ASPIC公式サービス【アスピック】

  • TOP
  • 特集記事
  • バース予約管理システムとは?メリット・利用法、おすすめも紹介

バース予約管理システムとは?メリット・利用法、おすすめも紹介

バース予約管理システムとは?メリット・利用法、おすすめも紹介

最終更新日:2023-05-11

物流センターや倉庫におけるバースの混雑を解消したい方へ。バース予約管理システムを導入すれば、バースの混雑解消や人員体制の最適化が期待できます。具体的な利用方法やメリット、比較ポイントなどをおすすめサービスを交えながらご紹介します。

目次

バース予約管理システムとは

バース予約管理システムとは、トラックドライバーや運送会社が事前にバースでの入荷時間を予約することで、バースの混雑を緩和・解消できるシステムです。

バース利用における課題

バース利用における課題として、トラックの荷待ち時間短縮が挙げられます。

従来、トラックドライバーや運送会社がバースを利用するには、事前に電話やFAXを使って予約し、当日は提出書類などを提出して受付しなければなりませんでした。しかし、その場合、一度荷待ちが発生するとトラックは玉突き状態で待機せざるを得ず、結果としてドライバーは長時間労働を強いられ、運送会社は配送効率が低下。物流センターや倉庫も業務が滞ってしまいます。

折しも、政府は現在「ホワイト物流」推進運動を実施している最中。2024年4月1日以降は、自動車運転業務において年間時間外労働時間の上限が960時間に制限されるなど、トラック輸送の生産性向上や物流の効率化が強く求められています。

その点、バース予約管理システムなら、スマホやタブレット端末を活用することでスムーズにバースを予約・受付できます。また、物流センターや倉庫はドライバーの予約状況や位置情報を逐次確認できるため、入出荷の準備を効率的に行うことができます。更に蓄積されたデータを分析することで、人員体制や配送計画を見直し、改善施策のPDCAを素早く回すことも可能です。

今回はバース予約管理システムについて、具体的な利用方法やメリット、比較ポイントなどをわかりやすくご紹介していきます。

バース予約管理システムをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。

バース予約管理システムの資料をダウンロード

利用規約プライバシーポリシーに同意の上、
資料をダウンロードしてください。

 

バース予約管理システムの具体的な利用法

まず、実際にどうやってバース予約管理システムを利用していくのかについてです。バースの予約・受付や当日の作業は、以下のような流れで行われます。

  1. 倉庫側がバースの受入れ可能時刻や台数の予約枠を作成する。
  2. 運送会社やドライバーが、事前にPCやスマホでバースを予約。それにより予約番号やQRコードが発行される。予約は変更・キャンセル可能。
  3. 倉庫側は、トラックの予約一覧や詳細を随時確認可能。地図上でドライバーの位置情報や到着予測時間を把握することで、受け入れの人員体制を組める。
  4. 当日、ドライバーは着車したら事前に発行された予約番号やQRコードで受付。たとえ荷待ちがあったとしてもスマホで順番を随時確認できるため、案内が通知されるまで荷揃えや食事ができる。
  5. 倉庫側は、ドライバーの順番が来たらバースを割り当て誘導する。ドライバーへの案内は自動で通知されるため手間がかからない。
  6. 通知を受けたドライバーは誘導に従ってトラックをバースに入れる。倉庫スタッフによって入出荷作業が開始される。

バース予約管理システムには、バースの予約・受付や位置情報確認、データ分析などの機能などが搭載されており、倉庫や物流センターは次回以降の業務改善や効率化に役立てられます。

 

バース予約管理システムのメリット

具体的なバース予約管理システムのメリットは、大きく分けて以下の4つがあげられます。

バースの混雑解消

バース予約管理システム導入により、従来のバース利用にありがちだった荷待ち時間を削減できます。それによりドライバーの待機時間を短縮可能です。また、システム上から順番を自動通知したり、指定バースへの誘導を自動化したりすることにより、人件費などのコストも抑えられます。更に待機トラックの列がなくなれば、周辺の道路事情への悪影響も防げます。

バース作業の効率化

バース予約管理システムを利用することで、受け入れる側の倉庫・物流センターはトラックの来場時間を把握・調整可能。それにより事前に効率のいい作業計画を立て、入出荷の作業時間を短縮できます。また、予約状況は倉庫内のモニターやタブレットで確認・共有可能。事務所や倉庫内などの複数の場所で同時にチェックできるため、進捗管理が容易となり、スムーズな入出荷作業に役立ちます。

周辺業務の効率化

バース予約管理システムを導入すると、バース管理だけでなく、周辺業務も効率化できます。たとえば、あらかじめ積載物の内容や積載量を把握できるため、余裕をもって倉庫管理業務も行えるようになります。その他、自社の配車管理システムを連動させることで、データの手入力を省いたり、トラック誘導を自動化したりすることもできます。

ホワイト物流の推進

バース予約管理システムを利用することで、企業として「ホワイト物流」のイメージアップが期待できます。たとえば、倉庫や物流センターの業務が効率化することで従業員の長時間労働の防止・作業負担の軽減、ひいては定着率改善や採用力の強化が期待できます。また、バースの混雑解消により、ドライバーの待機時間削減。更に、トラック待機が減少することでCO2削減など、コンプライアンス遵守もアピール可能です。

 

バース予約管理システムを選ぶ際のポイント

バース予約管理システムを選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。

ドライバー呼び出し機能があるか(通知手段は何か)

荷待ちが発生した際、ドライバー呼び出し機能などの機能があれば、バースの作業員が電話をかける作業や歩いてトラックを誘導する必要がなくなります。
たとえば、「トラック簿」は、システムの管理画面から簡単操作により、ドライバーのSMSやLINE、専用アプリへ呼び出し通知を送れます。スマホだけでなくフィーチャーフォンのドライバーにも対応可能です。「MOVO Berth」は、拠点の事務所や庫内など、どこにいてもSMSで車両の呼び出しが可能。遅延時にも入場前にドライバーと直接コミュニケーションが取れるため、車両混雑の回避にも活用できます。

トラックの動態管理(位置情報取得)まで行えるか

ドライバーの動態管理ができれば、トラック到着予想時刻に合わせて作業計画を立てたり変更したりと、柔軟なバース管理を行えます。
たとえば、「TruckBerth」は、ドライバーのスマホからGPS情報を取得可能。遅れそうな場合はアラート表示や、到着時刻の予想に合わせて予約時刻や使用バースの変更が可能です。「MOVO Berth」は、車両の到着状況や入場後の作業状況をシステム上で把握できます。予約時に登録した荷物や作業情報に基づいて、実態に合わせたバース計画の立案も可能。動態管理の確実性を高められます。

「トラックが今どこにいるのか」がわかることで、バースでの柔軟な対応が実現でき、混雑解消や作業員の負担軽減につながります。製造工場で看板方式などを採用し、タイミング良く納品することを重視する場合におすすめです。

複数箇所での積み下ろしに対応できるか

倉庫によっては、敷地内に複数の拠点があり、ドライバーが都度受付をする手間が生じ、作業効率が低下することがあります。その場合は、複数箇所での積み下ろしに対応したバース予約管理システムを利用すれば、都度受付を行う必要がなく、1回の受付で複数箇所での作業を円滑化できます。また、システムによっては拠点ごとに作業進捗をカードの色で判別できるため、タスク管理も容易になります。

 

主なバース予約管理システム

バース予約管理システムの資料をダウンロード

利用規約プライバシーポリシーに同意の上、
資料をダウンロードしてください。

MOVO Berth(株式会社Hacobu)

MOVO Berth公式Webサイト

(出所:MOVO Berth公式Webサイト)

入出荷作業の効率化に強みを持つトラック予約受け付けサービス。倉庫側は予約時に収集した入出荷情報を取得することで当日の伝票突合や検品にかかる時間を短縮。当日はスマホやタブレット、PCなどの複数の端末で、バースの作業状況やトラックの到着状況を確認可能。
管理画面で事前にトラックの入場時間を想定した作業計画を立てることでスムーズな業務遂行を実現できる。更に、過去の作業時間や実績を日次/月次で取得し、データを可視化することで業務改善のための施策を練ることが可能。

  • 料金:要問い合わせ

今すぐ資料をダウンロードする(無料)

利用規約プライバシーポリシーに同意の上、
資料をダウンロードしてください。

詳細はこちら

トラック簿(株式会社モノフル)

トラック簿公式Webサイト

(出所:トラック簿公式Webサイト)

バース受付・誘導を無人対応にできるトラック受付予約サービス。当日、着車したドライバーは車を下りることなく、車内でスマホやタブレットなどで使って受付可能。更に、SMS/LINE/専用アプリの呼び出し通知機能を備えているため、順番が回ってきた際もドライバーへの電話連絡や徒歩でのトラック誘導が不要。
その他、複数個所における積み下ろし作業の進捗も見える化。データ蓄積・分析により、バース管理の改善施策のPDCAを素早く回せる。16万人以上ものドライバーの利用実績を誇る。

  • 料金:月額30,000円(シンプルプランの場合)※無料プランあり

詳細はこちら

LogiPull(株式会社シーイーシー)

LogiPull公式Webサイト

(出所:LogiPull公式Webサイト)

受付から誘導まで一連作業の省人化/自動化を支援してくれるバース予約管理システム。当日ドライバーがタブレットで受付すると、来場目的に応じた入場ルート案内を表示。待機する場合は、バースが空いた際に自動音声通話で誘導するため、受付業務が省人化できる。
また、事前に積み込み・積み降ろし情報を把握できるため、トラックの来場時間に合わせて人員体制を整えられるのも特徴。更にGPS情報を取得することで到着予測時間や遅延警告などの機能を利用可能。バースでの作業効率向上が期待できる。

  • 料金:要問い合わせ

詳細はこちら

トラアポ(株式会社エル・スリー・ソリューション)

トラアポ公式Webサイト

(出所:トラアポ公式Webサイト)

バースの割当に強みを持つ貨物積み降ろし受付予約システム。倉庫の設備・荷役形態・トラックの車種・作業の標準時間など、バースの環境に合わせて柔軟な予約枠を作成できるのが特徴。
ドライバーの受付は構内に設置した専用端末から行う必要があるが、QRコードを利用して行うため、バース事務員の直接受付は不要。ドライバーはモニターやスマホなどから作業の進捗状況を行えるため、順番が来るまで荷揃えや食事などを行い、待機時間の負担軽減が可能となる。

  • 料金:月額50,000円(1ライセンスの場合)

詳細はこちら

TruckBerth(シーオス株式会社)

TruckBerth公式Webサイト

(出所:TruckBerth公式Webサイト)

自社に適した予約形式を選択できるバース積降予約プラットフォーム。たとえば、ドライバーがアプリでバース予約を入れる「ドライバー予約スタイル」、トラックの荷量・荷姿などの情報から倉庫側が予約を入れる「倉庫予約スタイル」、その他、グループ企業内や食品業界内での配送など、利用範囲を限定してセキュアな環境での運用も可能。
面倒な導入準備は不要で、発行されたIDで予約管理画面にログインするだけ。倉庫・物流センターは自社に合わせて利用できるため、バース混雑解消や効率的なバース管理が期待できる。

  • 料金:要問い合わせ

詳細はこちら

Li-SO(株式会社ロジクリエイト)

Li-SO公式Webサイト

(出所:Li-SO公式Webサイト)

物流コンサルタントが開発しており、物流センターと運送会社の双方の使いやすさにこだわったバース予約システム。あらゆる入荷ルールに対応しており、倉庫側はバースの作業内容に合わせてクリックしていくだけ。予約側は、予約パターンや車両情報をテンプレート化でき、予約の負担が軽減される。
豊富な機能が搭載されている一方、見やすくシンプルな画面で運用・管理でき、高い操作性を実現。多彩な機能や設定項目により、現場での入荷ルールにマッチしたバース管理を行える。

  • 料金:月額12万円※初期費用など詳細は要問い合わせ

詳細はこちら

TruckCALL(株式会社BRAVELOGIS)

TruckCALL公式Webサイト

(出所:TruckCALL公式Webサイト)

LINE/電話/SMSを活用することで、バースの混雑解消や荷待ち時間の短縮ができるバース予約システム。プリンターさえあれば機材やインストールなどの準備は必要なし。ドライバー側は入出庫受付した際に発行される整理券のQRコードを読み込んだら、後はLINEなどに呼び出し通知が届くまで待機。倉庫側がドライバーを呼び出す際は、「呼出」ボタンをタップするだけ。
トラックの待機時間も閲覧できるため、ドライバーの荷待ち時間を考慮したバース管理を行えるのもポイント。大型モニターでの案内にも対応しているため待機時間のストレスが大幅に軽減される。

  • 料金:要問い合わせ

詳細はこちら

Airウェイト(株式会社リクルート)

Airウェイト公式Webサイト

(出所:Airウェイト公式Webサイト)

あらゆる業種の受付業務に対応した予約受付システム。バース予約に関してもiPadなどの既存端末を利用して、効率的にトラックの順番待ちを管理可能。
ドライバー側は、倉庫で受付後に呼び出されるまで待機し、スマホや待合所の外部モニターから自分の順番や待ち時間などを確認できる。倉庫側は、ボタン一つで呼出や案内もしくは自動で呼び出しできるため、バースの省人化につながる。iPadとプリンターさえあれば初期費用無料で導入できるのがありがたい。

  • 料金:月額11,000円(ベーシックプランの場合)

詳細はこちら

 

まとめ

バースにおいて、物流センターや倉庫が長時間労働の是正や生産性向上を目指すためには、ドライバーの荷待ち時間を短縮する必要があります。バース予約管理システム導入すれば、バースの混雑解消や作業効率アップだけでなく、周辺業務の効率化、ホワイト物流の推進といった様々なメリットが得られます。

バース予約管理システムを選ぶ際は、以下のポイントを確認しておきましょう。

(1)ドライバー呼び出し機能があるか(通知手段は何か)
(2)トラックの動態管理(位置情報取得)まで行えるか
(3)複数箇所での積み下ろしに対応できるか

システムを利用することで、ドライバーの荷待ち時間を削減できるのはもちろんのこと、バース作業員の業務負担の軽減や労働環境の改善、物流コストの削減といった効果が見込めるでしょう。

バース予約管理システムをお探しの方は、こちらからサービス紹介資料をダウンロードいただけます。

バース予約管理システムの資料をダウンロード

利用規約プライバシーポリシーに同意の上、
資料をダウンロードしてください。

 

サービス詳細はこちら

MOVO Berth

MOVO Berth

国内シェアNo.1の実績を持つトラック予約受付サービス。入場予約・受付のオンライン完結や入出荷業務の作業計画を事前に策定できる。荷待ち時間の削減や、センター内で...

利用規約プライバシーポリシーに同意の上、資料をダウンロードしてください。

このページの内容をシェアする

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
TOPへ戻る

資料ダウンロードフォーム

1分で簡単登録。無料

入力フォームはこちら

登録済みの方はこちら

パスワード再発行

アスピックご利用のメールアドレスを入力ください。
パスワード再発行手続きのメールをお送りします。

アンケートにご回答ください。

サービスの導入検討状況を教えてください。

  • 資料請求後に、当該資料に含まれる「サービス提供会社」や弊社よりご案内を差し上げる場合があります。
  • ご案内のため、アスピックにご登録いただいた会員情報を弊社より「サービス提供会社」に対して電子データにて提供いたします。
  • 利用規約とプライバシーポリシーに同意の上、ダウンロードいただきます。

ご回答ありがとうございました。

ご登録いただいているメールアドレスにダウンロードURLをお送りしています。ご確認ください。

CLOSE