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アンケートパネル調査サービスの比較12選。進め方や違いは?

アンケートパネル調査サービスの比較12選。進め方や違いは?

最終更新日:2023-02-21

パネル調査の実施を検討している方や、より効果的な調査を行いたい方へ。Webを使ったアンケートパネル調査サービスの概要や調査の進め方、タイプと選び方、比較のポイントとともに、おすすめのサービスを紹介します。

目次

パネル調査サービスとは?

パネル調査サービスとは、調査対象となる特定のターゲット(パネル)にインターネット上でアンケートを行い、情報収集やリサーチを行うサービスです。市場の動向予測やブランド戦略などに活用されています。

パネル調査とは?

「パネル調査」とは、調査対象と質問内容・形式を固定(=パネル化)するマーケティングリサーチ方法。一定期間内に同じ対象者に同じ質問を繰り返すことで、消費者のニーズを時系列的にキャッチできます。

類似のリサーチ手段として「アドホック調査」がありますが、ランダムな調査対象者に一度のみ調査する点で、パネル調査と異なります。

パネル調査の活用シーン

企業のマーケティングから個人の研究まで、パネル調査の活用シーンは様々。たとえば単純なアンケート調査のほか、以下のようなリサーチも行えます。

  • 商品やサービスの評価
  • ブランドの認知状況
  • 顧客や社員の満足度

調査を通じて消費者のリアルな声が手軽に集まることから、単なる調査を超えて、顧客とのコミュニケーションとして活用しているという声もあります。

今回の記事では、Web上でアンケートを配信・回収する「ネットリサーチ」でのパネル利用を対象にご紹介します。

パネルを使わずにネットリサーチをしたい場合は、Webアンケートシステムがおすすめです。詳細は「Webアンケートシステム比較14選。5つの目的別の選び方」をご覧ください。

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パネル調査の進め方

パネル調査の大まかな流れは以下の通りになります。

  1. 課題の洗い出し
    企業が抱えている課題に対して、仮説および調査の企画を設定します。
  2. パネルの選定
    調査の目的に適した対象者(パネル)を選定します。
  3. 調査票・画面作成
    パネルに配信する調査票と、調査票に基づくアンケート画面を作成します。
  4. 配信・回収・データチェック・納品
    パネルに配信し、結果を回収。問題がないか確認したデータが納品されます。

その他、オプションで集計やレポーティングを用意しているサービスも。パネル調査の前に立てた仮説に基づき、回収したデータを分析してレポートを作成してくれます。

上記はあくまで一連の流れであり、後述するサービスのタイプ(セルフ型or委託型)によっても実施の範囲が異なります。たとえば配信(本調査)の前に、パネルの属性で本調査に必要なターゲットをふるい分ける「スクリーニング調査」を設けているケースがあり、そのため料金体系もサービスによって様々。「本調査だけの料金」「スクリーニング調査だけの料金」「質問数に応じて」「コース制」などケースバイケースです。

 

パネル調査サービスの比較のポイント

自社のニーズに適したサービスは、以下のポイントで絞り込みます。

パネル調査サービスの方式(セルフ型or委託型)

サービスのタイプは大きく2つ、「セルフ型」か「委託型」に分かれます。

セルフ型は、Web上でのアンケートの作成、パネル調査への配信機能を持つアンケートサービス。Webアンケートと呼ばれるサービスのなかで、パネルを保有しているものが該当します。自社でアンケート設計からパネルへの配信、集計まで行う場合におすすめです。

委託型は、「できるだけプロに任せたい」「手間を減らしたい」という場合に適しています。調査票の設計からパネルへの配信、集計などの作業を、リサーチ会社が一括して行なってくれるサービスです。

質問を複数回繰り返すパネル調査には、その性質上費用も手間もかかります。どうしてもコストを抑えたい場合はセルフ型を選ぶのも一手ですが、本当に大切なのは調査票の設計や、取得したデータの分析の仕方・見方。「不慣れで頼りたい」「調査結果を活用できるか不安」と懸念事項が多い場合は、委託型が安心です。

パネル品質の管理方法

アンケート対象者となる「パネル」の質も重要です。たとえばパネルの集め方に偏りがある、適切に維持できていないなど問題がある場合、アンケート調査にバイアスがかかりかねません。検討の際は、パネルをどのように集めて、維持しているかをチェックしましょう。

わかりやすい例が、LINEユーザーを母体とした「LINEリサーチ」。その高い普及率から、幅広い年齢層のパネルを保有しています。約630万人のアクティブモニターのうち、10~29歳の若年層が50%。学生向け調査やZ世代への調査も、サンプル数や回収スピードを気にせずに実施できます。

不適切な回答候補者を排除したリサーチができる、「Freeasy」のようなツールも存在します。独自のアルゴリズムを適用して、不適切だと考えられる回答候補者を抽出し、ブラックリスト化。クリーニングされた調査モニターを対象に、スムーズで精度の高いWeb調査が行えます。

パネルの絞り込み方法

パネル調査をはじめマーケティングでは、アンケートをどのような人に送付するか、ターゲットをどこに絞り込むか(=ターゲティング)がカギを握ります。ターゲティングの精度を高めるためには、多くの属性情報で絞り込む、特定用途向けのパネルを持つなどの特徴があるサービスが有効です。

たとえば「サーベロイド」は、「趣味」や「保有資格」といった33の拡張属性に対応。基本属性と拡張属性を組み合わせて、より高精度なターゲティングが可能です。

楽天インサイトの「インターネットリサーチ」は、カテゴリ別に分類した20以上のサブパネルを保有。「ペット」「旅行」など生活に即したパネルを、追加料金なしで利用できます。

「QiQUMO(キクモ)」は、本調査の前に事前抽出アンケートが可能。本調査の対象条件に合う人を探し出し、絞り込んだ対象に対して精度の高い調査を行えます。

調査結果の納品スピード

パネル調査は配信審査などが必要なため、時間がかかりがち。できるだけ早くデータが欲しい場合は、短時間で調査からデータ納品までできるサービスを選びます。

インターネットリサーチで有名なマクロミル株式会社の「QuickMill」は、最短で24時間でのデータの納品が可能。調査票を決定し、Web画面の作成が終了し次第すぐにリサーチしてくれるスピーディーな体制が整っています。

「サーベロイド」は最短12時間、平均48時間で回答の集収が完了。会員承認・配信審査が約1〜2時間で終わるため、急な会議など、必要なタイミングですぐに調査を実施できます。

 

主なアンケートパネル調査サービス(セルフ型)

ここからは、セルフ型と委託型の2タイプに分けて、おすすめのサービスをご紹介します。まずは、スピーディーな調査に強みのあるセルフ型のサービスから。

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サーベロイド(株式会社マーケティングアプリケーションズ)

サーベロイド公式Webサイト

(出所:サーベロイド公式Webサイト)

400万人以上の消費者パネルへのアンケート配信ができるセルフ型アンケートツール。画面作成から配信、集計までアンケート業務のすべてをWebで完結でき、スクリーニングアンケートにも対応。
単一設問や複数設問、自由記述など豊富な設問タイプを使用できるほか、画像や動画の挿入、回答者条件の設定も柔軟に行える。直感的な操作、スタッフによるサポート、各種マニュアルなどにより初心者でも本格的なアンケートが作成できる。アンケート結果は付属の集計ツールで分析可能。重複登録の排除や、不正回答者へのアンケート配信停止などで、パネルの品質管理を徹底している。

  • 料金:10,000円(5問×100人)~

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Freeasy(アイブリッジ株式会社)

Freeasy公式WEBサイト

(出所:Freeasy公式Webサイト)

AIによる調査モニターの品質管理が強みのセルフ型アンケートツール。筑波大学との共同開発による独自のアルゴリズムで不適切回答候補者を排除し、調査モニターの品質を担保してくれる。
アンケート画面の作成完了後、最速10分で配信できるスピード感や、1問1回答10円で、500円から利用できるコストパフォーマンスの高さも魅力。料金体系は「本調査」と「スクリーニング」の2種類あり、費用はアンケート回収された分の実費のみとわかりやすい。

  • 料金:500円(1問×50人)〜

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Fastask(株式会社ジャストシステム)

Fastask公式Webサイト

(出所:Fastask公式Webサイト)

日本語入力システム「ATOK」などを手がける日本語の専門家集団が、調査票やロジックを徹底チェックしてくれるのが特徴のセルフ型ネットリサーチサービス。設問の作り方や、より適切な表現をアドバイスしてくれるため、セルフ型によるアンケート作成の不安を払拭し、安心して調査を実施できる。
300万人のアクティブモニタのデータベースを開示しており、リアルタイムな稼働状況を確認して回答を依頼できる。スクリーニング、本調査のほか、入力・配信を代行する「配信おまかせパック」を提供している。

  • 料金:要問い合わせ

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LINEリサーチ(LINE株式会社)

LINEリサーチ公式Webサイト

(出所:LINEリサーチ公式Webサイト)

LINEユーザーを母体としており、一般消費者に近いモニター組織と、若年層をターゲットにしたリサーチが強み。モニターがメッセージに気づきやすいLINEのプッシュ通知での配信により、早いレスポンスと高い回収率を実現。スマホに特化したUIで、回答しやすい作りになっている。
本調査のみのライトコース(セルフ型コース)と、経験豊富なリサーチャーがスマホリサーチをサポートしてくれるサポートコースを用意。後者は更に、市場調査、広告効果測定などに対応した「ベーシック」と、メッセンジャー機能やLINEログ、公式アカウントの活用ができる「LINEオリジナル」に分かれている。

  • 料金:9,800円〜(15問×1,000人まで)

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Questant(株式会社マクロミル)

Questant公式Webサイト

(出所:Questant公式Webサイト)

年間30,000件を超えるネットリサーチ会社のノウハウがつまったセルフアンケートツールのオプションサービス。GMOリサーチが運営する国内最大級のインターネットリサーチ用パネル「JAPAN Cloud Panel」にアンケートを投げかけて回答者を集めることができる。
直感的なUIと、70以上のテンプレートで、アンケートの専門知識がなくても簡単に質問が作成できる。21種類の質問タイプと100種類以上の質問データベースを用意しており、質問の条件分岐やスキップ、ランダマイズなどのロジック設定も選択式のため容易。
ネットリサーチシステム専用のオリジナル集計ソフト「QuickCross」と連携すれば、より専門的な集計も可能に。委託型の「QuickMill」も提供(後述)。

  • 料金:年額50,000円(通常プラン)+10,000円〜(5問×100人まで)

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QIQUMO(株式会社クロス・マーケティング)

QIQUMO公式Webサイト

(出所:QIQUMO公式Webサイト)

わかりやすくリーズナブルな料金体系と、約541万人のアクティブパネルが特徴。料金は一律「設問数×回答人数×10円」で、前金は不要、アンケートを回収した分だけの課金となる。
自社会員や社員など保有リストへの配信や、パネルを属性情報で絞り込んでの配信が可能。また、事前抽出アンケート機能で本当に必要なターゲットにだけ質問をできる点も嬉しい。
21カ国の海外パネルを保有し、最短で翌日に回収できる海外版の「Global QIQUMO」も提供している。委託型の「MotheR」もあり(後述)。

  • 料金:設問数×回答人数×10円

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主なアンケートパネル調査サービス(委託型)

調査票の設計や、取得したデータの分析を委託できるサービスを紹介します。

ネットリサーチ(株式会社アスマーク)

ネットリサーチ公式Webサイト

(出所:ネットリサーチ公式Webサイト)

調査票の作成、アンケートデータ回収、集計・分析~レポート作成までを高品質で提供。丁寧なヒアリングと提案力、オーダーメイド型のリサーチで、初めてでも安心して依頼できる。モデレーターなどリサーチに関わる人材ネットワークを有しており、柔軟な実査カスタマイズが可能。
自社パネル97万人、提携パネル1,600万人と業界屈指の大規模アンケートパネルを保有し、ニッチなターゲットにも対応。委託の範囲は目的や予算に合わせて自由に選択できる。英語・中国語をはじめとした様々な言語や、翻訳にも対応。

  • 料金:要問い合わせ

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QuickMill(株式会社マクロミル)

QuickMill公式Webサイト

(出所:QuickMill公式Webサイト)

マクロミルのモニタ会員向け調査ツール。「画面作成」「入力代行」「画像挿入(10点まで)」「選択肢・質問のランダマイズ」「割付」を20セルまで対応するスタンダードプランと、複雑で高度な表現が必要な調査に対応するオーダーメイドプランの2種類を展開。後者は日々の生活・行動を日記形式で継続的に把握する「日記調査」や、楽しみながら直観的にアンケート回答できる「ゲーミフィケーション」を用いた調査、「多変量解析」を用いて消費者の購入重視点を明らかにしたい場合など、細かなニーズに応えてくれる。

  • 料金:90,000円(本調査・10問×100人)〜

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インターネットリサーチ(楽天インサイト株式会社)

インターネットリサーチ公式Webサイト

(出所:インターネットリサーチ公式Webサイト)

約220万人の自社パネルを保有する楽天インサイトのオンラインアンケート調査。高機能な各種調査システムで、マーケティング企画から分析までをトータルでサポートしてくれる。パネルのアクティブ率が高く、大規模調査やリーチしづらい対象者への調査など、幅広い調査仕様に対応できる。
20ジャンル以上の幅広いテーマ・業界をカバーしたスペシャルパネルと、対象の事前調査により、迅速かつ低コストで欲しい対象者からの回答を得られる。独自の集計ツールを使って、気になる集計軸で自分で再集計する、データを加工・統合するなども可能。

  • 料金:82,000円(10問×100人)〜

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パネル調査(NTTコム オンライン)

パネル調査公式Webサイト

(出所:パネル調査公式Webサイト)

一般消費者やビジネスキーパーソンを対象にし、官公庁や学術研究機関、シンクタンク、マーケティング業界などからの受注実績を多数持つネットリサーチ。NTTコム リサーチモニターの登録情報からサンプリングできるほか、約800万人の消費者パネルを利用した大規模調査も可能。
調査概要ファイル(データマップ)、単純集計データ(GT表)、ローデータ (回答原データ)、リサーチ・CROSS(クロス集計ツール)の4点を追加費用不要で提供。全案件で専門のリサーチャーが徹底サポートしてくれるので、不慣れでも安心して調査できる。

  • 料金:90,000円(10問×100人)〜

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ネットワークパネル(株式会社日本リサーチセンター)

ネットワークパネル公式Webサイト

(出所:ネットワークパネル公式Webサイト)

1960年創業の総合調査会社が運営。出現率1%未満の回収難易度の高い調査や、富裕層など特定のターゲットを対象にした調査など、これまでアプローチできなかったマーケティング課題において強みを発揮する。
モニター管理を徹底し、高品質のパネルを担保。過去90日以内に回答協力があったモニターをアクティブユーザーとカウントし、メールアドレスや対象者のcookie情報などにより重複回答を防止。3カ月ごとに不正回答者を抽出し、配信除外管理を実施している。モニターをID単位で管理しているため、同一モニターでの時系列調査も可能。

  • 料金:要問い合わせ

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MotheR(株式会社クロス・マーケティング)

MotheR公式Webサイト

(出所:MotheR公式Webサイト)

複数社のパネルと連携した、大規模なパネルネットワークが強み。性別、年代、業種といった「基本属性」や年収や趣味など「準基本属性」に加え、最大50万人の詳細属性をデータベース化したスペシャリティパネルも保有。およそ1,500項目に基づいて配信ターゲットを絞り込み、スピーディーかつ低コストで調査を実施できる。
グループインタビュー、会場調査、ホームユーステストなど様々な調査で活用されている。

  • 料金:要問い合わせ

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まとめ

パネル調査の概要や進め方、比較のポイントとともに、おすすめのサービスをセルフ型と委託型に分けて紹介しました。まずはパネル調査の目的や、調査によって明らかにしたい課題を明確にし、コストと照らし合わせながら自社で対応する範囲を検討することで、適したサービスが絞り込めるでしょう。

パネル調査によって、消費者の声や、自社またはサービス・商品に対する反応がストレートに伝わってきます。数万人のパネルのダイレクトなリアクションを得られるだけでも、時間やコストをかけるに値するサービスだといえるでしょう。

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4.5 2件の口コミ・評判

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