農業クラウド研究会

第12回 農業クラウド研究会
「GXクラウドの課題−Scope3排出量管理プラットフォームの実現に向けて」実施報告

日時

2023年6月7日(水) 15:00〜16:30

主催

ASPICセミナー事務局

講演内容

タイトル

GXクラウドの課題−Scope3排出量管理プラットフォームの実現に向けて

講師

株式会社NTTデータ 技術革新統括本部 技術開発本部 
IOWN推進室 テクニカルリード(グリーン)
課長代理 ラヴインドラ サンダルワン ラナヴィーラ様

講演概要

国会ではGX関連が提出され、今、企業の脱炭素化支援クラウドサービスが注目されています。持続可能な社会を実現するために解決しなければならない最優先の社会課題の一つが気候変動問題です。

地球温暖化を抑え、気候変動問題を解決するためには、人間の経済活動にともなうCO2をはじめとする温室効果ガス(GHG)の排出量を削減しなければなりません。

企業においては、排出量の大半を事業者の活動に関する他社の排出であるScope3が占めており、その削減が効果的です。そのためにはまず、Scope3の排出量算定が必要ですが、Scope3には企業の経済活動に付随する多岐にわたる排出源が含まれるため、算定が困難な部分があります。

温室効果ガス(GHG)の削減の現状を概説し、その上でScope3排出量算定の難しさとその対策、Scope3排出量算定におけるクラウド技術活用について説明されました。

質問・コメント

次のような質問がありました。

  • 環境省・経済産業省の「グリーン・バリューチェーンプラットフォーム」の排出量算定の資料を見ますと、2013〜2022年度まできちんと情報が掲載されている企業はNTTデータ様を含めて10社にも達していません。
    排出量算定は大企業にとってもかなりハードルの高いことなのだと改めて理解しました。
    NTTデータ様がここまで真摯に取り組んでおられる原動力は何なのかご教示いただければ幸いです。

コメント

  • Scope3は会社により差がありますが、85〜90パーセントくらいのようです。
    お話されたように、他社に依存するサプライチェーン排出量算定はどこまで信頼できるのかな?と思ってしまいます。
    でも削減目標を定めて取り組んでいくことは、日本語では「気合い」ということかもしれませんが、各社が連携しながら継続して頑張ってやるしかないのかな?と思いました。

資料:ASPIC会員限定のHPに掲載

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講演模様

  • ラヴインドラ サンダルワン ラナヴィーラ様の講演の様子

本件問合せ先

ASPICクラウド研究会事務局
E-mail:seminar@aspicjapan.org
TEL:03-6662-6591