアに穴を開けずに取付可能。原状回復も容易。ネットワークに接続しない単体プランも用意している。
(出所:あんしんステイIoT公式Webサイト)
宿泊事業の運営上発生する、宿泊者名簿作成、本人確認、鍵の管理、個人情報の管理、宿泊者のサポートといった業務負担を軽減できるIoTサービスの一環として製品化されたスマートロック。
暗証番号とカードの2種類の認証方式で解錠できる。美和ロック社製に楽天コミュニケーションズ独自の通信機能を強化したオリジナル商品で、セキュリティの高い独自回線経由で遠隔操作も可能。
※あんしんステイIoTのサービスを利用することが前提のため、スマートロック単体での利用は不可。
スマートロックを通じて、鍵の受け渡しをはじめ、予約管理、自動チェックイン、入退室管理、鍵の開閉の遠隔操作、本人確認、支払いなど、宿泊施設運営における業務の効率化が加速度的に進んでいます。
単なる鍵としての役割を超えて、IoT技術を活かした最先端のツールとして広がりを見せている、スマートロックは、今後より一層、普及していくことが予想されます。これからホテルや民泊を開設しようとしている方はもちろん、運営をもっと効率化したいと考えている方にとっても、スマートロックの導入は必須項目といえるでしょう。
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★★★★★ 4.7 10件の口コミ・評判
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