法人向けIT製品の比較・選定を支援する情報メディア「アスピック」の編集部。 SaaSや業務システムを中心に、バックオフィス・営業・人事・マーケティングなど幅広い領域のIT製品を調査・比較し、導入検討に役立つ情報を発信している。 各サービスの機能や料金、導入実績などの公開情報をもとに、ユーザー視点でのわかりやすい整理を重視してコンテンツを制作。また、実際の利用シーンや業務課題を踏まえ、企業のIT活用による業務効率化や課題解決につながる情報提供を行っている。
自社の認知度向上や集客、採用強化を目的に書籍出版を検討している方へ。商業出版や自費出版との違い、費用相場や制作の流れを解説し、企画からプロモーションまで支援するおすすめの企業出版サービスを目的別に紹介します。
企業出版とは、ブランド力向上や経営課題の解決を目的として、自社で制作費用を負担して書籍を制作・発行する出版形態のことです。出版社によっては「カスタム出版」や「ブランディング出版」と呼ばれることもあります。
一般的な出版が「本をたくさん売って利益を得ること」を目指すのに対し、企業出版は「出版後の効果」や「ターゲットからの反響」に重点を置いています。つまり、本を出して書店に並べること自体がゴールではありません。
「自社の商材に関心の高い見込み客を獲得したい」「採用活動で求職者に自社の魅力を伝えたい」「社員研修を通じて経営理念を浸透させたい」といった、具体的な課題を解決するためのマーケティング施策や広報戦略として活用されます。
書籍という信頼性の高いメディアを通して、読者へ深くメッセージを届け、集客や認知度向上といった成果へつなげるのが、企業出版の大きな特徴です。
書籍の出版には、大きく分けて「商業出版」「自費出版」「企業出版(カスタム出版)」の3つの形式があります。それぞれ、出版する目的や費用の負担者、内容を設計する自由度などが異なります。
| 項目 | 商業出版 | 自費出版 | 企業出版(カスタム出版) |
|---|---|---|---|
| 主な目的 | 書籍の販売による出版社の利益創出 | 個人の思いや研究成果などの自己表現・作品づくり | 自社の経営課題解決(ブランディング、集客、採用など) |
| 費用負担 | 出版社が全額負担 | 著者個人が全額負担 | 企業(著者)が全額負担 |
| 内容の決定権 | 出版社主導(「売れる本」が最優先され、著者の自由度は低い) | 著者が自由に決定 | 企業が主体(自社の意向や伝えたいメッセージを強く反映) |
| 主な流通先 | 全国の書店、オンライン書店 | 個人販売や関係者への配布(商業流通しない私家版が多い) | 全国の主要書店、Amazon等のオンライン書店、および営業・採用現場での直接配布 |
それぞれの特徴は以下の通りです。
出版社が制作費用を全額負担して書籍を発行する形式です。目的は「本をたくさん売って出版社の利益を出すこと」にあるため、全国の書店やオンライン書店で大々的に流通します。内容の決定権は、費用を負担する出版社が握ります。
「読者に受けるか」「売れるテーマか」が最優先されるため、企業側が伝えたい独自のメッセージや専門的な強みを自由に反映させるのは難しいのが特徴です。
著者個人が制作費用を全額負担し、自分の想いや趣味、研究成果などを形にする形式です。自己表現や作品づくりが目的のため、内容は著者の思い通りに自由に決めることができます。
ただし、宣伝や利益を目的としていないケースが多く、全国の書店に並ぶことは稀です。関係者への配布や個人販売といった、限定的な流通に留まることがほとんどです。
企業が制作費用を負担し、自社のブランド力向上や集客、採用といった経営課題を解決するために発行する形式です。企業の意向や伝えたいメッセージを内容にしっかりと反映できるのが最大の強みです。
完成した書籍は、全国の書店やAmazonなどで広く販売されるだけでなく、営業の商談時や採用イベントなどで、見込み客や求職者に直接手渡す「強力なツール」としても戦略的に活用されます。
企業出版によって期待できる効果やメリットは、「書籍を誰に届けたいか」によって大きく異なります。主なターゲットと目的に応じて、以下の4つに整理できます。
Webサイトやパンフレットだけでは伝えきれない自社の専門知識や、複雑な商品・サービスの価値を、一冊の本を通して体系的かつ論理的に伝えることができます。
読者の疑問や課題を解消し、深い理解を促すことができるため、価格による比較を脱却して「あなたから買いたい」という状態を作り出します。結果として、質の高い問い合わせの獲得や、商談の成約率アップを強力に後押しします。
経営者のビジョンや独自のビジネスモデル、社会貢献への取り組みを広く発信できます。「本を出版している企業」という事実は、信頼感につながります。
更に、有名出版社のブランド力や流通網を活用することで、市場における自社の専門性や権威性を強化し、競合他社との差別化を図れます。
一般的な採用サイトや面接などの限られた時間では伝えきれない、創業の思いや日々の仕事のリアルな魅力、社風などを深く伝えることができます。
書籍を読んで企業文化に強く共感した求職者からの応募を促すことができるため、入社後の「思っていたのと違った」というミスマッチを未然に防ぎ、人材の定着率向上に貢献します。
会社の歴史や創業者の思いを社員に再認識してもらうことで、組織への帰属意識や仕事の意義(インナーブランディング)を高めることができます。
また、特定の優秀な社員の中に属人化していたスキルやノウハウをわかりやすく体系化し、研修用のテキストや実務マニュアルとして人材育成に活用することも可能です。
企業出版において、契約をしてから実際に出版されるまでの期間は「半年〜1年程度」がひとつの目安となります。ただし、企画の難易度や原稿を自社で用意するかどうか、取材のボリュームなどによっては1年以上かかる場合もあります。
企業出版は、単に本を制作して終わりではありません。営業や採用、ブランディングといった本来の目的に合わせて、企画づくりから出版後の活用方法までを緻密に設計していくため、一般的には次の3つのフェーズで進行します。
出版の目的や条件をすり合わせ、プロジェクトの土台を作る最初のステップであり、通常1〜2カ月程度かけて行われます。
出版社や企業出版の支援サービスに相談し、出版の目的、届けたいターゲット、予算感などを伝えます。「誰に何を届け、どのような経営課題を解決したいのか」を言語化し、整理する重要な段階です。
ヒアリング内容をもとに、書籍のテーマや構成案、ページ数やサイズといった仕様、流通ルート、プロモーション方法などの提案を受けます。費用や出版社の支援範囲を確認し、双方が納得したうえで正式に契約を結びます。
実際の書籍づくりを進める中心的な工程であり、企画の決定から原稿の完成まで、おおよそ4〜6カ月程度を要します。
ターゲット読者や伝えるべきメッセージを更に具体化し、タイトル案や目次の構成を固めます。出版目的から逆算し、編集者と複数回の会議を重ねながら書籍全体の方向性を決定します。
経営者や現場の社員に対して取材を行い、企業の理念や事業の強み、独自のノウハウなどを深く掘り下げます。企業側の負担を減らすため、「2時間程度の取材を3〜5回」といったスケジュールで行われることが多く、その内容や社内資料をもとにライターが原稿を執筆します。
執筆された原稿を読みやすく編集し、誤字脱字の修正や事実確認(校閲)を行います。並行して表紙や本文のレイアウトを作成し、企業側と出版社側で2回程度(初校・再校など)の確認と修正を繰り返しながら内容を磨き上げます。
完成した書籍を世に出し、経営課題の解決に向けて運用していく段階です。印刷・製本に約1カ月かかり、その後のプロモーションや活用は1年以上に及ぶこともあります。
原稿とデザインが最終決定(校了)した後、印刷・製本工程に入ります。通常、校了から約3週間〜1カ月程度で書籍が完成し、指定された部数が納品されます。
書店流通を含む契約の場合、全国の主要書店やオンライン書店へ配本されます。また、支援サービスによっては、新聞やWebでの広告展開、出版記念セミナー、プレスリリースの配信といったプロモーションが発売前後から実施されます。
出版後は、完成した書籍を営業先の開拓や求職者への手渡し、セミナーの参加特典、社員研修のテキストなどにフル活用します。書籍の内容をWeb記事として二次利用したり、特設ページを設けたりすることで、長期的な問い合わせや見込み客の獲得へとつなげていきます。
企業出版サービスは、提供会社によって得意とする分野やアプローチが異なります。自社の目的に合った最適なパートナーを見つけるために、主な特徴から以下の3つのタイプに分類して検討しましょう。
書籍を完成させて終わりではなく、見込み客の獲得や営業活動、採用強化といった具体的な成果につなげたい企業に適したタイプです。
自社のターゲットや経営課題に合わせて内容を企画し、書店での販促キャンペーンやWeb広告、PR活動、セミナーへの誘導などを複合的に組み合わせ、企画段階から出版後のプロモーションまでを一気通貫で支援してくれます。
たとえば、「クロスメディア・マーケティング」は、出版後のリード獲得に強みを持つサービスです。書籍内に読者特典のダウンロード案内を設けたり、出版記念イベントへ誘導したりすることで、自社に強い関心を持つ見込み客がWebやリアルな場へ自動的に集まる仕組みを構築してくれます。
知名度の高い有名出版社の看板や、特定のジャンルにおける専門性を活用し、自社の信頼度を高めたい企業に適したタイプです。
ビジネスや経済、経営領域などで長年培われてきた編集ノウハウを利用できるため、難解な研究成果や専門性の高い自社の知見をわかりやすく発信し、市場における自社のポジションを強化したい場合におすすめです。
たとえば、「ダイヤモンド社」は、ビジネス書市場でのブランド力に加え、自社メディアを連動させた発信力に強みがあります。出版した内容を「ダイヤモンド・オンライン」でタイアップ記事化したり、自社の情報をまとめた専用冊子を「週刊ダイヤモンド」の定期購読者へ直接同梱したりと、ビジネスリーダー層へダイレクトにアピールできるのが特徴です。
自社が歩んできた歴史や創業者の熱い思い、大切にしている経営理念などを、ストーリーとして形に残したい企業に適したタイプです。社史や周年記念誌だけでなく、経営者の自叙伝、あるいは漫画や絵本といった親しみやすいフォーマットに落とし込むことも可能です。
社員の帰属意識を高めるインナーブランディングや人材育成、更には顧客や求職者へ自社のDNAを深く理解してもらうための情報発信ツールとして活躍します。
たとえば、「ポプラ社」は、児童書や学習漫画で培った「難しい話をわかりやすく伝えるノウハウ」を企業出版に応用できるサービスです。抽象的で伝わりにくい企業理念や創業者の思いを、漫画や絵本といった親しみやすい形に再構築してくれます。
企業出版にかかる費用は、企画立案から取材・原稿執筆、編集、デザイン、印刷・製本、そして書店流通までを一括して出版社に依頼する場合、おおよそ500万〜1,000万円程度が一般的な目安となります。
たとえば、公開されている料金の一例として、「東洋経済新報社」の場合は「四六判(一般的な単行本サイズ)・約208ページ・本文モノクロ・書店流通あり」という標準的な仕様のカスタム書籍で、760万円からという価格が設定されています。
このように、「どこまで出版社が支援してくれるのか」「どのような仕様の本を作るのか」によって、必要な予算は大きく変わってきます。
企業出版の費用は、主に以下の4つの項目から構成されています。プロジェクトの大部分を占めるのは、編集者やライターが動くための「企画・制作費」です。
| 費用項目 | 主な内容 |
|---|---|
| 企画・制作費 | 市場調査、ターゲット設定、企画立案、取材、原稿執筆、編集、校正・校閲、表紙や本文のデザイン、DTP(データ作成)など、本の中身を作るための費用。 |
| 印刷・製本費 | 用紙代、印刷代、製本代、カバーや帯の制作費など、本を物理的に形にするための費用。 |
| 流通費 | 完成した書籍を全国の主要書店やAmazonなどのオンライン書店へ配本し、販売網に乗せるための費用。 |
| プロモーション費 | 書店でのポスター掲示や平積みなどの販促、新聞広告、Web・SNS広告、出版記念セミナーの企画・運営など、ターゲットに本の認知を広げるための費用。 |
企業出版の費用は、要望に応じて数百万円単位で変動します。価格が変動する主な条件は以下の通りです。
すでに自社で書いた原稿を持ち込むか、ライターにイチから取材・執筆を依頼するかで費用が変わります。遠方への取材が発生する場合は、交通費や宿泊費が追加されることもあります。
ページ数、カラーページの割合、本のサイズ(判型)などで印刷費が変わります。また、一般的なソフトカバー(並製本)にするか、格式高いハードカバー(上製本)にするか、箔押しなどの特殊加工を施すかによっても費用が上下します。
著者のプロフィール写真や現場の風景などをカメラマンに新規撮影依頼したり、オリジナルの図解やイラスト制作を追加したりすると費用が加算されます。
「特定の地域だけでマーケティングしたいから3,000部」「全国の主要書店に並べたいから10,000部」など、流通させたい規模とそれに伴う印刷部数によって費用は変動します。
大規模な新聞広告を出稿したり、動画広告を作ったりと、販促施策を強化すればするほど予算は増加します。
これらの条件が重なり、ハードカバーで全ページをカラーにしたり、大々的な広告キャンペーンを展開したりする場合は、総額が1,000万円を大きく超えることも珍しくありません。
社史や周年記念誌は、長期間保存することを目的とした豪華な装丁(ハードカバーや化粧箱入りなど)になることが多く、一般的な書店流通型のビジネス書とは仕様が根本的に異なります。
たとえば、「文藝春秋」が公開している社史制作の目安では、「ハードカバー・化粧箱付き」で500部制作して約1,000万円、2,000部・オールカラー仕様で約2,000万円といった費用例が示されています。
そのため、社史や記念誌を制作する場合は、一般的な企業出版の相場とは切り離して見積もりを考える必要があります。
社史制作会社についての詳細は、社史制作会社15選。作り方や費用、おすすめをタイプ別に紹介をご覧ください。
企業出版サービスを選ぶ際は、費用だけでなく「自社の目的を達成できる体制が整っているか」を見極めることが重要です。具体的には、以下の4つのポイントを比較検討しましょう。
出版社によって、得意とするジャンルや抱えている読者層は大きく異なります。「自社が情報を届けたいターゲット」と「出版社が得意とする読者層」が合致しているかを確認しましょう。
たとえば、「ダイヤモンド社」は「DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー」などの自社メディアを活用できるため、購買力や意思決定力の高い経営層・ビジネスリーダーへの訴求に非常に適しています。
プロジェクトを進行するにあたり、出版社側がどこまで実務をカバーしてくれるか、その対応範囲を確認します。専任の担当者が付くか、自社の業界に明るいライターがいるか、校正・校閲の精度、写真撮影やイラスト制作への対応などをチェックしましょう。
たとえば、「クロスメディア・マーケティング」では、経験豊富な編集者が伴走するのに加え、士業や不動産投資、M&Aといった特定の専門分野に深い知見を持つ専門ライターをアサインできる体制が整っています。
書店流通を希望する場合、「ただ問屋に本を卸すだけ」なのか、「出版社の営業担当が書店へ働きかけ、目立つ場所に置いてもらう交渉をするのか」で、見栄えや売れ行きがまったく変わります。
初版の部数、配本エリア、平積み・面陳・POP設置などの店頭施策、電子書籍対応の有無などを細かく確認しましょう。
たとえば、「幻冬舎メディアコンサルティング」は、全国3,400の書店ネットワークを活用し、ターゲット層が頻繁に訪れるエリアや書店を強化する配本を強みとしています。
ただし、巨大な流通ネットワークがあっても「すべての書店に必ず並ぶ」わけではありません。見積もりの段階で、想定する配本エリアや店舗数、店頭展開の条件をしっかりとすり合わせておくことが大切です。
本を出して終わるのか、その後のビジネス活用までサポートしてくれるのかも重要な比較ポイントです。書店やAmazonでの広告、プレスリリースの配信、出版記念セミナーの開催、Web記事や動画への二次展開など、どこまで支援してくれるかを確認します。
たとえば、「ブックダム」は出版後も1年間にわたって伴走支援を行い、書籍の内容をSNSやセミナーなどに活用するマーケティングのPDCAを回してくれます。
なお、広告やイベントといったプロモーション施策はオプションとなるケースも多いため、「基本料金にどこまで含まれているのか」「支援期間はいつまでか」を事前にクリアにしておきましょう。
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(出所:幻冬舎メディアコンサルティング公式Webサイト)
企業の「伝えたいこと」を読者の「知りたいこと」に変換する企画力と、プロモーション展開が強みのサービス。あえてクライアントを知らない制作管理スタッフをチームに加え、一般消費者のリアルな視点で評価することで、独りよがりにならない確実にターゲットへ刺さる書籍を作る。特に高額商材や複雑な仕組みを扱う業界と相性が良く、集客などの反響を生み出しやすい。
また、全国3,400の書店ネットワークを活用した配本や新聞・交通広告といったリアル展開に加え、「紙+電子書籍」の同時展開で認知拡大の効果を最大化する。更に、1,260万UUを誇る富裕層向けWebメディア「THE GOLD ONLINE」への連載記事掲載(審査あり)も可能であり、富裕層をターゲットとしたダイレクトなリード獲得を狙いたい企業に最適だ。
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(出所:クロスメディア・マーケティング公式Webサイト)
ビジネス書出版で1,000冊以上の実績を持ち、読者をWebサイトやリアルなイベントへ誘導する「リード獲得の仕組み化」に強みを持つサービス。
書籍内に読者特典のダウンロードを設けたり、出版記念セミナーへ案内したりすることで、自社の商材に強い関心を持つ見込み客を自然に集める導線を構築できる。また、リアル書店を凌駕する影響力を持つAmazonでの販売強化に特化した「Amazon対策専門チーム」が存在し、カテゴリランキング1位対策やレビュー対策などをきめ細かく実施。更に、東洋経済オンラインなどの大手メディアや、ビジネス映像メディア「PIVOT」への出演など、メディアPR力も強み。出版を機に講演依頼の増加や映画化といった専門家としての地位確立までを見据えた支援を行っている。
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(出所:ラーニングス公式Webサイト)
書籍づくりにとどまらず、売上アップから逆算して企画立案する「コンサルティング型」の提案が特徴のサービス。
たとえばWeb制作会社が出版する場合、単なるノウハウ本ではなく「経営者向けのブランディング本」を企画する。これにより「ブランディングも任せられる制作会社」という独自の立ち位置を築き、相見積もりや価格交渉を有利に進められるような、実務に直結する企画を提案してくれる。
また、集客や営業などの現場用途に合わせて柔軟なアウトプットが選べる点も魅力だ。全国の書店流通だけでなく、特定のターゲットに届ける「Amazonオンデマンド出版」や、展示会などのリアルな営業現場で配る「非売品」、更には採用に向けた「社内限定のビジョンブック」など多彩な出版形態に対応している。出版専門の部署がない企業に対しても、二人三脚で伴走して担当者の負担を極力減らしながらプロジェクトを進行する。
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(出所:ブックダム公式Webサイト)
書籍のPR・プロモーション特化事業からスタートした背景を持ち、出版マーケティング力で持続的なビジネス成長を支援するサービス。
初期段階の「マーケティング会議」で目的をすり合わせ、SNSや広告と連携する緻密な戦略を設計する。また、書籍からの「リスト獲得率(CVR)」において約5〜8%という平均実績を公表しており、集客への貢献度を数字で示している点は大きな特徴と言える。プロデュースした書籍の重版率も約60%と業界平均を上回り、確実に読まれて広がる本づくりを実現している。
更に、出版して終わりではなく、出版後1年間にわたり書籍の販促活動や自社マーケティングツールとしての活用を伴走支援。書籍で体系化した情報をSNSやセミナーなどに二次展開する提案も得意。
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(出所:東洋経済新報社公式Webサイト)
1895年創業の歴史を持ち、「会社四季報」などで培われたファクト重視の編集力が強みのサービス。政府統計や独自調査データを長年扱ってきたノウハウがあり、企業の環境・社会貢献活動や非財務情報に関する報告書作成など、投資家やステークホルダーに向けた専門性の高いコンテンツづくりに対応できる。完成した本は東洋経済の一般書籍と同じブランド名と流通ルートで大手書店に並ぶため、企業への信頼獲得に直結しやすい。専門的な知見を書籍化することで、新規の引き合い増加や、業界団体・有識者とのネットワーク拡大が期待できる。
紙媒体に加え、デジタル広告やリアルイベントを組み合わせたプロモーション施策も一貫して任せられる。
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(出所:ダイヤモンド社公式Webサイト)
ビジネス書のベストセラーを多数輩出するブランド力と、強力な自社メディア群を連動させたプロモーションが強みのサービス。
購買力や意思決定力の高い読者を抱える「ダイヤモンド・オンライン」などで、書籍の内容を深掘りしたタイアップ記事を展開したり、メディア主催のイベントを企画してリード獲得につなげたりできる。また、ビジネスと映像を熟知した専門チームによる動画タイアップ広告にも対応。更に、最新のビジネストレンド等を紹介する自社専用の「同梱冊子」を制作し、「週刊ダイヤモンド」や「DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー」などの定期購読者へ直接届けるダイレクトなアプローチも可能だ。
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(出所:プレジデント社公式Webサイト)
経営層向けの「PRESIDENT」や、富裕層向けの「dancyu」など、各ジャンルでヒットを飛ばす雑誌のテイストを自社の出版物に反映できるサービス。第一線で活躍するクリエイター陣を組織し、これらの有名雑誌が持つ世界観やトーン&マナーに応じた上質なメディアを作り上げる。完成した制作物には「編集・制作/プレジデント社」と明記できるため、読者からの信用度を飛躍的に高められるのが魅力だ。特に「人」にフォーカスした緻密な取材を得意としており、経営者自身がビジョンや事業の方向性を語る「企業書籍」は、ビジネス教養誌の編集ノウハウを投入することで、企業ブランディングを大きく前進させる効果が期待できる。更に、「PRESIDENT Online」などでの広告告知や出版記念セミナーなどを組み合わせたクロスメディア展開も提案してくれる。
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(出所:ブランデッドコンテンツスタジオ公式Webサイト)
大手上場企業のマーケティング・広報部門にピンポイントでリーチできるプラットフォーム網が強みのサービス。広告業界で長年培われた「言葉の力」を武器としており、難解なBtoBソリューションや企業に眠るノウハウを、生成AIには書けない「ターゲットの心を動かす言葉」へと翻訳してくれる。書籍をAI時代において選ばれるための「一次情報」と位置づけ、その知見をWebサイトやホワイトペーパーなどに資産として多角展開する仕組みづくりが得意だ。
更に、専門メディア「AdverTimes.」への記事転載や、業界の上位役職者が集う同社主催イベントへの登壇など、独自のメディア網を活用した権威付けも後押しする。
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(出所:日経BPマーケティング公式Webサイト)
「日経ビジネス」などの雑誌編集で培われたジャーナリズムの視点を活かし、第三者による客観的分析を交えた説得力のある社史を作れるサービス。
企業側からの主観的な歴史の羅列を避け、過去に日経BPのメディアに掲載された自社の記事を盛り込むことで、読み応えのある一味違う社史を企画できる。また、社員座談会やプロジェクトの舞台裏を物語として掘り下げるアプローチも得意だ。
子供から大人まで面白く読める絵本「会社図鑑シリーズ」の出版実績もあり、採用活動や業界のイメージ向上に効果を発揮している。完成した出版物は、日経BPの専門情報誌の定期購読者に対して、役職や業種でセグメントしてDM発送や同梱での配布が可能。制作前に「企業ブランド力調査」を実施して現状を把握することもでき、ビジネスのキーマンへ向けた確実な情報発信を狙う企業に向いている。
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(出所:PHP研究所公式Webサイト)
1946年に松下幸之助氏が創設して以来、日本経済を支える起業家たちの考え方をまとめ、経営理念の浸透を支援してきたノウハウを持つサービス。事業規模の大小に関わらず、組織に流れる物語を汲み取り一冊の本にまとめることを得意としている。過去の事例では、「ただの歴史の羅列ではなく、社員が読んでためになるものを」という要望に応え、創業者の発言と当時の歴史的背景をセットにした学びのある社史を制作した実績がある。完成した書籍は、仕事の意義の理解や使命感の醸成といったインナーブランディングに強く貢献する。
一般的な社史だけでなく、経営者の回顧録、絵本や小説、更には現場の職人向けに写真やイラストを用いたビジュアル教材の制作まで対応しており、自社の哲学を次世代へ深く継承したいと願う経営者に最適なサービスだ。
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(出所:ポプラ社公式Webサイト)
児童書や「コミック版 日本の歴史」などの学習漫画で培ったノウハウを活かし、難しい話をわかりやすく表現することに長けたサービス。抽象的で難しくなりがちな企業理念や創業者の伝記といった目に見えない価値を、誰もが共感できるストーリーに落とし込み、「一冊の漫画」や「絵本」として仕上げてくれる。また、自社のオリジナルキャラクターを主人公にした作品づくりも可能であり、キャラクターの開発やデザインの段階から相談できるのも強みだ。
全国の小中学校などに児童書を届けてきた同社はクリーンで未来志向なブランドイメージを持つため、SDGsなどの取り組みを次世代へ伝えるのにも適している。分厚い社史ではなく、社員や子供たちを含む多様なステークホルダーに、無理なくリアルな共感を促したい企業にとって魅力的な選択肢と言える。
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(出所:文藝春秋公式Webサイト)
大正12年に創業した老舗の文芸出版社として、長年培われた編集力を活かし「残す価値のある社史」や経営者自叙伝などを作るサービス。校正者が誤字脱字をチェックし記述の事実確認を行う校閲をはじめ、著作権などの煩雑な手続きも一任できる。手元に原稿がなくても、経験豊富なスタッフがインタビューを行って原稿を書き起こしたり、古い資料や草稿からリライトしたりする手厚いサポート体制が魅力だ。
また、小学生を対象にしたオールカラーの学習漫画「文春まんが 読みとくシリーズ」としての制作にも対応しており、自社の「ここを知ってもらいたい」という事柄を単行本にしてPRすることも可能。
本記事では、企業出版の基礎知識やメリット、依頼から発刊までの流れ、おおよその費用相場について解説しました。
企業が費用を負担して発行する企業出版は、単に書店へ本を並べることではなく、以下のような経営課題を解決するためのマーケティング施策として機能します。
完成した書籍を営業ツールとして手渡したり、Webコンテンツへと二次利用したりと、出版後の活用方法まで見据えることで、一過性で終わらない長期的なブランド資産へと育っていきます。
支援先を選ぶ際は、集客に特化したいのか、出版元の権威性を活用したいのか、あるいは社史として物語を残したいのか、まずは自社のゴールを明確にすることが大切です。
得意とする読者層やプロモーションの支援範囲などを比較し、自社の事業成長を後押ししてくれる最適なパートナーを見つけてください。
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