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テープ起こしの相場・依頼方法や選び方は?音声認識アプリは使える?

テープ起こしの相場・依頼方法や選び方は?音声認識アプリは使える?

最終更新日:2023-09-12

テープ起こしのメリットや料金、サービスの選び方などをご紹介します。外注して浮いた時間で別の業務を進められると考えるならば、積極的に試してみるのもよいでしょう。

目次

テープ起こしとは?

テープ起こしとは、録音したデータを聞き返して、人の話し言葉の音声を聞き取り、文字にする行為のことです。書き起こし・文字起こしや、音声反訳(はんやく)とも言われています。

「テープ」と言うのは、かつて録音手段としてカセットテープを使用していたためです。現在はICレコーダーで録音した音声データが主流で、カセットを利用することはほとんどありませんが、名残としてそのまま利用されています。

テープ起こしサービスの必要性

テープ起こしサービスとはその名の通り、テープ起こしを「有料」で請け負うサービスです。主に会議やセミナー、講演会やインタビューなどの内容をテキスト化する際に利用されています。
従来、企業が会議の議事録などを作成する場合、自社の担当者がテープ起こしをするのが一般的でしたが、「時間がかかる」「本業務に支障が出る」「ミスが出やすい」などが課題として挙げられていました。そこで、アウトソースとして利用されていたのがテープ起こしサービスです。

テープ起こしサービスの種類・実力

テープ起こしサービスの種類は、以下の3パターンに分けられます。一般的には「ケバ取り」で利用されるケースが多いです。

  • 「えー」や「あー」など、一言一句違わずテキストに変換する「素起こし」
  • 「えー」や「あー」などを外して、言わんとすることがわかるようにする「ケバ取り」
  • 話し言葉ではなくあたかも文章のように記述する「整文」

多くのサービスが文字起こしとは別に校正の工程を設けているため、納品時のミスはほとんどありません。豊富な実績・ノウハウを持つサービスが多く、自社では対応の難しい専門領域に関しても安心して預けることができます。

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テープ起こしの利用目的・メリット

自分で、あるいは社内の人員でやる場合や、クラウドソーシングなどの個人に依頼した場合と比べ、テープ起こしのサービスを利用するメリットについて考えていきましょう。メリットは大きく4つ挙げられます。

  1. 時間の節約

テープ起こしを利用する最大のメリットの一つです。どんなにキーボード操作に慣れていて、自分の得意分野の話題であったとしても、人の話すスピードと同じ速さでタイピングすることはできません。普段聞きなれない言葉や専門用語が飛び交う場合は更に困難を伴います。一般的にテープ起こしの所要時間は音声の3~5倍と言われています。テープ起こしを外注することで、多くの時間の余裕が生まれます。

  1. セキュリティ

個人で活動するクラウドソーシングや知人などに安価にお願いするという選択肢ももちろんありますが、機密事項や非公開の情報を預けるのは不安が伴います。テープ起こしサービスの中には、暗号化されたクラウド上で音声データやテキストのやり取りを行う他、セキュリティチェックを実施するなど、セキュリティ対策に力を入れているサービスもあります。安心できるサービスを選ぶべきでしょう。

  1. 専門性

こちらもセキュリティ面同様、個人で活動するクラウドワーカーとの比較になります。クラウドワーカーには様々な人がおり、得意分野も様々です。いい人に当たれば次回からもお願いできる可能性がありますが、専門用語、業界用語を多用したような専門性の高い内容の場合は期待の仕上がりにならないケースが想定されます。一方テープ起こしサービスでは複数のテープ起こし技術者を抱えており、それぞれの得意分野をふまえてアサインするため、その分野に明るい人が担当してくれる可能性が高いです。

  1. 納期の遵守

テープ起こしサービスでは申込時に目安の納期が示されており、また複数のテープ起こし技術者の中で、急ぎの案件には習熟度の高いベテランをアサインするなどの工夫が見られます。期限を守れないとサービスの信頼性を失ってしまうため、確立された提供サービスとして納期を遵守します。個人が請け負う場合は、契約時に期限を提示していても破られてしまう可能性もあるため、重要な案件は安心して任せられません。

 

音声認識アプリでテープ起こしを済ませられるか?

ここまでテープ起こしサービスの利用目的やメリットを見てきて、良さそうなことはわかりましたが、コストをかけてまでやる必要はあるのでしょうか。スマートスピーカーなどが低価格で普及している今、わざわざ人間が聞き取る必要性があるのか、といった疑問にぶつかります。

実際、AI(人工知能)を搭載した音声認識のアプリケーションが増え、実用的なレベルで音声データをテキストに自動変換してくれることが増えてきました。たとえば、会議の議事メモ作成において、何が話し合われたのかを把握できるようにする目的であれば、音声認識アプリで自動的にテキスト化したものを少し編集すれば完了となります。

最近では、音声認識だけでなく、会議の重要なポイントやTo Doなどを推薦してくれるサービス(例:COTOHA Meeting Assist)もありますので、そのようなサービスを使うと要約やまとめ作業もより生産的に進みます。
ツールによる自動化に興味がある方は以下の記事を参照ください。

文字起こしアプリ16選!精度・速度、おすすめは?無料も紹介
AI議事録自動作成ツール16選。タイプ別の選び方や無料ツールを紹介

なお、参加者多数の重要な会議で、誰が何を話したのか正確性を重視して書きたい、ということであれば、音声認識アプリとその後の手直しではやや負担に感じるケースもありますので、それならば最初からテープ起こしに任せてしまおう、という使い分けも考えられます。

 

テープ起こしの料金の相場は?

テープ起こしサービスは人手がかかるため、どうしても高額な印象がありますが、実際の相場はどのくらいなのかご紹介します。

結論から言えば1分あたりの相場は200円前後と言われています。

料金の計算方法として、1分何円、としているサービスもあれば、1文字何円、と字数で設定しているサービスもあります。字数の場合は1文字1円が相場です。

1時間で計算してみると、200円×60分で12,000円、あるいは、人が1時間に話す字数は14,000~18,000字と言われていますので、14,000字~18,000字×1円=14,000円~18,000円、と算出することができます。

そのように算出された金額に、特急料金や整文の場合での追加料金などがかかってきます。

 

テープ起こしを依頼する際の会社の選び方

テープ起こしサービスを利用する場合、どのような会社に依頼したらよいか、選ぶポイントは下記7点です。

  1. 料金(安さ)

当然ですが、今後継続的に利用することを考えると料金は安いに越したことはありません。とはいえ、安すぎる場合は技術者のレベルの高さ、納期、セキュリティ面等で不安もあるため、以下3~5のポイントに沿って確認し、安心できるサービスを選ぶ必要があります。

  1. 料金の算出方法

1分間〇円か、1文字〇円か、の算出方法も決め手になります。

例えば、相手が理解しているかを確認したり相手がメモを取るのを待ったりするような、ゆったりとしたインタビューの場合と、しゃべり慣れた人が一人でまくしたてるような講演会か、または講演会後半の質問タイムでマイクを持って客席を回る時間を含む場合かなど、状況に応じて大きく幅があります。時間と字数のどちらで算出するサービスがよいかは見積をとるなどして比較し、場合に応じて使い分けるとよいでしょう。

  1. 納品までのスピード

議事録など、内容が古くなってしまっては価値がありません。すぐ使いたいケースも多いでしょうし、納期がどのくらいか、納期が分かりやすいかどうか、といった点は重要です。早いものでは3時間納品といったサービスもあります。

  1. 専門性

専門用語が飛び交う会議の場合や、医療などの分野では、専門的知識が必要となります。逆に言えば、専門用語が分からなければ、不明瞭箇所として「●●」表記になって歯抜けだらけの文章になったり、似たような一般的な単語と聞き違えて当てはめられてしまったり、価値のある文章は完成しません。

申込時点で専門性の高い内容だが対応できるか、また専門用語集を渡したら受け取ってくれるか、を確認しておくとよいです。用語集は、よく出てくる単語や固有名詞について、メモ程度でも大いに参考になります。

  1. セキュリティ

機密情報や公開前の情報の場合、セキュリティ対策ができているサービスかどうかは大きなポイントです。プライバシーマークやセキュリティチェック、終了後の音声データの削除など、確認しておきましょう。インターネットの繋がらない特別な部屋の中でスタッフの管理下で作業をするプランや、小刻みに別の技術者が作業することで全体像が分からないようにする工夫をしたサービスなどもあります。

  1. タイムコードが入れられるか

後で見直しておかしいと気づいた点があった場合、自分で聞きなおす際にどこから確認したらよいか、目安となるタイムコードが入っているとよいでしょう。

  1. 音声データ内の必要な部分のみ依頼できるか

最初の10分は自己紹介やそこから派生した話題、といったケースもあり得ます。開始11分の本題のところから書き起こして欲しい、といったようなリクエストができた方がベターです。それが受けられない場合は無駄な10分間分も料金として支払うか、あるいは自分で一度編集作業をしなくてはいけないので手間がかかります。

以上のポイントでサービスを選ぶと良さそうです。

他の業務システムと違い、単発の契約のため、仕上がりが不満な場合ややり取りに不安が残る場合は、次回から別のサービスに気軽に変えることができます。しかしその都度新しいサービスを探すのはそれこそ時間の無駄になりますので、初回から上記のポイントに沿って自社の音声データに合ったサービスをしっかり探して、継続して利用できるサービスに巡り合えれば理想的です。

 

テープ起こしの依頼方法

申し込みから見積、音声データの受け渡し、テキストデータの納品まで、全てWEB上で完結するのが一般的です。各社のサイトの「申し込み・見積・お問合せ」などのボタンから依頼しましょう。

音声データの送信は、基本的にはサイト上の入稿フォームやオンラインストレージの利用、メール添付ですが、CDやDVDでの郵送を受け付けてくれる場合もあります。

 

テープ起こしの事業者例

ここまでお伝えしたポイントを踏まえ、おすすめのテープ起こしの事業者をご紹介します。

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Voitex(株式会社アスカ21)

Voitex

(出所:Voitex公式Webサイト)

放送業界の他、法律事務所や官公庁なども含め、6,000社以上の利用実績のあるテープ起こしサービス。1文字1円の料金体系で、1時間のデータなら特急料金なしでも中1日でのスピード納品が売り。自社開発の「テープ起こし講座」を受講した500人以上のテープ起こし技術者を抱え、習熟度や得意分野を踏まえたアサインを実施。データ暗号化、プライバシーマークの取得、セキュリティチェック、受領データの削除等、セキュリティ対策にも注力。

  • 料金1分1円。
  • 特急料金はなし。
  • 最低料金は業界最安値の1,000円から。

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テープリライト(テープリライト株式会社)

テープリライト_公式Webサイト

(出所:テープリライト公式Webサイト)

1963年創業以来、半世紀以上にわたり、テープ起こしに取り組んできた業界老舗のサービス。ケバ取り・整文・要約などのまとめ方だけでなく、書式・体裁・納品形態など細かい部分まで、使用目的に応じてカスタマイズ対応できるのが強み。通常の会議の議事録作成・インタビュー・講演などの一般用以外にも、事情聴取・証拠録音などの記録用、更に医薬・学術・調査研究などの特殊用途まで幅広い対応実績を誇る。精度の高いデータを確保するための出張録音も可能。

  • 「一般用」60分20,000円
  • 「一般用」出張録音あり60分3,000円
  • 「記録用」60分25,000円

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東京反訳(東京反訳株式会社)

東京反訳_公式Webサイト

(出所:東京反訳公式Webサイト)

総依頼数10万件以上の実績。当日納品からゆっくりのものまで5段階。600名のリライターが在籍し、学術、法律等専門分野の内容も、対象分野を得意とするリライターを選定し対応。専門用語を使った高度な医療・医学・ 医薬分野の音声の書き起こしも対応可。インターネット、社内ネットワークに接続できない専用のセキュリティルームで、スタッフ管理のもと作業を行うセキュリティルームプランも特徴。英語や多言語も対応。

  • 一般的な日本語のテープ起こしは1分230円~。
  • 医療医学専門プランは1時間22,260円~。
  • セキュリティルームプランは1分単価600円~。

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コエラボ(株式会社オルツ)

コエラボ公式Webサイト

(出所:コエラボ公式Webサイト)

当日・翌日納品などの特急サービスから、100時間以上の大型案件まで幅広い案件に対応可能なテープ起こしサービス。800人以上の書き起こしライターが在籍しており、「医療系なら医療系専門ライター」というように分野ごとに専門ライターが対応してくれるため、高品質なテープ起こしが期待できる。英語のプランや、英語と日本語の混じったものなども対応。整文の他、要約をまとめるなどのオプションもあり。プライバシーマーク取得。

  • 1分単価はゆったり179円~、通常200円~、特急350円~。
  • 3時間納品の単価は1分600円~。
  • 英語は1分280円~。

詳細はこちら

まとめ

NOTが入る英語と違い、日本語は「できます」と「できません」のように語尾のわずかな違いで意味が180度変わってしまう、難しい言語です。アナウンサーのような聞き取りやすい発音ではなく、雑音に紛れた人の話し言葉を聞き取ることは非常に骨の折れる作業で、時間も大幅にかかってしまいます。ぜひテープ起こしサービスを利用してプロに任せ、その分の時間を別の仕事に充て、業務の改善に取り組みましょう。

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