最終更新日:2024-09-25
「複数のECモールの管理を効率化したい」と専用ツールの導入を考えている担当の方へ。EC一元管理システムの機能や導入のメリット、ツールの比較ポイントを、おすすめのサービスとともに詳しく解説します。
EC一元管理システムとは、複数のショッピングモールや自社ECサイトなどネット上に多店舗運営している場合でも、データを集約・管理して効率的に運営することのできるシステムです。
ネット上でEC販売する場合、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングなどの外部モールに出店するか、自社サイトでオンラインショップサイトを構築するか、様々なやり方があります。
販路を増やすために複数出店するのが一般的ですが、その場合、ECサイトごとに商品を登録したり、受注・売上データを管理しなければならず、作業が煩雑に。「発送する商品を間違えた」「納品時期が遅くなってしまった」「注文を見逃してしまった」などミスやトラブルも発生しやすくなるといった課題が挙げられています。
EC一元管理システムなら、複数ECを単一の管理画面で管理可能。商品情報に変更がある場合でも、すべてのECのに一括反映させられるなど、運営していくのにも手間がかかりません。
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まずは、EC一元管理システムを導入すると、どのような業務を効率化できるのかについて、具体的な機能を7つに分類して解説します。
複数のECモールに出店すると、受注管理の取りまとめが煩雑になりがちです。注文確認が遅くなり、納期遅延につながる可能性もあります。
ECサイト一元管理システムには、複数のECモールからの注文データの定期的な一括取り込みに加えて、受注伝票の内容に応じた自動振り分けの機能が搭載されています。取りまとめの手間が簡略化されるので出荷までのフローを短縮でき、更に受注時のミス防止にもつながります。
ECモールや自社サイトなど、個別で在庫情報を管理するのは大きな負担です。EC一元管理システムを導入することで、複数のECモールや自社サイトに在庫情報を自動連携できます。
商品の入荷や購入だけではなく、キャンセル・返品・イベント出店によるイレギュラーな在庫変動なども含めて、すべて自動管理してくれます。人員も時間もかけることなく、正確に在庫を管理ができるので安心感にもつながります。在庫切れ前のタイミングで発注をリマインド・共有する機能を搭載しているシステムなら、在庫補充の管理も容易になります。
ECサイトへの商品登録、商品名、説明文、商品画像などの変更は、手間がかかります。複数のモールで運営している場合は、モールごとに同じ作業を繰り返す必要があります。EC一元管理システムなら、それらの変更を一括で行えるので便利です。
発注書の自動作成、メール送付、発注残数の確認といった機能。煩雑な発注や仕入れを効率化できるので、取扱商品が多い出店者の負担を軽減できます。発注書はPDFやCSVなど任意の形式でダウンロード可能です。
決済システムと連携し、入金確認の手間や漏れを防ぎます。入金確認後は販売管理データを利用し、請求通りの金額が回収できているかを確認。売上データは自動で集約・可視化されるので、店舗別、商品別や期間別などで売上を把握できるなど、マーケティング施策の検討に役立ちます。
EC一元管理システムと倉庫システムと連携させることで、倉庫への出荷指示や発送連携メールを自動で送信できます。倉庫側の入荷実績に対応して、EC店舗の在庫数も更新されていきます。
注文受付、発送連絡、フォロー連絡といったメールを簡単に作成・自動送信できます。これにより、メールがどれだけ売上に貢献したかを分析するなど、マーケティングにも活かせます。
では、EC一元管理システムの導入によって得られるメリットを整理してみましょう。
システムを使って商品を一括管理できるようになることで、新たな販売方法を展開できます。たとえば、「単品販売の商品を別商品とセットで登録・販売管理し、ひとつの商品としても売り出す」「販売量やリピート率から店舗ごとに異なる在庫数を割り当てる」など柔軟な対応が可能。商品情報の更新が頻繁に行えるため、スピーディーに販売方法を試行錯誤できるようになります。
EC一元管理システムは、顧客フォローの強化を通じてリピート率の向上に役立ちます。特に効力を発揮するのは、手作業では膨大な時間とコストがかかるメール対応。購入時のサンクスメール、発送連絡メール、顧客の状況に応じて変化するフォローメールなどを自動で行えるので、顧客一人ひとりを効率よくフォローできます。
ECサイトごとに受注管理、在庫管理、商品情報管理などの各工程に対応する必要がなくなります。ワンクリックで商品ページの作成や一括変更ができるほか、情報を自動で更新することも可能です。また、送り状の発行や入金確認といった、人手も手間もかかる作業を自動化できます。
ECの運営では、「在庫切れに気づかないまま商品が購入されてしまった」「間違った商品情報を登録してしまった」「誤った住所に配送してしまった」など、ヒューマンエラーによるミスやトラブルがつきもの。EC一元管理システムなら様々な工程を自動化できるので、ミスやトラブルを未然に防ぎます。
EC一元管理システムの料金は、毎月固定料金で利用する「月額定額制」と、使うごとに料金が加算される「従量課金」のいずれかに分かれます。以下、それぞれの料金形態の特徴と相場を紹介します。
登録できる「ECサイトの数」や「商品点数」、毎月の「受注件数」などに上限を設けて、毎月固定料金で利用するタイプです。システムやプランによっても料金は異なりますが、近しい条件下で各システムの料金を紹介しておきますので、自社に当てはめる際の目安にしてください。
主なシステム | 料金 | 備考 |
---|---|---|
タテンポガイド | 月額12,000円 | 受注件数500件、商品点数10,000点、ECサイト数5つまで |
CROSS MALL | 月額5,000円 | 受注件数500件、商品点数1,000点、ECサイト数3つまで |
クロスマ | 月額14,800円 | 受注件数は制限なし。商品点数1,000点、ECサイト数2つまで(Amazonは必須) |
なお、このタイプは「受注管理だけ」「在庫連携も行いたい」「倉庫管理も対応させたい」など、どこまでの業務に対応させるかによって料金が変わってくるものも少なくありません。「受注管理だけで十分」という場合は、無駄なく利用できるプランの有無を確認しておきましょう。
主なシステム | 受注管理のみの料金 | 在庫連携にも対応した場合の料金 |
---|---|---|
アシスト店長 | 月額25,000円(受注件数1,000件まで) | 月額45,000円(商品点数1,000点まで) |
速販UX | 月額8,000円(商品点数や受注数に制限なし) | 月額13,000円 |
「受注件数1件につきいくら」という形で料金が発生するタイプです。1件あたり5円〜35円が相場で、件数が増えるごとに単価が減少するのが一般的です。なお、一定の受注件数に満たない場合、安価な固定月額料金で利用できるものもあります。「まずはスモールスタートして軌道にのったら課金したい」という場合にもおすすめです。
主なシステム | 料金単価 | 備考 |
---|---|---|
コマースロボ | 501件〜20円 5,001件〜15円 10,001件〜10円 20,001件〜5円 |
500件以下は月額定額5,000円で利用可能 |
ネクストエンジン | 201件〜35円 401件〜30円 1,001件〜25円 3,001件〜20円 5,001件〜15円 7,001件〜10円 10,001件〜5円 |
200件以下は月額定額3,000円で利用可能 |
続いては、EC一元管理システムの選び方についてです。EC一元管理システムは各々対応可能な業務範囲が異なるため、自社に合ったシステムを選ぶ上では、「どこまでシステムによって自動化・効率化させたいか」が重要になってきます。
以下、それぞれのタイプについて、具体的にどのような場合が当てはまるか記載しています。自社で導入するとしたら、どのタイプになるか。課題に照らして考えてみましょう。
まずは、ECモールやカートへの問い合わせや注文について、対応漏れや遅滞、ミスなくしっかり管理できれば十分という場合におすすめ。「受注管理のみ」にも対応した複数あるプランを持つタイプです。上位の在庫連携プランも備えているため、事業が拡大するタイミングで切り替えることも可能です。
「受注管理だけでは足りないけれど、倉庫管理までは必要ない」という場合、もしくは「既に倉庫管理システムを利用しているので、それと連携できれば十分」といった場合におすすめのタイプです。受注管理と在庫連携を前提とした広範な自動化・効率化機能を利用できます。
受注管理・在庫連携、倉庫管理など、EC物流に関する機能を網羅的に備えたタイプです。自社で倉庫を持っている、もしくは委託で倉庫事業者に頼んでいるものの、「倉庫管理システムをまだ利用していない」「利用中の倉庫管理システムをリプレイスしたい」という場合におすすめです。
最後に、最適なツールを検討するための3つのポイントをご紹介します。
まず、自社が利用しているカートシステムをどこまでカバーできているEC一元管理システムなのか確認しましょう。未対応のECモールに出店する場合は、個別対応が必要になります。
「コマースロボ」や「ネクストエンジン」は、Amazonや楽天市場などの標準連携しているモールに加え、アプリやプラグイン、CSVなどによってモールやカートを追加連携できます。「助ネコEC管理システム」では、主要モールに加え、MakeShop、shopifyなどのカート、自社サイトにも対応。
また、ZOZOTOWNなどのアパレルECサイトに連携できる「CROSS MALL」のようなサービスもあります。
ECの販促に必要なリピーターの把握・育成を、顧客管理機能で対応するシステムもあります。たとえば、「アシスト店長」では、「名寄せ機能」で顧客を正確に把握し、購入条件や顧客条件に応じてメール送信内容を自動変更することで顧客満足につなげます。「AnyX」では、顧客一人ひとり・顧客グループを深堀りして分析することで顧客解像度を高め、行動に至るインサイトを考察できます。
顧客からの問い合わせ対応など、応対履歴や顧客対応ステータスを管理したい場合は、「メールディーラー」「Zendesk」「Re:lation」などのメール共有システムと連携しているツールがおすすめです。メール共有システムの詳細は、「【比較表付き】メール共有システムの比較10選!機能を一覧で」をご覧ください。
倉庫への出荷指示、出荷時のお客様への発送連携メール送信など、出荷作業に関して課題を持っている場合は、倉庫管理システムや物流サービスとスムーズに連携できるかどうかチェックしておきましょう。
「コマースロボ」のような倉庫管理システム一体型サービスは別にして、自社で別途倉庫管理システムを使用している場合はそのシステムとの連携の仕方。倉庫業務を他に委託している場合は「楽天スーパーロジスティクス」のような物流サービスとの連携の仕方がポイントになります。CSVデータで連携する方法もありますが、API連携でタイムリーにデータを取り込めると業務がより一層スムーズです。
ここからは、おすすめのEC一元管理システムをご紹介します。まずは「受注管理のみ」という最小のニーズにも答える、様々なプランを備えたタイプ。「最初はスモールスタートして、軌道に乗ったら在庫連携に対応」という利用法も可能です。
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(出所:アシスト店長公式Webサイト)
複数ECモールや自社ECサイトの受注状況を一元管理し、在庫管理業務からメール配信・顧客管理まで、網羅的にカバーしたEC一元管理システム。受注管理機能のみであれば月額25,000円(月間の受注件数1,000点まで)で利用可能。在庫連携を追加したければプラス20,000円というように、ニーズに合ったプラン(機能)を選択して、無駄なく利用できるのが強み。
特にメール自動送信やステップメール配信、CRM機能など、顧客のリピーター化を促進する機能が充実している。顧客の購入状況に合った内容のキャンペーンメールを自動送信できたり、顧客分析を行ってキャンペーンに最適の顧客リストを抽出したり、売上アップにも有効。
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(出所:速販UX公式Webサイト)
受注管理だけなら月額8,000円〜安価で使えるEC一元管理ツール。定額制で、店舗数・受注件数に左右されずに利用できるのもポイント。導入も簡単で、PCにインストールして、ECサイトを紐付けるだけ。面倒な商品登録などのマスタ登録は不要で、各ECサイトを1画面でまとめて確認できる。
在庫連携や商品データ、画像データも一括で管理するプランも備えているため、その後の事業拡張に応じて柔軟に変更可能。受注後のメール送信(注文受付・発送連絡・フォロー連絡など)、更に帳票作成、送り状印刷など、その後の作業まで必要に応じて柔軟に自動化できる。
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(出所:助ネコEC管理システム公式Webサイト)
楽天・Yahoo!・Amazonをはじめ、複数のECサイトと実店舗をまとめて管理、自動処理できるEC一元管理システム。ECモールの連携数・受注件数にもよるが、受注管理のみであれば、月額21,000円(連携2モール・300件まで)で利用可能。受注件数が100件未満であれば、月額2,100円という安値で利用できるのも嬉しいポイント。これからECショップを始めたいという方にはおすすめ(ただし101件を超えたら従量課金が発生)。
その後、必要に応じて、受注管理だけでなく、在庫連携、商品登録などの機能も利用可能。出店者に変わって出荷管理にも対応してくれるため、出荷ミスやトラブルを防止できるのも特徴。
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「倉庫管理の必要がない」「倉庫管理システムは別途利用しているので連携させれば十分」といった場合におすすめのタイプです。在庫連携を前提とした広範な機能を備えており、機能制限なく利用できるものが揃っています。
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(出所:GoQSystem公式Webサイト)
導入実績40,000社以上。複数のモール・ECサイトの受注・在庫・商品・物流をまとめて管理できるEC一元管理システム。月額15,000円〜と低コストかつ定額制で、即日利用を開始できる導入のしやすさが強み。楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazonなどのモール店舗、ShopifyやBASEなどのECサイトに対応。未対応のモールや自社のECサイトでも、「カスタムCSV機能」を利用することで対応モールとして一元管理できる。
在庫確認や支払い方法・日時指定の確認、メール配信など、レギュラー業務の多くを自動化。作業負担の軽減はもちろん、人的ミスやクレームの削減も見込める。自動化する条件や処理は、業務に合わせて自由にカスマイズできる。
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(出所:TEMPOSTAR公式Webサイト)
店舗運営の業務を大幅に効率化し、複数のEC・ネットショップの運営を連携・自動化・効率化できる一元管理システム。楽天やAmazonといった主要モールはもちろん、ヤフオク!、Amazon FBAマルチチャネルなども標準対応。個別要件に合わせた機能開発を複合的にできる「ハイブリッドカスタマイズ」が特長で、独自システムの導入やECプラットフォームとの追加連携など、柔軟な対応も可能だ。
その他、商品情報や商品画像を複数のECプラットフォームに一括登録・反映できる機能や、複数倉庫に分散している在庫に対して受注引当と出荷、配送指示・処理できる機能なども搭載。複数店舗・複数倉庫の対応も使いやすく、作業工数を大幅に削減することができる。
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(出所:AnyX公式Webサイト)
Amazon・楽天・Yahoo!などの国内主要ECモールはもちろん、国外も含め様々なモールの商品を一元管理し、作業工数を削減するEC一元管理ツール。原価・手数料・広告費・物流費などから粗利・限界利益を自動計算できるほか、チャネルごとの売上・利益率の可視化・比較、マーケティング分析や商品・フルフィルメント分析にも対応。目的に応じた分析レポートでデータの価値を引き出し、売上最大化も実現する。
複数チャネルのデータはリアルタイムで自動取得。受注情報の一元管理にも対応しているので、「優先度の高いオーダーから対応する」といったことも可能。更に、チャネル運用状況は1つのダッシュボードで可視化できるので、「どこで何がどのくらい売れているのか」を一目で確認できるのも嬉しいポイントだ。
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(出所:ネクストエンジン公式Webサイト)
豊富な自動化機能が強みで、5,700社以上の導入実績を持つEC一元管理システム。変化に強いカスタマイズ性も特長で、様々な倉庫でのPOS、APIやCSVデータによる連携など、独自性の高いシステムとの連携が可能。柔軟な設定調整で、事業規模や社会環境が変化しても継続して利用できる。
ECサイト運営における基本機能はもちろん、AIが蓄積された受注情報をもとに、購入者に合わせたメールを自動で生成・送信するメールマーケティングソリューションも提供。効果はダッシュボードで視覚的に確認でき、リピーター獲得のための検討材料にできる。
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(出所:通販マーケッターEight!公式Webサイト)
楽天・Amazon・Yahoo!といった主要モールをはじめ、広告、メール・SMSなど、あらゆるチャネルからの関連情報を一元管理できるEC/通販管理総合プラットフォーム。スタートアップ企業から年商500億円超の大企業まで、業種・業態を問わず幅広く導入されている。
受注管理、顧客管理、商品管理、入金管理、出荷管理、在庫管理といったEC/通販管理に関する一連の機能を標準搭載。集客・受注・出荷・CRMまでワンストップで運用可能だ。特に、広告の自動配信や反響集計ができるのが強み。集計画面ではコミュニケーション集計、媒体集計など細かい集計作業ができるだけでなく、BIツール・MAツール連携で詳細分析やデータ活用もできるため、販促施策の強化に最適だ。
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(出所:CROSS MALL公式Webサイト)
楽天・Yahoo!・Amazon・futureShop・MakeShopなどに対応したEC一元管理システム。商品登録・在庫管理・受注管理・発注・仕入れといった、ネットショップを運営するのに必要な業務をすべて一元管理できる。
販売・在庫管理のできる「アラジンオフィス」、注文をWeb化して効率化し、基幹システムと連動する「アラジンEC」などのサービスも提供しており、組み合わせることでリアル店舗との連携や事業拡大を支援する。
(出所:タテンポガイド公式Webサイト)
ネットショップ業務フローをシンプルにして、業務の工数削減や自動化ができるクラウドサービス。大手ECサイトに対応しており、CSV取込により複数商品ページの一括作成、価格・タイトル・商品画像などの登録、各ECサイトへの一括反映など商品管理を効率化。既存のECサイトから、新規出店サイトへ商品ページを複製することもできて運用の手間が解消できる作りとなっている。
集約したデータの条件別分析や担当ごとのアクセス制限、複数ネットショップの顧客管理など、管理側の機能も充実している。
(出所:クロスマ公式Webサイト)
商品の出品、在庫・価格情報の連動、受注処理、発送業務、出荷後のステータス処理まで、オールインワンで対応する一元管理システム。ECを運営していた会社によるサービスのため、ワンクリックでの商品ページ作成、出荷依頼やメール送付の自動化、全店舗の在庫数の自動変更など便利な機能が充実。複数モールでも人手不足に悩むことなく運営できる点が特長。
各モールで規制がかかっている商品を出品時に除外する自動判別機能、価格情報の自動改定、Amazonランキングを踏まえた在庫連動など、独自の機能を多数搭載。新規ショップ作りを15,000円の初期設定費用内で制作代行してくれるのも魅力的。
続いてはこれ一つで、受注管理から在庫連携、更にその先の出荷指示や自動出荷なども可能な、倉庫管理機能を備えたタイプです。自社で倉庫を持っている、もしくは委託で倉庫事業者に頼んでおり、製品の受注状況に合わせて、「より効率の良い倉庫管理を行いたい」という場合におすすめです。
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(出所:コマースロボ公式Webサイト)
特許を取得した独自開発のクラウドRPAで、受注から出荷までの作業を自動化・効率化するEC一元管理システム。導入実績は720社以上。楽天やYahoo!ショッピングなどの多くのモールやShopify、BASEをはじめとする各種カートと自動で連携。宅配システムや後払いシステムとのAPI連携にも対応し、連携システムとして記載のないモールやカートでも、CSVで追加連携することができる。
倉庫管理機能も備えており、90社以上の3PL倉庫とのフルフィルメント連携が可能。利用開始後すぐに物流委託を開始できる。入出荷データはリアルタイムに更新され、倉庫内の作業状況を見える化。ECサイト運営にかかわる作業のほとんどを自動化することで作業負担が大幅に軽減し、利益向上につながる。
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(出所:LOGILESS公式Webサイト)
ECサイト運営の受注から出荷まですべてを自動化できる、WMS(倉庫管理システム)一体型のEC自動出荷システム。導入実績は700社以上。EC事業者と倉庫事業者が一つのシステムを利用するため、ミスなくスピーディーな出荷が可能。受注から出荷までの作業を自動化できるため、手作業による出荷オペレーション業務を効率化したい方におすすめ。
注文情報データと倉庫の連携、条件設定による複雑な出荷指示、複数倉庫への自動出荷指示などにより、平均自動出荷率90%以上を実現。複数倉庫から自動出荷できる点、注文状況に合わせたマーケティング施策をシステム設定するだけですべて自動化できる点など、規模が大きくなっても使いやすい面もメリットと言える。
多様な販売チャネルを有効活用するのは、売上創出に向けて有効な方策です。一方で、様々なECサイトを管理するのは、負担が大きいことも確かです。より多くの顧客に商品を届けるための複数店舗展開が、出店者の負担になってしまっては本末転倒。そうした課題を解決してくれるEC一元管理システムなら、時間やリソースに余裕が生まれ、新たな商品の開発や販売経路の構築といった、よりクリエイティブな業務に集中できるはずです。
EC一元管理システムの導入を検討する際は、「対応モールやカートの範囲」「顧客情報管理・対応機能の有無」「自社倉庫・委託倉庫との連携性」といった点で、自社に適したシステムを絞り込んでいきましょう。
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