法人向けIT製品の比較・選定を支援する情報メディア「アスピック」の編集部。 SaaSや業務システムを中心に、バックオフィス・営業・人事・マーケティングなど幅広い領域のIT製品を調査・比較し、導入検討に役立つ情報を発信している。 各サービスの機能や料金、導入実績などの公開情報をもとに、ユーザー視点でのわかりやすい整理を重視してコンテンツを制作。また、実際の利用シーンや業務課題を踏まえ、企業のIT活用による業務効率化や課題解決につながる情報提供を行っている。
産業廃棄物の管理を担当している産廃処理事業者や、産業廃棄物を排出する製造業などの管理部門マネージャーへ。産業廃棄物管理システムの機能やタイプ別の選び方とともに、おすすめのシステムを紹介します。
| この記事を読んでわかること |
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産業廃棄物管理システムとは、企業や団体が産業廃棄物の排出から処理までのプロセスを効率的に管理するためのソフトウェアやサービスのことです。法令に基づく適切な廃棄物処理や、作業の透明性向上、コスト削減、業務効率化などを主な導入目的としています。
また、産業廃棄物が適正に処理されたか確認するための管理伝票である「マニフェスト」や「電子マニフェスト」の運用に関する業務に対応しているシステムも。産業廃棄物の管理や処理に関わる周辺業務の効率化にも有効です。
産業廃棄物管理システムをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
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産業廃棄物管理システムのタイプと選び方をご覧ください |
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産業廃棄物管理システムの比較ポイントをご覧ください |
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主な産業廃棄物管理システム(排出事業者向け)をご覧ください |
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主な産業廃棄物管理システム(産廃処理業者向け)をご覧ください |
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産業廃棄物管理システムの主機能は、マニフェストの登録や産業廃棄物の一元管理、法令遵守のサポートなど。導入することで煩雑になりがちな業務負担を軽減し、効率的かつ適正に廃棄物の管理を行えるようになります。
一例として、代表的な機能を以下で紹介します。
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| マニフェスト登録・管理 | 紙・電子マニフェストの登録や処理状況の管理を行う機能。返却期限の確認や関連情報との紐づけに対応するシステムも |
| 委託情報の一元管理 | 契約書や許可証といった委託情報をマスターデータとして管理する機能。有効期限が近づくとアラート通知するシステムも |
| 排出量・処理実績管理 | 廃棄物やその他排出物を集計する機能。有価物・一般廃棄物・専ら物の排出量と費用まで集計できるシステムも |
| 電子マニフェスト登録の自動化 | 電子マニフェストシステム「JWNET」と連携することで、電子マニフェストの登録を自動化する機能。業務負荷軽減、入力ミス削減に役立つ |
| データ集計・報告書作成 | 廃棄物その他排出物に関するデータを集計・出力する機能。各種報告書の作成をサポートする機能を搭載したシステムも |
産業廃棄物管理システムは、大きく「排出事業者向け」と「産廃処理業者向け」の2つに分けられます。まずは自社が「廃棄物を排出する側」なのか、「収集運搬・処分・リサイクルなどを担う側」なのかで選ぶと、候補を絞り込みやすくなります。
製造業、建設業、小売業、多拠点展開企業など、産業廃棄物を排出する企業向けのタイプです。委託契約書や許可証、マニフェスト、排出量、処理状況などを一元管理し、法令遵守や監査対応、行政報告の効率化を支援します。
特に、複数拠点の廃棄物管理を本部でまとめて把握したい場合や、契約書・許可証の更新漏れを防ぎたい場合、紙・電子マニフェストの管理を効率化したい場合に適しています。排出量や処理費、再資源化率、CO2排出量などを見える化できるシステムなら、環境管理やサステナビリティ対応にも活用できます。
また、排出事業者向けの中には、建設工事・建設現場での電子マニフェスト運用に強みを持つ「e-reverse.com」のように、特定業界の業務に適したサービスもあります。
→主な産業廃棄物管理システム(排出事業者向け✕特定業界に強み)
収集運搬業者、中間処理業者、最終処分業者、資源リサイクル業者など、産業廃棄物の処理を担う事業者向けのタイプです。マニフェスト管理に加えて、受付、配車、収集運搬、計量、売上・仕入、請求、入金管理など、処理業務に関わる基幹業務までカバーできる点が特徴です。
日々の回収・処理業務と販売管理をまとめて効率化したい場合や、トラックスケールとの連携、配車管理、請求書発行、行政報告書作成まで一元化したい場合に適しています。収集運搬を中心に行うのか、中間処理・リサイクルまで手がけるのかによって必要な機能が異なるため、自社の業務範囲に合うかを確認しましょう。
また、産廃処理業者向けの中には、「TRACON Cloud」や「むつみの販売」のように、計量、売上・仕入、請求、入金管理などの販売管理業務に強みを持つサービスもあります。
→主な産業廃棄物管理システム(産廃処理業者向け✕販売管理に強み)
前述のタイプから自社に合ったものを選んだら、次の3つの比較ポイントで具体的なサービスを絞り込んでいきましょう。
電子マニフェストだけでなく、紙のマニフェストの管理に対応しているサービスもあります。紙と電子どちらのマニフェストも扱う場合は、一括管理できるシステムを使って、管理業務の効率化を図るのがおすすめです。
たとえば「CBA wellfest」はマニュフェストの交付から運搬終了報告、処分終了報告、最終処分終了報告まで電子でも紙でもマニュフェスト情報をクラウド上で管理できます。「電子マニフェスト先生」も同様に管理でき、紙マニフェストの入力内容は引渡日、排出量、引渡担当者など最小項目に抑えられているほか、返却期限の管理もできます。更に、情報をシステムに入力すれば、データの照会・集計、行政報告書への反映が自動で行われます。
産業廃棄物以外の一般廃棄物などにも対応したシステムなら、管理業務を一元化できて便利です。
たとえば「CBA wellfest」や「PBasis」は、産業廃棄物はもちろん、有価物や一般廃棄物や専ら物含めたトータル管理に対応。更に、排出物ごとの再資源化率や、再資源化した内容まで把握できます。また、「電子マニフェスト先生」も、産業廃棄物や建設廃棄物、特別管理産業廃棄物、一般廃棄物の登録が可能です。
CO2排出量管理に取り組んでいる企業には、CO2排出量算定機能を備えたシステムがおすすめ。廃棄物の処理・運搬プロセスで発生するCO2排出量を自動で計算します。
たとえば、「エコロジネットプラス」では、廃棄物の種類ごとの集計やCO2の算定も可能。事業所や品目ごとの廃棄物レポートを作成する機能も搭載しています。また、「環境将軍R」は、環境省「グリーンバリューチェーンプラットフォーム」の排出原単位データを用いた自動算定に対応。
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(出所:CBA wellfest公式Webサイト)
多拠点・複数業種対応や環境データの集約に強みを持つ、排出事業者向けの産業廃棄物管理システム。産業廃棄物以外にも一般廃棄物や有価物も含めた排出物情報を一元管理。マニフェストの起票・管理、契約書・許可証の管理、処理状況のトレース、集計レポート作成など、廃棄物管理に関わる幅広い業務に対応する。
許可証や契約書の更新・整合性管理、JWNETとの自動連携、複数拠点にまたがる廃棄物情報の集約と可視化に強みを持ち、処理委託先や処理パターンも管理可能。全社・グループ単位で廃棄物管理のガバナンスを強化したい企業や、監査対応、行政報告、処理コストの適正化を進めたい企業に適している。
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(出所:PBasis公式Webサイト)
企業の廃棄物・その他排出物に関する業務を一元管理するクラウド型サービス。契約内容、発行マニフェストなどの管理から、静脈物流CO2排出量や再資源化率の集計に至るまで、あらゆる情報を見える化することに強みを持つ。
マニフェスト管理においては、JWNET連携をはじめ、処理進捗状況の見える化、紙マニフェストの管理といった機能を用意。委託契約情報をマスターデータとして管理し、マスターをもとにマニフェストを作成することで、整合性を担保する。また、月額定額制でメンテナンス費用が原則不要なので、ランニングコストの抑制にも有用だ。
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(出所:Wing公式Webサイト)
産業廃棄物管理業務の作業効率やリスクをマネジメントするための廃棄物総合管理システム。JWNET連携によって業務効率化を進めるほか、廃棄物に関する許可証の有効期限をシステムにて自動チェック。期限が切れる前にアラート通知されるため、更新もれ防止に有用だ。加えて、行政への報告書作成を自動化することで、月報やCSRレポート作成の手間を大幅に削減する。
廃棄物の排出・処理実績および各種契約書、許可証をWebクラウド上のシステムで閲覧可能。システム導入時には、現在のルールに沿うように、過去に締結した廃棄物契約書の改善提案も行う。
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(出所:電子マニフェスト先生公式Webサイト)
電子マニフェストなどの登録・管理・集計作業を効率化するための、排出事業者向け産業廃棄物管理システム。JWNETとの連携によって、入力作業の効率化、ミスの防止、行政報告の自動化を実現する。たとえば、入力必須項目に色付けがされているなど、登録や処理状況を把握しやすいよう工夫されている。電子マニフェストだけでなく、紙マニフェストの登録にも対応。同システムに登録しておけば、自動で報告書に反映される。
主な機能は、「契約書作成・管理」、「許可証管理」、「予約自動登録」、「データ集計」、「書類保管」、「おしらせ通知」、「帳票出力」など。産業廃棄物・建設廃棄物・特別管理産業廃棄物のほか、一般廃棄物にも対応する。
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(出所:エコロジネットプラス公式Webサイト)
廃棄物管理業務を効率化し、データの見える化とガバナンス強化を実現する廃棄物管理クラウドサービス。JWNETと連携した電子マニフェスト登録の自動化により、入力ミスの削減と日々の業務負担を軽減する。廃棄物の回収予定日を登録できるカレンダー機能と併用すれば、電子マニフェスト登録の半自動化も可能だ。
また、事業所ごとの廃棄物情報の見える化にも強みを持ち、廃棄物がどの会社に運ばれて、どこの会社で、どのように処分されるのか、一目で把握できる。
また、許可証や契約書、現地確認報告書の管理を一元化することで、コンプライアンス遵守をサポート。加えて、取引の実態と合わせた取引先の管理にも対応。
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(出所:e-reverse.com公式Webサイト)
建設現場における電子マニフェスト運用に強みを持つサービス。累計利用現場数69万現場を突破している。現場単位・廃棄物種類単位・処理ルート単位で発生するマニフェスト登録や照会を効率化できるほか、収集運搬業者・処分業者との情報共有にも対応する。関係者間で電子マニフェスト情報をスムーズにやり取りしたい場合に適している。
その他、建設現場の廃棄物輸送に係るCO2排出量の把握、または再生資源利用計画書の作成支援など、建設現場だけでなく本社・支店の事務負担軽減のオプションサービスも充実している。
※料金はすべて要問い合わせ
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(出所:環境将軍R公式Webサイト)
廃棄物処理業・資源リサイクル業向けの基幹システム。営業・契約管理、受付、配車、収集運搬、計量、売上・支払、請求・入金、マニフェスト管理まで、産廃処理業務に関わる幅広い業務を一気通貫で管理できる。部門ごとに分かれた情報やExcel管理を統合し、業務全体を効率化したい場合に適している。
紙・電子マニフェストの一元管理に対応しており、2次マニフェストの紐付けや集計・報告書作成、JWNETへの自動反映も可能。契約書・許可証の有効期限管理、受付情報の配車・工場への共有、回収実績のリアルタイム確認、計量業務や請求業務まで連携させたい企業にもおすすめ。
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(出所:ミスターダスト公式Webサイト)
廃棄物関連業者向けの廃棄物処理管理システム。収集運搬業務を中心とした現場管理に強みを持ち、事業系一般廃棄物や産業廃棄物の定期収集・ルート収集、スポット収集、配車管理、中間処理業の受付・計量業務などに対応。日々の収集量やルート、収集曜日、訪問順などを一元管理できるため、定期回収や臨時回収の管理を効率化したい産廃処理業者に最適。
Androidタブレットを活用した現場業務支援や、収集日報のOCR読み込みなど、現場と事務所の入力負担を減らす機能も備える。ルート収集やスポット回収の件数が多く、配車・実績入力・請求・報告書作成までをまとめて効率化したい企業におすすめ。
※料金はすべて要問い合わせ
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(出所:TRACON Cloud公式Webサイト)
低コストで導入できるクラウド型産廃販売管理システム。単価の後値付けなど、業界特有の機能を標準装備しており、メンテナンス不要でいつでもどこでも利用できる。
あらゆるメーカー・機種のトラックスケールとの連携に対応しており、計量票発行と同時に、売上・仕入れの登録処理ができる。加えて、コンテナの貸出状況や回収登録、在庫管理といった機能や、仕入と売上を同時に入力できるインターフェイスなども搭載。
また、同社の産廃マニフェスト管理システム「CBMマニフェスト」と連携すれば、販売データにマニフェスト情報を紐付けられる。更に、オプションで、JWNETと連動させると、紙マニフェストと電子マニフェストの両方の入力が可能となる。
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(出所:むつみの販売公式Webサイト)
産廃業向けの統合販売管理システム。マニフェスト管理だけでなく、見積・委託契約、受注・配車、計量、売上・仕入、コンテナ管理まで一元管理。契約マスタに取引先ごとの委託契約情報、配車情報、マニフェスト情報、契約単価などを登録し、受注配車や売上・仕入処理に連動できる点が強み。
トラックスケールとの連動により、計量データから売上・仕入・マニフェストを自動作成可能。産廃処理業者はもちろん、一般廃棄物収集会社やリサイクル業者にも対応しており、配車・計量・請求・入金管理までまとめて効率化したい企業に適している。
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(出所:GrowOne 販売情報システム公式Webサイト)
自社の独自業務に合わせて構築できる、セミオーダー型の販売管理システム。パッケージとスクラッチ開発の利点を兼ね備え、業種特化型テンプレートを活用することで、低コストかつ短期間での導入を実現。独自の業務要件にシステムをジャストフィットさせられるため、機能追加による予算オーバーや納期の遅れを防ぐことが可能。産業廃棄物処分業向けのテンプレートも用意されており、業界固有の商習慣や業務フローに対応した機能を組み込める。更に、クライアントライセンスフリーを採用しており、利用者数や端末台数の制限なくタブレットでも利用可能なため、現場での柔軟な運用体制を構築しやすい。APIなどを活用した外部システムとのデータ連携にも対応する。
本記事では、産業廃棄物管理システムの選び方や比較ポイント、おすすめサービスについて解説しました。
最後に、産業廃棄物管理システムに関する「よくある質問」をまとめました。基本的な疑問解消に役立ててください。
産業廃棄物管理システムとは、産業廃棄物の排出から収集運搬、処分までの管理業務を効率化するシステムです。マニフェストの登録・管理、委託契約書や許可証の管理、処理状況の確認、排出量の集計、行政報告書の作成などを支援します。紙やExcelでの管理に比べて、入力ミスや確認漏れを防ぎやすく、法令遵守や業務効率化に役立ちます。
排出事業者向けは、産業廃棄物を出す企業が、委託契約書・許可証・マニフェスト・処理状況・排出量などを一元管理するためのシステム。一方、産廃処理業者向けは、収集運搬・処分・リサイクルなどを行う事業者が、受付、配車、計量、売上・仕入、請求、入金管理まで含めて業務を効率化するためのシステムです。
紙マニフェストが残っている場合は、電子マニフェストだけでなく、紙マニフェストの登録・保管・集計にも対応したシステムを選ぶのがおすすめです。特に、紙と電子のマニフェストをまとめて検索・照合できるか、返却期限や処理終了確認の漏れを通知できるか、行政報告に必要な集計ができるかを確認しましょう。
JWNET連携においては、マニフェスト情報の登録、処理状況の取得、修正・取消、行政報告に必要なデータ管理などをどこまで自動化できるかを確認する必要があります。また、取引先の収集運搬業者・処分業者がJWNETに加入しているか、加入者番号や公開確認番号を使った運用に対応できるかも重要です。自社の既存業務に合わせるなら、基幹システムや販売管理システムとの連携、権限管理、操作ログ、エラー時の確認方法まで見ておきましょう。
産業廃棄物管理システムをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。
株式会社CBA
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