IaaS・PaaS(IoTクラウドサービス)の安全・信頼性に係る情報開示認定制度とは

2018年12月に「IaaS・PaaS(IoTクラウドサービス)の安全・信頼性に係る情報開示認定制度」の運用をスタートし、情報開示が適切に行われているIaaS・PaaS(IoTクラウドサービス)を認定しています。

「安全・信頼性の情報開示基準を満たしているサービス」を認定

情報開示認定制度は、IaaS・PaaS(IoTクラウドサービス)サービスの活用を考えている企業や地方公共団体などが、事業者やサービスを比較、評価、選択する際に必要な安全・信頼性に係る情報を適切に開示し、かつ一定の要件を満たすIaaS・PaaS(IoTクラウドサービス)を認定するものです。ここでは、安全・信頼性に係る実施水準や状態、あるいは事業者の経営状況などではなく、「安全・信頼性についての情報が適切に開示されている」ことが認定されることになります。

利用者の視点に立ち、IaaS・PaaS(IoTクラウドサービス)市場の拡大を促進する制度

情報開示認定制度は、「利用者の視点に立ち」、「発展期にあるIaaS・PaaS(IoTクラウドサービス)市場の拡大を促進する」ことを基本の考え方としており、ユーザ、事業者、社会において次のような意義があります。

(1) IaaS・PaaS(IoTクラウドサービス)を利用するユーザにとっての意義

IaaS・PaaS(IoTクラウドサービス)の安全・信頼性に係る情報開示が豊富になるとともに、開示項目が共通化されることで、サービス及び事業者の比較・評価・選択が容易になります。

(2)IaaS・PaaS(IoTクラウドサービス)を提供する事業者にとっての意義

安全・信頼性に必要な情報開示への需要が高まり、認定を受けたサービスを提供する事業者は、さらにユーザ獲得の機会が広がります。

(3) 社会全体としての意義

IaaS・PaaS(IoTクラウドサービス)が社会経済活動の多くの分野で普及、定着し、情報通信システムの効率的な利用、企業の生産性向上、経済成長につながります。

認定を公表し、「認定証」および「認定マーク」を発行

  • IaaS・PaaS(IoTクラウドサービス)を提供する事業者が、情報開示認定機関が定める審査基準に基づく適切な情報開示を行い、かつ一定の要件を満たしていると判断したときは、安全・信頼性に係る情報開示が適切に行われていることを認定し、公表します。
  • 認定したIaaS・PaaS(IoTクラウドサービス)に対しては、「認定証」および「認定マーク」を発行します。事業者はウェブページ、広告、取引書類等に表示することができます。

ページの先頭に戻る