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HACCP管理アプリの比較13選。業種別の選び方

HACCP管理アプリの比較13選。業種別の選び方

最終更新日:2024-04-04

HACCPの運用管理を、専用アプリにより効率化したいと考える飲食店や食品製造業などの衛生管理担当者へ。HACCP管理アプリの機能や比較ポイントとともに、おすすめのアプリをタイプ別に紹介します。

目次

HACCP管理アプリとは?

HACCP管理アプリとは、食品を扱う事業者に定められた衛生管理手法「HACCP(ハサップ)」を満たすために、必要な項目をチェックできるアプリです。

従来、HACCPに基づいた日々の点検は、紙ベースで実施・記録するケースが大半でした。しかし、紙での記録は抜けもれや記入ミスが発生する可能性があるうえ、何か問題が起きた際に、過去の記録を遡るにも時間がかかってしまいます。また、紙ベースの管理だと、各店舗の衛生記録を取りまとめる本部(管理者側)との情報連携にタイムラグが発生してしまうという課題も。

HACCP管理アプリでは、従来の紙ベースの管理業務をデジタル化し、スマホやタブレットで日々の衛生状況が記録できるようになります。導入することで、記録もれやミスが軽減でき、店舗と本部間のデータ共有もスムーズに。

HACCPとは?

HACCPとは、国際的に定められた食品の安全を確保するための衛生管理手法です。飲食店や食品製造業など、ほぼすべての食品等事業者に実施が義務付けられています。

HACCPは、定められた「7原則12手順」に則りながら進めていく必要があります。大まかな手順は、以下の通りです。

  1. 原材料の入荷から出荷までにおける工程を「フローダイアグラム(製造工程一覧図)」にまとめる。
  2. フローダイアグラムに記された工程で発生しうるあらゆるリスクを分析。
  3. リスクが起きないような対策を、衛生管理計画書として文書化。
  4. 計画書に基づいた衛生管理が遂行できているかを毎日記録。

以上の一連の流れを通して、食品の安全を確保していきます。

HACCP管理アプリをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。

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HACCP管理アプリでできること(機能)

HACCP管理アプリに搭載された、基本的な機能を紹介します。

衛生管理計画書の作成

HACCPを導入するには、厚生労働省に記載されたHPの手引書などを参照して、衛生管理計画書を用意する必要があります。HACCP管理アプリには、厚生労働省の手引書に準拠したテンプレートが用意されており、必要な項目をカスタマイズするだけで簡単に計画書を作成できます。また、テンプレートにない新規の項目も追加することができます。

衛生管理の記録

衛生管理計画書をもとに、実施すべき項目をスマホやタブレットで記録することができます。記録はアプリやクラウドに保存され、必要に応じて遡ることができるほか、アプリによってはPDFやExcel形式での出力も可能です。

データの一元管理・集計・報告書の作成

店舗で入力された衛生記録を自動集計し、報告書を作成・出力できます。店舗ごとのデータを取りまとめる必要がないため、複数店舗の衛生管理指導を担う本部の業務負荷を削減。集計データを参考に、各店舗への助言や指導もスムーズに実施できます。

 

HACCP管理アプリのタイプと選び方

HACCP管理アプリのタイプは、「食品製造業向け」「多店舗展開の飲食店向け」「小規模飲食店向け」の3つに分けられます。それぞれのタイプについて解説していきます。

食品製造業向け

食品工場など、多くの従業員を抱える製造業に適したタイプ。食品製造業者がHACCPに取り組む場合、製造ラインごとに想定されるリスクや、取り扱う原材料、製造方法に基づいた衛生管理を徹底せねばならず、対応が煩雑になりがちです。

食品製造業向けのHACCP管理アプリは、上記の管理業務の円滑化をはかります。たとえば「haccplog」は、食品製造ラインごとにチェック項目や製品をカスタマイズして記録できる「ライン管理機能」や、カレンダーに製造スケジュールを書き込める「スケジュール」機能を搭載。複数の製造ラインを効率的に管理できます。

一方「HACCPクリエータ」は、フローダイアグラムの作図をはじめ、HACCPに関連する文書の作成に特化したシステム。マウス操作で簡単に工程の追加や修正が行なえます。また、「ISO22000」など各種食品安全規格の取得を検討する際に、HACCPとの整合性を確認しながら文書の作成・修正ができます。

多店舗展開している飲食店向け

複数の店舗や拠点を展開している場合に適したタイプ。本部が各店舗/拠点の衛生記録を本部が一括管理する体制の企業におすすめです。

本部は、管理画面上で記録状況や異常などをリアルタイムで把握できます。衛生管理計画書などの作成・管理を一元化できるサービスも。アプリの指示に従ってチェック項目を入力できる機能など、店舗向け機能を搭載しているものも多く、温度管理のオペレーション統一にも役立ちます。

「Kiralia-HACCP」は、各店舗の記録状況をダッシュボードで一覧表示でき、記録状況や結果をエリアごと、もしくは特定の店舗ごとに分析が可能。何か異常があった際にすぐフォローできる体制を整えられます。

「データウオッチ」は、管理画面で直近・過去の異常情報をまとめて確認可能。温度逸脱を検知すると、回答があるまで電話・メール・アプリ・FAXで通知を行うアラート通知機能も搭載しています。「カミナシ」は、「始業前」「営業中」「営業終了後」といった時間帯に合わせて、店舗でチェックすべき項目を設定できます。

小規模な飲食店向け

少数の飲食店を抱えている企業や、個人経営の飲食店におすすめのタイプ。従来の紙ベースでの管理を廃止し、スマホで効率よくHACCP対応したい場合に適しています。

「HACCPBell」は、衛生管理計画表や日々の記録をクラウド上に1年間保存できます。保存されたデータはスマホで印刷できるため、PCが設置されていない飲食店でも導入が可能。また「スマホdeチェックHACCPアプリ」は、記録にタイムスタンプが付与されるため、計画表の改ざんのような不正ができない仕組みになっています。

ちなみに、「Hygiene Support」「飲食店HACCP ベーシック」は無料で利用可能。「Hygiene Support」には、点検時間になったらスマホで知らせてくれるリマインダー機能があり、点検忘れの防止に役立ちます。

 

HACCP管理アプリの比較のポイント

HACCP管理アプリの導入時に留意したい、3つの比較ポイントを紹介します。

1.テンプレートの充実度

まずは、衛生管理計画書を作るための実用的なテンプレートがそろっているか、チェックしておきましょう。また、自社の業態に沿ったテンプレートがあるかも合わせて確認すると、その後の導入〜運用がスムーズに進みます。

「はやらくHACCP」は、長年衛生支援業務に携わってきた同社の知見を踏まえ、衛生管理に必要な約60項目を選定してテンプレートに実装。自社情報を入力するだけで、簡単に衛生管理計画書を作成できます。また「HACCPヘルパー」は、食品等事業者団体が作成した業種別の手引書をもとにした、実用的かつ豊富なテンプレートが強み。小規模な飲食店のほかに、小売や水産物卸など様々な業態に対応できます。

2.異常発生の際の対応機能の充実度

衛生管理チェックを実施して、異常が見られた場合にアラートで呼びかけ、その後の対応策までフォローできる機能があるかどうかも重要な比較ポイントです。

たとえば「カミナシ」は、基準値から外れた際のアラートに加えて、次のアクションを促すメッセージまで設定可能。異常を見逃さない仕組みを整えられます。「Kiralia-HACCP」は、チェック項目が基準を満たせていない場合の対応策もあわせて記録でき、リアルタイムで本部に共有できます。

3.IoTセンサーの対応有無

HACCPアプリの中には、IoTセンサーに対応したタイプもあります。IoTセンサーが、冷蔵庫や室内温度を自動で計測・記録してくれるため、記録ミスがゼロに。

「FOOD CAPTAIN - FHMS」は、冷蔵庫・冷凍庫の温度はもちろん、室内の温湿度やCO2濃度までIoTセンサーが計測。結果を自動記録してくれるほか、異常を検知したら、現場責任者のスマホへ通知する便利な機能もあります。「GRASP-HACCP」は、冷蔵庫や冷凍庫などの冷機器温度に加えて、食材の表面や、加熱後の中心温度も専用温度計で計測・記録できます。

 

主なHACCP管理アプリ(食品製造業向け)

複数の製造ラインを管理する食品製造会社に適したHACCPシステムを紹介します。

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haccplog(株式会社松幸産業)

haccplog公式Webサイト

(出所:haccplog公式Webサイト)

食品工場はもちろん、ホテルや飲食店などでも利用されているHACCPシステム。確認項目や特記事項には画像やイラストが付いており、IT機器に不慣れなスタッフや外国人スタッフでも使いやすく、スムーズな運用が可能。食品製造ラインごとにチェック項目をカスタマイズして記録できる「ライン管理機能」が特徴で、煩雑になりがちな複数の製造ライン管理に強みを持つ。カレンダー上に製造スケジュールを反映する機能で、その日に何を作るかを即座にチェックできるのも便利だ。
テンプレートをもとに作成した衛生管理計画書は、作成後も簡単に編集できるので運用中の計画を改善したい場合も安心。更に、誰がどの項目を点検するのか全社的に共有することもできるので、チェックもれ防止の体制を整えられる。

  • 料金:月額25,000円~(スタンダードプラン)

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カミナシ(株式会社カミナシ)

カミナシ公式Webサイト

(出所:カミナシ公式Webサイト)

製造現場における衛生管理に伴うアナログ作業を電子化できる現場DXツール。厚生労働省の手引書をもとに作成されたテンプレートが標準実装され、HACCP/ISOの知見がなくてもすぐに現場で利用可能。早ければ15分程度で各種チェックシートも作成できるため、ITに不慣れでも安心だ。日々のチェック項目は、「始業前」「営業中」「営業終了後」など、点検する時間帯と合わせて設定可能。現場ではスマホやタブレットからマニュアルに沿ってチェック業務ができ、基準値を逸脱などエラーがあった場合はアラート通知して次のアクションを指示してくれるため、ミスのない管理を徹底できる。
作業記録はクラウド上で一元化され、一括承認も可能。複数拠点があってもまとめてチェック・点検状況を把握できるため、効率的に管理できる。作業記録をもとに報告書も作成でき、PDFやExcel形式で出力可能で、データ活用も支援する。

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HACCPクリエータ(株式会社サン・プラニング・システムズ)

HACCPクリエータ公式Webサイト

(出所:HACCPクリエータ公式Webサイト)

食品製造におけるフローの作図に特化したHACCPシステム。食品の製造工程に基づくハザード分析表や、衛生管理計画書を取り込むと、ダイヤグラム状のフローが自動的に出力される。マウス操作で簡単にフローの追加、修正ができる。また、関連情報を追記していった後に、再び衛生管理計画書を出力することも可能だ。製品が増えるたびに必要な、HACCP文書の作成・編集工数の大幅削減に貢献する。
ISO22000やFSFC22000の規格取得にも対応しており、それらの規格とHACCPの整合性を維持しながらの作図や文書作成もできる。

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主なHACCPアプリ(多店舗展開している飲食店向け)

外食チェーンなど、多店舗展開している飲食店に適したHACCPシステムを紹介します。

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データウオッチ(インフォコム株式会社)

データウォッチ公式Webサイト

(出所:データウオッチ公式Webサイト)

センサーを設置するだけで、冷蔵/冷凍庫内の温度データを自動収集できる温度管理IoTサービス。IoT対応の中心温度計を使い、測定した食材の中央温度データを同じプラットフォームで管理することも可能だ。管理画面では、温度変化を時系列にグラフ表示・グループごとに表示し、異常温度が発生する際の傾向分析にも活用できる。
BCP対策機能に優れ、センサーの入れ替え時や通信の切断、停電・電源喪失時にも一定期間温度情報を記録できるのも強み。閉店後や無人納品時でも、管理画面で直近・過去の異常情報をタイムラインのように確認が可能。「温度異常」「電波減少」「電池残量小」などがアイコン表示で一目で把握できるため、食品ロスを未然に防げる。曜日や時間帯別に設定できるアラート通知にも対応。異常検知時は回答があるまで電話・メール・アプリ・FAXで通知を行うため、連絡の見逃しを防げる。

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はやラクHACCP(ライオンハイジーン株式会社)

はやラクHACCP公式Webサイト

(出所:はやラクHACCP公式Webサイト)

衛生管理を取りまとめる本部と店舗間の連携をスムーズにするHACCPシステム。店舗側は、画面の案内に従うだけで衛生管理計画に則った作業や記録ができるほか、作業マニュアルも完備されているため、従業員の指導にかかる負担を軽減できる。また、手の衛生状態を写真で記録できる機能もあり、従業員の衛生意識向上を促せる。
本部側の業務である衛生管理計画書の作成においては、20年以上衛生支援に携わってきた同社の知見をもとに、必要な項目をピックアップしたテンプレートを搭載。すぐにでもHACCPを導入・運用できる。ほかにも、各店舗の記録をリアルタイム表示する機能や、作業実施率など各種データを表示する機能が標準装備されており、店舗への衛生指導に役立つ。

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FOOD CAPTAIN - FHMS(株式会社ハピクロ)

FOOD CAPTAIN - FHMS公式Webサイト

(出所:FOOD CAPTAIN - FHMS公式Webサイト)

IoTを活用して食品衛生管理を効率化するHACCPシステム。IoTセンサーとの連携機能が特徴で、冷蔵庫・冷凍庫の温度や室内の温湿度、店内の換気基準となるCO2濃度をシステム上に自動転記できる。また、異常値が見られたら、現場責任者のスマホにアラート通知を送る設定も可能だ。
衛生管理計画書作成、記録、状況管理などの機能も一通りそろっており、新型コロナウイルス感染症対策におけるチェック項目も完備。数多くの店舗を展開しており、手書きや目視で温度管理を入力する負担を少しでも減らしたい企業におすすめ。

  • 料金:月額8,000円/店舗(スタンダードプランの場合) ※IoT自動記録オプションを利用する場合、本体価格は別途

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Kiralia-HACCP(花王プロフェッショナル・サービス株式会社)

Kiralia-HACCP公式Webサイト

(出所:Kiralia-HACCP公式Webサイト)

現場がストレスなく衛生管理業務を遂行できるよう設計されたHACCPシステム。HACCPの手引書をベースに、店舗向けと本部向けの衛生管理機能が集約されている。店舗側では、日々の衛生管理や温度管理などの記録のほか、基準を満たせていない項目の理由・改善策や、担当者が記録を行った時間も登録できる。一連のデータはすべて本部に集約され、各店舗やエリアごとの衛生管理状況をグラフ化して分析できる機能を搭載。分析結果をもとにした、店舗への指導や助言もスムーズに。
導入の際は、知見豊富な専門スタッフが現場の実態に合わせた支援を実施。たとえば、「現場の混乱を避けるため、まずはシステムと紙ベースの運用を並行する」など、柔軟に対応してくれる。

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GRASP-HACCP(サラヤ株式会社)

GRASP-HACCP公式Webサイト

(出所:GRASP-HACCP公式Webサイト)

HACCP対応で重要な温度管理を自動記録できるシステム。IoT連携に対応しているのが特徴で、専用の温度計との連携によって、冷蔵庫やショーケースの温度から食品の表面温度まで計測できる。データはシステム上に自動保存されるため、現場での記録もれやミスを防止。また、計測した温度が基準から逸脱していた場合は、メールや電話でアラートしてくれるので安心だ。その他、従業員個人の体温などの衛生情報も、専用機器による自動が記録可能。
全国各地にいる同社の衛生専門スタッフによる導入前後のサポートが受けられるので、全国展開している規模の大きな外食チェーンでも導入しやすい。

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主なHACCPアプリ(小規模な飲食店向け)

小規模な飲食店に対応したHACCPアプリを紹介します。

HACCP Bell(関東食糧株式会社・株式会社インテンス)

HACCP Bell公式Webサイト

(出所:HACCP Bell公式Webサイト)

ユーザビリティに優れたUI/UXで、衛生管理計画書の作成と日々の記録を管理できるHACCPアプリ。飲食店がよく使う衛生管理項目が組み込まれており、料理名を検索すると、その料理の材料や調理手順に合ったチェック項目を追加できる。日々の記録は「◯」もしくは「×」ボタンをタップするだけ。「×」を付けた項目には理由や改善策をあわせて入力できる。
管理計画や日報、月報は1年間クラウドに保存され、必要に応じてPDF出力可能だ。iPhone、Android双方に対応。

  • 料金:月額650円(税込)

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スマホdeチェックHACCPアプリ(株式会社Work Together)

スマホdeチェックHACCPアプリ公式Webサイト

(出所:スマホdeチェックHACCPアプリ公式Webサイト)

日々の衛生状況を記録する店舗と、その結果を取りまとめる本部双方で利用しやすいHACCPアプリ。「一般衛⽣」「重要管理」「新型コロナウイルス対策」と、衛生管理計画書を作るための3つのカテゴリのテンプレートが用意されている。また、取り扱う食材やメニューに応じて必要なチェック項目を自由に追加・編集できるのも便利なポイントだ。
店舗側は、衛生管理計画書に基づいた項目をスマホに表示された「◯」「×」ボタンで記録するだけ。記録にはタイムスタンプが付与されるため、改ざんの防止に有効。店舗側の記録は、本部にもリアルタイムで共有できる。PCで日々の記録を一覧表示できるほか、記録に基づいたレポートも出力可能だ。

  • 料金:月額1,000円/店舗

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HACCP ヘルパー(株式会社高志インテック)

HACCP ヘルパー公式Webサイト

(出所:HACCP ヘルパー公式Webサイト)

衛生管理計画書の作成と、毎日の記録をスムーズにするHACCPアプリ。飲食、小売、水産物卸など複数の業種に対応した衛生管理計画のテンプレートを用意しており、チェック項目の追加もできる。毎日の記録には、「良」「否」ボタンのほか、温度などの数値も入力可能。更に、入力もれや基準を外れた値に関してはアラートが通知され、改善措置とともに記録できる仕組みになっている。複数の店舗で利用できるほか、点検担当者の設定もできるため、いつ誰が点検したかの把握に役立つ。
新型コロナウイルス感染症対策の実施記録にも対応。計画書や記録表はPDFで出力・印刷ができる。

  • 料金:年額36,000円/2端末、初期費用20,000円

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無料で使えるHACCPアプリ

最後に、無料で使える小規模飲食店向けのHACCPアプリをご紹介します。

Hygiene Support(株式会社ダスキン)

Hygiene Support公式Webサイト

(出所:Hygiene Support公式Webサイト)

HACCP対応をスムーズにするiPhone、Android対応の無料アプリ。デフォルトで組み込まれた点検項目の中から、不要な項目を非表示にするだけで衛生管理計画が作成できる。設定にない項目も追加可能だ。毎日の記録方法は、点検項目を一覧表示する「リスト形式」と、アプリ内のチャットボットが順番にチェック項目を案内する「対話方式」の2種類。HACCP対応にまだ慣れていないスタッフは、手順を確認しながら点検を進められる「対話方式」の利用がおすすめだ。
日々の記録はすべてアプリに自動保存され、過去の記録は内蔵されたカレンダーからすぐに呼び出せる。点検時間になったらスマホで知らせてくれるリマインダー機能も便利。ちなみに、従業員は100名まで登録可能だ。

  • 料金:無料

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飲食店HACCP ベーシック(Shin Morita)

飲食店HACCP ベーシック App Store

(出所:飲食店HACCP ベーシック App Store)

iPhone、iPadに対応した無料HACCPアプリ。厚生労働省、公益社団法人日本食品衛生協会の手引書をもとに、冷蔵庫温度や器具洗浄、トイレ掃除といったチェック項目を搭載している。「始業前」「始業後」など点検する時間帯もあわせて設定できる。それらの設定をアプリに反映させたら、毎日の記録は「良」または「否」のボタンを押すだけ。そのほか気になる事項をフォームに入力できるシンプルな設計になっている。1カ月分の入力が完了したら、点検項目の基準を満たせているかが一目でわかる平均スコアが表示される。
従業員登録はできないので、個人や少人数で営業している店舗で使うのが望ましい。

  • 料金:無料

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まとめ

2021年6月から、HACCP導入が完全義務化されました。これを機に、紙ベースからアプリでの管理へ切り替えを検討している企業も少なくないでしょう。

HACCPの点検項目が網羅された専用アプリを使えば、日々のデータがクラウドに集約されるので、その後の管理が容易になります。また、店舗と本部間のデータ連携がスムーズになることで、店舗で衛生上のトラブルが起こった際も、本部で状況がわかり素早く対応することができます。

きちんとHACCPを遵守しながら業務を効率化するには、店舗の規模や業態にフィットしたHACCPアプリを選ぶ必要があります。ぜひ本記事を参照しながら、自社に合ったアプリの導入を検討してみてください。

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