ASPIC Japanが2004年に実施したASP利用者実態調査により、各種のASPに対するユーザー側の現状評価と、新たなASPに対して高まっている期待が浮き彫りになった。
ASP利用経験があるユーザーの間では、ASP利用への期待度はきわめて高く、過半数を超えるユーザーが現状のASPに満足し、8割が今後ともASPの活用を維持・拡大していく計画を持っている。今後、利用したいというASPは、従来の個別業務アプリケーション以外に、セキュリティ関連など基盤サービスや、eラーニングなどの新たなサービス分野も大きな位置を占めている。
ASPのアプリケーション種類別に見ると、あらゆる種類のアプリケーションにおいて、専門知識がいらない、初期費用が安い、といった点が、高い評価を得ており、ユーザーがASPを利用する際の大きな動機となっている。一方、アフターサービス、災害への堅牢性・耐久性などは、多くのアプリケーションで評価が低く、ASPがユーザーの日常業務に不可欠なインフラとなるにつれて、課題となってくることがわかる。
現状3/4と大多数を占める、ASP導入経験のないユーザーにおいても、「ASPサービスには興味がある」という企業は約45%に上り、今後のASPサービス利用に対する高い潜在ニーズが伺える。このようなASP利用経験のないユーザーに対しては、認知の仕組みづくりが課題となっている。
図表 ASPに対する利用者の評価
出典 : ASP白書2005