論理障害や物理障害によりアクセスできなくなったデータを復旧したいとお考えの情シスや現場の運用管理のご担当者へ。データ復旧サービスの対応機器やタイプ別の選び方、料金相場とともに、おすすめのサービスを紹介します。
データ復旧サービスとは、HDDやSSDといった記録メディアの誤操作・故障や、サーバーなどの不具合によってアクセスできなくなったデータを専用の技術で取り出すサービスです。
障害のパターンは、誤削除やフォーマット(初期化)といった論理障害から、ヘッドや基板の損傷などの物理障害まで様々です。これらのトラブルは一般のユーザーが自力で対応するのは難しく、誤った操作によってデータが上書きされると復旧が不可能になることもあります。
また、一度でも市販の復旧ソフトを使用した記録メディアは、業者によってはサービスの対象外となる場合も。そのため、障害が発生した際は自身で無理に操作をせず、データ復旧サービスに依頼するのがおすすめです。
法人向けのデータ復旧サービスは、業務に欠かせない重要なデータを扱うため、迅速な対応やセキュリティの確保が特に重要です。
法人向けと個人向けサービスは以下のような観点で違いがあります。
| 法人向けサービス | 個人向けサービス | |
|---|---|---|
| 目的 | 顧客データや会計データなど、業務に必要なデータの早期復旧。 | 写真・動画・文書データなど個人で使用するデータの救出。 |
| 対応メディア・機器 | サーバー、NAS(ネットワーク上に接続するHDD)、仮想化環境、クラウドストレージなどを用いた複雑な構成や大規模システムにも対応。 | PCや外付けHDD/SSD、スマホなどの一般的な機器が中心。 |
| スピード | 当日〜翌営業日での初期診断・見積もりや、24時間365日対応の特急・優先対応のプランもあり。業務停止の時間を最小化できる。 | 各サービスで定められた標準的な作業日数で対応するケースが多く、障害の種類や程度によって異なる。 |
| 出張対応 | セキュリティ上の理由で機器を持ち出せない場合などに利用可能。 | 不可の場合が多く、郵送や店舗への持ち込みが基本。 |
| セキュリティ | ISO27001やプライバシーマークの取得、入退室管理・監視体制の整備、NDA締結、データ消去証明の発行など、厳格な情報管理体制を整備。 | サービス規約に基づく標準的なセキュリティ運用が中心。 |
サービスによって対応範囲は異なりますが、データ復旧サービスは、一般的に幅広いトラブルや記録メディアの復旧に対応しています。この章では、代表的な障害の種類と対応機器について解説します。
データ復旧が必要となる障害は、大きく分けて「論理障害」と「物理障害」の2種類があります。
機器自体に異常はないものの、ソフトウェアやシステム上の問題でデータにアクセスできなくなる状態。たとえば、「誤ってファイルを削除・フォーマットした」「ウイルス感染によってファイル構造が破損した」といった症状が挙げられます。
落下や水没、経年劣化、自然災害などの影響によってハードウェアが損傷している状態。たとえば「カチカチという異音がする」「電源が入らない」「ストレージを認識しない」「RAID(複数のHDDを一つのドライブとして認識させる技術)の構成が崩れる」といった症状が典型的です。
一般的に、データの復旧に対応している機器やメディアは、以下の通りです。
| PC・サーバー | デスクトップ/ノートPC、サーバー、仮想化環境(例:VMware・Hyper-V)など |
|---|---|
| ネットワークストレージ | NAS(例:TeraStation・LinkStation・LANDISK)、SAN・Unifiedストレージ |
| 内蔵ストレージ | HDD、SSDなど |
| 外部ストレージ | 外付けHDD/SSD、各種RAID構成機器など |
| メモリーカード類 | USBメモリ、SD/microSDなど |
| スマートデバイス・デジタル家電 | スマホ、タブレット、デジタルカメラ、ビデオカメラ、レコーダー、監視カメラなど |
| 光学メディア | CD、DVD、BD(Blu-ray Disc)など |
| テープメディア | LTO、DAT、DLTなど |
| レガシー媒体 | MO(光磁気ディスク)、フロッピーディスクなど |
| OS・ファイルシステム | Windows、macOS、Linux/UNIXなど |
データ復旧サービスは、主に以下のタイプに分類できます。
それぞれのタイプについて詳しく紹介します。
大企業や官公庁など、社会的影響の大きいインフラやシステムを扱う組織におすすめのタイプ。サーバーやRAID、NAS、仮想化環境、クラウド連携ストレージといった複雑で大規模な構成のシステムにも対応しています。
また、セキュリティ上の理由で社外に機器を持ち出せない場合には、オンサイトでの復旧作業を実施しているサービスもあります。
たとえば「A1Data」は、大規模なクラウド環境やVMware・Hyper-Vなどの仮想化サーバーで発生した障害にも対応しています。論理障害の場合はオンサイトのほか、インターネット経由で障害機器にアクセスするリモートでの復旧作業も可能。平均数時間で作業が完了します。
「データサルベージ」は、データ復旧後の業務再開を支援するサービスを提供。一例として、復旧データの移行作業やアプリケーションの再設定などを代行するため、業務停止の時間を最小限に抑えられます。更に、サイバー攻撃や情報漏えい発生時の調査・法的対応をサポートする「デジタルフォレンジックサービス」も展開しています。
「デジタルデータリカバリー」は、依頼の約8割を48時間以内に完了させるスピード対応が強み。オンサイトでの作業を依頼した場合、首都圏なら最短2時間以内、遠方でも翌日にはエンジニアが現地に駆けつけます。
ハードウェアメーカーやその関連企業が運営しているタイプ。自社製品はもちろん、他社の機器の知見も持ったエンジニアがそろっており、全国規模のサポートネットワークや保守・品質保証体制が整っています。
たとえば、外付けHDDで高い国内シェアを誇る株式会社バッファローの「データ復旧サービス」は、保証期間内のバッファロー製品であれば、フォルダが開けない・ファイルにアクセスできないといった軽度の論理障害を無償で復旧できます。
NECフィールディング株式会社による「HDDデータ復旧サービス」は、全国47都道府県、309拠点に約2,800名のエンジニアを配置。60年以上にわたるNECグループの保守経験をもとに、障害原因の特定から復旧作業まで迅速に行います。
中小企業や個人事業主のニーズに合わせ、コスト・スピード・相談のしやすさを重視したタイプ。
たとえば「AOSデータ復旧サービスセンター」は、1人のコンサルタントが機器の預かりから納品までを一貫して対応。作業工程や所要日数、費用の見通しを丁寧に説明し、機器の梱包・発送の相談や作業進捗の確認にも迅速に応じます。
「データレスキューセンター」は、論理障害の場合はメディアごとに固定料金を設定。軽度な物理障害にも低価格で対応します。作業前には復旧可能なデータをフォルダ名・ファイル名・容量ごとに明示したリストを提示し、可能な限り元々のフォルダ構造を正確に再現した状態で納品します。
発生頻度の高い一般的なHDD障害を中心に、作業工程を標準化して料金を明瞭かつ低価格に抑えたタイプ。
たとえば「PCエコサービス」は、論理・物理障害を問わず一律39,800円で対応。クリーンルームを使用せず、専用解析復旧機「PC-3000」によりHDDを開封せずに復旧を行うことで、短納期かつ低コストでデータを取り戻せます。
データ復旧サービスの料金は、障害機器の種類や障害の種類、緊急度などによって異なります。
一般的なPCや外付けHDD、SSDなどのシングルディスク構成であれば比較的安価で依頼できます。一方、RAID構成のNAS・サーバーの場合、ディスクの台数やRAIDレベルに応じて費用が加算されるケースが多いです。
障害は先述の通り「論理障害」と「物理障害」に分けられます。
誤削除やフォーマット、OS障害、ウイルス感染などの論理障害は、比較的軽度なケースが多く、30,000円〜50,000円前後が一般的です。
一方、落下・水没・異音・ヘッドクラッシュなどの物理障害は、修復作業や部品交換が必要になるため10万円以上が相場です。重度の物理障害の場合は、状態によって個別見積もりとなるケースもあります。
通常の対応に加えて、特急・優先対応を実施しているサービスもあります。即日対応や24時間365日体制での復旧を希望する場合は、通常価格に20〜40%ほど上乗せされます。
多くのサービスでは、復旧が成功した場合にのみ費用が発生する「成功報酬制」を採用していますが、事前に料金形態と、復旧費用以外にかかるコストをチェックしておきましょう。
一例として、以下のポイントを確認しておくと安心です。
| 軽度論理障害 (誤削除・フォーマットなど) |
中〜重度論理障害 (ファイル破損・RAID崩壊など) |
物理障害 (異音・ヘッドクラッシュなど) |
|
|---|---|---|---|
| A1Data(エーワンデータ株式会社) | 32,000円~ | 32,000円~ | 86,000円~ |
| アドバンスデザイン(アドバンスデザイン株式会社) | 30,000円~ | 30,000円~ ※重度は要問い合わせ |
HDD 60,000円~ SSD |
| データ復旧サービス(株式会社バッファロー) | 45,000円 | 67,500円 ※重度は要問い合わせ |
HDD 90,000円(軽度) 18万円(中度) ※重度は要問い合わせ SSD |
| データレスキューセンター(株式会社アラジン) | 19,800円〜34,800円 | 59,800円 | 79,800円(軽度) 98,000円〜29万8,000円(重度) |
| HDDデータ復旧サービス (NECフィールディング株式会社) |
RAID5構成の場合 HDD3台:32万8,000円〜 HDD4台:35万8,000円〜 HDD5台:37万3,000円〜 RAID6構成の場合 HDD4台:43万円〜 HDD5台:44万8,000円〜 ※別途調査費用(HDD1台につき15,000円) |
|---|---|
| データ復旧サービス (株式会社バッファロー) |
NAS(HDD1台):45,000円〜(軽度)、67,500円〜(中度) NAS(HDD2台):12万円〜(軽度)、18万円〜(中度) NAS(HDD4台):22万5,000円〜(軽度)、30万円〜(中度) NAS(SSD2台):12万円〜(軽度)、18万円〜(中度) ※重度は要問い合わせ |
データ復旧サービスを利用する際は、以下の点に注意が必要です。
データにアクセスできなくなった際、無料または市販のソフトを使って自力で復旧を試みる方法があります。
しかし障害の原因がわからない状態でソフトを使用すると、意図せずデータが上書きされてしまい、失敗するリスクも。更に、一度でも自己復旧を試みたメディアは、業者によってはサービス対象外となる場合があります。
データ復旧サービスの目的は、故障した記録メディアからデータを取り出すことであり、機器そのものを修理して再利用できる状態に戻すことではありません。復旧の過程で分解作業を行う場合もあるため、元の状態には戻せず、再利用できなくなることがあります。
データの救出と、機器の修理は異なるサービスであることを理解しておくことが重要です。
データ復旧サービスは、すべてのデータを100%復旧できることを保証するものではありません。障害の程度や機器・記録メディアの損傷状況によっては、一部のデータが欠損したり、フォルダ構造が失われたりする場合があります。
![]()
(出所:A1Data公式Webサイト)
大規模なクラウド環境やVMware・Hyper-Vなどの仮想化サーバーの障害にも対応可能なデータ復旧サービス。問い合わせには30分以内に回答し、依頼企業が自力で復旧できるトラブルであれば作業手順のアドバイスを行うなど、顧客視点の対応を徹底。障害機器の調査後には、金額を明示した見積もりや、ファイル単位でデータの復旧可否をまとめたリストを提示。そのうえで正式に依頼するかを判断できる。更に復旧作業後、リストの内容と実際の復旧結果に差異があった場合は、全額返金も行う。
また、セキュリティ上の理由で障害機器を社外へ持ち出せない場合はオンサイトでの復旧が可能。論理障害に限り、インターネット経由で障害機器にアクセスするリモートでの復旧にも対応している。
そのほか、復旧したデータはUSBなど媒体での納品に加えてオンライン経由でのダウンロードも可能で、迅速に業務を再開できるようサポートする。
![]()
(出所:データサルベージ公式Webサイト)
TeraStationやLinkStation、LANDISKなどのNASやRAID機器の復旧に強みを持つデータ復旧専門サービス。エンタープライズ向けのサーバーやデータベース、仮想化環境まで幅広いシステム構成に対応。HDDの解体や部品交換を必要とする重度の物理障害や、大雨などの自然災害による水没機器のデータ復旧についても多数の実績を持つ。
データ復旧後の業務再開をサポートするサービスがあるのも特徴。復旧データを新しい機器へ移行する作業やアプリケーションの再インストール・設定、SQLデータベースの構築などを代行し、業務停止の時間を最小限に抑えられる。
ほかにも、サイバー攻撃や情報漏えいが起こった際に調査や法的対応をサポートするデジタルフォレンジックサービスも提供。誤って削除されたメールやチャットのデータ復元や、不正アクセスの痕跡調査、収集した情報を詳細にまとめた報告書の作成などを一気通貫で行う。
![]()
(出所:デジタルデータリカバリー公式Webサイト)
依頼の約8割を48時間以内に完了させるスピード対応が強みのデータ復旧サービス。7,300台以上のドナーHDDを常備し、部品調達の時間を削減することで迅速な復旧が可能だ。更に、これまでに寄せられた46万件以上の相談内容をもとに障害事例をデータベース化。蓄積した知見をもとに、小規模オフィスのサーバーからデータセンターに設置された大規模サーバーの復旧まで対応する。
復旧作業はエンジニアの専門分野ごとに「RAIDやサーバーの緊急対応」「物理障害」「論理障害」などのチームで実施。各エンジニアが専門スキルを最大限に発揮して復旧にあたる体制が整っている。
そのほか、復旧を急ぐデータから優先的に納品するなど緊急度に応じた柔軟な対応も可能。
オンサイトでの作業も行っており、首都圏であれば最短2時間以内、遠方の場合も翌日にはエンジニアが現地に駆けつける。
![]()
(出所:オントラック公式Webサイト)
国内外17拠点に200名以上在籍するエンジニアと連携しながらクラウドや仮想化、RAIDといった複雑な環境で起こる障害に対応するデータ復旧サービス。データ復旧までに要する時間に応じて、24時間365日体制での緊急対応や、2〜3営業日で作業を完了する優先対応など3種類のサービスプランを用意。企業の状況や緊急度にあわせて柔軟にサポートする。
自社のクリーンルームやオンサイトでの復旧作業のほか、リモートでのデータ復旧にも強みを持つ。具体的には独自開発の特許技術を用いてHDDやSSDなどのストレージ上に仮想レイヤーを作成し、障害機器に負荷をかけずに作業を実施。これにより最短1時間でのデータ復旧が可能だ。
そのほかAppleやDell、Microsoftなど世界のソフトウェア・ハードウェア企業とも技術提携を結び、常に最先端の環境やメディアに対応できる体制が整っている。
![]()
(出所:アドバンスデザイン公式Webサイト)
バッファロー社へデータ復旧・消去の技術支援を行う同社によるデータ復旧サービス。個人利用のPCからHDDを10台ほど搭載した中規模サーバー、仮想化サーバーやSAN・NAS・Unifiedストレージなどの大規模システムまで、幅広く対応している。
また、HDDの物理障害に対応するためクリーンルームを完備。米国のHDDメーカーとの業務提携を通じて得たノウハウをもとに、重度の障害に対しても部品交換やメディア修復といった作業を高い精度で実施する。
東京本社・大阪支店にて障害機器の持ち込みを受け付けるほか、オンサイトでの依頼にも対応。希望に応じて最短6時間で障害の内容や復旧可能性を診断し、見積もりを提示してくれる迅速な対応もポイント。
![]()
(出所:データ復旧サービス公式Webサイト)
外付けHDDで高い国内シェアを誇るバッファローが、製品構造やファームウェアに精通した知見と技術力でデータ復旧を行うサービス。保証期間内のバッファロー製品のうち、フォルダが開けない・ファイルにアクセスできないといった軽度の論理障害であれば、無償で復旧してもらえるのが特徴。
また、SSDの部品メーカーであるPhison社からの技術提供を受けるなど、メーカー間での連携を通じて復旧精度の向上も図っている。そのため自社製品はもちろん、他社製の外付け・内蔵HDDやSSD、NASなどのメディアについても復旧サービスを提供しており、論理・物理障害いずれのトラブルについても柔軟に対応可能。更に、民間企業だけでなく官公庁に対するデータ復旧のサポート実績が豊富な点も心強い。
![]()
(出所:HDDデータ復旧サービス公式Webサイト)
全国47都道府県に拠点を構え、約2,800名のエンジニアが24時間365日体制で対応するNECグループのデータ復旧サービス。障害機器の輸送時には、開錠者を制限できるセキュリティBOXを使い、集荷から配達完了までの追跡が可能。ほかの荷物とは分離された専用車での輸送にも対応しており、輸送中の情報漏えいリスクを徹底的に抑える。
復旧作業では60年以上にわたるコンピューターの保守で培った経験と品質管理のノウハウをもとに、障害の原因やレベルを正確に分析。論理・物理いずれの障害にも対応し、状況に応じた最適な手法で迅速にデータを復旧する。
そのほか、PCやサーバーの導入時にデータ復旧サービスを組み込める、月額・年額単位のプランを用意。「誤ってデータを上書きした」「HDDから異音がする」といった突発的なトラブルにも事前に備えられる安心感がある。
![]()
(出所:ロジテック公式Webサイト)
PC周辺機器メーカー「エレコム」の100%子会社によるデータ復旧サービス。PCやHDD、SSD、NAS、RAIDなどに対応し、個人から法人まで幅広いユーザーを対象にデータ復旧を行う。また、復旧データの納品媒体は無料で提供しており、USBメモリやDVDのほか、データ容量が大きい場合は外付けHDDを提供して納品。復旧料金はデータの容量に関わらず一律なので、映像や設計データなどの大きいファイルを扱う企業でも追加費用が発生しない。
そのほか、事前に専用のチケットを購入しておくことで、有効期間内であればPCやタブレット、NASなどのデータ復旧を無償で依頼できるサービスも提供。機器に障害が発生してから依頼する場合と比べ、復旧コストを抑えられる仕組みになっている。
![]()
(出所:LIVEDATA公式Webサイト)
HDDやサーバー、NASのデータ復旧に加え、障害が発生したサーバー本体の復旧や新しいNASへのデータ移行にも対応するサービス。たとえばサーバーの障害の場合、まずデータのクローン作成やRAIDの再構築を行いデータを復旧。その後サーバーの再設定やデータの読み込みを行い、サーバーを再び起動可能な状態まで復旧させる。納品は、起動テストをしたうえで業務をすぐに再開できる状態で行う。
ほかにも復旧作業後に、復元したデータが正常に開けるか、エラーが出ないかといった動作チェックを行っているのも強み。更に、復旧データだけでなく破損データまで一覧化したリストが提供されるため、作業結果を明確に確認できる。
![]()
(出所:AOSデータ復旧サービスセンター公式Webサイト)
1人のコンサルタントが機器の預かりから納品まで一貫して対応する、担当者制のデータ復旧サービス。障害機器の種類や状況を丁寧にヒアリングし、復旧作業の流れや所要日数、費用の見通しを明確に説明。機器の梱包・発送方法に関する相談や作業進捗の確認にも迅速に回答するなど、手厚いサポートを受けられる。
また、NECやバッファローといった大手メーカーとの業務提携により得た最新の復旧技術やノウハウを活用することで、物理障害・論理障害を問わず外付けHDD・SSDやサーバー、USBなどのデータ復旧に対応。
プロカメラマンが誤って初期化したSDカードの復旧事例では、カード単体だけでなく普段からデータの取り込みに使用しているPCの診断も念のため実施。その結果、JPEGとRAWデータ両方の復旧に成功した。
![]()
(出所:データレスキューセンター公式Webサイト)
誤操作による初期化などの論理障害や、データ読み込み中のフリーズといった軽度な物理障害に対し、低価格でデータ復旧を行うサービス。障害機器の調査は、消失・残存データの照合作業やデータのクローン作業など、データの容量に応じて丁寧に実施。調査結果はフォルダ名・ファイル名・データ容量が明記されたリストとして提示され、どれが復旧可能なデータかが把握しやすい。更に、復旧したデータは可能な限りフォルダ構造をそのまま再現した状態で納品するため、停止していた業務をスムーズに再開できる。
また、HDDのヘッドやディスク面の損傷といった重度の物理障害にも対応。データを読み取れない状態の機器でも処置を行ったうえで内部のデータを丸ごとコピーし、独自のツールでコピーデータの解析・修復を行う。
![]()
(出所:PCエコサービス公式Webサイト)
HDDのデータ復旧に強みを持ち、論理障害・物理障害を問わず一律39,800円で対応する低コストのサービス。障害機器を送付したら最短翌営業日にはHDDの検査が完了し、復旧可能なデータのリストを共有。取り戻したいデータが含まれているかをリストで確認でき、復旧が見込めない場合はこの時点で無償キャンセルも可能だ。データ復旧を希望した場合、障害機器の発送から最短で2日後に復旧データを受け取れる。更に急ぎの場合は、予約のうえ東京の同社への持ち込みにも対応。
低価格でサービスを提供できる理由は、データ解析復旧機「PC-3000」を導入することで、HDDを開封せずに復旧作業ができるため。その結果、人的コストやクリーンルーム設備費を抑えられている。復旧コストを削減しつつも確実にデータを取り戻したい企業におすすめだ。
データ復旧サービスは、データの誤削除や機器の故障など、突然のトラブルから大切なデータを取り戻すためのサービスです。自己判断で操作をすると状況が悪化する可能性がありますが、今回記事で取り上げた専門の業者に依頼すれば、専用の設備や技術により安全にデータを復旧してもらえます。
データ復旧サービスには、以下の4つのタイプがあります。
本記事を参考に、システムの規模や費用、対応スピードなどを比較しながら、自社に合ったサービスを選びましょう。
アスピックご利用のメールアドレスを入力ください。
パスワード再発行手続きのメールをお送りします。
パスワード再設定依頼の自動メールを送信しました。
メール文のURLより、パスワード再登録のお手続きをお願いします。
ご入力いただいたメールアドレスに誤りがあった場合がございます。
お手数おかけしますが、再度ご入力をお試しください。
ご登録いただいているメールアドレスにダウンロードURLをお送りしています。ご確認ください。
サービスの導入検討状況を教えて下さい。
本資料に含まれる企業(社)よりご案内を差し上げる場合があります。
資料ダウンロード用のURLを「asu-s@bluetone.co.jp」よりメールでお送りしています。
なお、まれに迷惑メールフォルダに入る場合があります。届かない場合は上記アドレスまでご連絡ください。