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介護ソフトの比較15選。タイプ別の選び方(図解)

介護ソフトの比較15選。タイプ別の選び方(図解)

最終更新日:2024-08-19

「もっとケアに集中できる環境を作りたい」とお悩みの方へ。ケア記録の入力や、請求などの事務負担を大幅に削減する介護ソフトを一覧表示して図解に。選び方や比較のポイントとともに、タイプ別のおすすめソフトを紹介します。

目次

介護ソフトとは?

介護ソフトとは、老人ホームや介護施設において、利用者情報の管理やケアプランの作成といった日常業務から、国保連(国民健康保険団体連合会)への請求、職員の給与管理といった基幹業務までをワンストップで効率化するためのツールです。居宅介護支援事業所、通所介護事業所、訪問介護事業所などで利用されています。

主な利用目的(機能)

搭載される機能はサービスにより異なりますが、主に以下のような業務を効率化するために導入されています。

  • 利用者情報管理
  • アセスメントの作成
  • ケアプランの作成・管理
  • 予定実績管理(サービスの予定と実績の管理)
  • ケア記録
  • 請求管理(介護保険請求、国保連伝送など)
  • 経営管理(各種レポーティング)
  • 介護職員の勤怠管理や給与管理 …など

これらの機能のうち、ケア記録に特化したサービスは「介護記録アプリのタイプ別おすすめ14選。無料で使えるアプリは?」、訪問介護・看護に特化したシステムは、「訪問介護・看護システム比較11選。オンライン請求への対応も」で紹介しています。

介護ソフトのおすすめ

以下、おすすめの介護ソフトを図解で一覧表示しています。どのような介護施設向けのシステムがあるのか、把握する際の参考にしてみてください。

目的・タイプ別 介護ソフト 図解

記事後半にサービスの詳細も紹介しています。「今すぐツール選定に移りたい」という方はそちらをご覧ください。

もう少し詳しく選び方を知りたい方は、そのまま読み進めてください。タイプ別の特徴や比較ポイントなどをわかりやすく紹介しています。

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介護ソフトのタイプと選び方

介護ソフトは大きく2つのタイプに分けられます。

  • [1]あらゆる事業所・業務に対応できるタイプ
  • [2]介護保険を中心としたタイプ

[1]は、更に「大規模事業所向け」「中小規模事業所向け」の2つに分けられます。以下、各タイプの特徴と具体的なソフトを例に挙げながら、ソフトの選び方について解説します。自社が導入するとしたら、どれに当てはまるのかを検討してみてください。

1.あらゆる事業者や業務に対応できるタイプ

日常業務から基幹業務まで、幅広い業務に対応。利用者情報の管理やケア記録、国保連請求管理など、網羅的に機能を備えています。居宅介護支援事業所、介護老人福祉施設、訪問介護事業所、小規模多機能型居宅介護事業所など、多様な事業所で利用できるのが特徴です。

たとえば「カイポケ」や「まもる君クラウド」では、居宅介護支援事業所向けや通所介護事業所向けなど、様々なラインナップのソフトを用意。各ソフトは入所手続きから施設の稼働状況の把握、利用料・入金管理まで、幅広い業務に対応しています。

このタイプのソフトを選ぶ場合、事業所の規模にあわせるのがおすすめ。そこで、「1-1.大規模事業所向け」と「1-2.中小規模事業所向け」に分けて違いを説明します。

1-1. 大規模事業所向け

複数の施設・事業を運営する、大規模事業所向け機能を搭載したタイプ。施設の連携・情報共有によるサービスの均質化や、業務効率化に役立つ機能を持つ「ワイズマンシステム SP」といったソフトが該当します。同じ利用者が複数の施設・サービスを利用するケースが多い場合にもおすすめです。

1-2. 中小規模事業所向け

新規立ち上げや小規模施設で導入しやすいタイプ。介護事業に必要な請求や記録など、基本的な機能が揃っています。上記の大規模事業所向けに比べて、対応する種類や事業施設間連携に制限があるものの、その分、シンプルで使いやすく、安価なソフトが多いのも特徴。たとえば、月額200~400円/IDで使える「トリケアトプス」といったソフトが挙げられます。

2. 介護保険請求を中心としたタイプ

介護保険請求(国保連請求)と、請求業務に関連する記録作成・管理業務を効率化したい場合に適したタイプ。機能が限定的な分、比較的安価で導入できる傾向にあります。

「楽すけ」のように介護請求ソフトに特化したものや、「ナーシングネットプラスワン」のように利用者情報の管理、サービス計画書の作成に対応する介護施設向けシステムが該当します。請求が多い施設や、請求・記録・管理に割いているリソースを、コア業務に充てたい場合におすすめです。

 

介護ソフトの比較のポイント

「介護ソフトのタイプと選び方」で解説したように、搭載している機能や対応する事業内容・プランはソフトにより様々。そのため、自社にあったソフトやプラン内容を吟味する必要があります。

ここでは、導入を検討する際にチェックしておきたい、4つの比較ポイントを紹介します。

1.入力支援機能の充実度

工数のかかる業務の一つが、利用者の健康状態や介護状況といったケア記録の入力。アナログ記録の場合、転記作業が更に負荷を増大させているケースも少なくありません。そのため、入力を効率化する支援機能をチェックするとよいでしょう。

多くの介護支援ソフトは、ケア記録を入力すれば日誌や申し送り、各種帳票に自動で反映されるので、転記の手間が省けるように。更に、「ほのぼのNEXT」や「ワイズマンシステムSP」では、タブレット端末からの入力や音声入力、バイタル機器との連携による自動入力などでスピーディーな入力を実現。ネックスピーカー型デバイスと連携すれば、サービス提供中でもハンズフリーでテキストチャットを送信したり、報告事項を共有したりが可能になります。

特に専門性の高い各種用語を標準搭載している「ほのぼのNEXT」は、高精度の変換機能で、入力作業の時間短縮をサポート。記録業務を行うためだけに残業していた状況から、劇的に残業時間を削減できたという事例も。

2.各種機器との連携性

先述したバイタル機器との連携のように、外部機器と連携することでコール記録を自動作成したり、服薬情報をモバイルからチェックしたりと、業務効率化や人為的ミスの防止にも役立てられます。そこで、見守りシステムやナースコール、服薬管理システムなど、どのような外部機器と連携できるかを確認しましょう。

たとえば、「ケアカルテ」では、バイタル機器や見守りシステムをはじめ、約30種類の外部機器と連携。ナースコールやベッドセンサーなど、様々なICT機器やサービスから集約したデータを活用すれば、ケアの質も高められます。

3.周辺業務の効率化範囲

ケア記録をはじめとする介護業務のほか、勤怠管理や給与計算、シフト作成といった、スタッフ管理のための周辺業務が負担になっていることも。その場合、「あらゆる事業者や業務に対応できるタイプ」を中心に、業務を効率化できる機能を活用しましょう。

「カイポケ」であれば、事業所のHP作成から、訪問ヘルパーのシフト作成、「マネーフォワード」と連携した会計・給与・勤怠管理、「カイゴジョブ」への求人広告の無料掲載まで、周辺業務の効率化機能が充実。限りある業務時間を、本来の業務である利用者ケアのために活用できるように。

4.導入・運用・操作の簡単さ

介護の実際の現場では、人手不足やDXの遅れなどが課題となっていることも。多忙な現場へ介護ソフトの導入を成功させるには、導入と運用の簡単さ、操作のしやすさが重要に。その点、煩雑な設定が不要なクラウド型ソフトであれば、機器を設置するといった手間をかけずにスタートできます。

使いやすさ、わかりやすさを追求した「ナーシングネットプラスワン」は、手頃な価格帯と豊富な機能、導入ハードルの低さが魅力。「まもる君クラウド」や「かんたん介護ソフト」は、低コスト且つ明瞭な料金プランに加え、インストール作業が不要となるため、手軽に安心して導入が可能に。サポート費用や法改定にまつわるバージョンアップ費用がかからないこと、わかりやすい画面操作もポイントです。

PCでの作業に不安がある場合は、タブレット端末から操作できるソフトを検討しましょう。「ほのぼのNEXT」を導入した事業所では、「PCは苦手でも、タブレットのソフトウェアキーボードなら問題なく使える」といった声も。

「もっと詳しく知りたい」「比較してみたい」という方は、以下、選び方ガイドをダウンロードしてチェックしてみてください(13ソフトの比較表付き)。

介護ソフトの比較表_抜粋

介護ソフトの選び方ガイド

介護ソフト

介護ソフトの選び方ガイド

介護ソフト

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おすすめの介護ソフト(大規模事業にも対応)

「あらゆる事業者や業務に対応できるタイプ」のうち、大規模事業所向けの介護ソフトを紹介します。

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ほのぼのNEXT(NDソフトウェア株式会社)

ほのぼのNEXT公式Webサイト

(出所:ほのぼのNEXT公式Webサイト)

72,400以上の事業所で利用されている、介護業務支援ソフト。介護老人福祉施設や居宅介護支援事業所、訪問介護、夜間対応訪問介護など、幅広い事業所・サービスに対応している。
利用者情報やスケジュールの管理、タブレット端末からのケア記録入力、請求業務のサポートなど、業務工数の削減に役立つ機能が豊富。音声入力やネックスピーカー型デバイスといった最新技術も取り入れ、話すだけでチャットやケア記録が入力できるように。
見守り介護ロボットやナースコール、ベッドセンサーなど、豊富な外部システムとの連携も強み。モバイル対応の訪問サービス向けアプリ「Care Palette Home/Nurse」や、記録業務に特化したアプリ「Care Palette」なども備え、アプリの活用によって更なる業務効率化が期待できる。

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ワイズマンシステムSP(株式会社ワイズマン)

ワイズマンシステムSP公式Webサイト

(出所:ワイズマンシステムSP公式Webサイト)

居宅介護支援事業所やホームヘルパー、デイサービスなど、介護・福祉領域のサービスを広くカバーする豊富なラインナップが特徴。施設の規模や形態にあわせて、必要なソフトを組み合わせられるので、複数事業を展開する大規模事業者に適している。
ケアマネジメント業務や請求業務をトータルサポートする「居宅介護支援事業所向け介護ソフト」といったパッケージソフトや、訪問先からタブレットでの記録入力に対応する「すぐろくケアマネ」などの関連ソフトまで、業務全体を支援するサービスを提供。そのほか、介護報酬請求を効率化する伝送代行サービス「けあ蔵」や、服薬支援システム「服やっくん」といった連携ソリューションも提案してくれる。

  • 料金:要問い合わせ

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カイポケ(株式会社エス・エム・エス)

カイポケ公式Webサイト

(出所:カイポケ公式Webサイト)

通所介護や訪問介護、居宅介護支援などに対応した介護ソフト。ケアに関する業務だけではなく、職員の採用や勤怠管理、HP作成、備品購買など、周辺業務の効率化につながる豊富な機能が特徴。介護業務から関連する事務作業、介護保険請求まで、幅広く業務を効率化できる。
タブレットから入力したバイタルチェックやケア記録は、様々な帳票と連動しており、国保連請求データへの反映も自動化が可能に。転記作業が不要になるため、残業時間の大幅削減が見込める。また、メニューの流れに従って作業するだけで、誰でも簡単に計画書の作成から介護保険の請求まで行える「カイポケレセプト」も搭載。1台までならケアマネージャー用タブレットを無料で貸与してくれるのもポイント。

  • 料金:月額5,000円(居宅介護支援事業所の場合)、3,000円/台(2台目以降のタブレット)、初期費用なし

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まもる君クラウド(株式会社インタートラスト)

まもる君クラウド公式Webサイト

(出所:まもる君クラウド公式Webサイト)

介護現場に必要な機能を網羅する、完全クラウドタイプの介護ソフト。介護請求、介護記録、売上管理、LIFE対応など、介護事業者の業務に必要なすべての機能がそろう。更に、居宅介護支援、通所介護、訪問介護といった様々なサービスに対応。サービスごとの固定月額制のため、利用者数や使用するPCが増えても定額で利用できるのが強みだ。
使いやすい操作画面にも特徴が。たとえば、スタートメニューの「申し送り機能」では、利用者の体調をメッセージや画像で伝達でき、スムーズな情報共有を実現。また、メインメニューでは利用者一覧を項目別にソートし、認定有効期限切れや、期限間近の利用者などの確認も容易に。オプションの国保連伝送サービスを使えば、電子請求データをワンタッチで連動できるため、国保連請求管理の効率化も図れる。

  • 料金:月額7,800円(居宅介護支援の場合)、初期費用なし

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クラウド型介護保険システム(株式会社カナミックネットワーク)

クラウド型介護保険システム公式Webサイト

(出所:クラウド型介護保険システム公式Webサイト)

地域包括ケアを促進する、医療・介護情報共有システム「カナミッククラウド」シリーズの介護ソフト。地域包括ケアの課題の解決につながる、豊富なサービスをそろえているのが強み。居宅介護支援システムでは、多職種間の情報共有システムを無料で利用可能。関係する介護事業所はもちろん、利用者の主治医や薬剤師、地域包括の職員を巻き込んだケアを実現する。また、法定帳票をはじめとするコンプライアンス管理や、返戻の大幅削減、ペーパーレス化による経費削減に役立つ機能も用意。ケアマネジメントに関わる業務を、網羅的に効率化する。
訪問介護・看護システムでは、移動中や訪問先でのスマホ・タブレットからのケア記録の入力・閲覧に対応し、入力作業の工数を削減。実績入力完了後は、国保連・医療保険・利用者請求データが作成でき、スタッフ給与へも連動する。

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ケアカルテ(株式会社ケアコネクトジャパン)

ケアカルテ公式Webサイト

(出所:ケアカルテ公式Webサイト)

現場の記録からプラン・請求まで、介護事業所の運営をトータルサポート。スマホやタブレットからケア記録の入力ができ、音声入力にも対応。写真や動画も保存できる。また、施設の運用フローにあわせて記録項目のカスタマイズが可能。食事量と排泄量の相関関係を時系列で把握したり、入浴実施状況を一覧で確認したりといった、一覧・グラフ機能も搭載している。
ナースコールやバイタル測定機器、見守り機器といった多様なICT機器と連携し、計測記録を一元管理できるのも強み。記録から実績を自動作成し、国保請求書・個人請求書の作成も行う。

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おすすめの介護ソフト(中小規模向け)

続いて、「あらゆる事業者や業務に対応できるタイプ」のうち、中小規模事業所向けの介護ソフトを紹介します。

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ケア樹(けあき)(株式会社グッドツリー)

ケア樹公式Webサイト

(出所:ケア樹公式Webサイト)

必要な機能を直感的に操作できる、使いやすさに定評のあるクラウド型の介護ソフト。請求業務(伝送)、計画書管理、アプリにも対応した介護記録、報告書作成など、幅広い業務の一括管理が可能だ。タブレットを活用し、現場での記録や報告書作成、写真の登録といった情報共有が容易に。空き時間で効率よく入力でき、残業時間の圧縮にもつなげられる。
22種の介護サービスのほか、LIFEにも完全対応。ネット環境さえあれば事業所内での利用台数・人数に制限はなく、職員数と業務内容にあわせて導入できる。職員ごとのアクセス制限や、データ通信の暗号化など、万全のセキュリティ対策も魅力。

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ナーシングネットプラスワン(プラスワンソリューションズ株式会社)

ナーシングネットプラスワン公式Webサイト

(出所:ナーシングネットプラスワン公式Webサイト)

日々の事務作業の手間を省き、国保連請求まで一気通貫で行えるクラウド型の介護ソフト。アセスメント作成、各サービス計画書作成、介護給付費のインターネット請求などに対応。そのほか、利用者の基本情報の登録やスケジュール管理などで、事務作業の効率化が図れる。スマホやタブレットから、事業所内だけでなく自宅・訪問先からでもデータ入力が可能だ。
直近で開いたページを一覧表示して入力業務を支援する機能や、スタッフ間の情報共有に活躍するチャット・メモ機能、絞り込み条件を自由に設定できるタグといった便利な機能が充実。毎月のソフト料金のみのシンプルな料金体系もポイント。

  • 料金:月額5,000円〜、初期費用なし

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介舟ファミリー(株式会社日本コンピュータコンサルタント)

介舟ファミリー公式Webサイト

(出所:介舟ファミリー公式Webサイト)

介護保険・障害者福祉の両制度に対応している総合型の介護ソフト。記録や帳票、送迎スケジュール作成、簡易給与計算、請求処理など標準で使える実用性が高い機能が充実。介護保険の場合は記録や実績データを活用して、請求処理~国保連インターネット伝送までを一連の業務を一つのシステムで完結できる。計画~実績データの一元管理による業務効率化はもちろん、実績データを計画や実績登録に利用することで、二重登録や入力ミスの削減などにも役立つ。
導入前はもちろん、導入後の電話や遠隔サポートが付きで安心。拠点が複数ある事業所や、通所リハビリテーション、福祉用具貸与など訪問系サービス以外も拡充計画がある場合にもおすすめ。

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Care-wing(株式会社ロジック)

Care-wing公式Webサイト

(出所:Care-wing公式Webサイト)

2,700以上の介護事業所に導入されている、記録と業務効率化に特化した介護ソフト。介護記録にスマホとICタグを活用するのが特徴。特許出願中の特殊な構造のICタグにスマホをかざすだけで、サービスの開始・終了が記録される。特記事項やコメントはスマホの音声入力からでも記入でき、スマホの文字入力が苦手な方でも安心。写真での記録にも対応しており、1サービスにつき複数枚の写真を添付可能なため、食事量や献立なども一目でわかるように。
リアルタイムでサービスの提供状況を確認したり、ドラッグ&ドロップで手軽にシフト変更を行ったりと、管理業務の手間を省く機能も充実。複数の外部の請求ソフトとも連携するため、使用中のソフトを変更する必要もなし。現在の業務フローを大きく変えずに、介護記録から請求までトータルでのICT化に貢献する。

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トリケアトプス(岡谷システム株式会社)

トリケアトプス公式Webサイト

(出所:トリケアトプス公式Webサイト)

介護保険サービスと障がい福祉サービスに対応した業務支援システム。現場から寄せられた声をもとに、必要な機能をスピーディーに実装。国保連請求から、利用者向けの請求書・領収書の発行や計画書作成、スタッフ給与計算などまで、周辺業務を効率化する機能がそろう。画面レイアウト・メニュー配置の見やすさ、サービスの利用計画や実績、計画書の作りやすさなど、使い勝手のよさにも配慮がなされている。
国保連への伝送サービスや審査・支払い結果確認といった機能を標準搭載。AIを使ったチャット式Q&Aサポートサービスも提供している。料金プランは該当する対応サービスによって分けられ、必要なサービスを、コストを抑えながら導入できる。

  • 料金:月額200円/名 ※上限価格5,000円(対応サービスA種の場合)、初期費用なし

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キャンビルネオ(株式会社日本ケアコミュニケーションズ)

キャンビルネオ公式Webサイト

(出所:キャンビルネオ公式Webサイト)

請求・伝送に加えて、業務・経営の面からも介護事業をトータルで支援するシステム。居宅介護支援や訪問・通所介護、福祉用具など、あらゆる介護サービスに対応。同じ事業所内であれば、料金の変動なしで何台のPCでも利用が可能だ。
顧客管理や介護保険請求、国保連伝送といった基本機能のほか、様々なオプション機能を用意。訪問介護におけるヘルパーのスケジュール管理、時給・手当の計算などを迅速・正確に行う「ケアネットスケジュール」、通所サービスをメインに毎月の利用者・スタッフのスケジュール管理、売上予測ができる「日別実績登録」などがそろう。ケア記録を効率化する介護記録ソフトや、グループホーム向けのセットプランなど、各介護サービスに特化したソフトとも連携できる。

  • 料金:月額14,000円(通所介護の場合) ※初期費用(参加費)は別途

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おすすめの介護ソフト(介護保険中心)

最後に、介護保険請求機能がメインの介護ソフトを紹介します。

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かんたん介護ソフト(株式会社LITALICO)

かんたん介護ソフト公式Webサイト

(出所:かんたん介護ソフト公式Webサイト)

国保連請求や事業所運営を効率化する介護ソフト。訪問介護や居宅介護支援、小規模多機能型居宅介護のほか、移動支援や総合事業の請求書も作成が可能だ。更に、保険外の自費サービスにも対応しているので、幅広いサービスを提供している事業所におすすめ。追加の料金はなしで、国保連への伝送代行も行う。
ヘルパーのシフト作成や給与計算、予定のリマインドメールなど、周辺業務の効率化につながる機能も搭載。サービス種類の数に関係なく、PCは3台まで同時に使用できる。

  • 料金:月額9,800円~、初期費用(契約事務手数料)18,000円

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ワイズマンセカンドライン(株式会社ワイズマン)

ワイズマンセカンドライン公式Webサイト

(出所:ワイズマンセカンドライン公式Webサイト)

介護福祉システム「ワイズマンシステムSP」をベースに、小規模事業者向けかつ請求機能に特化してリリースした介護請求ソフト。1事業所あたり月額1,500~2,500円で、国保連の伝送や法改正対応、電話とメールによるサポートを行う。
国保連請求以外に、利用者情報の管理、居宅サービス計画書の作成、サービス担当者会議録の作成、各種帳票の出力といった機能を搭載。安価ながらもSSL(暗号化)対応しているため、セキュリティ面も安心。使用中の介護ソフトからCSVファイル(氏名、住所、電話番号)で簡単にデータ移行できるため、業務や事業規模を拡大する際に、ワイズマンシステムSPへアップグレードするといった使い方も。

  • 料金:月額1,500円(居宅介護支援の場合)、初期費用なし

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楽すけ(ニップクケアサービス株式会社)

楽すけ公式Webサイト

(出所:楽すけ公式Webサイト)

低価格・操作性の高さ・サポート力が魅力の介護報酬請求ソフト。「月間ケアプランの作成」「給付請求チェック」「伝送ファイルの作成」という3ステップで、国保連請求業務が簡単に完了。利用者の介護保険認定有効期間切れや、摘要欄の入力漏れなどを通知する機能で、訂正・再請求の手間を最低限に抑えられる。
「楽すけ」の操作や国保連請求をサポートするヘルプデスク、各種操作マニュアルや介護保険関連情報を掲載しているWebサイト「楽すけネット」など、サポートサービスも充実。そのほか、居宅介護支援事業所や地域包括支援センターなど介護保険法に基づく各種サービス、障害者総合支援法に基づく居宅介護サービスに対応している。

  • 料金:年額90,000円(居宅介護支援事業者版の場合) ※初期費用(ライセンス料)は別途

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まとめ

老人ホームや介護施設をはじめとする介護現場における、記録業務や国保連請求、職員の給与管理などを効率化する、介護ソフトを紹介しました。

介護ソフトは、「あらゆる事業所・業務に対応できるタイプ」と「介護保険を中心としたタイプ」に大別が可能。更に、「あらゆる事業所・業務に対応できるタイプ」は、事業規模にあわせて「大規模事業所向け」と「中規模事業所向け」に分けられます。

まずは、「ケアに関する多様な業務を効率化させたい」のか、または「請求業務に特化したものでよい」のかを確認するとよいでしょう。「あらゆる事業所・業務に対応できるタイプ」に当てはまる場合は、自社の規模にあわせてサービスを絞り込むとスムーズです。

自社の介護ソフトのタイプを掴んだら、下記のポイントに沿ってサービスを比較してみてください。

  1. 入力支援機能の充実度
  2. 各種機器との連携性
  3. 周辺業務の効率化範囲
  4. 導入・運用・操作の簡単さ

自社に適した介護ソフトを導入すれば、現場スタッフの業務負荷を軽減するとともに、ケアの質の向上にもつながるでしょう。

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