従来の無線機における通信範囲の狭さや高コストといった課題を解消するために、スマホで使えるトランシーバーやインカム、無線アプリに興味がある方へ。メリットやできること、タイプ別の選び方、費用とともに、おすすめのアプリ(無料を含む)を紹介します。
トランシーバー・インカムアプリとは、スマホやタブレットを業務用トランシーバーやインカムのように使えるアプリです。3G・4G(LTE)・5Gなどのモバイル通信やWi-Fiなどのインターネット回線を利用することで、通信距離や通話品質、コストといった従来の専用機の課題を解消し、業務効率を高めるツールとして導入が進んでいます。
なお、「トランシーバーアプリ」「インカムアプリ」のほかに、「IP無線アプリ」「無線アプリ」などと呼ばれることもありますが、基本的にはいずれも同じ仕組みを指しています。
業種 | 利用シーン |
---|---|
小売・飲食・宿泊 | フロアと厨房、店舗と本部、ホテルのフロントと清掃スタッフなど、部門間の連絡に活用。混雑時の応援要請や在庫確認、空室状況の共有にも役立つ |
物流・運輸 | 倉庫スタッフとドライバー、空港のグランドスタッフ同士などでリアルタイムに連携。配送状況や遅延情報の共有により、人員配置を効率化 |
医療・介護 | 病院・施設内外での急な依頼や患者搬送の指示を即時に伝達。ナースコールや急変時にも迅速なチーム連携を支援 |
建設・工場 | 広範囲の建設現場や騒音の多い工場などで、作業指示や安全確認をクリアな音声で伝達可能。複数現場を掛け持ちする管理者とも、円滑に情報共有できる |
イベント・警備 | 大規模会場での運営スタッフや警備員間の連絡に活用。来場者案内やトラブル発生時などの情報伝達を混信なく行え、会場全体の安全確保に寄与 |
災害対策・BCP | 非常時に全拠点へ一斉通知や安否確認を迅速に行えるため、全国規模でのBCPを支える手段として有効 |
トランシーバー・インカムアプリを利用することで得られる主なメリットは、以下の通りです。
距離の制約を受けず全国どこでも通話可能。ビルの高層階や地下、大規模施設でも利用でき、接続台数に上限がないアプリなら緊急時の増員にも対応できます。既存システムや音声設備と連携できるタイプもあり、現場に合わせた柔軟な導入が可能です。データ通信を利用するため混信の心配がなく、暗号化により安全性も確保されます。
従来型で専用機や基地局にかかっていた初期投資や維持費が不要で、スマホやタブレットをそのまま使えるため導入が容易です。免許申請やレンタル更新の手間もなく、継続的な運用コストも抑えられます。
データ通信を利用するため電話回線の通話料はかからず、必要なのはスマホやタブレットの通信料のみ。複数の端末を持つ必要がなくなるので持ち歩きの負担も減り、コストと利便性の両面で優れています。
通話は基本的にボタンを押している間だけ話せるPTT(Push To Talk)方式ですが、アプリによってはハンズフリーや音声検知による自動発話・終話などに対応し、作業を止めずに会話ができます。Bluetoothヘッドセットなどを組み合わせれば、より快適に利用できます。音声通話に加え、テキストや写真、動画、位置情報、ライブ映像を共有できるタイプもあり、現場の状況を即座に伝えられます。
また、会話の録音や文字起こし、履歴確認に対応するサービスでは、やり取りをデータとして蓄積可能。通話履歴や位置情報などを他システムと連携することで、現場のDXや業務改善を後押しします。
AIによる翻訳や要約機能のほか、グループ通話と個別通話を切り替えられるものもあり、状況に応じて柔軟に運用可能。こうした多様な機能を組み合わせることで、業務スピードと正確性を高められます。
AIによるノイズキャンセリングやハウリング抑制などに対応するアプリもあり、騒がしい環境でもクリアな音質を実現。音声回線に比べ規制の影響を受けにくいデータ通信を利用するため、災害時などでも比較的安定して利用できます。
従来のトランシーバーやインカムの「周囲の騒音に影響されやすく、広い現場では聞き取りにくい」といった弱点を克服し、事業継続計画(BCP)の観点からも信頼できるコミュニケーション手段です。
トランシーバー・インカムアプリの多くは、Web管理画面を備え、ユーザーやグループ設定を一括操作できます。端末の追加や権限変更も遠隔から行えるため、管理者の負担を大幅に軽減。大規模組織や多拠点での運用にも適しており、現場全体のコミュニケーションを効率的に支える基盤となります。
アプリによっても異なりますが、主要な機能は次のようなものが挙げられます。
カテゴリ | 機能名 | 詳細 |
---|---|---|
音声コミュニケーション | グループ通話・個別通話 | グループ内のメンバー全体への連絡や1対1の個別連絡が可能。数千人〜数万規模に対応し、大人数での運用にも活用できるアプリも |
同時通話・多重通話 | 複数人が同時発言でき、会話が重なっても通信が途切れない機能。電話や対面に近い自然なやり取りや、緊急時の割り込み連絡もできる | |
ハンズフリー通話 | イヤホンやヘッドセット、音声認識操作により、手がふさがっている状況でも使える | |
高音質通話 | ノイズ抑制やハウリング防止、低遅延対策などの音声処理により、クリアな音質と安定した通話が可能 | |
マルチメディア情報共有 | テキスト・写真・動画の共有 | 音声に加え、テキストや写真、動画を送受信して情報を補足できる機能。より正確で多面的な情報伝達を実現 |
位置情報共有 | メンバーの現在地をリアルタイムで確認 | |
ライブ映像配信 | 現場の映像をリアルタイムで共有。指示や状況把握に役立つ | |
AI・履歴活用 | 録音・文字起こし | 会話内容を自動保存・テキスト化し、聞き逃し防止や記録に活用 |
リアルタイム翻訳 | 多言語でのコミュニケーションを支援。30言語以上に対応するアプリも | |
AI要約・アシスタント | 未読メッセージやの要約、ユーザーの状況に応じた業務のアシストなど | |
履歴確認 | 過去の通話やメッセージをスレッド形式などで参照できる | |
管理・連携機能 | 一言管理 | 管理者がWeb画面でユーザーやグループを一括管理 |
他アプリ・システムとの連携 | 外部サービスと連携して通話データなどを転送できるものや、既存の通信機器や音声設備などと接続可能なアプリも | |
緊急対応 | 緊急時にワンタッチで一斉通報できるパニックボタン(緊急アラート機能)対応アプリもあり、安全性を高められる |
トランシーバー・インカムアプリは、用途や規模に応じて3タイプに分けられます。
無料や低価格のプランが用意されており、少人数からでも気軽に導入できます。飲食店などで手持ちのスマホをそのまま活用したい場合に最適です。必要に応じて、大規模運用へとスムーズに拡張できるタイプもあります。
たとえば、「LINE WORKSラジャー」は、LINE WORKS連携によって、オフィスのメンバーはチャットで、現場のメンバーは音声でと、それぞれに合った方法でやり取りできるため、状況に応じた柔軟なコミュニケーションが可能です。
「ぐるかむ」は、最大50,000ユーザーまで対応可能。大規模店舗チェーンや物流、建設現場などに向いており、スケーラビリティが最大の強みです。AI連携(有償)や文字起こし機能なども備え、多拠点や大量のユーザーを抱える組織に適しています(有料プランのみ)。
「Zello」は、AIダイジェスト機能により、長時間の会話を簡潔で実用的な要約に変換し、運用上の傾向や課題をリアルタイムに把握できます。更に、音声メッセージの自動文字起こし(日本語を含む50以上の言語をサポート)や、音声・テキストメッセージの自動翻訳機能(ベータ版、日本語を含む30以上の言語をサポート)も備えており、グローバルなチーム連携を支援します。これにより、現場リーダーが迅速に意思決定を行える点が強みです(上位プランのみ)。
なお、「LINE WORKSラジャー」「ぐるかむ」「Voxer」は、いずれも無料プランを提供していますが、いずれも本格導入前のトライアルや個人利用を想定したプランであり、安定した業務利用には有料プランの利用が推奨されます。
複数のデータセンターやサーバーを利用し、安定した広域通信に強みを持つタイプ。離れた拠点間や外線通話でもスムーズに連絡できるため、複数店舗を展開する企業や大規模運用を想定する場合に適しています。
たとえば、「Buddycom」は、日本・アジア・欧州・北米の4リージョンで同時稼働するサーバーを備え、距離による遅延を抑えたリアルタイム通信を実現しています。障害発生時もサーバーを切り替えて運用できるため、安定性が高いのが特徴です。
また、グループ数・ユーザー数ともに無制限で、1グループあたり2,000人規模の検証実績もあり、大規模導入も可能です。更に、「企業間通信」機能を備え、契約の異なる企業同士でも承認すれば同一グループで会話でき、業種や拠点を超えた協働を支援します。
今あるインカム設備とアプリを組み合わせて使えるタイプです。オンプレミス環境で導入できるものもあり、既存機器を活かしながら段階的に拡張できます。
たとえば「ボイスカム」は、インターネット接続なしで使えるオンプレミス型(初期導入費用のみ発生)と、インターネット環境があればどこでも利用できるクラウド型(月額制)の2タイプを用意。オンプレミス型は既存のインカム設備と併用しやすく、クラウド型は月額制のため初期費用を抑えて導入できるのが特徴です。専用端末や市販マイク、Bluetooth機器にも対応しており、現場に合わせて柔軟に活用できます。
「IPトランシーバーアプリケーション IP500APP」は、自社製IPトランシーバーとスマホアプリを役割に応じて使い分けられる設計です。現場スタッフはワンプッシュで即応できる専用端末を、管理職は状況把握や指示に利用できるスマホといった使い方もでき、運用を効率化。更に、拡張機器を導入すれば、ほかの無線機やIP電話との相互通話も可能です。
個人利用や小規模利用には無料プランを提供するサービスも多く、気軽に導入を試せます。一般的に、月額500〜1,000円以下の有料プランでは、チャットや録音、管理機能などが追加され、実務でも安定して利用できます。
更に、月額1,000円前後〜のプランでは、AI文字起こしや翻訳、映像共有といった高度機能を備えるものも多く、大規模な現場や複数拠点を運営する企業に適しています。
以下に料金体系ごとに主要サービスの特徴をまとめました。
サービス名 | プラン名 | 主な機能・制限 |
---|---|---|
LINE WORKSラジャー | フリー | PTTや、トークルーム(1つ)、双方向通話など基本機能のみ。最大30名まで利用可能。通話は1回40分以内、履歴は7日間保持される。 「スマート発話・終話」や文字起こし、読み上げには非対応 |
ぐるかむ | フリー(トライアル向け) | 最大5名まで同時通話。機能は音声通話のみ。ベストエフォート提供のため安定性は保証されず、実業務には有料プラン推奨 |
Voxer | Personal(個人向け) | 音声・録音メッセージ、テキスト、写真、ビデオの送受信に加え、位置情報共有や1対1チャット、最大500人までのグループチャットに対応。Dropbox連携や暗号化通信が利用できる。メッセージ保存は30日間 |
Buddycom Personal (Buddycomの個人向けサービス) |
無料 | グループ通話とチャット、チーム内のメンバーの居場所がわかるMAP機能が使える。広告表示あり。音声のテキスト化やBuddycom AIは対象外 |
サービス名 | プラン | 特徴 |
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LINE WORKSラジャー |
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Push to talk(PTT)や双方向通話ができる。アドバンストでは、「スマート発話・終話」や文字起こし、読み上げ機能がプラス。 いずれもユーザー数やトークルーム数は無制限。通話履歴は7日間保持 |
ぐるかむ |
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基本通話に加え、グループ通話、チャット、録音再生、文字起こしや翻訳パッド、AI連携(有償オプション)など。最大50,000ユーザーまで利用可 (一部機能はAndroid版未対応、後日対応予定) |
エアーインカムPRO | 月額800円/名 | 最大600アカウント(最大100グループ、1グループ200アカウントまで)を登録できる。 専用マイクと組み合わせれば従来の無線機に近い使い方も |
Buddycom (下位プラン) |
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音声通話機能(グループ通話、個別通話、チャット、位置情報確認など)が可能。履歴保存は24時間。 オプションでBuddycom AIあり(無償版・有償版から選択) |
サービス名 | プラン | 特徴 |
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Zello |
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Coreは、ライブ音声、テキスト、写真などの送信、暗号化や位置追跡など基本機能を搭載。 Plusでは、高度機能(保存機能、文字起こし、リアルタイム翻訳、AIダイジェストなど)が追加。 Enterpriseは、SSOや優先サポートを備えた大規模運用向け |
Voxer |
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Pro+AIは、要約・翻訳機能を搭載。 Businessは、20名以上の組織向けでSSOや複数管理者に対応。(AI機能も公開予定) Enterpriseでは、専用クラウドやオンプレ導入が可能 |
Buddycom (上位プラン) |
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下位プランの機能に加え、エンタープライズ機能(文字起こし、翻訳、動態管理、外部連携など)を搭載。履歴保存は1カ月延長可。 最上位のLivecast Enterpriseは映像配信も |
MOTインカム | スタンダード〜プラチナの4プラン (月額5,980円〜10.5万円、初期費用29,800円〜16.5万円〜) |
クラウドPBX「MOT/TEL」アプリ内の機能として提供され、電話とインカムを一元化。 1内線ごとのライセンス料が不要な定額制で、20〜200名以上まで段階的に対応 |
Callsign | 月額1,200円/端末(フローティングライセンス制) | 距離・人数の制約なく一斉通話可能。最大6グループ同時接続や端末一括管理もできる。AIノイズ分離で騒音下でもクリアな音声 |
(出所:LINE WORKSラジャー公式Webサイト)
ビジネス現場向けコミュニケーションツール「LINE WORKS」のトランシーバーアプリ。
発話・終話を声だけで操作できる「スマート発話・終話機能」を搭載。設定キーワードで自動的に通話が始まり、逆に設定キーワードや一定時間の無音が続くと自動で終了。どんなイヤホンでもハンズフリーで利用できるため、作業の手を止める必要がなくなる。
会話内容は自動でテキスト化されるため指示の聞き逃しも防止。スマホさえあれば導入でき、直感的でシンプルな画面設計のため誰でも使いやすいのも特徴。
「LINE WORKS」との連携で、オフィスのチャットと現場の音声をシームレスにつなげられるほか、チャンネルやメンバー管理もスマホひとつで完結する。
(出所:ぐるかむ公式Webサイト)
全国50,000店舗・施設以上、50万ユーザー超の導入実績を持つ業務用スマホインカムアプリ。
スマホ・タブレットにインストールするだけで利用でき、インカム、トランシーバー、IP無線アプリとして遠隔地からも通話できる。通話料不要のIP音声通信により、低遅延かつ高音質でリアルタイムの同時通話を実現。文字起こしをはじめとする豊富なオプション機能も追加料金なしで利用できる点も魅力。
スマホ・タブレット単体に加え、30機種以上のイヤホンマイクを使ったハンズフリー運用も可能。小売店や飲食店、医療機関、工場、イベント会場など幅広い現場で活用され、利用継続率は99.8%を誇る(一部機能はAndroid版未対応、後日対応予定)。
(出所:Zello公式Webサイト)
スマホやタブレット、PCをトランシーバーに変えるプッシュツートーク(PTT)アプリ。現場作業の効率化や緊急対応、物流、チーム間の連携に幅広く活用されている。
カスタマイズできる無制限チャネルで最大7,000ユーザーを接続でき、1対1から大規模まで柔軟な運用が可能。上位プランでは自動文字起こし(50言語以上、日本語含む)や音声・テキストの自動翻訳(30言語以上、日本語含む・ベータ版)により、多言語でのコミュニケーションもスムーズ。
更に、ワンタッチのディスパッチ管理やAIによる情報提供・運用インサイト(一部日本語非対応)など多彩な機能も搭載。導入はエンジニア不要で、簡単にセットアップできる。
(出所:Voxer公式Webサイト)
ホスピタリティ、輸送、建設、教育、物流など幅広い業界で導入されている、業界をリードするビジネストランシーバーアプリ。
20人以上のチーム向けのBusinessプランでは、プライベートネットワークを通じて音声・テキスト・写真を安全にやり取りでき、最大500人規模のチーム作成や複数管理者による柔軟な運用に対応。ユーザーやチームの作成・管理機能に加え、SSOもサポートしており、セキュリティと利便性を両立させながら組織全体を一元管理できる。
更に、「Voxer AI」を活用すれば、個別メッセージの概要取得や会話の自動要約(1時間・1日・1週間単位)、テキストの即時翻訳が可能となり、情報整理や国際的な連携を強力にサポート。
(出所:エアーインカムPRO公式Webサイト)
無線機メーカーが手掛けた、スマホを無線機のように使える次世代コミュニケーションツール。
グループ通話も個別通話もワンタッチで呼び出せ、複数のグループに所属していても呼ばれたグループにすぐ応答可能。1テナントにつき最大600アカウント(最大100グループ、1グループ200アカウントまで)を登録でき、大規模運用にも対応する。会議室モードでは必要なメンバーだけでの打ち合わせができ、最大10人まで同時接続できる。また、メッセージや写真の送信、通話の自動録音など便利な機能を備え、情報共有や振り返りにも役立つ。
専用ワイヤレスマイクやヘルメット装着型などの周辺機器も提供しており、現場に合わせた運用を支援。
(出所:Buddycom公式Webサイト)
フロントラインワーカーのために設計されたライブコミュニケーションサービス。
グループ通話やチャットに加え、上位プランでは音声テキスト化や翻訳、位置情報共有などにより、現場のやり取りをリアルタイムに強化。更に、最上位プランでは映像を一斉配信できるライブキャスト機能により、遠隔からの状況共有も可能。会話内容は自動で録音・テキスト化され、PCからのダウンロードやDropboxなどへの保存にも対応する。
専用周辺機器を組み合わせればハンズフリー通話も行え、現場に合わせた柔軟な運用を支援。ChatGPTとの連携によってAIに直接質問できる点も特徴で、従来の無線機にはないサポートを実現する。航空・鉄道・建設・福祉施設など幅広い業界で導入され、災害時やBCP対策にも有効。
(出所:MOTインカム公式Webサイト)
スマホ1台で電話業務とインカム機能を切り替えて使えるサービス。クラウドPBX「MOT/TEL」で利用できるスマホアプリ「MOT/Phone」の一機能として提供されている。
主要都市に配置された複数のデータセンターを経由することで、高音質で安定した通話を実現。アプリとイヤホンマイクを連携すればハンズフリー通話も行え、作業を止めずにチーム間で連絡を取り合えるように。更に、ウェアラブルカメラを使えばスマホなしでもインカム機能を利用でき、映像のリアルタイム共有や録画も可能。
アプリは自社開発のため操作性に優れ、サポートも迅速。ユーザーの声を反映したアップデートも随時行われている。
(出所:Callsign公式Webサイト)
ソニーが開発したスマホインカムアプリ。一斉通話に加え、1対1の個別通話や1台で最大6グループへの同時接続にも対応。管理画面から端末を一括設定できるため運用負担を軽減できる。
独自のAI音源分離技術による「インテリジェントノイズフィルター」を搭載し、人の声と雑音を分離してクリアな音声を実現。推奨ヘッドセットを使えば音声認識によるPTT操作もスムーズに行え、両手がふさがっていても会話を開始できる。また、既存のインカムシステムや音声設備との連携も可能。
料金は端末接続数に応じた「フローティングライセンス方式」を採用しており、必要な同時接続台数分だけの契約で利用できる。
(出所:ボイスカム公式Webサイト)
NTTグループ企業が提供する、スマホをインカム化して現場のコミュニケーションを効率化するアプリ。
オンプレミス型とクラウド型の2タイプから選べるため、既存設備との併用やコストを抑えた導入など、環境に応じた柔軟な運用が可能。グループ全体への一斉通話から1対1の個別通話まで対応し、グループ参加リストやウィジェット機能により、常にメンバーの状況を把握しながら即座にトークを開始できる。電話着信があってももとのトークへスムーズに復帰でき、ハンズフリーモードやスピーカートークなど多彩な機能を搭載。更にクラウド型では、アプリを起動していない人への「オフライン通知」や、突然の人員変更・フォロー時に便利な「グループ招待」機能も備える。
(出所:IPトランシーバーアプリケーション IP500APP公式Webサイト)
スマホからアイコム製IPトランシーバーと相互通話できる、法人向けアプリ。携帯電話回線を利用して日本全国を通話エリアとし、同時通話や多人数での多重通信ができる。
全体・個別・グループ通話を柔軟に使い分けられ、録音再生や定型文メッセージ送受信など同社製IPトランシーバーとほぼ同等の機能を実現。「専用端末は即応性が求められる現場用」「スマホは管理職の状況把握用」といった役割分担もできる。
オプションでPC上に位置情報を表示する「IP500G」や動態管理サービスとも連携可能。また、RoIPゲートウェイ「VE-PG4」を導入すれば、簡易無線機やIP電話との相互通話にも対応する。
(出所:WAVE PTX公式Webサイト)
モトローラ・ソリューションズが提供するシンプルで使いやすいPTTソリューション。即時性の高い通信と業務用無線の操作性を備え、テキスト・写真・動画・ファイルの共有にも対応。全国規模で利用できるほか、同社の業務用無線システムと接続することで、従来にない広域通信を実現できる。
堅牢な双方向無線機からスマホアプリまで、現場のニーズに合わせて端末を選べる柔軟性も魅力。管理者はインターネット環境があればどこからでもログインできる管理コンソールを通じ、グループの一元管理も行える。
トランシーバー・インカムアプリは、スマホやタブレットを活用し、モバイル通信やWi-Fiを通じて、トランシーバーやインカムのように通話できるアプリです。
「通信範囲と接続性の向上」「コスト削減と導入の手軽さ」「業務効率の向上」「通信の安定性」「管理効率の向上」といったメリットから、幅広い現場で導入が進んでいます。
トランシーバー・インカムアプリは、以下の3タイプに分類できます。
(1)小規模からでも使いやすい
(2)複数拠点・広範囲での利用に強み
(3)既存インカムとの併用にも対応
自社の規模や用途に合ったタイプを選び、まずは無料プランや有料プランのトライアルから試してみることで、現場に最適な導入効果を実感できるでしょう。
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