最終更新日:2020-03-05
企業内の様々な業務において、アナログ作業から脱却したいが、一からシステム開発する費用負担と、従業員のPC環境・操作面に不安をお持ちの方へ、法人向けLINEミニアプリの活用ポイントや機能、おすすめサービスなどをご紹介します。個人向けサービスとしても提供が広がっているミニアプリの技術を、企業としても導入・活用できるため、注目が高まっているサービスです。
ミニアプリとは、そしてLINEミニアプリとは、どういったものなのかまず確認しておきましょう。
LINEミニアプリとは、2019年に発表された、LINEアプリ内で動作するアプリのことで、別途ダウンロードする手間なく利用できるため、注目を集めている新サービスです。
企業の顧客へのアプローチ方法は、ひと昔前はメルマガ配信が主流、その後スマホが普及し、各社が競ってアプリを提供するようになり、クーポンやお得情報の配信、予約受付までアプリ上で行えるようになり、非常に便利になりました。しかし正直言って現在アプリは飽和状態です。ダウンロードの手間、またスマホの容量が減ることを気にして躊躇することも日常でしょう。そんな状況の中、既に多くの人にダウンロードされているアプリ内で動作するように開発されて誕生したのがミニアプリです。FacebookやPayPay等での例の他、コミュニケーションツールとして圧倒的なシェアを誇るLINE内で動作するLINEミニアプリが多くの注目を集めています。
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わざわざアプリストアを介してのダウンロードをせずとも、LINEアプリを持っていれば、その中で「友だち」登録するだけで利用できるといった気軽さが人気です。メルマガのようにメールアドレスの入力や、会員サイトのように、住所や名前を入力する必要もありません。「友だち」登録といったワンタッチの動作だけで、対象のサービス・商品・企業等のクーポンや最新情報、お得情報の入手や予約手続き、決済まで行えるようになります。
さて、LINEミニアプリが便利そうなことは分かりましたが、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。今LINEミニアプリが注目されている理由を4つご紹介します。
アプリ飽和状態の今、一番のメリットと言えるのはダウンロードが不要であることです。ユーザーにとって、ダウンロードの手間なく手軽で嬉しいというのはもちろんのこと、手軽で利用してくれるユーザーが増えるため、情報を届けたい企業側にとっても、大きなメリットと言えます。
集客のために数百万~数千万円かけて独自のアプリを開発し、莫大な広告費をかけてもアプリをダウンロードしてもらえない、あるいは継続して利用してもらえないケースと比較すると、一人でも多くのLINEユーザーの目に触れるようになるのは大きな価値があります。
スマホがこれだけ普及していても、スマホアプリを使い慣れない、操作が不安、PCはもっと苦手、といった人は数多く存在します。新たなアプリとは異なり、日常で使い慣れているLINEの中のアプリならできるかも、と精神的なハードルが下がり、より多くの人に利用してもらえます。
一般的なアプリと比べて開発費用が抑えられる点は提供企業にとって大きなメリットです。アプリをいちから開発するとなると多額な費用がかかりますし、iOS向けとAndorid向けの2種のアプリが必要ですが、LINEミニアプリではLINE上で動作すればよいため一つで済みます。
中小規模の企業・店舗の集客を目的として安価に利用されていたLINE@が2020年2月で正式に終了し、一般的に数百万円程度の開発費が必要と言われるLINE公式アカウントと統合したため、少しでも安くアプリを開発したいといった企業のニーズは高まっています。
一般的に、課金が発生するアプリの場合の決済手数料として、App StoreやGoogle Playに対して30%程度の手数料が発生してしまいます。一方でLINE内アプリの場合は、数%程度の手数料のみで済むため、この点も人気となっています。
以上のように、通常のアプリと比べ、LINEミニアプリのメリットが多いことが分かりました。そういった背景から、個人ユーザーを対象としたものだけでなく、法人向けにもミニアプリの活用が広がりつつあります。
前項で確認した通り、LINEミニアプリは通常のアプリと比較して、ダウンロードの手間がないため、利用してもらいやすく、さらに安価に活用できることが分かりました。このメリットは個人ユーザーに対してはもちろんのこと、企業として自社の従業員に利用してもらう場合にも同様に大きなメリットであると言えます。具体的に、法人向けにLINEミニアプリを活用する際のポイントを見ておきましょう。
LINEミニアプリを業務に取り入れる場合、自社の従業員が「LINEなら使える」といった人が多いのかどうかを、まず前提に考えるべきです。接客業や現場仕事、ドライバーなど、業務においてPCに向かう機会が少なく、各自のスマホを業務に利用する機会が多い場合にこそ、ミニアプリの価値が発揮されます。わざわざ職場や自宅のPCを利用したり、あるいはスマホに業務アプリを入れたりして作業しなくてはいけない、といった手段だとハードル高くとらえられてしまう職場には、LINEミニアプリでの利用なら浸透しやすく、大きな効果が見込まれます。
もし自社がPCに向き合う機会が多い職場であれば、あえて流行に乗る必要はありません。使い慣れたPC、あるいはスマホの通常の業務アプリでこれまで通り利用すれば十分です。
業務用のLINEミニアプリは、既存の業務アプリをベースに、入力や参照画面だけをLINEミニアプリで作るなどして開発すると良いでしょう。勤怠管理システムなど、業務システムは複雑な仕様が必要となることが多く、それを一から全て開発すると工数が膨大になってしまいます。
せっかく新しいアプリを開発するなら、便利な機能をたくさん搭載したい、と考えがちですが、最低限のシンプルな機能のみに絞ったほうがスムーズにスタートできます。なぜなら、業務アプリを使いこなせていない人を対象に導入する場合、最初から機能を盛り込んでも、複雑な印象を与えてしまい、使われなくなってしまうリスクがあるからです。最初はこれだけは行ってください、と最低限やってほしいこと、例えば勤怠管理なら出退勤の記録、日報や稼働管理であれば時間や簡単な内容の入力、プルダウンでの選択式、など、にするとよいでしょう。
日常的に利用する機能のみをミニアプリで行い、それ以外の不定期に発生する申請や注文は、今まで通りのやり方で残しておいたとしても、全体のボリュームからいえばだいぶ効率化されるはずです。次第にミニアプリでの利用が浸透してくると、この機能もミニアプリでできると良いのに、などといった意見が利用者から管理者に寄せられるはずのため、そこで新たな使い方が見えてきたら、機能を追加開発する、という方法で十分です。
LINEミニアプリはまだ新しいサービスですが、実際には商品購入者向けの情報発信、就職情報サイトにおけるメッセージ通知、不動産物件の空室確認の自動応答、荷物の再配達依頼など、様々な形で取り入れられ始めています。
確かにLINEミニアプリは通常のアプリと比べてユーザーにも運営側にも始めやすいということが分かりましたが、具体的にはどのような機能があってどのような使われ方をしているのでしょうか。機能をいくつかご紹介します。
まず、BtoCで利用する場合には、これらの機能が主に使われています。
これらのなかでも、法人がLINEミニアプリを業務に利用する際には、特に下記の3つの機能が有効です。
既存の業務アプリと連携させるなどした利用方法が可能です。PCを立ち上げなくとも、LINE内で簡単に処理ができるため、勤怠管理システムであれば出退勤の打刻、CRMであればデータの参照や簡単な入力、受発注管理システムであれば発注やデータ参照など、簡単にできます。
業務連絡の一斉配信時に、メールや電話ではなく、多くの人が一番よく開いているLINEに配信することができます。
業務上において各スタッフからフィードバックを集めたい時などに有効です。
手続きのやり方や申請方法など、業務上でよくある質問があった場合、あらかじめ回答を設定しておくことで、LINEミニアプリ内で、チャット方式で自動回答することが可能になります。AIだけでなく、有人チャットも対応できます。
LINEミニアプリはまだ新しいサービスで、提供企業が多くありませんが、おすすめのサービスを3つご紹介します。
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(出所:モンキーアプリ公式Webサイト)
自社開発のチャットボットやFAQシステムの知見を活かした、LINEミニアプリの構築サービス。個人向けのサービスの他、業務利用の開発・提案にも強みを持ち、受発注システム、営業日報入力、人材派遣向けのスタッフ管理、建設会社向けの職人の稼働管理などでも利用実績あり。
開発工数を抑制できるように、開発ニーズの高いアプリについては、テンプレートを使えば基本機能が実現できるようにモジュールやテンプレートを用意しており、従来アプリの1/3程度の期間と費用で開発することができる点でも定評あり。
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(出所:anybot公式Webサイト)
自動接客を目指す、チャットボットを主としたLINEミニアプリ構築サービス。ミニアプリ内での販売(決済)・予約機能や、ユーザーとのコンタクトチャネルとしての利用の他、顧客データの自動分類や分析など、チャットボット以外の機能も多く持ち合わせる。
(出所:LINE向け統合サービス公式Webサイト)
LINEアカウントの開設から、LINE広告やセグメント配信、チャットボット・有人チャットなど、様々な運用まで手掛けるサービス。LINEと各種チャネル・データベース連携を柔軟に実現できる独自開発のAPI連携プラットフォームもあり、LINEを利用した様々な開発から集客、運用まで任せることができる。
ミニアプリ、特に多くのユーザーを抱えるLINEのミニアプリのサービスはまだ始まったばかりですが、「友だち」登録だけで利用できる手軽さや開発費用を抑制できる点などを理由に、今後通常のアプリからLINEミニアプリに切り替える企業が増えていくと考えられており、大注目のサービスであると言っても過言ではありません。
「LINEならできる」といったユーザーへの利用普及を対象としたLINEミニアプリの業務アプリも、今後は種類も数も増加していくのは間違いなく、プライベートも仕事も全てがLINEで完結するため、「LINEならできる」でなく、「PC操作は得意だがLINEだけで十分」といった時代もそう遠くないかもしれません。LINEに代わるようなアプリが登場する可能性もありますが、まず今は一般に利用が浸透しているLINEを利用し、少しでもアナログな作業からの脱却を目指すことが、自社のシステム化加速への近道です。
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モンキーアプリ|インタビュー掲載
LINE内で動作するアプリを効率的に開発できるサービスです。独自機能モジュールにより短期間で開発。アプリの開発から運用までもサポート。予約システム、ECサイト、...
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